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憂鬱の中の楽しみ

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もうすぐ運動会。スネ夫ママやボスママらと同じクラスなので、いつも以上に学校行事は憂鬱だ。また、子から聞いた話によると、スネ夫ママの子K君は、今年応援団に選ばれたらしい。
運動神経も抜群なので、リレー戦にも出場するとのこと。
素敵ママの子R君がそうならば、素直に心から良かったねと思えるのだが、嫌いな母親の子供だからかそんな風に思えない。
どうしても、ずる賢く調子の良い子に見えてしまうのだ。

子は、運動神経は可もなく不可もないと思っていたのだが、最近ではやや劣るようになって来た。ダンスや水泳の習い事をしていた頃はまだ良かったが、何もしていない今となっては運動不足もありやや肉が付いて来てしまった。
体が重くなったことで、元々そこまで速いわけでもなかった足だから遅くなり、徒競走に出るのを嫌がっている。
幼稚園の頃、子は運動会を楽しみにしていたのに・・低学年の頃もまあ楽しみにしていた。しかし、ここに来て運動会というイベントに楽しみを見いだせないでいるようだった。


「運動会、雨になっても延期なんだって。中止でいいのに。」




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子からそんな台詞を聞いた時、何とも言えない気持ちになった。常日頃、親である私が内心思っていたことだが、いざそれを子の口から聞くと悲しい気持ちにさえなるのだから、私という人間は本当に勝手だなと思う。
運動嫌いになるかどうか、子にとってこの4年生という学年は過渡期になるのかもしれない。そして、今後の高学年から中高生になるにつれて、運動好きかどうかは学校での子の立ち位置を決める重要な材料になるだろう。


「そんなこと言わないでよ。ママ、OOが出るの楽しみにしてるよ。」


「だって、走るの遅いし。」


「別に遅くたっていいよ、他の種目で楽しみなものはないの?」


「うーん、特にない。」


「じゃあさ、せめてお弁当はOOが楽しみになるように何でも好きなもの作ってあげる!いいじゃない、運動会はパパとママと学校でお弁当を食べる日ってことにすれば。水筒には、冷たいスポーツドリンク一杯入れてあげるから。」


学校内で、家族揃って弁当を食べることが出来るのは、唯一この運動会というイベントだけだと思う。それに、お茶以外の飲み物を持って行っていい日も。
そんな小さいけれど、特別な楽しみを子はすっかり忘れていたようだ。


「パパも来れるの!?」


「うん、休みはもう取ったって。」


素直に子は喜ぶ。


「なんか、少しだけ楽しみになって来たかも。」


4年生という微妙な学年。まだ幼いところがある子は、私達と一緒に弁当を食べることが「楽しみ」だと言ってくれる。これもあと何年か。そう思えば、やはり貴重なイベントなのだ。
正直、気が重かった運動会。しかし、私も子の競技を見てその成長を見届けること、家族で共有出来る楽しみにスポットを当て、来る日を待とうと切り替えることが出来た。




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