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スランプ

ピアノ講師宅へ、発表会のお礼の品を渡しに行くと、そこから長話。
子が学校に行っている間だったので、家の中に通され、お茶まで出された。
買い物ついでだったので、こちらが恐縮してしまう。そんな私の心中などお構いなしに、講師はすぐに本題に入った。


「最近、OOさん、何かありました?」


講師いわく、子がレッスンに集中出来ていないと言う。宿題も中途半端で、練習時間もどうなっているのか、一度尋ねたかったそうだ。
やんわりと、だが瞳の奥は笑っていない講師の前で、親の私が動揺してしまう。確かに、最近子がピアノを弾く姿を見ていない。




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「お子さんによっては、中だるみ時期というか、スランプってあると思うんですよね。なので、ご家庭のフォローが必要だと思います。」


「すみません!」


深々と頭を下げると、今度は微笑を湛えて、


「いえいえ。学校のお勉強も大変になっていると思いますし。ただ、思春期になり難しい年頃になっているでしょう?どこかに綻びが出来ると、やっぱりレッスンにも影響するんですよね。 それまで頑張っていた子が、急にやる気を無くして、どうしたのかと思ったら登校拒否してしまっていたりで。問題が大きくならないうちに、何か出来たらって。」


「はぁ。」


「私としましては、やる気のない生徒さんは、こちらからお断りすることもあるんですよ。ただ、そのやる気の無さが、根底に何か悩み事を抱えてのものでしたら、やはりまずはそこから解決していかないとならないんです。 OOさんが、今、どういう気持ちでレッスンに集中出来ていないのかー、すみませんが、お母様からご本人に問い掛けていただけませんか?」


学校生活で思い当たることー、それは、友人関係だ。S奈ちゃんらのグループに何となく入れて貰っている、そんなポジション。子が、必死で彼女らの後を付いて行く様子が目に浮かんだ。
そして、LINEをやりたいと騒いでいたこと。駄目だと言った時の反抗的な鋭い眼つき。
しかし、もうクラス替えだ。講師に言われたことを念頭に置きながら、6年生に向けて、注意深く見守るしかない。




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楽器も人を選ぶ

久しぶりに、鍵盤を叩くと、音が出ない箇所があった。
子に聞くと、だいぶ前から「ミ」の音が出なかったらしい。それもあり、練習する気になれなかったと今更ながら告白された。
それは恐らく言い訳だろうが、私自身も新たな趣味ーと、意気揚々としていた少し前の気持ちは薄れ、気分転換にピアノーという優雅な時間は皆無となっていた。 最近では、学校の役員仕事や子ども会の仕事のあれこれで、家にいる時はほぼPC画面に張り付いているか、または携帯漫画を見ているだけ。
最近では、単純な携帯ゲームにまではまりつつある。しかしこれらは無料で出来る環境。wifiさえ繋がっていれば、料金のことを気にせず、有益な情報を得られたり時間を潰せるのだから、今の世の中は恵まれていると思う。
デジタルデトックスを試みたこともあったけれど、私のようなコミュ障で人との関わりが家族以外ほぼ無い人間にとっては、無理な話なのだ。




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ピアノの話に戻るが、電子ピアノの保証書を見ると、無料で見てもらえる期限はとっくに切れていた。また金が掛かる。
虎の子から出すのはきついし、だからといって夫にお伺いを立てるのも、タイミングというものがある。
数少ない機嫌の良い時ー酔っぱらって自分の武勇伝を語っている時に、すかさず申し出るしか無いのだ。
それまでは、「ミ」の音無しで練習を頑張ってもらうしかない。


「もうすぐ発表会なのにな。」


不具合のせいにして、そうでなくても練習なんて進んでしなくなった子はそうこぼす。まるで、自分は練習したくて仕方が無いのに、修理をしてくれない親が悪いのだと言わんばかりに。
そして、私もますます鍵盤に触れる気がしなくなった。「喜びの歌」を「ミ」の音が出ない状態で弾こうとしたら、何となくリズムが狂い、瞬く間に弾く気が失せた。 まるで、楽器に弾くことを拒否されているような、そんな気にもなった。




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紹介料の罠

夕飯時に、家電が鳴る。珍しいことなので、身構えながら受話器を取る。
やけに、トーンの高い元気な女性の声。


「今日は、娘さんがこちらのスクールに見学に来て下さって!どうもありがとうございました!!」


その一言で、嫌な予感が走る。
私が言葉を挟もうとすると、畳み掛けるように、女性は一方的なトークを始める。
次第に、受話器を持つ手の力が抜けて行く。
S奈ちゃん達と遊びに行ったのだと思っていたが、チアの見学会に行っていたことが判明した。更に、紹介料として、子にもS奈ちゃんにも2000円分のクオカードを渡し済みだと言う。
すっかり入会前提で、正式な申込方法を話し出したので、慌てて遮る。


「ごめんなさい、一体、何の話だか・・」


「え?お母さま、OOちゃんから何も聞いていませんか?」


「えぇ、いやー・・チアはやりたいとは言ってましたけど、具体的には何も。今日も、遊びに行くとだけ言っていたので、見学会とか知らなかったんです。」




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相手も絶句しているようで、少ししてから口を開く。


「そう・・ですか。ご両親の承諾をいただいているとご本人から聞いていたので。紹介料も、渡してしまったんですよね・・」


「ごめんなさい、すぐに明日にでもお返しします!」


届ける時間帯を約束し、電話を切った。しかし、その後、なぜこちらが謝らなければならないのか?と疑問が湧き、続いて怒りが込み上げて来た。
今の電話の相手にも、スクールにも、そして、何も言わなかった子にも、紹介料欲しさに子を誘ったS奈ちゃんにも。
一緒にやりたい?それは表向きであって、ただクオカードが欲しかっただけなのでは?子の友達に対して疑心暗鬼になる。子供相手に紹介料?普通は親を通すものではないのか?金銭の絡む問題なのに、どういう経営方針なのかとスクールにも腹が立つ。
一先ず、風呂に入っている子が出たら、夕飯前に説教だ。
子供一人でも、なぜこうもあれこれ問題が起こるのか。頭が痛い。




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却下

「チア、やりたい。」


突然の子の申し出に戸惑う。
一枚のチラシーそれは、とあるチアリーディングクラブの見学会お知らせだった。お友達紹介だと、クオカードが紹介者にも紹介された側にも貰えるらしい。
日付はこの週末で、近くのスタジオだったのだけれど、子の話を聞いてすぐに却下。
聞くところによると、子のクラスメイトー例の仲良し二人組が通っているらしく、更に最近になって同じグループに入ったらしい新しい友達は、1年生の頃からそのクラブの生徒。

子がチラシを貰ったのは、その新しい友達からーR花ちゃんからだと言う。元々の仲良しであるS奈ちゃんとM希ちゃんも実は同じクラブの生徒だったらしく、小学校でクラスが同じになったのをきっかけにぐっと距離が縮まったのだそうだ。 だから、ママ同士ラインで繋がっていたり、また休日に会っていたのだと分かり、ほっとした。それと同時に、胸がつーんと痛くなった。
私が子の立場なら、いつも行動しているグループの自分を覗く皆が同じ習い事をしていたら、自分だってしたいと思うのが当然のこと。
共通の話題だって広がるし、結束も固くなる。分かっている、分かっているけれどー




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「皆、チアが終わったら一緒にご飯食べに行くんだって。いいなぁ。」


その言葉を聞き、反射的に、


「ピアノは?最近練習してないけど。あんなにやりたいって言っていたのに今度はチア?友達がやってるからしたいってー、習い事は遊びじゃないし無料じゃないんだよ。」


子は、私の固い表情を目にすると、一瞬怯んだ後ですぐに反抗的な眼つきでこちらを睨んだ。
そして、私の手からチラシをひったくると自室に駆け込みドアを閉めた。


ー冗談じゃない。これ以上悩みの種を増やしたくない。金のこともそうだけれど、習い事ーまたそこで新たなネットワークに交じる気力も勇気も私にあるはずは無かった。PTAや子ども会だけで一杯一杯だ。


しかし、あの反抗的な眼つきが瞼を閉じると残像として残る。いつからだろう、子は度々あのような表情を私に見せるようになった。難しい年頃だとは知っていたけれど・・・
高学年女子は、やはり難しい。




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勉強のススメ

5年生になり、勉強の難易度がまたぐっと上がった。算数でも国語でも。
社会は地理も学習することになり、子に突如聞かれ、正確な答えを出せず、情けない思いをした。
都道府県の白地図を埋める宿題では、一般常識では当たり前の県の所在地を間違えたし、だが親としての威厳を保つべく、こそこそ携帯で調べてから教えるという始末。
算数の立体でも、単位を混乱したり、簡単な計算すら間違えた。
こういう時、学歴があればー、それなりに知識があったらと悔やむ。もっと勉強しておけば良かったと。
タブレット学習に全てお任せだったのだが、最近、子が手をつけていないことに気付き、久しぶりに進度を確認する。すると、かなり手付かずだったので、子に説教した。




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「これね、お金払ってるんだよ。やらなければ解約するよ。」


夫が金にうるさい最近、食費や雑費もギリギリの線でやりくりしているのだ。教育費ーというか、子に掛かる矯正や習い事費は、そういった生活費より家計を圧迫しているのが事実。
我が家は、湯水のように金が出てくるのだと思われたらたまらない。
親になり、子供にこんなにも金が掛かるのだと身をもって知らされた。しかも、見えない金だ。まだ矯正は成果が分かりやすいけれど、教育費は掛ければ掛けるだけ成果が出るとも限らない。
全ては、子供次第なのだ。我が子の能力を見極め、更にそれを伸ばすにはどういったサポートが必要なのか、親が子のことをどれだけ知っているかどうかが問われている気がしてならない。




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