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押せないボタン

ー働く
ーはたらく
ー傍を楽にさせること


求人を眺めては、エントリーボタンを押せずにいる。
長らく、ぬるま湯に浸っていた代償は、無駄な躊躇だ。
40を過ぎて、体のあちこちが痛い。朝も弱くなったし、二度寝をしないと体がもたなくなっている。
しかし、虎の子は尽きつつある。
細々とライター内職はしているが、今月の稼ぎは1万とちょっと。

子は、まだ小学生だから貯め時と言われる。しかし、実際のところは歯科矯正やら習い事で見えない金は消えて行く。
夫から、嫌味を言われても仕方が無い。




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そんな夫は、趣味や自分の服や持ち物に際限なく金を掛ける。先日は、新しい革靴が増えていた。ネットでブランドを調べてみると、価格帯は5万前後。
仕事柄、必要経費なのは分かる。しかし、同じような靴が何足も靴箱に増えて行くのを見ると、何とも言えない気分になる。私の数少ない冠婚葬祭用の黒いパンプスやスニーカーは、端っこに追いやられていた。

求人案内の特集に掲載されている女性は、私より5つも年下。夫も子供もおり、エリアマネージャーとして「やりがい」を持って働く母として奮闘しているらしい。
彼女の記事を読むにつれ、気後れし、やがて仕事探しの意欲は次第に萎えた。
私が欲しい情報はここには無い。
キャリアママのライフスタイルではない、もっと現実的な、自分に近いもの。私にでも出来そうな身近な情報が欲しいのだ。




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シャチョウサン

春休みも終わる。
それに伴い、いよいよ働き口を探さなければならない。
子に、タブレット学習をさせている横で、求人を眺める。新聞広告にあるのは、大抵、「看護師」「保育士」「介護士」「清掃」「タクシー運転手」といったところ。どれもこれも無資格な私には無理なもの。
その中でも、清掃は応募可能だけれど、何となく手が出ない。

入力事務など、黙々と座って出来る仕事は私には合っている気がするけれど、年齢制限39まで。アラフォーの私は門前払い。
あれこれ探しながらも諦め掛けていた時、ふと条件の良い仕事を見付け、何となくその会社のHPを覗いた。若い会社なのだろうか?インスタまでしているらしく、興味本位でそれも覗く。
インスタの写真は、新入社員の歓迎会がまず目に飛び込む。


「歓迎会!社長にもお越しいただきました~^^」


顔文字に、世代ギャップを感じる。たとえ今をときめくインスタであっても、社内のものであれば顔文字なんて使えないー私はそう思う。そう思う私は、融通が利かない人間なのだろう。
しかし、どれが社長なのか・・正直、若手の社員に囲まれていればすぐに分かりそうなものだが、分からない。
目を凝らしてみれば、何となく若作りをしている男性。これが社長?再び、その企業のHPに戻る。


ー1979年生まれ




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社長紹介の欄にある、彼の生年月日に驚く。私より年下だったからだ。
何の取柄も無い専業主婦歴だけが無駄に長い自分と彼を比較するのもおこがましいが、ただただ年齢が近いというだけで少なからずショックを受けた。
社長といえば、もっとお爺さん。自分の父親世代をイメージしていたからだ。
しかし、IT系のベンチャー企業などを見れば、若い社長がうようよ存在していることくらい、時事に疎い私ですら知っている。
それでも、雲の上にいるような、そんなポジションを得ている人物が、もはや年上では無く年下も多くなりつつある現在にぞっとした。

時は、容赦なく流れている。物凄いスピードで。
それをどう生かすか殺すかは、自分次第。
不敵に笑う、エネルギッシュなその顔を前に、私は酷い顔をしていたようだ。 その証拠に、子が、


「ママ、顔、怖いよ。」


タブレットから顔を上げた子が、眉間にしわを寄せながら声を掛けて来た。




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電話帳削除

敬語ママから一通のメール。
表題は、「お世話になりました」だった。
ボランティアをサボり続け、彼女からのメールもスルーしていたこの頃。
この3末に、ご主人の転勤でこの地を去ることになり、その挨拶だ。
本当なら、直接会ってさよならするべきだったのだろうけれど、何というか、そこまでのエネルギーが湧かなかったのが本音。
結局のところ、Yさんのように距離が縮まるだけの縁が無かったのだ。

敬語ママは、親切で常識的で、良い人だった。ただ、それだけだった。それ以上踏み込んだ付き合いには発展しなかった。
いやー、そうなり掛けた時に転勤の話を聞いて、正直、気持ちが萎んでしまったのも事実。将来性が無いというか、お別れするのが分かっている相手に対して、私の情熱が働かなかったのだ。




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メールは、至って簡潔だった。
感謝と挨拶ーそして、私の体調を気遣う内容。ただサボっているだけのボランティアだが、表向きは「体調不良」ということになっていたからだ。
最後だしー、つい、本音をメールに交えて返信してしまった。彼女に対して、嘘を付いたままお別れというのも不誠実な気がしたからだ。


「こちらこそ、今までありがとうございました。折角お誘いいただいたボランティアも、中途半端な形になってしまい申し訳ありません。
なかなか人付き合いがうまく行かず、藁にもすがる気持ちで引き受けた活動でしたが、私の力不足で、もう続けられそうもありません。
体調不良というよりも、心がついていかなくなりました。 幼稚園時代から、親切にしていただき、また気に掛けて下さり、嬉しかったです。新しい土地でも、お元気で。」


返信は期待せず、送信した。そして、彼女の電話番号とアドレスをそっと削除した。元々少な過ぎる電話帳登録数だが、未練を残したくはなかった。
ようやく、肩の荷が降りたような気がした。




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尻を叩かれる

夫からの、働けというプレッシャーは日に日に強くなっている。
そう言えば、海外赴任の話はどうなっているのか?と尋ねたところ、一気に機嫌が悪くなったのだ。
辞令が出る時期を考えれば、どちらに転ぶとしてもそろそろその答えは出ている頃だと思い、ただ聞いただけなのに、それが夫の癇に障ったらしかった。

要するに、夫は「選ばれなかった」ということだ。私としては、以前、海外赴任という話がふと出た時に、パニック状態に陥った。
英語も喋れない、そもそも国内でまともなコミュニケーション能力を持てない人間が、異国の地で暮らしていくことなど限りなく不可能に近い。
子のことを考えてもだ。折角、学校生活に馴染んで来た、そして難しい年頃に入るという時期に、ガラリと環境が変化するストレスを思うと、出来ることなら避けてやりたい。
もう、海外赴任の話に触れない方が良さそうだ。あの頃は、酔っぱらいながらの仕事自慢が多かったけれど、最近ではそれも無い。代わりに風呂場での雄叫びが聞こえるかと思ったら、リビングソファーに横たわり、にやにやした顔でスマホを触っているのみだ。




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「春になれば、求人も多くなるだろう。」


今、仕事が見付かったとしても、春休みに子が一人留守番になってしまう。そう訴えると、この返しだ。
働かなくてはーという思いは常日頃ある。10円の節約をする為にスーパーをはしごしている時間、外で働けばその100倍近く金が手に入るかもしれないのだ。
しかし、体の不調に伴う心の不調。ボランティアにも顔を出さなくなり、再び引き籠り気味の日々。その生活が定着してしまうと、面接までのハードルが恐ろしく高いのだ。




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働かなくてはというプレッシャー

今日は、日中一人の間ずっとライター内職をしていた。
将来に不安をおぼえたからだ。
老後資金3000万。このままだと我が家は厳しいと夫は言う。毎週末新聞広告に入る求人広告のチラシをわざわざ広げ、


「これなんて、いいんじゃないか?」


仕事を再開しろと言わんばかり。


「OOが学校に行っている間に出来るぞ。まかないも出るし、朝9時から午後3時。」


夫が私にチラシを見せる。時給1100円。履歴書は不要。飲食系のホールかキッチンパートだ。
高校生からOKの仕事。仕事内容は自分に向いていそうもない。ホール担当となれば明るくテキパキしていないとならないし、キッチン担当だったら料理が上手くないとならないだろう。 それに、外で料理をして帰宅してまた料理と考えるだけでうんざりする。







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「ちょっとこれは・・」


難色を夫に示すと。


「贅沢言ってたら何にも出来ないぞ。皆、不満を持ちながらも子供の為に頑張ってるんだ。」


最もらしいことを言った。そして、何も言い返せない私がいた。その通りだからだ。
これから先、子に学費は掛かるだろうし、家の購入だってどうなるのか分からない。貯めて行くに越したことはない。
ただ、出来ることなら家で誰にも気兼ねなく稼げたらー・・虎の子を膨らますことを考え始めた。
投資信託とかどうだろう?ライター内職での案件でその手のものをいくつか受け、調べるうちに興味が出て来た。 もし、夫に内緒で資金を増やし、成果が出たところで夫に打ち明けたら、外で働けというプレッシャーも無くなるかもしれない。 結局、私は臆病なのだ。新しい環境を自分から切り開くことに億劫だ。




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