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土産

修学旅行の土産代として、決められた金額を持って行った子。
ほぼ使い切って来たようで、一応、お釣りだと言い数十円返された。
家族への土産は、饅頭ひと箱。3人家族なのに、30個も入っており、しかも賞味期限は短い。なので、急いで食べきらなければ。
続いて、夫と私にとくれた物は、ストラップだった。色違いでお揃いのものだ。
夫も私も、子から渡された時は素直に喜んだ。夫はすぐにスマホに付けたので、私も同じくすぐに携帯に付けた。
夫婦になってから、夫も私もペアのものなど付けたり使ったりすることなどない。
道端で、恋人同士がペアルックで歩くのを見れば、顔をしかめるような夫。なので、結婚指輪すら嵌めないで仕舞ったままなのだ。
私も、結婚したばかりの頃は嵌めていたリングだが、一人でしていても虚しいだけなのでいつからか外してしまった。
なので、こうして夫婦で揃いの物を付けるということは、ある意味新鮮で、気恥ずかしいことだった。




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子は、友達とお揃いのカラーペンやハンカチタオル、それに女の子らしいキラキラしたスワロフスキーのような石が付いた鞄に付けるチャームなどを購入したようだった。
楽しそうに土産を選ぶ子の姿が浮かび、幸せな気持ちになる。
買って来た饅頭を食べながら、土産話しもしてくれた。夫がいると多少はぎこちないものの、旅の高揚感もあったのか、いつもより饒舌な我が子。
この日ばかりは、夫と険悪なムードになることもなく、穏やかな時間が流れた。
家族3人の団欒。こんな時間が永遠に続けばいいのにと思う。




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蛙の子は蛙

修学旅行に着る為の服を子に購入したのだけれど、いざ準備をしようとなった時に、持って行くのを嫌がった。
いつもの、ティーン向けアパレル店。今風ともいえる、大きなロゴの入った少しだけ肩の出たシャツ。
勿論、試着もしたし本人もこれがいい!と気に入ったようだったので、セール価格の札が付いていないことは残念だったのだが、一生に一度の修学旅行で着る一張羅ーそう思えば、高くはない買い物だと思い、手に入れたものだった。
買ってから、一度も袖を通していないことが不思議で、何度も着ないのか尋ねたのだけれど、


「今日は書道で汚れるからいいや。」


だとか、


「ちょっと寒いから今度にする。」


だとかで、着ない理由を無理くりつけている感じが引っ掛かってはいたものの、日々の慌ただしさにそんな疑問も経ち消えていた。




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修学旅行のお迎え時、どこかで見た服を見たのだ。
その瞬間、合点がいく。その子は、同じクラスの子。しかし、子がよく出す名前の子ではない。その子には数人取り巻きがいたけれど、その雰囲気や服の感じからいくと、S奈ちゃん系グループといった感じ。
グループも、恐らく目立つ部類なのだろう。今の言葉で言えば、「一軍」というヤツ。

彼女等のだいぶ後ろから、そろそろ歩いて来た我が子とその友達。大人しそうなグループ。見た目で判断するのもアレだけれど、この年くらいから分かるものだ。纏う空気が違う。
だが、私は我が子が大人しく地味な、それでいて優し気な友達と楽しそうにしているのを見て、心底ほっとしたのだ。
背伸びのない関係。対等な関係。そして、安らげる自分らしくいられる居場所。

クラスメイトと洋服が被る。着ることを諦めなければならない立ち位置。それが、我が子の教室内での立場なのだ。
若干、悔しい気持ちもしたけれど、私の子だ。だから分かるし腑に落ちる。そして、思春期で難しくなりつつある自分の子のことが分かるということに、例えそれがネガティブなことだとしても、安心感をおぼえるのだ。




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修学旅行に向けて

休み明け、すぐに修学旅行のカウントダウン。 旅行に必要なあれこれを用意しなければならない。休み中にしても良かったのだけれど、気温がどうなるのか予想が付かなかったことと、夏服セールの横で秋物を買う気が起きず、先延ばしにしていたのだ。
子が、新しい服やパジャマが欲しいと言う。友達も、皆、新調するとのこと。本当なのか嘘なのか分からないけれど、そういうことなのだろうと夫に伝えた。
夫から、修学旅行費ということで、1万円程貰った。勿論、レシートは必須。
あれだけ反抗的な態度を取られても、夫は子に甘い。子が頼めば、財布の紐も緩む。だが、それ以外ー私の私物には手厳しいのだ。

パジャマに3000円程。靴下や下着に2500円程。残りで新しい服となると、4500円程度に納めなければならない。
それに加えて、カードゲームなども持って来て良いと言うので、子が欲しいというゲームの価格を調べると、2000円近い。そうなると、欲しい服が買えない。
「パジャマ、家にあるものでいいよ。でも、服は可愛いのが欲しい。ゲームは、絶対欲しい。」




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正直、ゲームなんかよりも、パジャマの買い替えが必要だ。そもそも、この一年で7㎝も身長が伸びた子。次々に服はサイズアウト。 特に、パジャマは小さいだけではなく、何度も洗濯していることもありボロボロ。これを機に、買い替えようと思っていたところなのだ。 色ペンの件もそうだが、子は我慢を知らない。一人っ子ということもあり、あれこれ与え過ぎたのだ。
我慢をさせるいい機会だと思い、


「ゲームは、トランプとかUNOでいいんじゃないの?新しいのが欲しければ、自分のお小遣いで買いなさい。それに、友達も持ってくるんでしょう?」


「えー!皆が持ってるのを持ってったって意味ないよ。こないだテレビで紹介してたやつが、絶対欲しい!」


「こんな高いの買えないよ。予算オーバーで服が買えなくなる。」


「だから、パジャマとかは要らないって。なんなら洋服で寝るからいい。」


反抗的な返しに、イラッとした。


「パパに買って貰うからいい。」


都合がいい時は、夫側に付く。子からはケチだと思われ、私は損な役回りだ。




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とうとうやって来た

珍しく、夫が子に向かって激怒した。
これまで、子のことを溺愛し、甘やかしていた夫。子も、私にはあからさまに反抗的な態度を取るが、空気を読んでか夫に対しては素直だったのだ。
それが昨日、まったくピアノの練習をしなくなった子に対して夫が小言を言ったのだ。


「最近、ピアノの音聞いてないぞ。ほら、弾いてみろ。」


「はぁ?」


夫の言葉に対しての反応、それがひどく生意気に聞こえた。小馬鹿にしたような感じ。夫も同じように感じたらしい。


「なんだ!その口の利き方は!」


突然大声をあげた夫に、一瞬、子は怯んだ。だが、数年前なら泣いていただろう子の姿はもうない。眉間にしわを寄せて、夫のことを睨む。


「なんだ!その眼つきは!!」


更に夫が逆上する。子の態度は、いつも私が見慣れているそれだ。だが、夫にとっては初めてのもので、動揺を隠す為なのか更に激怒する。 子は、


「うっさいな!」


そう言い放った。
思わず、夫が拳を上げたー




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子も反射的に瞼を閉じる。だが、夫の拳は中途半端に上がっただけでどこか行き場を失くしているようだった。


「もう、そんなんならピアノ辞めろ!」


そう言い、自室へ向かった夫。リビングに残された子と私は、嵐が過ぎ去ったことで一先ずほっとした。
子は、相変わらず不貞腐れている。


「あんな言い方・・」


「ママは、パパのことうざくない?」


思いがけない言葉。核心を突かれ、何も言えなくなった。




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不自然過ぎる遠回り

24時間テレビを観ながら、ちっぽけ過ぎる自分の悩みを思う。
私自身、持病はあるにしても普通の暮らしが出来ているし。性格に難はあっても、経済的に頼れる夫がおり、五体満足な子供もいる。
それでも、今ある現状を満足したものにしたいと、本能的に思ってしまう。背伸びをし、隣の芝生に憧れを抱き、もがいた結果の空回りに肩を落とす。
まな板の上の鯉状態になれば、頭はぼんやり働かなくなり、愛想笑いが精一杯。


夏休み最後の週末、夫は仕事だったので子を二人で駅前のモールへ。フードコートで涼んだ。昼は素麺を食べて来たので、子にはアイスクリーム。私はポットに持参して来たアイスコーヒーを飲む。
少しすると、ばっちりメイクの小学生チア集団と、その母親達が入って来た。キラキラしたボンボンのせいもあり、店内にいた客達も一斉にそちらに視線を向ける。
子も、チラッと向けたのだけれど、そわそわし出した。
そして、気付いてしまった。S奈ちゃんやM希ちゃん達がいることに。そして、その母親達も・・
何となく、顔見知り。だが、挨拶に出向く程親しくはない関係。母親達と私とはそんな関係。そもそも、向こうは私のことなど既に忘れているに違いない。
学校行事でたまにすれ違っても、挨拶をするでもなく、視線さえ合わないのだから。




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S奈ちゃん達は、後輩に席を指示しているようだった。相変わらず、場を仕切っており、仲良しのM希ちゃんと見慣れないが恐らく同学年の友達と場所を陣取っている。
保護者は保護者で、それぞれ仲良しママ同士で空席を探してバッグを置いたりして場所取りを始めていた。


ーこっち、来ないで・・


私達二人の席の隣、6人程座れる場所が空いている。嫌だなーそう思い狼狽えていたら、


「本屋行きたい。ご馳走様。」


子がいつの間に食べ終わったアイスクリームの空容器を持って、さっさとゴミ捨てへと走り去る。追い掛ける形で、私も席を立つ。
S奈ちゃんらの席の前を通るのが近道なのだけれど、わざわざ不自然に大回りしてフードコートの出口へ向かう子の背中が、私と被った。
おかしなことに、去年、頻繁に我が家に遊びに来ていた子達だ。小学生でも、女同士の流動的な微妙な関係。子は、既にその世界にずっぽりと浸かっているのだ。




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