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お下がりの卒服

子の卒業式の服、ショッピングモールであれこれ試着してみたが、どれもしっくりしない。
何より、子が気に入った服が無かった。


「姉さんが、OOにって。」


義実家に遊びに行った夫が持ち帰ったのは、姪っ子のお下がりだ。もう大学生の姪っ子だから、何年も前に流行ったデザイン。だが、義姉が選んだこともあり高級ブランドのもの。
綺麗にクリーニングもされていた。
そのブランドが現在出している卒服価格をネットで検索すると、3万程する。たった一回こっきりしか着用しない服に3万。我が家には手が届かない額だ。
だが、子を溺愛しており、自分や娘のことになれば金に糸目を付けない夫ならば、子が欲しいとねだれば買うかもしれない。
早速、子に着せてみた。アイドル風のジャケットにミニスカのプリーツスカート。柄は大きなチェック。


「なんか・・違う。」




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子が、首をかしげる。サイズが若干合わない気がする。それに、子の顔立ちと服が合わない。可愛すぎるデザインなのだ。
だが夫は、


「姉さんが、OOに似合うって言ってたんだから。」


シスコンの夫。義姉の言うことは絶対なのだ。それに、卒業式の写真を見せた時、好意で渡したお下がりの卒服を着用せず、別の服だったら面白くないに決まっている。 私の本音は、安くてもいい。子が気に入り似合う服を着せてやりたい。


「ちょっと、サイズが合って無いよね。」


控えめに意見するが、夫は苦い顔。


「そんなの、ちょっと直してやれよ。折角姉さんが用意してくれたんだから。」


「OOは、どう?気に入った?」


「これでいいよ。」


子の表情ー、正直気に入らないが、これ以上夫と揉めることにうんざりしている。そんな風だった。

夫だけが、満足気な表情。


「姉さんに、お礼しないとな。」


そのお礼代で、子が本当に気に入った卒服を買えるのにと思う。




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無愛想の極み

我が子ながら、愛想の悪さが気になって仕方が無い。
矯正の日だったのだが、歯科医から親子で説明を受け、最後のところで珍しく雑談。


「今度の春から中学だよね。部活とか、決まったの?」


歯科医だって、別に子と特段親密になりたい訳ではない。単なる場繋ぎというか、潤滑なコミュニケーションの一環で、面白い返答を求めている訳でもない。
なかなか返事をしない我が子にこちらの方が動揺する。視線を向ければ、無表情。親から見ても何の感情も読み取れない。だが、他人からしたら怒っている?とも思われかねない、そんな表情。
歯科医は、子の答えを促すかのように、こちらが困惑するくらいの笑顔を向けている。声にならない、「ん?どうしたの?」という表情だ。
我が子の無礼さを隠すかのように、つい待っていられず私が口を挟んでしまった。


「まだ決まってないんです。色々と見学してから自分に合うものを選びたいようで。」


「そうなんだ。運動部でも文化部でも、何かには入った方がいいよ。」




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子は、相変わらず視線を歯科医に向けず、遠くの方を見つめている。友達とうまくいかず、入部を決めていた美術部も見送ることになってしまった。
よりによって、今一番触れて欲しくない問題。だが、何も知らない他人からしたら、ただの世間話なのだ。


「じゃあ、また来月。」


「ありがとうございました。」


私の声だけが虚しく院内に響いた。何も答えずとも、少しくらいにこっと笑えばまだ愛嬌があるのに・・
女は愛嬌ーだが、それがかなわない。
夫は、内弁慶。営業スマイルが得意。上司や取引先など、自分より「上」の人間への媚びへつらい方は、見ているこちらが目を覆いたくなる程。
その反動が、私に来るのだと思う。家の中では王様気取り。
私は、気の弱さから、他人に対して無愛想にはなれないが、不器用。頑張って愛想良く振る舞っているつもりが、挙動不審に取られることも多い。
子は一体、誰に似たのだろう?

夫の裏表には辟易しているが、それでも外で上手くやるには、あれくらい大袈裟なパフォーマンスが必要だ。
もっとうまく立ち回れる人間になって欲しい。




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焼きたてマフィンと親の思い

「ただいま。」


玄関を開けると、元気の無い我が子。だが、リビングに入った途端、笑顔になる。


「マフィン?」


「うん、久しぶりでしょ。」


ホットケーキで作る、簡単なチョコ入りマフィン。子が園時代はよく作ったもの。最近はめっきり菓子作りから遠のいていたが、ここ最近見せる、寂しい表情の我が子を元気付けたい思いで作ったものだった。それを焼いた香りが部屋中に広がっていた。
今週も、放課後遊びに出なかった子。我慢していたが、心配で居てもたっても居られず、つい聞いてしまった。


「最近、遊びに行かないね。」


子は、微妙に気まずい表情を見せたが、何でもない風を装う。チック症状は、相変わらず続いている。


「みんな受験とかだし。」


初めて聞く。子の仲良しは、受験しないはず。だから中学では美術部に皆で入るのだと言っていたのに。
切り口を変える。


「そうそう、部活、美術部だよね。顧問の先生、結構いいみたいだよ。」


子ども会の時に得た情報を伝える。だが、子の表情は曇ったままだ。


「美術部、入るの辞めようかな。なんか絵を描くの飽きたし。」


親の勘は当たるのだ。グループ内のトラブルだ。最悪、仲間外れ!?




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色々と聞きたい気持ちが押し寄せるが、ぐっと堪える。子は、昔から自分の気持ちをわーっと吐き出せないタイプだ。内に秘めるタイプ。私と同じ。
自分が学生の頃、辛かった時期を思い出す。果たして母を頼ったか?母のタイプが私とは違ったけれど、家の中くらいは普通にしていたかったことを思い出す。
今だから分かること。
ハブられたリで辛いこと、家族に何故打ち明けられないか?家の中では無価値な人間になりたくなかったのだ。学校という閉鎖された社会の中で、誰からも必要とされないこと。学校生活が全てだったから、視野だって狭かった。 教室内で皆からスルーされること=無価値な人間なのだと、どうしても定義付けてしまう自分自身がいた。
そしてあの頃、自分のことばっかりで鈍感な母は私の異変に気付かなかったけれど、それがかえって救われた部分もあった。


「いただきまーす。やっぱりチョコが入ってると美味しいね。」


暖かい紅茶と共に、一気に2個平らげた。


「あー、美味しかった!」


思わず笑みがこぼれる。
やはり、そっとしておこうと思い直した。
ただ、干渉するかしないかの境界線。この線の見極めを間違えない様、注意は必要だ。思春期の心は、時に暴走する。こんなことで?というきっかけから最悪な事態を招くことだってあり得るのだ。
引き続き、家の中ではゆったりとした環境作りを心掛けると共に、子の些細な変化を見逃さないよう、静観して行こうと思う。





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再々チック

駄目だ。子の様子が気になり始め、たえず観察するようになってから再びあの症状が出ていることに気付いてしまった。
それは、チックだ。
去年の春頃にあって、そういえばいつの間に消えていたそれは、いつからかまた出るようになっている。
目をパチパチしたりぎゅっと瞑ったり。それに加えて、喉の奥から変な声というか音を出す。


「ん!!ん!!」


咳払いともつかない、何か喉に詰まったのか?というような音。それに、鼻啜り。


「大丈夫?喉が痛いの?」


さり気無く聞くと、驚いたような表情で、


「何が?」


と聞き返される。まるで無意識に行っているかのように。




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本屋で立ち読みしたチック症状についての専門書。しかし、それには治療法など無く、ただ見守るのみとある。ネットであちこち検索しても同様。
そして、指摘すればするほど、その症状は酷くなるとも。

ただ、6年生女子という立ち位置の中、このような癖というか病気は周囲から理解されにくいのではと思う。からかわれたり、また苛められたりしないかと不安だ。
そもそも、既にクラスメイトにバレていたらと思うと、胸が痛い。
子どもは残酷だ。時に無知は人を傷付ける。


「ん!!ん!」


酷いと、変な声を上げながら目をぎゅっと瞑り、仕舞には首を振る動作をする。それが一気に行われると、異様でもある。
ーちょっと、意識して治した方がいいよ。皆に変に思われるから。


そう言いたいのをぐっと堪える。忍耐だ。




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心配ごと

何となく、子の様子が気になる新学期。
ため息も多いし、宿題などをしている間も上の空といった感じ。
一番は、下校してから遊びに行かないことだ。
冬休み前は、学校から帰宅すればすぐに友達とどこかに出掛けていたけれど、それが無い。
かといって、夢中になっていたイラストだか漫画を描いている様子も無い。
ただぼーっとソファーに座り動画を観ているだけ。


「今日は遊びに行かないの?」


「あぁ・・皆、塾とかだし。」




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本当だかどうだか確認する術もない。ただ子の言葉を信じるのみ。
勉強だとかピアノの練習だとか、普段は口煩くあれこれ干渉してしまうのだが、学校生活で一番大事なのは、友達関係の構築だ。
集団生活に身を置いている以上、その中で自分らしくいられる居場所があること。我が子にはそれを無くして欲しくない。
私のようになって欲しくないのだ。
殆どの仕事がAI化されてしまうかもしれない昨今、独創性は勿論、コミュニケーション能力も生きる上で求められる時代だからだ。
この心配が、ただの思い過ごしであって欲しい。




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