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手作りチョコ

夫が職場から貰ったチョコレートは、私達の目に触れないうちに跡形もなく無くなっているのが毎年のこと。
それが、今回は珍しくお裾分け。


「食っていいよ。」


夫の優しさかと一瞬喜んだのも束の間、それは見るからに手作り品だった。
百均にありそうな10枚入りの花柄のセロファンの中には、チョコのパウンドケーキの上にチョコペンやアラザンでデコったものが入っていた。
簡素なラッピングで、またその大きさもミニサイズだったことから、義理であることは明確。恐らく大量生産したのだと思われる。付箋に印鑑が押してあるのだ。
夫は神経質だ。人が作ったおにぎりを食べられない、そんなタイプ。実際、交際中に作ったおにぎりに一切手を付けられなかった苦い思い出もある。
さすがに結婚してからは、手料理を口にするようになったが、しかし今でもおにぎりはラップで握って作っている。




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私自身、手作り品にそこまで嫌悪感は無いけれど、それでも見ず知らずの人間が作ったものを口に入れるのは若干抵抗があった。
それに、正直言って見た目がいまいちだった。それでもそのまま捨ててしまうことは罪悪感。どんなものにせよ、これを作る為に時間を割いてくれたのだ。
しかし、職場の義理チョコに手作りを持ってくる人の気が知れない。100円のものでも買ったものの方が無難だと思ってしまう。
どうしても捨てることは出来ず、仕方なく半分に切り分けて、子と共におやつとして食べた。一口食べると、子は要らないと残してしまった。何故なら、中にはドライフルーツが入っていたからだ。私もあまり好きでは無い。
そして、ホットケーキミックスを使ったような馴染みのある独特な味。時間も経っており、ぱさぱさしている。
趣味嗜好も違うかもしれない人に、手作りを渡すこと。渡す方はリスクは考えないのだろうか?プロ級の腕前ならともかく、趣味レベルー穿って見れば節約志向で作った義理チョコなら、正直無くてもいいと思う。




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  • category:

  • 2018/02/18

100円足らずの現実逃避

もやもやする気持ちを振り切るかのように、安いチューハイを飲む。
度数9パーセント。100円足らずで酔えるコスパの良さ。
夫は、今週毎晩遅い。残業なのか飲みなのか、あれこれ聞くと煙たがられる。
ふとした時に、あの子が脳裏に浮かぶ。


夫のパンツを干している時ー
弁当のフライを揚げている時ー
ハンカチにアイロンをあてている時ー


妄想はどんどん膨らみ、目の前で夫が食事をしている時ですら、今彼の頭にはあの子の笑顔が浮かぶのだろうと疑ってしまう。
今日は、子の宿題を見ている最中にあの女の影がチラついて離れず、具合が悪くなりそうだったので湯呑にワインを注ぎ何杯も飲んだ。 最低な母親だ。














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雪の朝






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今朝も、窓を開けると一面真っ白雪景色。
いつもより早く出勤する夫を見送り、子を見送り、ほっと一息ついている。
雪は午前中には止むそうだ。仕事をしている人々には悪いが、残念なのが正直なところ。しかし、それを見透かされたのか朝から夫にこう言われた。


「家にいられて、優雅なもんだな。」


その通りなのだから、何も言えない。


「こんな時くらい、車出して欲しいんだけどな。」


駅から家まで、まあまあ距離がある。団地内でも、お隣さんはご主人を車送迎しているのを度々見るし、小さな子がいる今朝のような日はどうか知らないが、それ以外でも天候の悪い時に妻に車で送られる男達を目にすると、夫も羨ましい気持ちが湧くのだろう。 それと同時に、使えない嫁ー私のことだが、その苛立ちの矛先は私に向けられるのだ。 それを証拠に、今朝弁当を作っている最中には何も言わなかった癖に、作り終えてバンダナで包みダイニングテーブルにそれを置くとすぐさま、


「あぁ、忘れてた。今日は弁当要らない。」


当て付けなのだろう。こんなこともあるので、自分の分の昼は作らないようにしている。夫が要らないと言った弁当は私の腹に入ると思えば、平静を保つことが出来るからだ。
大きなため息をつき、


「行ってくるわ。面倒くさ。」


そう言い残して家を後にする夫の背中は、雪よりも冷たく感じた。





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百合のような人

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社内HPに掲載されているその子ー、その人ではなく「その子」は、私が想像していた以上に若い女性だった。
一回り以上は年下だ。入社3年目とご丁寧なプロフィール。
黒髪の清楚な雰囲気を醸し出す彼女は、雰囲気美人といったところだろうか。派手では無いのに華やか。こういう子が男受けするのだと思う。
派手で華やかな子よりも、安心感を持てる子。例えば、眼鏡を取ったら美しい女性のような・・花に例えるのなら、百合だろうか。
ビンゴと思ったのは、プロフィールにある所属部署が夫と同じだったからだ。
若い子には勝てない。いや、昔の私でも勝てない。今更だけれど、何故夫が私を結婚相手に選んだのかさえ分からない。
妻の私が言うのもおかしいが、夫はそれなりのハイスペック。高学歴だし誰もが知る企業で働いている。義実家だって、家族構成は少々難ありだが、きちんとしている。

妄想はどんどん膨らむ。いつか、捨てられるのでは無いかという不安。吉田さんの時もそうだった。何故、彼女と夫があれだけ親しくしていたのに疎遠になったのか分からないけれど。追究するのも苦しくて、見てみない振りをし続けたのだ。
いや、水面下ではまだ関係は続いているのかもしれない。
悶々とした気持ちは次第に膨らみ、PC画面の中で可憐な笑顔を向けるその子に、どうしても嫉妬心を抑えることが出来ず、すぐさまキーボードを力任せに叩きシャットダウンした。




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  • category:

  • 2018/01/31

憐れな才能

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夫が帰宅し、子が年賀状の催促をするとあっさり。
風呂に入り、そそくさと夕飯を食べ、すぐに寝室へ向かってしまった。勿論、手にはスマホだ。
子も、大量の年賀状と当選番号を最初は張り切って照らし合わせていたものの、見たいテレビに負けてすぐに放置。私はその束を何も言わずさり気無く戸棚に仕舞った。
夫に聞かれたら、子が放りっぱなしにしていたから預かっていたと言えばいい。
週が始まり、夫と子がそれぞれ出勤と登校で家を空けるとすぐさま年賀状を取り出し、目を皿のようにして一枚一枚チェックした。


ー恵
ーめぐみ


該当する名前を持つ差出人は2名。そして、そのうちの1名は夫婦連名。もう一人は、明らかに独身だ。
この女だと直感する。裏を返すと、写真などはなくその代わりにスヌーピイーのイラストと一言。その一言でその女はだいぶ若く、そして会社の人間なのだと知る。
敬語だが、馴れ馴れしい言葉遣い。二人の間でしか分からないような隠語が含まれているのではないかとさえ思う。
フルネームが分かったところで、また思い付いてしまった。会社のHPを見るのだ。採用情報などによくある社員紹介コーナー。
もしかしたら・・・こういう勘だけは、昔からよく当たる。私という人間は悲しいことに、何の才能も特技も無いというのに、こういう場で力を発揮してしまうのだ。




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