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ゴミ捨ての時間

朝、ゴミ捨てに出ると同時にお隣さんとばったり会う。この間まで赤ちゃんだと思っていたお子さんが、幼稚園の制服に身を包む。


「おはようございます。」


「おはようございます。」


制服を見て、素敵ママと同じ園なのだと知る。エレベーターを待つまでの時間、何かこちらから声を掛けるべきか戸惑う。 世間話ー


「もう、幼稚園なんですね。」


「ええ。やっとです。今朝もぐずって・・」


どうやら早速行き渋りらしい。エレベーターが到着し、3人で乗り込む。
1Fのボタンを押し、それから言葉が浮かばず沈黙が流れた。


「どうぞ。」




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到着し、開くのボタンを押したまま彼女らが降りるのを待つ。お隣さんは、軽く会釈をした後、子供の手を引いて、皆が集まるエントランスへと向かって行った。
ゴミ捨て場所には、その前を通らなければならず、素敵ママらの後ろ姿を見付けて気持ちが塞がる。会話に夢中になっている群れを敢えて見ないようにゴミを捨て、その横を通り過ぎる。
お隣さんも、すぐにその群れに入り、先程のエレベーターの中とは大違いの甲高い声で、会話に加わっている。

次からは、もっと早くゴミ捨てに来よう。
彼女らとは無関係のはずなのに、朝から活気づく人々の様子を目にするのは気が滅入るのだ。




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エントランスの群れスタート

買い物帰り、エントランスでばったり群れの集団に出くわす。忘れていたが、幼稚園も、始業式を迎えたのだろう。
そして、午前保育なのだろう。いつもなら、ランチタイムのこの時間は静まり返っている。
話に夢中になっている群れの中に、素敵ママの姿が見えた。そういえば、下の子はこの春に入園だ。そんな話を先日の子ども会の集まりで小耳に挟んだ。
バス待ちをしているのだろう。群れの中、彼女以外は知る人がいなかったので、敢えて気付かない振りで遠巻きに通り過ぎた。


「こんにちは!」


と、普通の人なら声を掛けるのだろうか?それとも、私のように、気付かない振りをすることは珍しくもないのか。あれが、全員、子と同級生の母親だったらと思うとぞっとする。
挨拶は免れないので、逃げ場も無い。

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春の日差しの中、彼女達は、華やかな歓声を上げていた。バスが来ればまた、子供達も加わるので一際騒がしくなるのだろう。

自宅に戻り、郵便受けに入っていたDMなどをダイニングテーブルに放り投げる。レモンイエローの封筒を見付け、咄嗟に手に取ると、引っ越し前のママ友からだ。
そう言えば、春休みに会っていなかった。向こうも子供が多いし忙しいだろうと遠慮していたのだ。

そして、消印と差し出し人住所を見て愕然とした。北海道とあったのだ。
彼女は、北海道からこの手紙を出したのだ。




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家族ぐるみのお付き合い

家族ぐるみの付き合いを、何の躊躇も無く出来る人の心の中をのぞいてみたい。
他人とうまく関われない私からしたら、煩わしさや気疲れはないのかと疑問に思う一方、純粋に楽しめる、そのこと自体が羨ましい。
思い悩む時間、行動する前にあれこれ考えてしまう時間、後悔する時間、それらが限られた人生の中で少なければ少ない程、人生を得している気がする。

この間の日曜日ー、お隣が騒がしく、鍵穴から覗いてみたら素敵ママの姿が見えた。
ママ友同士でお花見?と思ったのだけれど、ずらずらと玄関から一家が出て来た。お隣のご主人も一緒だったのだ。
休みなのだから、当たり前かもしれないが、ご主人がいても物怖じせず楽し気に振る舞える素敵ママの対人スキルを、まざまざと見せつけられた気がした。






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洗濯物を干す振りをして、バルコニーから下を見下ろす。
すると、素敵ママのご主人と子供達もいて、どうやら皆でお花見か?更に、酒井さんママやC君ママファミリー、それに下の子繋がりなのか見知らぬファミリーが仲良さげにぞろぞろ歩いている。
ママ同士がぺちゃくちゃおしゃべりしながら歩くその後ろでは、パパや子供達の団体。団地側の公園に行くのだろうか?知り合いに会いたくないという理由で、私がいつも避けている場所。
あの公園は、確かに桜で一杯だ。割と大き目の公園なので、この時期となれば、わざわざ遠くから車で来る花見客も多いだろうと思う。

夫は、前日のツーリング仲間との花見ですっかり二日酔い。
日曜で折角の休みだというのに、昼過ぎまで布団から出て来なかった。せめて、家族でどこかへ出掛ける予定でもあれば、この欝々とした気持ちも晴れるのに・・
最後のお花見日和の週末は、悶々としながら黙々と家事をするだけに終わった。





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話術のプロ

やるべきことがあると、楽だ。指示待ちでだだっ広い部屋に放置されることに比べたら、忙しいくらいが丁度良い。
転校生ママと一緒に、手作りのガーランドを壁に貼る。共に作業をするうちに、なんとなく雑談も始まる。
折角、話し掛けて来てくれても、素敵ママの動向が気になり集中出来ない。

送る会では、いくつかのゲームや下級生から出し物をいくつか。手品だったり歌だったり。途中、宅配ピザでランチをしたら、皆でケーキ作り。
市販のスポンジと生クリームを使って、色々なお菓子でデコレーションするだけの簡単なもの。しかし、子供達は盛り上がっていた。

ランチは、何となく出来たママテーブルの端っこに座らせて貰った。そこでも隣は転校生ママ。私にやたらと話し掛けて来てくれる。まだ、私のことを知らないからだ。
私にママ友がなくいつも引き籠っていると知れば、すぐに離れて行くだろう。

素敵ママが、転校生ママの隣に座る。そして、彼女に話し掛ける。あぁ、やっぱりと思っていたら、


「OOちゃん、ピアノ習ってるよね。どこの教室だっけ?」


急に話し掛けられた。




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転校生ママの娘もピアノを習っていたが、こちらに越してからは、まだ教室が見付からないとのことだった。
ドキドキしながら、個人レッスンだということと住所を教えた。素敵ママの目を、やっと見れた。すぐに反らしてしまった。すべてを見透かされているようで、居心地が悪かった。
習い事の話になり、塾の話になり、進路の話。中学の部活だとか、その他色々な話題を次から次へと提供する素敵ママ。
そして、転校生ママだけではなく私に向かっても、臆することなくバンバン話し掛けてくれる。本当に、この人のコミュニケーション術の長けていることといったらない。
いつしか、表面上は元通りになっていた私達。いや、彼女の方は元通りも何も、はじめから何とも思っていなかったのかもしれない。気にしていたのは、私だけ。

会は滞りなく終了した。卒業生もそれを送る下級生も、最後の方はしんみりするどころか、ぎゃあぎゃあ騒いで煩かった。でも、仲が良い証拠だ。
まだ、駆け引きだとか社交辞令だとか、そういった面倒な付き合いなどなさそうな彼らが羨ましかった。




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どの面下げて・・・

子ども会の今年度最後の行事、6年生を送る会の手伝いに行って来た。
夫は休みだし、子が参加するので、家にいる訳にいかなかったのだ。
いつも以上に気が進まないのは、素敵ママに合わす顔がないことも理由の一つ。
しかし、そんな私の思いは杞憂に終わった。
集会所に出向くと、大勢のママ達と子供達の群れ。子は下級生の仲良しを見付けると、すぐに私の元を離れて行ってしまい、早速手持無沙汰。
酒井さんや会長、そして素敵ママ等の笑い声が聞こえ、既に家に引き返したい思いだったが、夫在宅なのでそれもかなわない。




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「おはようございます。」


背後から声が聞こえ振り向くと、見慣れない顔。誰だろうと思いつつ挨拶し返すと、例の転校生のママだということが分かる。
ご丁寧に、向こうから自己紹介をしてくれた。


「同学年ですよね。よろしくお願いします。」


共に部屋に入ると、一斉にこちらに視線が注がれる。素敵ママの方を見れずにいたが、


「おはようー!早速だけど、こっちの飾り付け、二人に頼んでいい?」


私達に仕事を振る素敵ママだった。私も、あの電話のことは忘れたかのようにーそれでも不自然だしぎくしゃくしていたと思うけれど、精一杯普通を装った。
しかし、やはり彼女に目を合わせることが出来なかった。




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