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ママ友認定?

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気分の落ち込みから逃れようと、真昼間からワインを飲んだ。体調が悪かったこともあり、久々のアルコール。
半分程ボトルを開けたところで、ふわふわして気持ち良くなったので、散歩に出掛けた。一応、誰に会っても飲酒していたことがばれないよう、マスクは必須だ。
マスクの時期になり、守られている気がする。マスクは、ウイルスから身を守るだけではない、人目からも守ってくれる。


「こんにちは!」


突然、背後から声。振り返ると、素敵ママと下の子だった。ちょっとした立ち話。酔っていたこともあり、ハイテンション。しかし、敢えてゆっくりと会話をする。
早口になり過ぎて、呂律が回らないことを防ぐ為だ。


「そうそう、これ、良かったら行かない?」


彼女が差し出した1枚の紙ーそれは無料クリスマスリース作りのお誘いというものだった。どうやら、集会所で行うらしく定員も決まっているらしい。


「定員4名なんだけどね、行ってみたくて。友達誘ってみたんだけど皆都合悪くて。一人で参加も考えたんだけどね、どう?興味ない?」


素敵ママからプライベートで誘われたのは、この地に越して来て初めてだ。途端に私は舞い上がった。そして、その日時は特に予定も無く、家にいれば相変わらず引きこもってソファーの上で携帯をいじっている自分が浮かんだ。



ーこれは、チャンスかもしれない。


二つ返事でOKした。彼女の表情がぱぁっと輝いた。


「良かった!じゃあ、講師の人にOOさんも参加って連絡しておくね。その紙はあげる。」


無料でこんな可愛らしいリースが作れるだなんて、そして、素敵ママとその仲間がいない空間で彼女を独り占め出来るなんて・・やっと私のことを「ママ友」というカテゴリーに入れてくれる気になったのだろうか?
そして、彼女が常に誰かとおり、一人ぽつんとしない理由が分かった気がした。そうならないよう、彼女なりにこうした声掛けなどもこまめに行っていたのかもしれなかった。私がそれを知らなかっただけでー
彼女と別れた後、散歩に行く途中だったというのに自宅に戻っていた。外気浴は出来なかったが、家の外に出たのは大きな収穫だった。




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非体育会系気質の親

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やっと、運動会が終わった。

天気は、生憎晴れのスポーツ日和。いつもは雨女な私だが、降って欲しい時はいくら雨乞いしたとしても天は味方をしてくれない。
会場のグラウンドは朝から活気づいており、私の地区のテントを見付けてげんなりする。
素敵ママや酒井さんらの群れが、忙しそうに動いていた。
私は、私が担当していた人員の確保が出来ずに当日を迎え、その穴を自分で埋めるしか方法が無いものだから最後まで仮病をしようか悩んだ。 熱が出たとか怪我をしただとかー、しかし、どんな理由を持って来ようと、そのどれもが白々しい嘘になる気がしてならなかった。
こういった行事ごとを楽しめず、ただただプレッシャーに感じる自分はおかしいのだと思う。
突如、私が余程顔面を蒼白させていたことに気付いたのか、素敵ママが下の子を他のママに預けて走ると名乗り出てくれた。
あんなに彼女に対して黒い感情を持っていたのに、私はその声を聞いた瞬間、彼女に縋り付くことしか出来なかった。


「いいよいいよ、久しぶりに体動かせてラッキーだよ。」


元バリバリの体育会系だった素敵ママ。皆の前で走ることなど朝飯前なのだ。私は、ここ数日ずっと気が沈みっぱなしでパソコンを開く気力すら湧かなかったというのに。
その後、素敵ママがちらっとDちゃんママらと話しているのが聞こえたのだ。彼女は、息子の為に走ることに決めたのだ。




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「私が必死で走っているのを見れば、少しは伝わるかも。」


あのことが原因なのか?それは分からないけれど、子供の為に走るという選択をした彼女は、恰好良いママだ。プチ反抗期を迎えた息子に宛てる、彼女なりのラブレターなのかもしれなかった。 それに比べて私は、子から言われてしまった。


「結局、ママ走らないんだ。」


綱引きだとかの競技は人気が高く、私は結局どの競技にも参加することなくその日を終えた。
弁当タイムも、もう親を必要としているわけでもない子の隣でひっそり食べた。子は、一つ下の仲良しの女の子とその仲間と楽しそうに昼食を取っていた。
休憩所では、大人は大人、子供は子供のシートと暗黙の了解で別れており、勿論未就園児がいる親達は子供達と食べているのだが、私のように子がもう高学年の親達はママ友同士和気あいあいと束の間の休憩を楽しんでいるように見えた。 子ども会としての手伝いも、父親が多く来ていることから子供は任せ、役員仕事に没頭出来る母親がずらりとテント内を占拠しており、ますます私の出る幕など無かった。
プログラム最後にあるリレー戦。流石、素敵ママの走りはフォームも美しく、地区対抗リレー戦では1位は取れなかったものの、4位から3位に逆転という華々しい結果を収めた。
くたくたで自宅に戻ると、夫の空けたビールやサワーの缶、スナック菓子の袋がローテーブルに散乱しており、夫はソファーでぐうすか腹を出して眠りこけていた。
休日だというのに、地区の運動会に出ない父。出たとしても、いてもいなくても意味のない母。そんな両親を持つ子の心情は一体どんなだろう。体育会系気質を親に持てなかった子を不憫に思う。
子の横顔からは何も読み取れなかったが、ひとつ気の重い仕事を終えたことでいくらかの解放感はあった。しかし、達成感は全く無かったこともあり、もやもやした気持ちを引きずったまま戒めにとその日は酒に手を付けなかった。




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素敵なんかじゃない

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ボストンバッグを肩に掛け、下の子の手を繋いだ素敵ママとエレベーター前で会った。時刻は夕方。お隣さん宅だろうか?
こちらが聞く前に、彼女の方からその答えを明かした。


「今日は、友達親子のお宅にお泊りなの。OOさんのお隣の××さん。」


普段、お隣さんのことはちゃん付けで呼んでいるだろう彼女だが、私の前ではオフィシャルに苗字で伝える。その「区別」に胸がざわつく。
彼女からしたら、お隣さんの下の名前など私が知る訳が無いと思っているのだろう。しかし、実際私は知っている。以前、彼女宛てのダイレクトメールが間違えて我が家のポストに投函されていたことがあったから。 その時は、すぐにお隣のポストに入れ直したのだが。
家の行き来は勿論、ママ友宅に宿泊出来るスキルを持つ彼女は、本当にコミュ力が高い。




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「R君は?」


「あぁ、Rはパパとお留守番。たまには男同士で話したいことでもあるでしょう。」


「そうなんだ、いいね、そういうの。」


そう返しつつ、心は更にざわつく。R君のことで学校から何かあったのではないかと。男同士の話し合いというのは、そういうことなのか?
家族で話し合い、解決すべき問題ではないのか?彼女がボストンの他に手にしている細長い紙袋は、明らかにワインかシャンパンが入っているもの。ちらっと見えたボトルに悶々とした思いが渦巻いた。


ー夫に丸投げ?それで、自分はママ友と呑気にパジャマパーティーですか?


常に楽し気な彼女に、それまで嫉妬心が無かったといえば嘘になる。しかし、R君の行いを目にし、すばやくそれに対応するのが私の好きだった素敵ママ。それが為されなかった時、彼女に対しての思いはグレーになりつつあった。
現実逃避で良いとこ取りの彼女は、やはり許せなかった。
エレベーターが到着し、同じペースで歩くのが普通だろう。お隣さんと我が家は同じ場所なのだから。それでも、


「じゃ、お先に。」


軽く会釈し、彼女らを置いてすたすた早歩きをし、急いで玄関を開けドアを閉めた。 それが、私が彼女を前に出来る、精一杯の反発だった。




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新たな義務

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素敵ママの子、R君が数人で虐めていたであろう男の子に遭遇した。1人、とぼとぼと歩いているところを、団地内のポストに夫から頼まれている郵便物を入れに行った際、見掛けたのだ。
そろそろ下校時刻ーそして、もうすぐ子も帰宅する。
彼の後方には集団で下校する子供達が見える。名前を知るチャンスだった。
男の子に気付かれないよう、手に携帯を持ちそれを眺めるふりで近づく。ランドセルの横に下げている巾着袋に名前が付けてあるのが見えたからだ。
追い抜く寸前に、その名前を目に焼き付けた。

それから、子が帰宅しその子のことを聞こうかどうか迷い、しかしやめた。
何かしらの形で、子から私がその子のことを聞いていたことが外部に漏れた場合、疑われるのが怖かったからだ。そう、学校にその件について連絡する気満々だった。勿論、匿名で。
一晩寝てからーと思いつつ、あの子の寂し気な後ろ姿を思い出すと胸が締め付けられた。誰かが、訴えなければならない。見て見ぬふりも同罪だ。気にし出したら止まらない、気持ちが急く。
匿名は、卑怯な気がしたが仕方が無い。それしか方法は無かった。




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子が一息ついてから、お遣いを頼んだ。近くのコンビニでおやつを買いに行くよう300円程持たせた。
その間、15分足らずだが、学校の番号をプッシュする。呼び出し音が鳴るにつれ、動悸は高まったが、しかし匿名なのだからと気はいくらか大きくなった。
年配の女性が応答し、そして予めメモをしていた言葉を読み上げる。しかし、興奮もあってかメモ以外の言葉で喋っていた。何かが乗り移ったかのようだった。
いくらか憤りの含んだ、冷静では無い私。まるで、我が子が虐められているような、まるでその子の母親のような・・・
学校側は、「事実確認」という言葉を何度も用いて、しかし対策はしてくれるようだった。受話器を置き、一仕事終えた気分になりソファーに倒れ込んだ。
そのタイミングで、子が帰宅した。手にはコンビニで買ったというシュークリーム。


「ママの分、いる?」


「うん・・」


しかし、しばらくそれに手を付ける気分にはなれなかった。
後戻り出来ないー、この一本の電話は、果たして正しかったのか?
女の子しか育てたことのない私。男の子なら、あれくらい普通のことだったのでは?
ただのじゃれ合いーそれを大きな揉め事にしてはいないか?
何より、私のこの行動が、あの子の立場を余計に悪くしたのではないか?

もう、何が正しくて何が間違っているかなんて分からなかった。
ひとつ、言えること。それは、あの子を助けたかった。この思いは本物だ。しかし、全ては結果がものを言う。関わってしまった以上。私はそれを、陰ながら静観し続けなければならない。新たな義務だ。




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アタリという名のハズレくじ

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疲れた気分を癒そうと、本屋へ行った。
買わなくても、ただ背表紙を眺めて気になる本を選び、パラパラページを眺めることに安らぎを感じる。
それは、本屋に限ったことではない。
輸入食品店で、無料サービスのコーヒーを貰い、それを手にぶらぶら店内を歩く。様々な国のお菓子や調味料、珍しい食品を眺めることもストレス発散に繋がる。
子ども会の集まりは、やはり苦痛だった。

秋の運動会、町内会で行うそれに子ども会としても参加が義務づけられているのだが、子供はまだしも大人の出場する競技にばらつきがあり、特に責任重大なリレーや徒競走は例年集まりが悪く、最後はくじ引きらしい。 私は今まで逃げていて、子が子ども会に入会していながらも、そういった面倒ごとー親も競技に参加しなくてはならないことが心底苦痛で、なんやかんやそれらしい予定を入れて逃げて来たのだった。 そのツケが回って来た。
運動音痴の私。皆が注目している中で醜態を晒すこと。耐えがたい苦痛。
しかし、くじを引いてしまったのだ。要するに、走る人員として。しかし、これは「誰か知り合いを引っ張って来る」というノルマ。ただ、そのノルマが達成出来なければ自分が走るしかないというもの。 たった一人ー、しかしその一人をどこで見付けて来たら良いのだろう?
こういったことは、顔が広い素敵ママだったり会長がしてくれたら良いのに・・わざわざそれを選出する人員を更にくじ引きで選出するのだ。
赤い棒を引いてしまった時、あぁ、これは私が走ることになるんだと思ったし、周囲もきっとそう思ったに違いない。
そう思われていることに惨めな気持ちになったし、運動神経も無ければ人望も無い自分を、わざわざ皆の前で露呈しているようで辛かった。いつまで続くのか、このママ社会。顔の広さとコミュニケーション能力だけが物を言う世界。

この世界では、常識だとか誠実さだなんて二の次だ。気の重い問題を前に、すっかり気持ちはささくれ立っていた。
一旦、この課題を持ち帰ったものの、悶々とした気分を晴らすべく、今日は駅前のモールを徘徊していたのだった。
お腹が減ったので、ファーストフードを持ち帰り、自分がそのおまけに惹かれて子供用のセットを頼んだ。

子が帰宅すると、すぐにそのおまけを見付けて遊びたがったのは意外だった。もう、こんなものは卒業していたと思っていたのに・・
二人でテレビを観ながら、ああだこうだ言い合ってそれを組み立てている間は、問題から逃れることが出来た。




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