にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 専業主婦へ
にほんブログ村 子育てブログ 一人っ子へ

女どもの鬱憤

スポンサーリンク








子供会の打ち合わせ。
前回、発言出来ないまま終わったこともあり、ギリギリまでドタキャンしたい気持ちと戦った。
しかし、外は晴天。ただでさえ引き籠ることに罪悪感を感じるのに、ズルをすれば、その気持ちは更に高まる。
子がこの暑い中、重いランドセルを背負って登校したこともあり、母として頑張るより他はなかった。

午前10時に集会所ー、打ち合わせは恐らく昼には終わるだろう。しかし、気が急いてばかりで、家事が全くはかどらない。
夫と子が家を出てからの2時間半、ただウロウロするだけで終わってしまった。かろうじて洗濯はしたものの、シンクには朝食を食べ終えたまま洗われていない食器がてんこ盛りだし、掃除機も掛けていないので、床には埃や毛があちこちに散乱している。 洗面台は、夫が使ったままであちこち水浸し。
外で一仕事を終え、自宅に戻りまたこれらを片付けなければならないと思うとうんざりするが、しかし、気がかりなことを前にして効率的に動けないのは昔からのこと。


5分前に集会所に到着。自転車が数台。それを目にしてため息。一番乗りも嫌なものだが、既に数人いるところに入って行くのも勇気がいる。集会所の玄関を入ったところで大きな笑い声が聞こえた。その声に身がすくむ。


「こんにちは。」


恐る恐る会議室のドアを開ける。既に、3名。先日、私の隣に座っていた女性とその友人?それに、あまり記憶には無いが、班長と親しげに話していた若いママ。


「あ、こんにちはー。」


それぞれ挨拶を返してくれたものの、何かの話で盛り上がっていたのか、その続きを始める。既に居心地が悪く、この場に来たことを後悔し始める。


「でもさ、あの上から目線がうんざりだよね。」




スポンサーリンク





「そうそう、私、3人の男の子育てて、スポ団の役やって子供会の役やって、仕事もしてて、更に妊婦様です!みたいな~」


すぐに、会長の噂話なのだと悟る。先日の会議で大人しい風だった彼女が、物凄い早口でまくし立てる。


「なんていうかさ、ベテランママ気取り!?皆、うんざりなんだよね。それに気付いてないから痛いよね。先輩ぶってるけど、あそこんちの長男、色々あるらしいよ~そもそも受験失敗してから荒れ狂ってるみたい。それすら「反抗期抱えて大変~」って武勇伝にしてるみたいだけど、イヤイヤ~それは違うでしょ!次男もいじめトラブルに関わってたらしいじゃん。管理し切れてない癖に、自分は神と勘違いしてるからね。」


「こないだなんて、一人っ子ママのこと、ディスってたよ~Eちゃんママが聞いたら絶対切れるでしょ!一人っ子だって色々事情があるのにね。敢えて選択一人っ子かもしれないのに、勝手に産めない可哀想な人扱いするって・・私、子供二人いるけど聞いてて不快だったー。」


「4人目、性別分かったのかな?聞いた?」


「流石に、聞けないよー。でも、男の子4人のママだったらネタになるとか言ってたよ。」


「ネタって・・なんか痛々しいんですけどー」


彼女らの会話を聞いていて、尻がムズムズした。それに相槌を打つことも発言することも出来ない。ただ私は居たたまれなかった。それぞれが、鬱憤をこうした場で晴らしている。
たまたまー、そのターゲットが会長に向けられているだけで、真のモヤモヤは、それぞれが誰にも言えないところで抱えている、そんな気がした。


「こんにちはー」


班長が入って来て、会話は打ち切られた。続いて酒井さんら他のメンバーが入室。一気に会議モードに突入した。あんなに嫌で仕方が無かった集まりだけれど、一瞬、何かから解放された、そんな気分だった。




スポンサーリンク



赤い傘

スポンサーリンク








じめじめした日が続いている。梅雨のこの時期、私自身の性格とリンクしているようで、正直落ち着く。
困ることといえば、洗濯物が乾かないことくらい。
子も、学校から帰宅すれば、家でピアノを弾いている。落ち着く空間、心地よいひと時。

7月になり、この快適ともいえる梅雨が明ければ、夏休み。
しかし、子ども会の夏祭りを思うと、気が重い。

昨日、買い物が長引いたことで、子供達の下校時刻と重なった。そこで、子に会えるかもーと、登下校ルートを辿ったところ、Aちゃんらに遭遇。雨が降っていたことから傘をさしており、向こうは私に気が付かないようだった。
普通なら、それでも後ろから声を掛けるのが普通の行動だろう。しかし、私は何となく面倒なのと、子をいまだに仲間に入れない彼女らの憎たらしい程の結束の強さに、挨拶する気はすぐに失せた。
彼女らが歩く先を見ると、見覚えのある赤い傘。

そう、我が子だった。 やはり、思った通り、一人トボトボ歩いている。4年生になり、6時間授業が増えたことで、それまで時々一緒に下校していた下級生とも時間が合わなくなったのだろう。
AちゃんやDちゃんを抜かして子の元へ行こうとするのを思い留まる。なんとなくそのままペースを崩さず様子を窺うことにした。
するとー、AちゃんやDちゃん、それにEちゃんが、クスクス笑う声が聞こえたと同時に、一斉に走り出したのだ。
子の横をものすごい勢いで通り抜けたかと思うと、子から数メートル離れた先で走るのを止め、EちゃんとDちゃんが振り返る。明らかに、子のことを見て・・
それはそれは意地の悪い笑みを浮かべて・・・
Aちゃんも振り返り、互いに顔を見合わせてクスクスと。そして、ひとしきり笑った後に、楽しそうに大きな声でお喋りしながら先へと行く。
赤い傘で見ることの出来ない子の表情を思うと、胸が痛い。


ー何?あれ。感じ悪い。


胸がドキドキと音を立てる。勿論、その動悸は「嫌な予感」が生じさせるものだった。




スポンサーリンク



発言出来ないプレッシャー

スポンサーリンク








順番に、好きなところに一本線を引いた後、自分の名前を書く。
私は二番目だった。動悸が止まらない、じんわり背中に冷たい汗をかく。
どうかどうか当たりませんように・・と願う。私が彼女らの先頭に立つなんて、無理に決まっている。
結果を知るのが怖く、酒井さんが線を鉛筆で辿るのをつい薄目で眺める。そしてー、辿った先が空白だったことに心底安堵した。
班長は、見た目きつそうな人に当たった。そして、去年までの資料をもとに、酒井さんから班長に仕切りが変わる。
どんなおもちゃを売るか、単価いくらにするか?個数は?彼女が私達に問いかける。酒井さんや元PTA会長、それに他の人達もそれにぽんぽん答えて行く。
私の左隣の大人しそうな人が、同じく一言も発言しないことが心強かった。しかし、その彼女は向こう隣りの女性とこそこそ会話をしたり笑ったりしている。


「どうですかー?ヨーヨーとスーパーボール、どっちがいいですかね。」




スポンサーリンク



私はヨーヨーがいいと思った。しかし、理由が見つからない。皆、意見はそれぞれだけれどきっちり何故それが良いのか正当な理由を付けたうえで発言しているのだ。
私は取り残される。沈黙は余計に重くなりプレッシャーとなる。何か発言しなくては・・ここにいる意味が無い。
時間ばかり過ぎ、周囲は盛り上がっている。それまで私と同様に発言しなかった隣の女性が、向こう隣りの女性と会話をしながら自然に輪に入って行く。
緊張した様子も無く、互いにスーパーボールが良いという理由に共感し合い、二人の意見として班長に発言する。
焦れば焦る程、ヨーヨー推しの理由は見付からない。


一瞬、班長と目が合った。


「では、スーパーボールでいいですかね?」


私個人に聞かれている気がして、つい目を反らしてしまった。その場に居たたまれなくなる。辛い。恥ずかしい、情けない。苦しい。
何も発言しない私のことを、周囲はどう思っているのだろう?今更声を出したところで、今度はその突飛な行動に驚かれるのでは?そのリアクションが怖くてますます沈黙に押さえつけられる。そんなことばかり考えてしまい身動きが取れない。実際、私のことなど誰も気にしていないことは分かっている。
それでも、「何もしゃべらない、ただそこにいるだけの不気味な人」だというレッテルが貼られているのでは無いかと気が気では無い。
2時間弱の打ち合わせ、全く口を開かず終わった。穴が合ったら入りたかった。盛り上がるメンバー。最初は丁寧語だった班長達だったが、いつの間にくだけた口調になっている。
ここでも私は居場所を作れそうも無かった。次回は欠席しようかーとまたネガティブ思考に捉われている。




スポンサーリンク



夏祭り打ち合わせ

スポンサーリンク








子ども会の夏祭りの打ち合わせへ行って来た。
夏休みを前に、自治会と連携をしながら進めなくてはならない、年間通しても、割と大き目の行事。
役員は勿論、手伝いは多ければ多い程良いと聞く。去年は事前打ち合わせに出ないことで、店番など大変な仕事が出来なかった分、今年は頑張って参加しないと。
苦手なEちゃんママの存在が私の気を重くさせる。私は彼女に嫌われているに違いない。


ーご自分で考えて動いて下さいーと、去年突き放されたことを思い出す度、動悸がしてくるのだ。


打ち合わせでは、店舗ごとのメンバー決め。
ジュースなどの飲み物、焼きそば、おもちゃやゲームなど。神輿作りはそちらに没頭するので店舗には関わらない。Eちゃんママは神輿作り担当なので、絶対に一緒にならないという事実はいくらか私の気持ちを軽くした。 そして、私は今回おもちゃ班となった。
焼きそばなど大変そうな係にならずに済んで良かった。メンバーは、会話をしたことは無いけれど、確か小学校のPTA副会長だったことのある人だと思う。特徴のある人なので、よく覚えている。 6年生の母親だ。あちらは私のことなど全く認識していないだろうけれど。
酒井さんも同じ係。一応、挨拶くらいは交わす仲なのでほっとするのも束の間。係が決まったことで、メンバーごとに小打ち合わせがあったのだけれど、その元副会長と酒井さんは何やら親密な空気。 他の人達も、それぞれ親しい仲間がいるようで、ここに来てまた孤立する。


「じゃあ、更にこの中から班長を決めましょうか。」


酒井さんが仕切る。また嫌な時間。そして、彼女はサクサクとあみだくじを一枚の用紙に描き出した。




スポンサーリンク



子ども会、くじ引き

スポンサーリンク



会長は、妊婦といっても4人目を腹に抱えている大ベテラン母だ。しかも、上3人は全て男の子。長男は既に高校生だと小耳に挟んだことがある。貫禄があり、どんとしている。
Dちゃんママや素敵ママらの下見グループは、既にお役御免と高みの見物。係がまだ決まっていない人は、8人。皆、それぞれ出来ない理由を上げる。


「私、下の子の幼稚園の役員もしているので、行事がかぶったりすることもあるかと思うので、ちょっと自信無いです。夜はまだ下の子も小さいし、家を空けるのは厳しいです。」


「えー、大丈夫だよ。私、上の子と下の子の役員しながら子ども会の書記も出来てたよ。」


気の強そうな母親が横やりを入れる。


「でも・・子供も持病のある子なんで、何かあったらその対応もしないとならないし・・・」


持病ーというキーワード。これには誰も突っ込めない。本人の持病であろうが子供の持病であろうが、そこまで親密では無い知り合いママに、突っ込んで聞くことなど出来ない。
ある意味、うまく逃げたのだろう。彼女はその一言でお役御免となった。


「私、正社で土日出勤も割とあるんですよ。なので、土日に行事が多い子ども会の仕事は、引き受けるのは難しいです。」


「そんなの、フルタイムで役員している人なんてたくさんいるよ。それ言ったら、誰も出来ないでしょ。」


Eちゃんママが冷たい視線を送りつつ、軽蔑したように言う。


「じゃあ、くじでいいんじゃないですか。」


他の誰かが時計を見ながら提案する。


「どうせくじをするなら、子ども会役員の経験者は外したら?」


余計なことを言う人物もいる。


「経験者は、大抵殆どの行事の手伝いしてるんだし。ピンポイントの係なら、普段あまりやってない人にして貰うのが筋なんじゃないですか?」


「そうですね。そうしましょう。じゃあ・・未経験の人、挙手して下さい。」


会長に促され、挙手したのは私ともう一人の女性ー、酒井さんだった。酒井さんが下見グループに入っていなかったのが意外で、素敵ママらと何かあったのだろうか?
こんな窮地に立たされながらも、他人の心配をする自分の余裕に、なんだか他人事気分だった。







スポンサーリンク



「今日、来てない人はどうするんですか?」


素敵ママが突然発言した。


「それこそ、この会に出席したOOさんや酒井さんで決めるのは、フェアじゃないと思うんですけど。普段あまりやってない人っていうのなら、そもそもこういう集まりに参加していない会員もくじの中に入れるべきでは?」


素敵ママが、天使に見えた。そして、やはりすごい人なんだなと思う。周囲から拍手が起こった。
そして、この会の欠席者で役員未経験ーそもそもこの会を欠席する=未経験なのだろうけれど、それを合わせると、くじの人数は10名にもなった。その中から2人。
心臓はドキドキし、脂汗が出る程。酒井さんは、涼しい顔で袋の中のくじを引く。この場にいない人の分は、代わりに会長が引く。そして、私の番。
紙を開いて、赤丸があれば「当たり」。皆の視線が自分に集まっていることを肌で感じ、顔が赤く染まっていく。


祈る思いで紙を開いたー


ー白紙ー


助かった。
良かったー、助かった。
胸を撫で下ろしたところで、酒井さんはどうなったのかと顔を上げると、皆が彼女に向かって拍手をしているところだった。


「では、よろしくお願いしますね。」


会長に笑顔を向けられた酒井さんは、しかし動揺するわけでもない、平然とした表情で、


「はーい、頑張りまーす。」


多少、ふざけた雰囲気で会長の代役を引き受けることを了承したようだった。そして、素敵ママと笑い合っているのを見て、下見は本当に彼女自身の都合が悪かったことでパスしたのだと知った。
負担の重い係に抜擢されなかったことに安堵しつつ、影の薄さが更に強まり、自分の居場所がますます無くなり焦るー、そんな矛盾した感情を抱く自分がうざったかった。





スポンサーリンク



copyright (c) 隣の芝生 all rights reserved.

プロフィール

selinee

Author:selinee
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR