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二人目催促

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昨日は義実家へ。珍しく、皆で持ち寄りをしようということ。一番上の義姉提案なので逆らえない。
テーマは中華。持っていく間に冷めてしまうし中華は出来立てが美味しいとは、思っていても口に出せるわけもない。
夫にせかされ作ったもの。

〇酢豚ではなく、酢鰤。
〇春雨サラダ
〇茄子の中華風煮びたし

3品が限界だった。夫は既に、ビール2ケースとワインや焼酎を買い込み大張り切り。車で行って、子と共に一日泊まり、翌日自宅に戻るとのこと。
タッパーに詰めたおかずを丁寧に紙袋に入れ、義実家へと向かった。
到着すると、既に他の家族は出来上がっている、いつもの状態。義姉達のマシンガントークに高笑い。


「いらっしゃーい。」


「お邪魔します。」


早速、持参して来た料理を義母に差し出す。


「あら、美味しそう。」


取り敢えず、曇りのなり彼女の顔を見てほっとする。テーブルには既に色々な料理が並んでおり、どれもこれも手が込んでいそうだった。


「OOさん、全部作ったの?すごい!」


三女が声を上げる。続いて次女が、


「私、GWだってのに、昨日もパートで疲れちゃってさ。ごめん、1品しか作れなかったー」


次女が作ったらしいのは、酢豚だった。丸被りではないものの、なんとなく申し訳ない気持ちになる。私は3品だけれど、彼女は1品。その唯一のおかずが被ってしまったのだ。


「あれ?OOさんのも酢豚じゃない?」


長女がすぐに気付き、三女が笑う。


「食べ比べしようよ!絶対、OOさんの酢豚の方が美味しいって!」


盛り上げているつもりなのだろうが、正直、料理に自信が無い私にその言葉は迷惑でしかなかった。三女は相変わらず義母に甘えて、一緒に作ったと言う餃子や春巻き、旬のタケノコを使ったチンジャオロースやデザートには杏仁豆腐を並べる。 驚いたのが、言い出しっぺの長女。
持ち寄りをしようと声を掛けておいて、明らかにその料理の殆どはお取り寄せのレトルトばかり。1パウチ1000円程するらしいふかひれスープやエビチリ。ただ温めて盛り付けるだけ。 なんだか、私の料理の査定をしたかっただけなのではないかと疑う。


「カンパーイ!」


夫らは、既にビールを何本も空けていた。私達も席に着くと、それぞれ取り皿を持ち料理を口に運び始めた。


「ねえ、どっちの酢豚が美味しい!?」


2枚の小さな取り皿に、私の酢鰤と自分の酢豚を乗っけて夫に差し出す次女。


「ん!?これって肉じゃなくね?」




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「じゃあこっちは?」


そう言って、自分が作った方を今度は差し出す。


「うまい。こっちは本当の酢豚だな。」


「これって、酢豚じゃないよね?」


「はい、豚が無くて、急遽冷蔵庫にあった鰤を使ってみたんです。」


そう言った後、しまったと思った。まるで冷蔵庫の残飯処理をしたように聞こえる。しかし、既に酔いが回り始めた彼らは何も気にしていないようだった。


「美味しいわよ、後でレシピ教えてね。お父さん、すごい気に入ったみたい。」


義母が私に微笑みかける。義母は、この家族の中でとびきり気遣いが出来る人だ。だから、年老いた現在も常に娘らはべったりだし、かといって自立していないわけではなく、自分の趣味や生き甲斐、それに友達も多く日々を充実させられるのかもしれなかった。 ぎこちないながらも、義姉らにワインを注がれ、恐らくボトルで言えば三分の二程飲んだところでまた例の話。


「二人目、まだ行けるよ!」


何故か、励まされる。40代でも出産してピンピンしている身近な友人や芸能人の話を出してくる。気分は塞ぎ始めたが、それを紛らわすようにぐいぐい酒を体に流し込む。へらへら彼女らの話に耳を傾けながらも涙をこらえるのに必死だった。
いつもは考えないようにしている、二人目のこと。日常から追いやっているその問題とここに来ると直面する。ダイレクトにそれについて言及する彼女らをいまだ受け流すことが出来ずにいるのは、万が一の可能性をまだ夢見ている私がいるからか?
いっそのこと、出産に現実的ではない年齢に達してしまいたい。そうなれば、外野からあれこれうるさく言われることもなくなるのにと思う。




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父、母、そして私への連鎖

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実母から電話があった。一瞬、父に何かあったのかと思い不安になったが、受話器から聞こえる妙に調子の良い声でそうではないと確信し安堵する。
なんてことはない、叔父が入院したことを伝える電話。
とはいっても、その叔父とは普段親交があるわけでもない、どちらかと言えば目の上のたん瘤のような存在で、母は特に彼を嫌っている。勿論、父方の親戚だ。


「お見舞いとか・・行った方がいいかな?」


行かなくてもいいと言われることを前提で、一応形だけ尋ねる。予想通りの答えが返って来る。そして、結局それは電話を掛ける為の口実だったのだと気付く。
父の病気は快方に向かっているが、しかしずっと寝たり起きたりの生活だったこともありますます覇気が無くなって来たとのこと。一緒にいると滅入るのだと言う。


「私はね、行動的だから。あの人みたいにじっと家に引きこもってるなんて無理。体がいうこときくなら日本中あちこち飛び回っていたいわよ。」


口だけー私からしたら、父も母も変わらない。母の言う行動力とは、近くのスーパーに徒歩30分掛けて行くことくらいなのだ。しかし、父が体調を崩してからは車の運転も出来なくなってしまい、いよいよ宅配に頼るようになってしまった。割高の宅配ー、そこでまた国産だとかこだわりの食材をあれこれ買い過ぎては冷蔵庫に入れっぱなしで腐らせ捨てる。 勿体無いーと思っても口には出さない。


「あんたに援助して貰ってるわけでもないから。」




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そう突っぱねられる。たまに渡す5000円~1万程度の金は、「援助」ではない、娘として親に渡す当たり前の「小遣い」なのだ。
父と母に気の置けない友人がいたらと思う。自治会にも入っていない。面倒の一辺倒だ。なので、地域のサークルにも入っていなければご近所との交流も無い。
そして、愕然とする。私を産んだ親なのだ、そりゃあそうだろうと。
連鎖する生き様にどんよりする。そしてそれは我が子にも伝染して行くものなのかと思うと、それは違うと思い直す。夫側の義両親は楽しそうじゃないか。金もそれなりにあるし、義母にいたっては娘らと仲も良く友達も多い。毎日のように出歩いており、そんな義母を前に私は劣等感に駆られるが、それでもこちらが心配する隙が無いくらい日々を充実させていることはある意味有難い。 親孝行が、幸せになることならば、子孝行だって同じ。両親が幸せならばこちらも安泰なのだ。
日々を仏頂面で生きているのかと思うと、その原因が自分にないにしても欝々としてしまう。そして、血の濃さを思う。


「何食べても美味しくないし、もう死ぬだけよ。いつ死んでもいいわよ。はぁー、全くね、詰まらない人。孤独が好きなんでしょ。」


父に向けられているその台詞は、娘に対してもーそして母自身にも向けられている台詞だ。そして普段は信心でも無い私は神に願う。


ーどうか、父と母に生き甲斐を与えて下さい。家庭だけではない「居場所」を与えて下さい。ささやかでも日々笑い合えるような、そんな仲間を与えて下さい。


もう、金の問題では無いのだ。残りの人生笑って過ごすには、他人の力が必要だ。人との関わりが必要なのだ。それは、子供でも大人でも老人でも、人間ならば皆ー。




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カラーストーン

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私は、母の気に入りのアクセサリーにはなれなかった。肌身離さず身に付けておきたい、生涯の宝物にはなれなかった。
地味で安いカラーストーン。ダイヤモンドの原石かもしれないと磨かれ続けていたけれど、いつまで経っても輝かないただのちっぽけな石ころでしかなかったのだ。
そうして私も磨かれ続けているうちに、勘違いをしていたようだ。自分は何者なのかーと、無意味な疑問を自らに投げ掛け続けて来た。私は「わたし」でしかないと気付いたのは、大人になって随分経ってからのことだ・・

ただのカラーストーンであっても、パワーを持つ石になれたら。まだ、希望を捨てきれない「わたし」がいる。



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実家訪問

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実家へ行って来た。手土産は、いちごタルト。
子は、義実家とのスキー旅行もあちらの体調不良などでキャンセルになり詰まらない春休み。なので、久々に祖父母宅に行けることと、春休み中、家族以外接触が無かったこともあり新鮮なのか、ウキウキした様子。私はそれに反して気が重い。 電車とバスを乗り継いで、ようやく到着。
玄関脇にあるチャイムを押すと、父が出て来た。


「いらっしゃい。」


一回り小さくなった父。
どれくらいぶりだろうか、相変わらず物が多い玄関に続き、狭いリビングのあちらこちらに何かが置かれている。
母は、キッチンで私達の食事の用意をしていた。ちらっとこちらに気付くと、まず真っ先に子に向かって話し掛ける。全身で私の様子を気にしながらー
何も知らない子は、少し照れたような表情でそれに答える。子からケーキを渡すと、大袈裟に喜びそれを受け取る。父はいつの間に自分の部屋に引き上げたのか居なくなっていた。
久々過ぎる親子は、会話のきっかけをつかめないでいた。まるで、夫が実家に来た時のような扱い。子を介して、私に話し掛けるといった感じで何とも居心地が悪い。


「体調は?」


結局、こちらから切り出した。まるで、長らく腹を空かせていた魚が釣り竿の先にある餌に飛び付くように、それに対して何倍もの返しをする母。興奮して早口になるあまり途中で何度も噛んでしまう様は、まるで自分を見ているようだった。 私は話半分にそれを聞きつつ、出された食事に手を付ける。
そして、やはり親戚の話になる。薬剤師の娘ーすなわち私の従姉妹にあたるーを持つ叔母の話。叔母とは近況報告をし合う母にとったら唯一の数少ない話し相手だ。月1くらいの電話だが、それでも人付き合い皆無の母にとってはなくてはならない、外の空気を吸うような気分転換になる時間。 しかし、だいたい電話があった後は不安定になる母。叔母と自分の暮らしを比較するからだ。
しばらく連絡を取っていないが、従姉妹は薬剤師として復職し、バリバリ働いているらしい。マンションを買ったのだが、働くことが決まるとすぐに売却ー、叔母の近くに別のマンションを購入。スープの冷めない距離らしい。 子供は基本、保育園。しかし、送迎は叔母がしているらしく何かと面倒を見ているとのこと。従姉妹の平日は、実家に子供を迎えがてら叔母の作った夕飯を食べて帰宅したり、また土日になれば日頃のお礼も兼ねてなのか、ちょっと雰囲気の良い店に従姉妹夫婦が叔母達を連れて行くとのこと。 春休みは、ディズニーリゾートに泊まりで行ったらしく、併設されたホテル代も勿論従姉妹夫婦が持ったとのことだった。


「ディズニーランドなんてね。孫の世話だけでいいように使われているっていうのに。姉さんもお人好しだわ。わざわざ疲れるようなことを。」


皮肉たっぷりに言ったところで、羨ましい気持ちが透けて見えて痛々しかった。そして、やはり従姉妹が叔母宅近くにマンションを買い替えたことが一番ー、理想の生活を手に入れた叔母に嫉妬心を燃やしてるのだ。 娘は誰もが羨む手に職を持ち、親思い。義理の息子も優しく人当たりが良い。孫もいつでも手に届く距離におり好き勝手可愛がれる。毎日が賑やかで忙しく、そして一番は自分の存在価値を見出していること。 理想と現実ー、私もアラフォーになり、さすがに自分の力ではどうにもならない現実があることを目の当たりにするようになった。夢はいつまで経っても夢なのだ。大切なのは、今ある現実を直視し、いかにそれを有意義なものに変えるかだ。 しかし、どうしたって隣の芝生に目が行ってしまう。そして、手に入らない幸福に気を取られるばかりで足元を見れずにいる。

何十年後の自分の姿が母に重なった。 しかし、自分のなりたい「今」を他力本願に娘に求めるのはもう潮時ではないか?それにいい加減気付いて欲しい、そう思うことは親不孝だろうか?その他にも、色々話はあったがまともに聞けばどれも疲れるものばかりだった。何とか2時間半程滞在し、子はまだ名残惜しい感じだったが実家を後にした。取り敢えず、娘としての一仕事を終えた安堵感で一杯だった。



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可愛げのない人

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実母から電話があった。子が春休みになったことを見計らってのタイミング。
携帯には何度も何度も着信があったのだが、出る気分になれずそのまま放置していたのだ。
そして、昨日。自宅に電話。私はトイレに入っている最中だったので、子が取った。子が楽し気に話していることから、義実家か実家からだとすぐに思い立ち、心臓がバクバクし始めた。


「ママー、ばあばから。」


手を洗い終え、子から受話器を渡される。イヤイヤながら出ると、向こうもそれに察知してか何なのか、今までにないような猫なで声で、


「久しぶり。調子はどう?」




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こちらの機嫌を取るような出だし。父が体調を崩し、弱気になっているのだ。結局、母は強がっていても根は私と同じ。気が小さく見栄っ張りでプライドだけが高い女なのだ。
そのプライドも、切羽詰まれば捨てるしかない。母の声を聞きながら、何十年後の自分を想像すると何とも言えない気持ちになった。


「お父さん、OOの顔見たがってるのよ。あの人、あんたには言えないだろうから私から言うしかないでしょう?」


本音では、父親が病気になったのだから娘から頻繁に連絡があっても良いだろうとー、そんな心の声が聞こえる。しかし、いくら待っても来ない連絡にしびれを切らしたのだろう。父をダシに使っているのは容易に想像が出来た。 私が距離を置いた理由を、知ってか知らずか、なあなあにして無かったことにするのだろう、そんな狡さが母にはある。
全てをぶちまけたいーぶちまけてしまうーそのギリギリの線で連絡を絶った。会わなければ、傷付くことも無い。自分を守る為、そうするしかなかった。
しかし、罪悪感はいつでも私を手招きしていて、油断すると、そのまま心の闇に引きずり込まれそうになる。
私が母に会いたくないのは、未来の自分を見ているから。なりたくない、自分。それでも、血の繋がりを断ち切ることは容易じゃない。


「じゃあ、来週にでも行く。」


私の言葉に、そわそわしたような、浮かれたような声で、


「そう。何も用意出来ないけど、お父さん喜ぶわ。」


ただ、あんた達に会いたいーそれが言えない人。可愛げのない人。


「あんたって子は、本当に可愛げがない!!」


子供の頃、何度も投げつけられた台詞を、今は彼女に心で返す。
素直じゃない、孤独な人。私はしばらくぶりに薄っぺらい親孝行をしようと、重い腰を上げることにした。




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