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マウンティング材料

久しぶりに、従姉妹から電話。旅行を断ってから疎遠になっていたのだが、年賀状やラインなど細々とした付き合いは続いていた。
仕事復帰し、子どもを幼稚園に入れ、日々忙しそうだった従姉妹。突然の電話に驚いたが、要するに暇になったのだ。


「仕事、辞めたの。」


どうやら子どもをお受験させるらしい。その準備の為、一旦仕事は辞めて母業に専念するという。
頼りにしていた伯母さんも、退院はしたが今までのように孫の面倒をお願い出来る状況ではないのだ。


「専業主婦、馬鹿にしてたけど・・なってみると大変だね。」


仕事復帰し、幼稚園の送迎などで井戸端しているママ達を横目に、出勤していた彼女。フルタイムは相当大変で、延長保育をしてもお迎えはいつもギリギリ。
子どもも寂しがっているし、送迎シッターを頼んでまでしていた習い事のバレエやヴァイオリンも、やはり親の出番が必要でもう限界だったのだと言う。
今では、毎日の送迎は勿論のことー、情報交換という名のランチ会やお茶会、ママ主催の料理教室やヨガ、それに子どもの習い事や病院送迎で日々が過ぎるのだ。




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幼稚園では、ワーママは僅か。たまの行事でも疎外感があり馴染めていなかった彼女だが、仕事を辞めた途端、とんとん拍子にママ付き合いもうまく行き出したのだ。
私と同じ血が通っているとは思えない、彼女のコミュ力。ビジュアルも華やかだし、周囲が放っておくはずもないのだろう。


「でもさ、腹の探り合いっていうかさ。やっぱり気は抜けないよ。」


お受験ママ達のマウンティング合戦ー、彼女もそれに巻き込まれているらしい。ドラマのような世界だが、リアルな話。


「絶対合格させなくちゃ。」


家や車、夫の職業や自分のキャリアー、それだけでは足りず、子どもの進路もマウンティングの材料になる。仕事を辞めた彼女の情熱の行き先は、既に別の場所に向かっていた。




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やっぱり帰省ブルー

帰省ブルーという言葉通り、疲れ果ててしまった。
元旦なので、初詣も義実家近所にある神社ですることになった。
そして、義姉達の輪にいつも通り入りきることが出来ず、義母は優しく相手してくれるものの、職場の愚痴だったりその他大変アピールをされてその聞き役。
義母は、働き始めてからというもの、少し愚痴っぽくなったようだ。
以前、専業の頃は好き勝手やっており、趣味のテニスやご近所仲間とモーニングだったり、自由を満喫していたのだ。
義姉達も、そんな母親の話し相手をするのにうんざりだったのだろう。義母を私に丸投げして、自分達は飲酒とお喋りに興じている。
三女の彼氏はおらず、何となく別れたのだろうか?誰もその手の話をしないし、もう既に暗黙の了解的な感じ。
私の中では、この正月で婚約発表の流れかーと思ったのに。

夫は義父や義兄達と楽しそうに飲んで食べて、子は、お年玉を貰いホクホク、従姉妹とゲームをして楽しんでおり、私だけやっぱり疎外感。
義母がキッチンへ行ってしまえば、蚊帳の外なのだ。




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「ねえ、働かないの?」


次女に突然話を振られ、困惑した。まるで用意していなかった答えに戸惑い、


「体調が悪くて・・」


「家にずっといて動かなければ、鬱になるでしょ。更年期だって早まるよ。外に出なよ!」


余計なお世話。
ずけずけと人のライフスタイルに意見する彼女達が、やっぱり苦手。


「OOだってもう中学でしょう?一体一日家にいて何すんの?一人っ子だし、もう子育ては終わりのようなもんでしょう?」


余計なお世話。
遠くから、夫の視線も感じた。
痛い正月だった。




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あちらさん

「あんた、正月はいつ来るの?」


実母から、催促の電話。こちらからするのをうっかり忘れていたのだ。
例の如く、夫はスルー。母も、私と孫だけの方が気楽らしい。愛想の悪い婿が来たとしても疲れるだけなのだ。


「そうそう、あちらさんからお歳暮が届いたわよ。私、最中ってあんまり好きじゃないのよね。」


母は、相変わらず義実家のことを「あちらさん」と呼ぶ。
今年は老舗和菓子のセットだったらしい。つくだ煮だったり酒だったり、義実家はその年によって違う品物を選ぶ。そのどれであったって、あちらの気遣いなどお構いなし。母が気に入ることなど皆無なのだ。
こうした感想というか文句をずけずけと相手ではなく娘の私に言うことで、彼女なりのストレスを発散しているのだろう。


「食べないなら、お裾分けでもしたら?」


ついつい苛っとして意地悪なことを言ってしまう。そう言われることが弱いことを知りながら。
ご近所に配る相手などいないことを知りながら。


「いいわよ、あんた達が来る時まで取っておくから。持ってって。」


不器用で、それでいて強がりな母の精一杯の返答だった。




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お断り

義母から電話が来た。 久しぶりのことなので、狼狽えた。何か言われるのかとつい身構えてしまう。 だが、どうってことの無い内容だった。夫宛ての手紙が届いたとのこと。


「OOさん、たまにはお茶にでも来たら?」


急な誘いに胸がドキリとする。嫌な予感しかない。


「私、ちょっと仕事の日数減らして貰ったのよ。だから、あなたの都合の良い日を教えてくれたら、その日はシフト入れないから。」


還暦過ぎて、働くことになった義母。すっかり、「向こう側の人間」だ。この間までは、私と同様、家のことしか知らない専業主婦だったというのに。
むしろ、外の世界に出たことでより一層、頭はしっかりして、若返ったようだった。そして、過去に自分もそうだったはずの生活を思い浮かべる想像力さえ失ってしまったようだった。



「あなた、いつも日中何してるの?もうOOも大きいでしょう?持て余してはいない?」




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義母は人は良いのだが、天然なところもあり、油断していると急にこちらの領域にズカズカと入り込んで来る。そして、そういう目に合うといつでも、彼女は夫の母であり義姉達の母なのだなーと確信するのだ。
血は争えない。


「皆がいると、あなたなかなか自分を出さないじゃない。ちょっと色々相談にも乗って貰いたいし。都合の良い日、教えて。」


ー嫌だ、会いたくない。


義母の押しの強さに拒絶反応が出た。ここで出来た嫁ならば、二つ返事でOKするのだろう。だが、私は出来ない嫁だ。


「え・・・と、今月は、学校の予定だとか色々あって。それに、友達との約束もあるし子ども会の役員でバタバタしてて。」


嘘ではない、どれも本当のことだ。だが、あからさまに受話器の向こうで失望した様子の義母の姿が目に浮かぶ。


「そうなの。無理言って御免なさいね。あ、お歳暮だけど、あなたのご両親のお口に合うか分からないけれど、送りましたから。宜しく伝えておいてね。」


口調は優しかったけれど、何となく感じる義母の微妙な声色の変化に、やはり無理してでも付き合うべきだったかと後悔する。
受話器を置き、大きく深呼吸。また無理して発作が起きたらたまったものではない。これで良かったのだー、そう自分に言い聞かせた。




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お見舞い相場

実母から電話があった。叔母が入院したというのでその知らせだ。
要するに、お見舞いを私からも送ってくれということ。


「今度会った時に払うから、気持ちでいいのよ。」


結局、私は母にお見舞い代を催促することなどないのだから、一方的なお願いということになる。
せめて予算くらい教えてくれたらよいのだが、それは「あなたの常識に任せる」というので、頭が痛い。


「ちょっと、発作起こしちゃって。今回は、お母さん代わりにお願い出来ない?今度会った時にお金は渡すから。」


「え?あんた倒れたの!?いつ?」


珍しく、母親らしい声を聞いて、少しは安心する。だが、本当にそれは少しだった。すぐに、


「まあ、もう動けるようになったのなら良かったわよ。私も最近、体調悪くてね。腰も痛いし目も霞むし、足も悪いしで大変よ!」




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すぐに、自分の話にすり替える。母は大袈裟に、自分を持病持ちだと言うけれど、発端は生活習慣病のようなもの。こう言っちゃ悪いが、自業自得。
不摂生や運動不足が招いた結果が、現在の不健康に繋がっているだけなのだ。
そんな心の声はおくびにも出さず、労わりの言葉を探す。


「ちゃんと病院行った方がいいよ。セカンドオピニオンとか。じゃないと叔母さんみたいに入院することになるよ。」


「そうね!本当、そう。もういつ入院になってもおかしくないわ。今週なんて、月曜は皮膚科、火曜は内科、木曜は眼科で金曜は歯医者。もう毎日病院通いで参っちゃうわよ。」


母の忙しいアピールは、いつも病院。なんだか悲しい。外に趣味でも見付けたら、もっと人との交流を活発にしたら、病院通いの必要も無くなる気がする。
病は気から。毎日をアグレッシブに生きていれば、満足した日々を送っていれば、ポジティブな内面ー、それによって体も健康に向かう気がする。
母の場合、自ら暇つぶしに病人になりたがっているようにさえ見えてしまうのだ。


「そういう訳で、お見舞いをあんたの代わりに買いに行くのもキツイのよ。来週でもいいから、ね。お願いよ。」


二度もお願いされたら、もう断れない。渋々OKするしかなかった。受話器片手に、ネットで「お見舞い・親戚・相場」を調べる。


「5千円くらいでいいかな?」


「そうね、まぁ最低それくらいあればいいんじゃない?」


「・・・」


母は、やっぱり一言多い。




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