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手帳の教え

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今使っている手帳には、格言めいたものがページ毎に記載されている。
ボランティアや子ども会の活動に参加することで、この手帳もようやく日の目を見ることが出来たのだ。
今まで、持ち主が不甲斐ないばかりに寂しい思いをさせていた。
パラパラとページを繰ると、心に響く一文があった。


「深い悲しみはきまって、体の不健康な状態から生じる。しかし本当の病気でないかぎり、苦悩は去る。そして、やがて平穏な時が、思っているよりももっといいいことが訪れる。」


先日、子の下校時に遭遇し、あの出来事を目にしてから、心がずっとざわざわしている。特定の友達が出来ないのならまだしも、陰湿ないじめともつかないセーフラインの嫌がらせ。
目に見えない分、タチが悪い。
子の心の具合はどうだろうか?正直、ここ数日あまり眠れていない。夜になり瞼を閉じると、寂し気な赤い傘が浮かんでは消え、そしてまた現れるのだ。
隣で健やかな寝息を立てている子の髪を撫で、その無防備さに切なくなる。どうにも出来ないー、歯痒い思い。
平穏な時ーそして、もっといいこと。良いことをイメージする。いや、この格言を目にしたら、すーっとイメージ出来たのだ。普段はマイナス思考の塊な私でも。
パラリと続いてページを繰る。


「心配ごとがあるときに、あれこれ考えるのはやめよう。そうではなく、腕を上げたりして体操してみるといい。あなたはその効果に驚くはずだ。」


今度はこの言葉に触発され、思い立ち、ヨガの無料動画を視聴した。普段、全くといって良い程使っていない筋肉。いや、こんな場所に筋があったのかさえ知らずにいたことが恥ずかしい。痛みは軽い心地良さに変わっていく。
ナーバスになると、すぐに布団に潜り込む私。横になって携帯漫画に没頭し、その時はその辛さを忘れるが、読み終えた時の時間の経過と、それに比例する後悔の念。
しかし、たった30分程度の運動で、私の心は不思議と健やかになって行った。強いて言えば、前向きに。





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ー今は、見守ろう。どんと構えよう。


そう決めてから、子を迎えがてら散歩に行こうと思い立つ。正直、いつもなら億劫なのが先に立ち、気になりながらも自宅で子を待つが、体を動かすことは不思議と私に快活さを与えてくれたようだ。
ぞろぞろと子供達の群れがこちらに向かって来る。素敵ママの子とすれ違い、何となく盛り上がる彼らに挨拶をしそびれる。やはり、私はまた私だと少しだけ後ろ向きになる。
気を取り直し、再び顔を上げる。前方から子が歩いてくる。一人ではなかった。同じ学年の男子数名とだった。無邪気に笑いながらー、心から楽しそうなその表情に私の心は弾む。
ずっと後方には、Aちゃんらいつもの女子グループ。何となく詰まらなそうに、前方にいる子と男子達を見ている。
子は、私に気が付くと、照れ臭そうに軽く手を振った。


「おかえりなさい!」


子供達に、笑顔で声を掛ける。男子達も、照れ臭そうにしつつ会釈をする。
布団にくるまらず、運動したからこうした場面に遭遇することが出来た。


ー状況は、決して悪くは無い。大丈夫、挽回の余地はある。


やはり、もう少し見守ろうと思えた。過敏になり過ぎず、しかし要所要所は注意しつつ。難しいけれど、それが母の役目なのだ。




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労力の使いどころ

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一度、人に対して苦手意識を持つと、なかなかそれを変えることは容易でない。
スネ夫ママやボスママは勿論、EちゃんママやAちゃん、Dちゃんママも苦手。
それに、名前は忘れてしまったけれど、会えば気付かない振りをしてしまいたくなる顔見知りもたくさんいる。
素敵ママやYさんのように、底抜けの社交性を持つ人々には理解出来ないだろうけれど、こんな人間は案外多い気がする。ネットや雑誌などのお悩み相談でも、良く目にするエピソード。 顔見知りに出くわしても、気が付かない振りを装ってスルーする、みたいな。
夏休み前の学校。写真展示をしているというので行くことにした。期間が決まっており、人がいないだろう午前中を狙って行ったのだが、学校内の自転車置き場にずらりと並んだママチャリを見て、予想が外れたことに気は沈む。 引き寄せの法則ーで、悪い予想をいつでも引き寄せてしまう私。
後ろ姿ですぐに、Eちゃんママと素敵ママ、それに見知らぬママがいるのが分かった。まるで女子学生のように、きゃあきゃあ笑いながら写真を選んでいる。
同じ学年なので、他に行き場を見付けることも出来ず、だからといってUターンすることも情けない。
Eちゃんママは苦手だ。嫌いではないけれど・・スネ夫ママではない、それだけでもまだマシか・・


「あ、お疲れ様~」


素敵ママが、満面の笑みで挨拶をしてくれた。


「こんにちは。」


私も、なんとか憂鬱な気持ちを引きずらないよう、努めて明るく振る舞う。素敵ママの隣にいる、初対面の女性はEちゃんママと盛り上がっている。ちらっとEちゃんママがこちらを見た気がした。
しかし、大きなサングラスを掛けているので果たして目が合っているのかどうか分からない。そういう時の便利な挨拶ー軽い会釈だ。




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引き攣りつつも、笑顔で彼女に向かって会釈をしたが、顔を上げると彼女は隣の女性と写真を見ながらクスクス笑う後ろ姿。なんだか惨めな気持ちになった。何故なら、それを素敵ママが見ていたから。
私は彼女の前で、頭からつま先までのプライドというプライドのカケラをかき集め、まるで何事も無かったかのように、


「暑いね、いい写真、あるといいんだけど。」


会話を続けた。人の良い彼女は、私の言葉を繋げるように、


「OOちゃんの、いい写真あったよ。」


親切に、その場所を教えてくれた。
恐らく、ママ友のいない私の娘である我が子は、こんなにたくさんある写真の山の中で、どの親からもスルーされているのだと思っていたから素直に嬉しかった。
こうして、子の存在を認めてくれている人がいるだけで、何だか救われた気がした。大袈裟だけれど、それくらい彼女のその言葉は嬉しかったのだ。


「ありがとう!」


心から、感謝の想いを伝えた。私が写真番号を転記しているうちに、彼女は自分の仲間の元に戻って行ったが、それ程寂しさを感じなかった。
色々な人がいる、嫌な人も良い人も。
それが社会。
次からは、Eちゃんママは視界に入れなければいい。ここで人間が出来ていれば、それでも気にせず愛想良く挨拶をし続けるのだろうけれど、私はそこまで善人でもない。
こちらが媚びへつらう必要などない。無駄な労力は、その分良い人に向けよう、そう思った。



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振替休日

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学校行事の関係での振替休日。
相変わらず、子は誰とも遊ぶ約束をするでもなく、家にいる。しかし、ピアノを始めたことでだらだら手持無沙汰を埋める為にゲームをし、時間を無駄にすることは無くなった。
気分転換にー、とはいっても、私自身のでもあるけれど、外に誘った。ぷらぷら本屋などを回り、ちょっとお茶でもしようと思ったのだ。
駅前のショッピングモール。正直、顔見知りがいる可能性が高いので億劫だったが、しかし子がそこを指定したので従うことにした。
世間は平日。なので、モール内はがらんとしている。


「あ!OOちゃん~」


すれ違いざま、声を掛けられた。まいこちゃんママとまいこちゃん、それに妹の3人。声を掛けて来たのは、まいこちゃんではない、ママの方だった。まいこちゃんは、チラッと子に視線を向けるが挨拶をしようともしない。
ついこの間まで、一緒のダンス教室で和気あいあいとしていたはずなのに、そこから抜けたー(正確に言えば置いて行かれたのだが・・)子の存在は、まいこちゃんにとったらどうでも良い存在のようで、子は逆に気まずい表情。
無邪気に挨拶をし合う関係は終わったのか?これが、高学年女子の扉なのだろうか。


「これから、クラスのお友達親子とカラオケ行くんだ。OOちゃんも知ってるかな?桜子ちゃん。同じクラスになったことある?それと、ありさちゃん。振替休日だし、皆暇なんだよね。カラオケも平日なら安いしね。」




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聞いてもないのに、ペラペラと。子の感情の動きが気になり、会話に集中出来なかった。


ー寂しがってないだろうか?


ー羨ましがってないだろうか?


「そうなんですね。」


まいこちゃんママは、口には出さないが、「あなたたちはどちらへ?」とでも聞きたそうな表情を見せた。勿論、私達親子は私達だけでという確信を抱いた上での問い掛けだ。 実際、聞かれる前に、


「じゃあ、また。」


軽く会釈をしてその場を離れた。
恐らく、これから待ち合わせ場所へ向かうのだろう彼女らの後ろ姿は浮かれており、隣に立つ子の表情が気になり何気なく視線を落とした。やはり、少し、沈んでいるように見えた。


「ねえ、何か食べたい?」


「・・・甘いもの。」


答えてくれて良かった。何も要らないと言われたらどうしようかと思った。気を取り直し、クレープ屋へ行った。いつも頼むチョコバナナホイップに、今日は特別バニラアイスもトッピングして。
私は何も頼まなかったが、子が美味しそうにクレープを頬張るその顔を見ているだけで、先ほどの切ない気持ちが少しだけ薄れた。




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母親失格

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私が専業主婦でいるのは、子の為である。

お帰りと帰宅を玄関で迎えてあげられること。
宿題をゆっくり見てあげられること。
たまに作った手作りのおやつを一緒に食べながら、学校であった出来事を聞いてあげられること。
子が悲しい思いをした時に、察してあげられる余裕を持てること。
学校で体調が悪くなった時、すぐ迎えに行ってあげられること。
熱が出た時、気兼ねなく看病出来ること。

他にも色々あるけれど、私は不器用だから、仕事と上記を両立させることはやはり難しく、以前短期バイトをした時は色々反省する部分があったのだ。
うざったいと思われても、母はここにいるのだと子に安心感を持たせたい。普段は、学校や友達と気持ちは外に向かっていても、ふと振り返れば母はいる。いつでも抱き締めて話を聞いてあげるのだと。

都内の百貨店へ足を運んだ。とはいっても、自分や子の分の買い物ではない、お中元を見に行くという名目だった。
それでも、電車を使う買い物は久しぶりで、気分は高揚していた。
携帯を忘れたことに気付いたのは、電車に乗った時。既に手遅れ。しかし、変なところで能天気の私は、何かが起こることなんて万のうち一つだろうと高をくくっていた。
予算通りの涼やかな和菓子などを注文・手配し、一仕事終えてほっとする。ついでにとデパ地下をぶらり。子にお土産のプリンを購入し、店を後にした。
駅に停めた自転車に乗り込み、炎天下の中汗だくで帰宅し、顔と手をひととおり洗いさっぱりすると、何となく忘れていた携帯を手に取った。珍しく、着信ランプが点滅していたからだ。


着信ー14件。




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夫からか!?と焦る気持ちで履歴を見たら、学校からだったので、その何倍もの焦りが一気に私を襲った。子に何かあったのだー途端に心臓はバクバク音をたて出した。
すぐに折り返しの電話を入れると、誰だか分からないが女性の声。クラスと子の名前を出したところで保健室に繋がれた。子が吐いたとのことだった。
既にすっぴんだったが、化粧をし直す余裕も日焼け止めを塗る余裕も無い。マスクと帽子をかぶり、学校に向かった。


「すみません!遅れまして!!」


「あ、良かった。OOさん、お母さんが見えたわよ。」


保健室の先生が優しく子に声を掛けると、寝かされていた子がむくりと起き上がった。この暑い中、マスクをしていた私は顔が真っ赤。汗はびっしょりだったが、暑いからなのか動揺からなのかーいや、両方からの汗だったのだろう。
お礼を言い、外に出る。ランドセルを持ってやるが、子はふらふらだ。自転車で来たが、後ろに乗せる年では無い。こういう時、免許を持っていたらと心底思う。


「疲れた。歩きたくない・・」


「もう少しだから、頑張ろう。ごめんね、お迎え遅くなって。」


「・・・・・」


何とか自宅に戻り、子を大急ぎで横にさせた。少しして、すやすやと寝息を立て始め、夕飯時に自ら起きた時には回復していた。


「お腹、空いた!」


とんかつが食べたいとリクエストされたが、流石に吐き気を催した当日に揚げ物という訳にいかない。暖かいうどんを作りそれを食べさせてから、デパ地下のプリンをデザートに出した。
暖かい風呂に入れ、再度寝かしつけた。あんなに寝たのだから寝付きも悪いかと思っていたが、案外すんなりと再び眠りに落ちたようだった。
一息ついて、携帯履歴を見た。学校からの最初の着信履歴は時間にして午前中。そう、私が家を出て電車に乗ろうとしていた時間だった。外出していたのが5時間程。そういう時に限って、昼をまたいでいた。 ファーストフードで200円程のランチだったが、楽しんでいた頃、子はなかなか母が迎えに来ないことを不安に思っていただろうと思う。
何の為の専業主婦なのか?そして、そのことについて夫に厳しく叱られることになるのだ。




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卑しい背中

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激安スーパーが詰め放題をするとチラシで知り、丁度、冷蔵庫が空っぽということもあり勢い良く玄関を飛び出した。
隣町にあるそのスーパーは穴場だ。知人に会うことも殆ど無い。皆、ショッピングモール内の大手スーパーだったり駅前のセレブスーパーを利用しているのだろう。
店に到着。既に、大勢の人々が群がっている店前。皆、何となくだがテイストが同じ。何ていうか、空気感が同じなのだ。言葉を換えれば、素敵ママのような人はここにはいない。

袋を手に取り、じゃがいも人参、それに玉ねぎを入れて行く。袋詰めの達人という人を以前テレビで観たことがあり、それを真似る。
確か、最後に人参を突き刺すように入れるのだ。袋から飛び出ていても、袋に先っぽが少しでも入っていればOKだ。
汗だくになりながら、顔を上げると、なんとアイツがいた。スネ夫ママだった。袋詰めに夢中で私に全く気付いていないようだ。いつからいたのだろう?私も顔を上げるまで気付かなかった。 つば広帽を目深にかぶり、必死の形相で野菜を詰めていた。途中途中で袋を伸ばしながら。


気付かれる前に退散しようー


そう思った時に彼女の方がすべて入れ終えたのか、レジに向かうのが見えた。先を越されたので、今度は入れていた野菜を出して、吟味するふりで別の物に入れ替える。




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「すごいねえ!よくこんなにたくさん入れたもんだ!!今日一番の量だよ!」


レジのおじさんが豪快に笑う。貧乏くさい・・正直、いつも、人を見下し透かした風を装っている彼女。そんなアイツだけれど、こうした店で鼻息荒くお得に飛びついているのだ。


「あーあ、袋破れちゃってるよ、本当はダメだけど、まぁいいや!特別!!」


気前良く、更に大きな袋に野菜を入れ替えるおじさん。アイツの後ろ姿がなんだか卑しく見える。
この姿を、皆に見せてやりたい・・・小さな反抗。アイツが去った後、レジに向かう私の持つ袋は十分余裕を持っていた。


「あれ?いいの?まだまだ入るけど。」


「大丈夫です、そんなに買っても腐らせてしまったら勿体無いので。」


私の心は、優越感で一杯になった。




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