にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 専業主婦へ
にほんブログ村 子育てブログ 一人っ子へ

引き取り訓練

スポンサーリンク








引き取り訓練があった。 以前、少し遅れてしまったことがありかなり文句を言われたので、今回は早目に行くことにした。
園の送迎もそうだったけれど、こうしたお迎えがいまだに苦手。さっと行って引き取りさっと帰りたい。

学校が見えてくると、次第に母親らの群れに遭遇する。つい伏し目がちになりながらも、先を進む。
前方に、スネ夫ママとボスママの後ろ姿が見えた。行事だけではない、引き取り訓練まで待ち合わせて来ているらしかった。
向こうは徒歩、私は自転車。そのまま追い越す勇気が出ず、自転車をひいてのろのろ歩く。折角早目到着の予定だったというのに、彼女らのせいで遅くになってしまった。
防災頭巾をかぶった子供と親が連れ立ってぞろぞろと校門を出て来る。いつまで経っても来ない母親を不安そうに待つ子の顔が頭に浮かび、駐輪場に自転車を置くと小走りで下駄箱へと急いだ。

下駄箱で、スネ夫ママを追い越す。顔の広い彼女は、あちこちから声を掛けられ、大きな声でボスママらと騒いでいる。一向に子供の引き取りに向かう様子が見られない。
まるで、井戸端会議をしに来たかのよう。
子のクラスに到着し、列に並ぶ。皆、母親らはここでも顔見知りと和気あいあいとしており、ヘルメット姿であくせく訓練を実行している担任などお構いなしにお喋りに花を咲かせている。 いよいよ私の番になり、頭巾をかぶった子が呼ばれた。心底ほっとした表情でこちらに向かって歩いて来た。


「ごめんね、遅くなって。」


「一番に来て欲しかった。」


帰りも再び下駄箱を通ると、相変わらずスネ夫ママらが引き取りもせず談笑している。なんだかな、と思いつつ学校を後にした。




スポンサーリンク




ワンオペHW

スポンサーリンク








夏休みの宿題が、まだ終わらない。
もう4年生なので、自ら主体的に始めてほしいが、学校で行う親子教室の参加を断った後ろめたさで手伝う羽目になった。
親子教室とは、夏休み中に自由研究や工作などの課題を、学校が予めお膳立てしてくれるもの。親子で数日参加すれば、夏休みの宿題はチャラになる。
参加率は高く、しかし、皆友達同士で誘い合って参加するらしいと子から聞いた。友達ーというのは、所謂「友達親子」ということだ。
割り切って、親子二人きりでも参加すれば良いし、実際そうしている親子だってたくさんいるのだ。それなのに、すっかり夏休みモードに入っていた私は、休み中まで学校のことから離れたく、今回は自分優先に事を決めてしまったのだ。

ネットで検索すれば、色々なテーマが出て来るが、暑さもあって何だか取り掛かる気力が出ない。しかし、ぼやぼやしていたら夏休みも終わってしまう。
ふと、父親である夫が手伝ってくれたら良いのにーと思った。素敵ママのご主人なんかは、言われなくても積極的に子の宿題に首を突っ込みそうだなーそう思い、また羨ましくなった。 基本、子供のことは母親の仕事。ワンオペ育児ーなんて言葉は使いたくないが、ふとそんな流行りの言葉が頭をよぎる。


ー4年生、自由研究、簡単ー


そんなキーワードで検索すると、企業の工場見学がずらりと出て来た。これならー、資料もあるしテーマもはっきりしている。
良さそうなものをいくつかピックアップしたら、一仕事終えた気分になった。




スポンサーリンク




完全スルーの仲

スポンサーリンク








子と一緒に、ショッピングモール内にあるスーパーで買い物をしていたら、素敵ママにばったり出くわした。
最近、子ども会の準備でも頻繁に会うけれど、彼女の回りにはいつも誰かがいるし、挨拶くらいでちょっとした立ち話的なこともしていなかったので、向こうから声を掛けて来てくれたことが素直に嬉しかった。
彼女は、下の子と二人きりで、上の子はサッカーで毎日いないとのこと。


「いいなぁ。OOちゃんは女の子だからね。男の子なんて、友達優先ですぐにどっか出掛けちゃうよ。サッカーが無い日は、児童館でDS三昧だし。プールだお祭りだで家になんて殆どいなくて。」


困り顔の彼女だが、悪意の無いその台詞は私達親子に刺さるものだった。


ー夏休みなのに、友達と遊ぶこともなくママにべったりなんて・・もう4年生なのに大丈夫!?


言葉の裏を勝手に読んでは、自己嫌悪に陥るのだ。しかし、子はまだ小さな下の子に自然に近寄り、話し掛けている。その姿を見て、もし妹がいたらこんなだろうかーと妄想する。


「もう、3歳?」


「うん、早いよね。まだオムツ取れてないんだけどね。二人目だと適当だよ。」


5分くらい立ち話しただろうか。


「OOちゃん、すごい面倒見いいね。うちの子、ほんとうに楽しそう。」


驚いたことに、普段の子からは想像出来ない姿を見た。下の子を抱っこして、喜ぶくらいに揺すって笑わせていたのだ。素敵ママが嬉しそうにするのを見て、私まで嬉しくなった。
しかし、視線を子から素敵ママに戻すまでの「間」に、嫌なものが目に入って来た。それは、ボスママだった。その距離感と、こちらに向かって歩いて来るのを見れば、素敵ママに気が付くのは時間の問題ーそして防衛反応が働く。




スポンサーリンク





「あ、そろそろ行かないと。」


特に急ぎでも無いのに、その場を離れる為に子を呼ぶ。しかし、子を呼ぶのと同時に、素敵ママの方がボスママに気付いてしまった。


「買い物~?」


「うん、ちょっと涼みにね。」


私は、ボスママに気付かない振りをした。明らかに不自然だ。だって、素敵ママのすぐ側におり、たったの今まで彼女と会話をしていたのだから。しかも、ボスママと私は同じ園&クラス出身。同じクラスとまで素敵ママが知っているかは分からないけれど、それでも互いに挨拶せずスルーし合うのはおかしい。そして、どちらがおかしいのかと言えば、交友関係が乏しい私の方が不利なのだ。軍配は、ボスママに上がる。
弱い人間程、損をする。スネ夫ママはじめ、ボスママらは、ずっとずっと昔から私の存在など空気以下のような扱いをして来た。こちらから愛想笑いをしても挨拶をしても話し掛けても、完全スルー。そう思うと、何事もないかのようにこちらから挨拶をしようだなんて思えるはずもなかった。


「お先に。」


素敵ママにだけ告げる。隣にいるボスママには一切視線を合わさずに。そして思う。何故、こちらがこんなにも罪悪感をおぼえなければならないのか?これがいつまで続くのか?子が、怪訝そうな顔つきでこちらを見たが、それに構う余裕など全く無かった。
同じ小学校ーそして中学。今後、またいつどこで彼女と繋がるか分からないけれど、無理なものは無理なのだ。
折角、素敵ママに出くわして気分の良かった昼下がり。こうしたちょっとのことでズドンと気分は暗くなる。そして、自分ばかりが人生詰まらなくしている気がしてしまう。




スポンサーリンク



手帳の教え

スポンサーリンク








今使っている手帳には、格言めいたものがページ毎に記載されている。
ボランティアや子ども会の活動に参加することで、この手帳もようやく日の目を見ることが出来たのだ。
今まで、持ち主が不甲斐ないばかりに寂しい思いをさせていた。
パラパラとページを繰ると、心に響く一文があった。


「深い悲しみはきまって、体の不健康な状態から生じる。しかし本当の病気でないかぎり、苦悩は去る。そして、やがて平穏な時が、思っているよりももっといいいことが訪れる。」


先日、子の下校時に遭遇し、あの出来事を目にしてから、心がずっとざわざわしている。特定の友達が出来ないのならまだしも、陰湿ないじめともつかないセーフラインの嫌がらせ。
目に見えない分、タチが悪い。
子の心の具合はどうだろうか?正直、ここ数日あまり眠れていない。夜になり瞼を閉じると、寂し気な赤い傘が浮かんでは消え、そしてまた現れるのだ。
隣で健やかな寝息を立てている子の髪を撫で、その無防備さに切なくなる。どうにも出来ないー、歯痒い思い。
平穏な時ーそして、もっといいこと。良いことをイメージする。いや、この格言を目にしたら、すーっとイメージ出来たのだ。普段はマイナス思考の塊な私でも。
パラリと続いてページを繰る。


「心配ごとがあるときに、あれこれ考えるのはやめよう。そうではなく、腕を上げたりして体操してみるといい。あなたはその効果に驚くはずだ。」


今度はこの言葉に触発され、思い立ち、ヨガの無料動画を視聴した。普段、全くといって良い程使っていない筋肉。いや、こんな場所に筋があったのかさえ知らずにいたことが恥ずかしい。痛みは軽い心地良さに変わっていく。
ナーバスになると、すぐに布団に潜り込む私。横になって携帯漫画に没頭し、その時はその辛さを忘れるが、読み終えた時の時間の経過と、それに比例する後悔の念。
しかし、たった30分程度の運動で、私の心は不思議と健やかになって行った。強いて言えば、前向きに。





スポンサーリンク





ー今は、見守ろう。どんと構えよう。


そう決めてから、子を迎えがてら散歩に行こうと思い立つ。正直、いつもなら億劫なのが先に立ち、気になりながらも自宅で子を待つが、体を動かすことは不思議と私に快活さを与えてくれたようだ。
ぞろぞろと子供達の群れがこちらに向かって来る。素敵ママの子とすれ違い、何となく盛り上がる彼らに挨拶をしそびれる。やはり、私はまた私だと少しだけ後ろ向きになる。
気を取り直し、再び顔を上げる。前方から子が歩いてくる。一人ではなかった。同じ学年の男子数名とだった。無邪気に笑いながらー、心から楽しそうなその表情に私の心は弾む。
ずっと後方には、Aちゃんらいつもの女子グループ。何となく詰まらなそうに、前方にいる子と男子達を見ている。
子は、私に気が付くと、照れ臭そうに軽く手を振った。


「おかえりなさい!」


子供達に、笑顔で声を掛ける。男子達も、照れ臭そうにしつつ会釈をする。
布団にくるまらず、運動したからこうした場面に遭遇することが出来た。


ー状況は、決して悪くは無い。大丈夫、挽回の余地はある。


やはり、もう少し見守ろうと思えた。過敏になり過ぎず、しかし要所要所は注意しつつ。難しいけれど、それが母の役目なのだ。




スポンサーリンク



労力の使いどころ

スポンサーリンク








一度、人に対して苦手意識を持つと、なかなかそれを変えることは容易でない。
スネ夫ママやボスママは勿論、EちゃんママやAちゃん、Dちゃんママも苦手。
それに、名前は忘れてしまったけれど、会えば気付かない振りをしてしまいたくなる顔見知りもたくさんいる。
素敵ママやYさんのように、底抜けの社交性を持つ人々には理解出来ないだろうけれど、こんな人間は案外多い気がする。ネットや雑誌などのお悩み相談でも、良く目にするエピソード。 顔見知りに出くわしても、気が付かない振りを装ってスルーする、みたいな。
夏休み前の学校。写真展示をしているというので行くことにした。期間が決まっており、人がいないだろう午前中を狙って行ったのだが、学校内の自転車置き場にずらりと並んだママチャリを見て、予想が外れたことに気は沈む。 引き寄せの法則ーで、悪い予想をいつでも引き寄せてしまう私。
後ろ姿ですぐに、Eちゃんママと素敵ママ、それに見知らぬママがいるのが分かった。まるで女子学生のように、きゃあきゃあ笑いながら写真を選んでいる。
同じ学年なので、他に行き場を見付けることも出来ず、だからといってUターンすることも情けない。
Eちゃんママは苦手だ。嫌いではないけれど・・スネ夫ママではない、それだけでもまだマシか・・


「あ、お疲れ様~」


素敵ママが、満面の笑みで挨拶をしてくれた。


「こんにちは。」


私も、なんとか憂鬱な気持ちを引きずらないよう、努めて明るく振る舞う。素敵ママの隣にいる、初対面の女性はEちゃんママと盛り上がっている。ちらっとEちゃんママがこちらを見た気がした。
しかし、大きなサングラスを掛けているので果たして目が合っているのかどうか分からない。そういう時の便利な挨拶ー軽い会釈だ。




スポンサーリンク



引き攣りつつも、笑顔で彼女に向かって会釈をしたが、顔を上げると彼女は隣の女性と写真を見ながらクスクス笑う後ろ姿。なんだか惨めな気持ちになった。何故なら、それを素敵ママが見ていたから。
私は彼女の前で、頭からつま先までのプライドというプライドのカケラをかき集め、まるで何事も無かったかのように、


「暑いね、いい写真、あるといいんだけど。」


会話を続けた。人の良い彼女は、私の言葉を繋げるように、


「OOちゃんの、いい写真あったよ。」


親切に、その場所を教えてくれた。
恐らく、ママ友のいない私の娘である我が子は、こんなにたくさんある写真の山の中で、どの親からもスルーされているのだと思っていたから素直に嬉しかった。
こうして、子の存在を認めてくれている人がいるだけで、何だか救われた気がした。大袈裟だけれど、それくらい彼女のその言葉は嬉しかったのだ。


「ありがとう!」


心から、感謝の想いを伝えた。私が写真番号を転記しているうちに、彼女は自分の仲間の元に戻って行ったが、それ程寂しさを感じなかった。
色々な人がいる、嫌な人も良い人も。
それが社会。
次からは、Eちゃんママは視界に入れなければいい。ここで人間が出来ていれば、それでも気にせず愛想良く挨拶をし続けるのだろうけれど、私はそこまで善人でもない。
こちらが媚びへつらう必要などない。無駄な労力は、その分良い人に向けよう、そう思った。



スポンサーリンク



copyright (c) 隣の芝生 all rights reserved.

プロフィール

selinee

Author:selinee
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR