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任意を義務にしない

運動会は、雨天中止。
今のところ、五分五分といった予報。
メンバー集めなど大変だったけれど、ギリギリなんとか帳尻合わせも出来て既に終わった感。
ただ、自分自身も大繩や綱引きに出なければならず、それが億劫。
特に、大繩。運動神経が鈍い私。皆の足を引っ張らないかと今からドキドキしている。
この地区は、大繩が前回は3位だったらしく、今回は2位ーあわよくば優勝を目指しているらしい。お揃いのTシャツを地区で作って着る程に熱いのだ。
これは、自治会予算で作られたものだけれど、パジャマにするのにも恥ずかしい、町内名が入っているデザイン。
金を取られなかっただけ、良しとしよう。




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実は、大繩に向けての練習も何度かあった。だが、任意参加だったこともあり、パスしてしまった。TさんやHさんは出たらしい。
私は、会長が不参加だったので、便乗したのだ。会長は、長男が野球の試合に勝ち進んでいるので、応援に行くとのことだった。

皆、忙しい。それでもスケジュ―ルを調整し、なんとか時間の合間を縫って出来ることをする。
私もそれに倣って頑張ろうとしたけれど、自分のキャパはとうに超えていた。「任意」を「義務」にする必要は無い。
細く長く継続させる為に、最低限のことを頑張るーそれでいいのだ。




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孤高節

孤高の人にお詫びの品を渡せて、ほっとしている。
パトロールの際、菓子袋をぶら下げて旗振りをするのは微妙だったけれど、二つ先の信号に同じく旗を持つ彼女を視界の端におさめながら、なんとか話し掛けるタイミングを見計らっていたのだ。
下校する生徒達の波が引いたところで、お開き。
近くの母親らと挨拶をし、背中を向け帰宅する彼女を追い掛けた。


「すみません!!」


背後から、人の名前を呼ぶのが昔から苦手だ。あの・・とかその・・とかもごもごしてしまう。彼女にはちゃんとした呼び名があるのに、もう何年も前からの知り合いなのに、こんなことに躊躇する。
振り返ると、一瞬驚いた表情を見せた後、すぐに笑みを浮かべてくれたので、スムーズに本題に入ることが出来た。
菓子を差し出すと、


「えーー!!いいって、そんなの!」


私の好きな、孤高節。しかし、脳裏にはあのラインメッセージがちらりと浮かぶ。引き下がる訳にはいかない。
何度か押し問答をした後、最終的に菓子を受け取って貰えた。要するに、「許して貰えた」ということなのだ。


「私もちゃんと聞いておけば良かったよね。先走ってじゃんじゃん呼んじゃってさ。大丈夫、気にしないで。当日、頑張ろう!」




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ホッとし過ぎたのだろう、気付くと涙がほろっと零れ落ちた。気付かれないよう誤魔化したけれど、孤高の人に見られてしまった。


「やだ!どうしたの!?」


「いえ、本当にすみませんでした!」


孤高の人は、私の涙に驚くと、


「もっとさ、気楽にしなよ。前から思ってたんだけど、OOさんって真面目過ぎるんだよ。思うより周りはそんな気にしてないって。みんな、自分のことに必死だからさ。」


励ましてくれた。 一瞬、彼女は私のことを理解してくれているのだーそう錯覚しそうになる。油断すると、寄り掛かってしまいそうだったので、「気」を入れ替えた。


「卒対、頑張ります!」


突然、別の方向で気合いを入れた私の言葉に、再び孤高の人はギョッとしたような顔をした。こういうところが、「変」なのだろう。
深くお辞儀をし、踵を返した。耳の先まで真っ赤なのだろう、顔中が熱くて仕方が無かった。遠い昔、初恋の男子生徒に話し掛けられたあの空気ー、孤高の人に恋をしている訳ではないけれど、それを思い出した。




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引き渡し訓練

防災訓練の一環として、引き渡し訓練があった。

学校に向かう途中、20メートルほど先にボスママとスネ夫ママ。こんな時まで待ち合わせて行くのだろうか?どこまで一人で行動出来ない人種なのだろう。
だが、そんな彼女等を前に、追いつかないようそろそろゆっくり歩幅を小さくする自分は、情けない。彼女等がいなければ、もっと早く引き取りに行けたのにとモヤモヤする。
全校生徒の保護者が一斉に迎えに行くこともあり、校庭は人で一杯。
防災頭巾姿の子ども達。1年生の集団の頭巾姿は愛らしく、我が子にもこんな時期があったのだと懐かしく思う。
6年生の集団。体もすっかり大きく、頭巾だけではなく使い古したランドセルさえ、なんだかアンバランス。それも、数年経てば懐かしく思い出す光景となるのだろう。
担任の元へ行き、子を引き取る。子は、私の姿を認めると、恥ずかしそうなーそれでいて嬉しそうな表情をした。
まだまだ生徒は多くおり、残された子ども達は不満げな顔。暑さで早く引き取りに来て欲しいのだろう。




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二人きりになると、相変わらず素っ気ない子。あれこれ今日の出来事を聞いても、うんともすんとも返って来ない。
寂しく思うけれど、一定の距離感で私と並んで歩く。これが、私達親子の距離感。
最後に手を繋いだのはいつだったか、もう忘れてしまったし今更繋ぐ勇気は出ない。

門を出ると、またボスママとスネ夫ママーそして子供達。うざい。帰りまでべったり。だが、子ども同士は仲良くないらしく、お互い口も利かずにスタスタ歩いている。
特に、スネ夫ママの子は早歩きで前を歩く他の友達に声を掛けている。ボスママの子は、親の後ろをトボトボ歩いている。
そういえば、スネ夫ママはボスママの子を虐めていたことがあったな、と思い出す。その力関係は、高学年になった今も尚、続いているのだろう。
子のペースに合わせると、彼女等に追いついてしまう。それが嫌過ぎて、用も無いのにコンビニに寄ろうと声を掛けた。
親と一緒なら、下校時の寄り道も構わないだろう。
子の分だけスイーツを買い、店の外に出る。もう、スネ夫ママらの姿は見えなくなっていた。




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自己満土産

卒対の打ち合わせ。
早くも遅くもない時間ー、学校に到着したことを悔やんだ。
一番乗りなら、二番目に来た人と多少なりとも話が出来て場にうまく馴染めたかもしれなかったし、遅ければ、話し相手がいない私にとって苦行ともいえる雑談タイムは、もっと短縮出来たろうと思う。
戸を開けると、スネ夫ママの大きな笑い声。そして、彼女の回りに群がる人々。一斉にドアの前にいる私に視線が集まり、萎縮してしまう。
だが、勇気を出して引き攣り笑顔で挨拶をした。


「おはようございます・・」


パラパラと、だがスルーされることなく、事務的な挨拶が数人から返って来た。それでもう良しとすればいいのだろう。だが、一気に気分は暗くなる。


ーここは、私の居場所じゃない。


学校でもバイト先でも、職場でもーそして親戚や家族との関わりの中でさえ、いつでも纏わりつく違和感。居場所って何だろう?私を受け入れてくれ、必要としてくれる空間。
それは、一方的ではない。私にとってもあなたにとってもー、そんな空間。
それが叶うのは、唯一、私と子との親子間だけなのかもしれない。それさえ最近では危ういものだけれど・・


「でも、海外なんて羨ましい~!うちなんて毎年沖縄だよ。さすがに飽きた!」


取り巻きが、羨望の声を上げる。見てはいないが、スネ夫ママのご満悦な表情が脳裏に浮かぶ。


「えー!!いいの?」


「うん、好きなの選んで!取ってって。」


大きな紙袋を、取り巻き達の前に出すと、皆はきゃいきゃい言いながら色取り取りの包み箱や袋を取り出した。


「これって塩?」


「うん、ハーブソルト。お肉でもお魚でも、これだけで味が決まるよ。」


ーお肉?上品ぶって。バッカみたい!


内心舌打ちする。




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「おはよー!」


孤高の人達がやって来た。


自然にスネ夫ママらの輪に交じり、和気あいあいと雑談を始める。私のように、一人で所在なく席についている者など誰一人いなかった。


ー疎外感ー


「ありがとう!いいね、海外。小学校最後の夏だっていうのに、仕事が忙しくてどっこも連れて行かれなかったわ。」


孤高の人の言葉には、皆のような羨む感情が皆無だった。私は私ーそんな感じ。彼女なりに、土産を貰ったが故の最低限の社交辞令が、「いいね、海外!」だ。
皆が、紙袋を順々に回す。そして、最後にそれを受け取った人が、チラッと私に視線を移しているだろう空気が痛い程伝わって来た。
スネ夫ママは他のママと話に夢中。


「どうぞー。」


他クラスで、私とまともに会話をしたことのないママが、それを差し出した。私以外、全員受け取っている。だが、スネ夫ママから了承を得ていない。というか、彼女にとって私は空気。挨拶すら交わさない中。
そんな関係性で、勝手にそれを受け取る訳にもいかず、また受け取りたくもなかった。


「いえ、私は結構です。」


紙袋を突き返した。相手はギョッとしたような顔を一瞬した後、愛想笑いをしながら袋を自分の元に戻し、スネ夫ママに返しに行った。
そこからは、頭は真っ白だった。打合せという名の、夏休みの報告座談会。こんな会に出なければ良かった。
会議が終わり、まだ皆は雑談が終わらずダラダラ教室に残っていたが、真っ先に帰宅した。


次の集まりはいつなのか。ハードルが更に上がってしまった。




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タイムライン充

うざい、ただただうざい。
卒対メンバーになったことで、また繋がってしまった。タイムラインを覗けば、スネ夫ママの更新頻度にげんなりする。
アイコンがちょいちょい変わることもうざいが、夏を満喫しまくっています!的な投稿が毎日のようにアップされるのは、更にうざい。
見なければいい、ただそれだけのこと。だが、見てしまう。大嫌いなのに、見てしまう。この心理は何なのだろう?自分でもよく分からない。

スネ夫ママは、とある国を旅行中だ。浮かれるのも無理はない。この間の祭りで、ボスママらの輪にいなかったのも、国内にいなかったからだ。




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異国の地ではしゃぐ子ども達の様子。動画まで。夫婦のツーショットも盛りだくさん。
それに、友人夫妻が在住しているらしく、豪邸?とも思われる自宅に招かれてパーティーしている様子もアップされていた。
スネ夫ママがドレスアップしている姿に、「いいね!」が30件近く押されていた。まるで、芸能人・・・

タイムラインの投稿は、業者のDMに紛れて殆どがスネ夫ママで埋め尽くされた。間違えて、「いいね!」を押しそうになり焦る。

この、黒い気持ちの正体が何なのか自分でも分かる。それは、ママ友やパートだけの世界ではない、外の世界さえ充実している彼女を羨む気持ちだ。
そして、その充実を見せ付けられるだけならまだしも、常に彼女の存在は不快感。私と目が合えば、見下したような表情。そんな女の幸福が、許せないのだ。




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