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常識外れの烙印

園でノロやインフルが流行りだした。
予防接種をしていても、かかるかかからないかは運次第。後は神頼み。
月曜に、朝から微熱があった子を休ませた。その翌日に園に出向くと普段は声を掛けられない私なのだが、Yちゃんグループのママ連中に話し掛けられた。


「OOちゃん、昨日お休みだったけれど・・ただの風邪ですか?」


「えぇ、今朝はすっかり元気だったので。」


そう答えると、なんだか面白くなさそうな顔で少しの間ーそれから、


「他のクラスでインフルとかノロとか流行りだしたらしいですよ。隣クラスでは病み上がりだと思っていた子が園に来て、その翌日にインフル判定出たらしくて。一人掛かるとあっという間ですよねー」


そう言いながら我が子の方を見遣る彼女。
遠まわしなイヤミなのか何なのか、もう少し子の様子見で休ませるべきだと言いたいのか。
私が何も言えずに黙っていると、それじゃあと仲間と連れ立って帰って行った。
正直面白くなかった。月曜に休ませたのも、念の為を思っての事だったし、結局その日のうちに平熱になり元気になっていたし、それでも一応周囲に気を遣ってマスクをさせて登園させたのだ。
なのに、常識外れの烙印を押された気分・・
重苦しい気持ちのまま、自宅に戻り家事をこなした。


そしてお迎えー
子はやはり元気一杯で園庭を走り回る。視界の隅っこにYちゃんママらの群れが入ったが目に入らない様に他に視線を見遣る。
私が今気にしなければいけない事、子の事が第一優先。
今日はハナクソと呼ばれていないか、子は嫌な思いをしていないか、注意深く観察していなくては。
さなちゃんやまいこちゃん、またYちゃんらとは一緒にいない子ー、どこにいるのか探すと、違う学年の女の子達と砂遊びをしていた。
その中のうちの一人の子が、やたらと咳をしているようで気になった。目元もうるうるしているように見える。大丈夫だろうか・・
そんな事が気になりながらも園庭解放の時間は終了し、皆とさよならをして自転車で子と帰宅した。



それから1日経ち、水曜の夜中だったー
突然子が目を覚ましー、辺り一面シーツから布団までに嘔吐した。
夫は驚き、オロオロするだけ。自分のところに嘔吐物が掛かっていないかばかり気にしていて、明かりをつけてそっと自分の布団を子の布団から離したのを私は見逃さなかった。
とにかく、子を横向きに寝かせて嘔吐物が喉に詰まらないように、背中をさすってやりながら吐けるものは全て吐かせた。消毒だとか言っている場合じゃなかった。
嘔吐まみれの子の体や顔を熱いタオルで拭いてやり、着替えさせたら少しだけ水分を取らせて私の布団に避難させた。子の嘔吐に汚れた布団やシーツなどは全て消毒しなくては。

それからはずっと、朝まで寝ずに子が吐きそうなタイミングで桶を出し、トイレに連れて行ったり水分を取らせたりしていた。夫はうつると困ると言って書斎に行き寝る事になった。
それはいいのだが、子の嘔吐物を過剰に汚い物を見るように反応していたのが悲しかった。昔からおむつ替えすら断固として拒否して来た夫なのだから、想像通りの行動なのだけれど。


そして再度園を休んだ。
休み中、まいこちゃんママから久しぶりに個人的なメールがあった。
心配してくれたのかな?と表題の「お大事に」というメールにかすかな甘い期待を抱きながら開封すると、そこにはYちゃんママ達のような、なんとも遠回しでイヤミとも取れる内容が書かれていたのだ。
内容については割愛するが、要するに、


クラスでとうとうノロが流行り出した、それがOOちゃんが当園した翌々日からだということ、Yちゃんママ達が病原菌がOOちゃんだと噂していたということ、OOちゃんを病み上がりなのに無理やり登園させたからクラスに菌が広まったとクラス中のママ達が噂していることなどが書かれていた。
最後に、彼女自体はそんな事は全く思っていないし、早く良くなってねお大事にと締めくくられていたが、だったらそんな話をわざわざメールで送ってくれなくても良かったのに。
ママ付き合いが無いからこそ、聞きたくもない噂話が耳に入って来る事もなかったのに・・


常識外れな親という烙印を押された手前、登園時の周囲の視線が怖い。
もし学級閉鎖にでもなれば、ますますその矛先は病原菌を登園させたと思われている私に向かうのだろう。
あの日、本当の病原菌ではと思われる砂場で遊んでいた年下の女の子ー言い訳したい気持ちはどこにも吐き出す場所が無い。泣き寝入りというやつだ。


このまま親子揃って当園拒否になってしまうそうな、そんな弱気を引きずる今週だった。




切ない写真

うちの園では1ヶ月に1度、園内にプロの撮った写真が貼り出される。
1枚ずつ番号がふられており、欲しい写真の番号を封筒に記入して必要金額を入れて提出し申込が出来る仕組みになっている。
いつもの様に、お迎えで手持ち無沙汰な中、唯一時間つぶしが出来ると意気揚々とそのコーナーへ行った。
1枚辺り150円と、スナップ写真にしては割高だけれど、やはり子の写真は親として買ってあげたい衝動に駆られる。


行事の写真を始めとし、登園や降園風景、または自由遊びやお弁当を食べている所、普段保育中で親が見られない光景も見る事が出来るので楽しみの一つなのだ。
そこで、いつも私が気にするのは「自由遊び」や「好きな場所でランチ」の写真。
グループ決めをせずに、あえて子供達の好きな様にやらせる時間帯をこの園では設けている。
これによって、本当の子の今の園での姿を見られる。今どんな子と遊んでいるのか、楽しいのか楽しくないのかー

自由遊びの所では、ふざけた子のアップがあり、誰かと一緒では無かったけれど楽しそうに笑っていたので安心した。そして、もう一つの好きな場所でランチの写真。
これは月に1~2回、天気の良い日に園庭の好きな所でレジャーシートを敷いてお友達とお弁当を食べるのだが、子の姿はどこにもない。
Yちゃんらは仲良くいつものメンバーでレジャーシートをぴったり敷き詰め食べており、ボスママの子供も、虐められているとはいえ虐めている男の子達にレジャーシートをくっつけてお弁当を食べている。
さなちゃんとまいこちゃんはすっかり仲良しで、2人でがっちりシートをくっつけてもう2人の世界という感じだ。
先月はその中に子の姿もあったというのにー
その他にもお弁当を食べながらピースサインをしている元気な子供達の写真が。
しかしどこを探しても子の写真が無い。
目を凝らして、もう一度最初から探してみると、先程チラリと見たさなちゃんとまいこちゃんツーショットの写真の中に、2人のもっと後ろの方にー1人でシートの上、黙々とお弁当を食べている子の姿を認めた。
カメラに顔を向けていないのと、彼女達とは離れた後ろにいる事で気がつかなかったのだ。



ー広い園庭に一人きり。
一人きりで食べるお弁当はどんな味がしたのだろう。
お迎えに行くと、楽しそうに誰かと遊んでいる子。特定の仲良しが出来たと思っていてもすぐに自分から離れるのか群れるのが苦手なのか、それとも執着が無いだけなのか。
本人がそれで寂しい思いをしていなければいいのだが、自分の思いと重ね合わせるとその写真はあまりにも切なくて、胸がきゅっと締め付けられた。


私が作るお弁当を、いつも美味しかったよと空っぽにしてくれる子。本当に優しくて可愛い子だ。
親としては、特定の仲良しが出来てくれれば安心なのだけれど、そればかりは私の力でどうする事も出来ない。願うのは、私のように気にしてばかりの性格ではありませんようにということ。
1人で食べる事を「選んで」いたのなら良いのだけれど。
何気なく子に聞いてみたけれど、忘れたと言って他の遊びを始めてしまった。聞かれたくないのか本当に忘れてしまったのか。
子の小さな心の部屋の鍵が開くのを、ただひたすら待ち続けている。




可愛い奥さん

「彼の前で可愛い奥さんになれなかった。」


先日離婚した某タレントの台詞。
この言葉に、種類は違えども共感した私。
まだ独身の頃、結婚するかしないかも分からないというのに自分の中で理想の結婚像というものがあった。
長女で親にうまく甘えられなかった私、親だけでなく、教師や友達にもうまく頼る事が出来ず、相談に乗ることはあっても自分の悩みを打ち明けたりすることは皆無のままこれまで生きてきた。




そのタレントは、男性の3歩前を進んでいたというような事を言っていたけれど、3歩進んでいたとしても特定の男性にとっては可愛い奥さんになれたのではないかなと思う。
要は相性の問題と本能的な惹かれあう何かー

夫にとって自分は可愛い奥さんであるかどうかを考えてみた。
3歩後ろを歩いていると自分では思っている。
いつでも夫の顔色を伺いながらあれこれ世話を焼き、そして経済的には全面的に頼っている。
なるべく夫の前ではすっぴんでいないように、夫が起きる前に身支度と化粧を済ませて味噌汁の具やネギをまな板で叩く音と香りで起こすようにしている。
夫の仕事を誇りに思っているし、勿論世帯主として彼がいなくては日常生活が送れない状況だ。夫が元気で働いていてくれてこそ今の生活があると思っている。

では、精神的にはどうか?
夫がいない日中、子がいてもいなくても私の心は安定している。
勿論子のトラブルや自分自身の人間関係のもやもやで不安定であることは日常茶飯事だけれど、それでも自宅のリビングでゆっくりとくつろぐ空間が心身を癒してくれる。
しかし、夫在宅の休日はどうだろう。
ソファーでくつろぐ事も出来ない。
座るとしてもダイニングテーブルだ。勿論寝転んだりする事も出来ず、用事も無いのに用事がある風を装ってキッチンに立ち急ぎでは無いのに常備菜を作ったり細々した掃除をしたり整理整頓をしたり。
勿論ネットなども出来る環境ではない。
監視されているように感じてしまうのだ。
自然体の自分ではなく、どこか作られた自分。
良い奥さん、働き者の奥さんになろうと必死になってばかりでそこに笑顔は無いのだろう、だから夫とスムーズな会話も生まれずギクシャクしてしまう事が多々あるのだ。
そんな状態だから、夫も息が詰まりすぐに自室に篭るのかもしれない。





「メシが出来たら呼んで。」




先日ー、夫から来たメール。
同じ屋根の下、自室からのメールだった。ちょっと戸を開けて声を掛けてくれれば良いものをメールで要件を伝える夫とそれに慣れてしまいメール返信で答える妻。
外から見たら風変わりな夫婦だろう。
ノックは必ず、夫の書斎を開ける時のルールだ。こちらから不意打ちに開けるのは御法度。
見たく無いものを見ないで済むのなら結果オーライ。


可愛い奥さん。
私が妻でなかったら、夫はどんな女性を選んでいたのだろう。
架空の女性像を思い描いてみる。
そこにはー勝気で肝っ玉母さん、ガハハと笑いながらも感動的なテレビドラマでは涙もろく、言いたい事ははっきり伝えて非があれば素直に謝る。
社交的でいつも周りには大勢の人がいて。夫の肩をドン!と押すくらいの力強さ。
そんな女性との方が良かったのではないか。
なんとなくー、そんな気がした。

私が急にそんな風になったら、きっと夫は私を病院に連れていくだろう。
それくらいに掛け離れた理想像、私が思う勝手な可愛い奥さん。






*****************

**個人的なメッセージです**





「日本盛の植物生まれの酵素」の事で質問を下さった方へ


サプリはカプセルの中に粉末化した物が入っています。有機栽培野菜などの新鮮な原料131種類を使用して皮まで丸ごと使い、熱や水を使わずに自然発酵しているとのことです。
その後エキスを抽出してフリーズドライで粉末化しています。
その他、乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維なども配合されているので、毎日の腸内環境は整いスッキリです。
私もこのお陰で、飲み始めから7キロのダイエットを成功させ継続しているのに加えて、持病で悪かった数値が下がり安定していることでその効果を感じています。
先日の検査結果で、今月から薬の量が減りました。薬漬けの日々から解放されるのも時間の問題です。
何より、日本盛は、120年余年の酒造りで培ったノウハウー、発酵技術を活かして商品を作っているとのことで信頼がおけますよね。
一緒に健康的でスッキリスリムな体作りを目指しましょう!
酵素ドリンクなどは色々なメーカーが出していますが、味が受け付けないことも多いので、やっぱりサプリがいいですよね。











































































小さな靴下

子が小学校に上がるのを機に、断捨離を少しずつ始めている。
年末の大掃除で大分自分の物は捨てたけれど、やはり捨てられないのが夫の物と続いて子の思い出の物。
夫の物は、同じブランドの同じようなカットソーやシャツなどがずらりとクローゼットに並んでいてどれも新品に近い状態。休日にしか着用しないうえにどんどん新しいものが増えていくのだから当たり前の話。
今朝も、宅配のチャイムが鳴り夫への届け物。差出人はいつもの御用達ブランド店。
値札のついたままのカットソーがどんどん溜まっていっているし、同じ様なパンツも正直おろしたてと言われても分からないくらいで、私と子の領域までパンパンに迫って来ていて困る。

子の物も、入園してからというもの増えに増え、お道具や作品やらとにかくかさばる物が多い。
古くて狭い団地に3人暮らし、さすがに子が成長するにしたがって要る物と要らない物を分別していかなくてはならない。



「勉強の机欲しいー!さなちゃんは買って貰ったらしいよ。」


園のお友達も着々と入学準備をしているようだ。夫に相談したが幼いうちはリビング学習で良いのではないかとの事。この事には私も賛成で、ただでさえ狭い我が家に子専用の机を置くのは厳しい。しかし、年頃になればやはり自分の部屋を欲しいと言い出すだろうし女の子だからこそ自分の部屋を持たせてやらなくてはとの思いもある。
その時の為にも、出来るうちから整理整頓をしていかなくてはならない。


二人目用に取っておいたベビーグッズや洋服、それらは倉庫代わりにしている小さな部屋にまとめて置いてある。また、幼稚園で作った作品やグッズなどの、リビングに飾りきれない物もその部屋にあって、震災用の諸々もあるので部屋は満杯だ。夫の書斎さえ無ければ大分リビングもスッキリするというのに。


子が作って来た作品、どれもこれも捨てたくはない思いだけれど、やはりいつかは処分しなくてはならないから整理を兼ねて捨てる用のダンボールに入れる前に写真を撮った。
捨てるのは基本かさばる物。絵などの収納出来そうなものはそのまま保存しておこうと思う。
また、なかなか捨てられないベビーグッズ、小さな帽子やおくるみ、スタイやカバーオールなども整理した。
一つ一つ、思い出があるそれら。いつか使うと思って取っておいたあれこれの中に、小さな小さな靴下が紛れていた。
それは指数本に収まるくらいの大きさで、新生児はこんなにも小さかったのかと懐かしい甘い気持ちに包まれた。
ふと思い立ち、古い携帯を取り出し電源を入れるーそこには動画でまだ新生児だった頃の子がおり、か細い声で小さく弱く手足を動かし泣いていた。
甘いミルクの匂いのしていた我が子、可愛かった。勿論今も可愛いけれど、あの新生児のわずかばかりの特別な期間はもう戻って来ないのだ。

黄ばんだベビー服を捨てる用のポリ袋にサクサクと入れて行ったが、やはり小さなその靴下だけは捨てられずにいた。
まだ歩けない、顔の肌と同じくらいに繊細でツルツルで地面を知らない足を守るように包んでいた靴下。
そっと両手で包むと心がポカポカ暖かくなって、過去に段々と捕らわれていく世代になっていく事を知る。手を引いて子が進む道を示してやれる日もわずかなのだなと思うと、切なさに思わず涙ぐむ自分がいた。


















手作りドリル

昨夜は夜なべ。
子の小学校準備の為のドリルを作ってみた。
子供チャレンジなどからよくダイレクトメールが来て、それにはおまけのドリルが付いてくるのだが、子はいつもそれを解くのが大好きであっという間に片付けてしまう。
正解し、金ピカシールを貼れるというのも達成感と共に子供心をくすぐるものなのだろう。
昨日は役員仕事とランチが終わり、お迎えまでの間時間が空いた。他のメンバーはそのままぺちゃくちゃおしゃべりをしていたのだが、私はやっぱりその輪に留まるのが息苦しく、お迎えまではあと30分という一旦自宅に帰るのも微妙な時間、それでも一人になりたくてそっとその場を後にした。
園近くの本屋で時間をつぶす為に立ち読みをしていたのだが、ふと子供コーナーへ。
そこで、小学校準備のドリルをさらっと眺めた。
1冊辺りまあまあの値段がするのと、中身を見た時に自分で作れそうな気がしたのとで問題を盗み見。
さんすうとこくごー、さんすうは数の問題でちょっとした足し算や引き算があり、こくごは主に文字の練習だ。
早速、昨夜は夫が帰宅するまでの隙間時間で広告の裏を使用してドリルを作った。
パソコンで作れれば見栄えも良いのだけれど、そこまでのスキルはなくて雛形などが無いと時間が掛かりそう。お名前ペンで問題や回答を書く欄を作っていった。
絵心はあるので、お花の絵を描いたり犬の絵を描いたりー、

「にわに10ぽんのちゅーりっぷをさかせたいです。いえには3つきゅうこんがあります。あとなんこおみせにきゅうこんをかいにいけば10ぽんのちゅーりっぷをさかせられますか?」

このような問題をバリエーションを変えながら、絵を織り交ぜながら作成した。
色鉛筆で色を塗ったりしてカラフルに、楽しい作業だ。
途中で夫が帰宅、それを見て褒めてくれた。夫が褒めてくれるなんて久しぶりでどうリアクションしたら良いのか分からず曖昧な笑みを返した。


お金を掛けず、自宅にいるのだから子の勉強も見られるうちは見てやりたい。勿論いつかは私がついていかれなくなる日が来るだろうけれど、それまでは。
昨夜の夫はやけに機嫌が良く、遅い夕飯も全てペロリと平らげた。おかわりまでしたのは珍しい。
そしてこれまた久しぶりに家族3人、川の字で就寝出来たのが嬉しかった。









ちくわのチャーハン

今年に入り、財布の紐を締めずにはいられない今日この頃。
役員仕事も昼を跨ぐことが多々あり、さすがに抜ける事も出来ずランチ代が掛かる。
普段、一人ランチの時は納豆ご飯や夫の弁当のおかずの残り、又は65円で買った食パン8枚切りを1枚から2枚薄くマーガリンを塗って、シュガーを掛けるのみ。

年末に夫に買って貰った高級ハムやベーコン、ウインナーは夫のいる食卓でしか出さないようにしているし、私と子だけの週末にもなるとそういった加工品は勿体なくて使えない。
しかし、子は加工品が大好きだ。ハムやウインナーやベーコンは確かに美味しい。
食費を気にせずバンバン買うことが出来たらどんなに良いか。
スーパーでおつとめ品だったハムを小分けに冷凍し、ちびちび使っているがそれもそうちょくちょくは使わないようにしている。
以前、テレビドラマで観た「ちくわのチャーハン」、驚いた事に私が良く作るチャーハンと殆ど同じで子もそのドラマを観ていたのだが、「ママのチャーハンだね。」と嬉しそうにしていた。
ドラマの中では貧乏の象徴のように扱われつつもお袋の暖かい懐かしい味とも扱われていて、子が成長して母の味を思い出す時、この「ちくわのチャーハン」が思い浮かぶのだろうか。

入れるのは、ちくわと卵とネギとかさ増しで1パック50円だったしめじを半分程。中華だしと和風だしを半々と少しの醤油で味付けしたもの。
日曜のランチは夫も仕事で不在だったので、もう目をつぶっていても作れるこのチャーハンだった。
夫がいる時は、ちくわが勿論肉に代わるわけだけれど。

週末、親子でのんびり過ごしながらもなんとなく元気が無かった子を元気付ける為に、ショッピングモールで小学校用品を見に行った。
筆箱や鉛筆、下敷きや鉛筆削りなど、様々な子供達が喜ぶキャラクターの物がずらりと並んでいて、子も目を輝かせてそれらを見ていた。
筆箱の相場が1200円から2000円で、子はアイカツのキラキラしている2000円程の筆箱を欲しがったが取り敢えずその日は見に来ただけなので保留とし、自宅にまだなかった鉛筆削りを購入した。
自宅に戻り、それまでお絵かきなどに使っていた芯の丸くなった鉛筆をかき集め、一本一本丁寧に削る子、とても嬉しそうで少しだけお姉さんになったような気がするのだろう、ついでに私の眉ペンシルも削って貰った。


あれからお迎えの度、今日は嫌な事を言われてないだろうかーと、とても気がかりだ。
夫にその件についてはまだ報告していない。
伝えたところで、事が大きくなり過ぎるか、もしくは私が怒られるだけだろう。
親と子は全く別の人格なのに、あの日からまいこちゃんママも孤高の人もなんだか嫌な人に見えて来てしまい、そんな風に見てしまう自分にもまた弱さを感じる。
もっと凛と、自分の子供を見守っていく力があったらよいのに、そう思う。






******


前回の記事に多くのアドバイスをありがとうございました。
一つ一つのメッセージをじっくり読ませていただき、やはり折を見て担任に伝える事に決めました。
お迎えの際などでまた言われているようでしたら、その時に伝えようと思います。
直接子供に注意したり、また親に伝えるのは控えます。
適切なご意見、本当にありがとうございました。






























ハナクソ

いじめかどうかのボーダー
いじめている側はただの悪ふざけだったとしても、されている側は自殺を考える程追い込まれているかもしれなくて、
感じ方一つで小さな出来事も大事になったりする。


「幼稚園、行きたくない。」


冬休み明けの3学期、まだ数日しか経っていないのに子が毎朝登園を渋るようになった。
年末のMちゃん達との絡みが尾を引いているのかと思ったけれど、そうではないらしい。3学期に入り、またさなちゃんとまいこちゃんと絡むようになったので正直安心していたところの出来事だった。
今まで幼稚園が大好きだった子、かえって休みになると幼稚園に行きたいとぐずるくらいだったのに。
根気よく、子が行きたくない理由を聞き出した。


「誰かに何か言われたの?」

何度聞いてもただ下を向くだけで答えてくれず、そして私自身思い当たるのがYちゃんやMちゃんだったので決めつけは良くないと思いながらも聞いてみた。


「Mちゃん達に何か言われた?」

それに対しても答えてくれない。
その日もお迎えに行くと、さなちゃんとまいこちゃんと楽しそうにしている子、それを見て安心していた矢先の出来事だったのでどう対応したら良いか分からずに頭の中は混乱していた。


「鼻くそついてて汚いって言われた。」

「鼻くそ?」

「うん、これ。」


そう言いながら、子は鼻の下にあるほくろを指差した。
うつむきながら、ポツリと子が放った言葉に胸が締め付けられた。
子は、物心ついた頃から鼻の下にほくろがあり、しかし子供のほくろでそう目立つものでもないので今まで気にした事なんてなかった。確かに、言われてみれば目立つような気もしたし、年頃の娘になればそれなりに気になる箇所になるだろう。
しかし、そんな事を言われているとは思わずそれに気がつかなかった自分も母親として子を見ていなかったのだと深く反省した。

「誰に言われてるの?」

「・・いつもまいこちゃんに。まいこちゃんがハナクソってOOの事呼ぶからさなちゃんも呼ぶようになって悲しい。」


そういえばー確かに今日のお迎えの時も、さなちゃんとまいこちゃんが「鼻くそ鼻くそー」と笑いながら走っていた。
しかし、まさかそれが我が子の事だなんて思いもしなかった。
子供は残酷だ。
ある時は障害者を好奇の目で見てあれこれ囁いたりする事もある。それは半分悪気というよりも好奇心だったり物珍しさから来るもので、だから残酷。ストレート過ぎるのだ。
子のほくろについても、きっとまいこちゃん達は面白半分の事だろう、それはお迎えの時に一緒に楽しそうに遊んでいる様子からも見て取れる。
子だって楽しそうにボール遊びを一緒にしていたばかりだ。
聞くと、2学期からずっと言われて笑われていたらしく、でも遊ぶ時は楽しそうで全くそんな事を言われて傷付いている素振りさえ見せなかったのだ。
ショックだった。
子は園で積極的で、一応一通りの事は何でも器用にこなし、特定のグループに属することはなくてもそれなりに色々な子と遊べる社交性を身に付けのびのびとしているように見えていたのだ。

それでも、私はただ子の力を信じることしか出来ずにいた。


「嫌な事を言うのは意地悪なんだよってまいこちゃん達に言ってみな。」

本当は、私に勇気があれば、まいこちゃんママに事情を話してまいこちゃんをたしなめるようにお願いしたい。
モンスターペアレンツと言われるかもしれないけれど、子の涙を見ていたらそう思った。
小さくても、小さな心は傷ついているのだ。

役員仕事や家の事、自分の事ばかりで子の事が見えていなかった。
もっと子と向き合っていかなくてはならないし、子が自分の力で解決出来る力をどう身につけさせるかを考えていかなくてはならない、小学校入学を目前にしてそういう時期がやって来たのだ。






クリスマスの出来事

新学期が始まり、また憂鬱な送迎が始まった。
しかし、もうあと少しの辛抱。来春からは玄関先で子を送り迎えるのだ。
それを思えばなんてことははいと言い聞かせる。

休み明けは午前保育だったのだが、迎えに行くとどこもかしこも年始の挨拶&ランチの誘い。
帰省先の土産交換などもあちこちで行われていた。
孤高の人のお腹がぽっこり出ており、それを見て複雑な気持ちになったのと同時にクリスマスの事を思い出した。
あの夜ー、ご馳走を作り待っていたあの夜。
夫はいつになっても帰宅せず、お腹を空かせた私と子はしびれを切らし、何度も電話するも留守電サービス。
さすがに10時を過ぎても何の連絡も無いので、とりあえずご馳走に少しだけ手をつけた。
それでもテーブルセッティングが乱れないよう、いつ夫が帰宅してもよいように。
夫の分だけ取り分けて置いておこうかとも思ったのだが、折角綺麗にセッティングした形を崩してしまうのも勿体無い思いだった。
子を寝かしつけ、結局夫が帰宅したのは12時前。
どうやら仕事で遅くなったとのことだった。
そして帰るなり、テーブルを見て一言、

「先に食ったの?」

「うん、ちょっとだけ。でも一緒に食べなおそうと思って私はそんなに食べてないけど。」


それから夫はしばらくだんまりのまま、風呂に入り出ると驚いたことにカップラーメンを食べ始めた。
しばらく何が起きているのか分からなかった。


「食べないの?」


そう何度か問いかけると面倒臭そうに、


「食べる気萎えた。」


と返された。
全く意味が分からず、何故?どうして?と問いかけると、重々しく麺をすすりながら答えたのが以下の通り。

こうしてご馳走が食べれるのは誰のお陰か分かっているのか?
仕事でクタクタで帰宅し、クリスマスの飯をどれだけ楽しみにしていたか。
それが帰ってみたらテーブルの上は残飯、先に飯を食われていた気持ちが分かるか。
普通は主人の帰りを待っているものじゃないのか。
翌日に繰り越せるよう、他のものを食べるのが礼儀じゃないのか。
俺はATMなのか。


正直呆気に取られた。夫がここまで幼稚だったとは。
すっかり冷めてしまったテーブルのご馳走を、一人ダイニングテーブルで食べた。
勿論夫が言いたいことを言って自室に引き上げた後だ。
食べながら、情けない涙の味しかしなかった。
数日前からメニューを決め、下ごしらえをし、時間を掛けて作った料理だ。そりゃあ家庭料理だから不出来なところはあるかもしれない。それでも子は美味しいと食べてくれたし、自分でも美味しいと思えた。
それが、一瞬で台無しだ。
夫は頑固なので、一度いらないと言ったら何が何でも食べない。
台所の流しに捨てられたカップ麺の容器のように、私も心の中も虚しさで一杯になった。
よっぽど職場で嫌な事があったのかもしれない、それでもー八つ当たりするにしても今日この日でなくてもよいではないか。

夫は自室で缶ビールを浴びる程飲んでいるようだった。
私は洗い物を済ますと、子が寝ている寝室に引き上げた。
翌朝ー、夫はいつもよりも早く出勤したようで、流しには空いた缶が8本並んでいた。私はそれらを思い切り不快な感情を吐き出すように握りつぶした。























従兄弟の家

夫は今日から仕事始め。
昨日は最後の休みだったのだが、一人で行きたいところがあると言うので子と従兄弟の家に遊びに行った。
妊娠4ヶ月の従兄弟のお腹はふっくらしており、幸せそう。
まだ性別は分からないと言うけれど、女の子が欲しいと言っていた。
少し傷付いたのが、

「OOは一人っ子でも女の子だから諦めつくよね。もしこの子が男の子だったらもう一人産まないとなぁ。」

とぼやかれたことだ。
私は性別がどうであれ、好きで一人っ子にしているわけではないし・・
モヤモヤしたが、ぐっと堪えて聞き流した。
私が勧めたサプリのお陰で、つわりや便秘などのトラブルも少なく、また正月明けだというのに体重増加もしなかったらしい。
私自身も、夫に付き合い暴飲暴食??気味の正月だったが、酒も不規則な時間飲んだりしたというのに太らずに済んだ。
汚い話だけれど、ドッサリお腹の不要物が排出されるようになり体が軽い。毒素がたまらない体質になって来ているのかもしれない。
子を妊娠中は、かなり太って夫に幻滅されたのだけれど、つわりがあるとどうしても食べないと気分が悪くなってしまったりする。また、切迫などのトラブルがあれば寝たきりでいないとならず、どうしても太ってしまう。
従兄弟は寝たり起きたり、好きなものを食べてゆったり過ごしながらもふっくらしたお腹以外は今まで通りと変わらず、妊婦に見られるような丸みの帯びた顔でもなく、すっきりした顎は健在だった。











酵素ドリンクのように、朝食と置き換えしたりだとか水の代わりに飲用しなければならないこともなく、また他メーカーのサプリのように一日に何粒も飲まなくて良いのがこのサプリの続けられるところだと思う。
値段も良心的だし、勿論その効果は絶対的。
正月太りしてしまったとしても、このサプリがあればすぐに元の体重に戻ること間違いなし。



従兄弟とは、殆ど妊娠話や赤ちゃん話の一日だった。
正直先輩と言われても、もう何年も前の出来事なので、お勧めのベビーカーや抱っこひもなんてのも分からないし、きっと流行も変わっているだろう。
私の時は「スリング」が流行だったけれど、今は「エルゴ」というものが人気らしい。
従兄弟の頭は「マタニティハイ」なのか、そういえば年賀状も「今年出産予定です!」と印字されていた。
それってどうなんだろうーと思ったけれど、人それぞれ感覚の違いなんだろう。
従兄弟の旦那さんは協力的らしく、色々な自慢話を聞かされた。確かに優しそうな人だったけれど、つわりで寝込んでいるわけでもないのに、毎日マッサージや料理、仕事前には洗濯をして行ってくれるらしい。
新婚同然だし、のろけ話は覚悟していたけれど、やっぱり目の前で楽しそうに自慢話をされるとモヤモヤしてしまう心の狭い自分がいた。
叔母宅は従兄弟の自宅の傍ということで、毎日夕飯を持って来てくれ掃除などもしに来てくれるらしい。
家族にも恵まれ、本当に楽なマタニティライフを過ごしているのだ。
それから、もうママ友が出来たという話に衝撃を受けた。母親教室でではなく、通院中の産院でたまたま待合室に座った同じくらいに出産予定のママさんがご近所だったらしい。
そこからランチに呼んだり呼ばれたり、またそのママさんの紹介で何人かママ友が出来たらしく、最近では週に2回はランチやお茶、また去年の暮には皆でリース作りをしたらしい。
何も努力せずとも、トントン拍子にうまく事が運ぶ人間はいるのだなと、なんだか同じ血が流れているようには思えない従兄弟を思った。

従兄弟は確かに明るい子で、私の子ともいつも楽しそうに遊んでくれて子も懐いている。
私が根暗ならば、従兄弟は根明だ。
彼女のお腹を眺めながら、お腹の子はきっと楽しい子供時代を送ることが出来るのだなと思った。



















初夢

初夢に昔の恋人が出て来た。
夢の中には子もいて、夫だけすり替わっている状態だった。
遊園地のような場所におり、3人でポップコーンを頬張りながら何かの列に並んでいる夢。
一向に進まない列の中、それでも笑顔が絶えなくて楽しくて仕方がなかった。
あの人は、どんなに渋滞であっても車の中でイライラするような人ではなかった。むしろ、こちらに気を遣いながら話題提供をしてくれて楽しませてくれるような人だったーふとそんな事を思い出した。

初夢の影響か、新年早々元恋人のフェイスブックや奥さんのブログを見てしまった。
当たり前だけれど、内容はリンクされておりやっぱり家族なんだなとどこか切ない気持ちになった。
奥さんのブログには、初詣に行き引いたおみくじが大吉だったことだとか親戚で集まって餅つきをしたこと、年末はパパが腕を振るった料理を作ってくれたことなどが楽しそうに綴られていた。
絵に描いたようなー、明るく笑顔の絶えない家庭。

夫婦の会話ー
私たちにはそれが無い。
三が日、夫が昼を外で食べたいと言い出したので車で近くの蕎麦屋に行った。私も3食作るだけの気力がまだわかなかったので嬉しく思い、子も喜んだ。
テーブル席につき、メニューが運ばれてくるまでの間殆ど子が一人でしゃべっていて、それに対して私たち夫婦は相槌を打ったり聞き返したりするくらいで、夫婦としての会話は皆無だった。
隣のテーブルでは、同じく私と同世代の夫婦に子と同じ年の頃の女の子の3人家族が座って蕎麦をすすっていたのだけれど、女の子は食べるのに夢中らしく殆ど麺をすすっているだけなのに対して、両親は何やら楽しそうにぺちゃくちゃとずっとしゃべっており、その合間合間に思い出したかのようにどちらかが相手の話に頷きながら蕎麦をすすり、また子の口を拭いてやりつつ子に向かっても話し掛け、でもやっぱり夫婦で楽しそうに延々と会話が止まらないのが見て取れた。
お盆をセルフサービスで返すのだけれど、ご主人が3人分のトレイをさりげなく返却し、奥さんと娘さんのペースに合わせて店を出たのが印象的だった。

私たちのテーブルは、蕎麦をすする音しかせず、また夫は1番に食べ終わると即座にスマホをいじり始めたので、まるで私と子の2人で外食に来ている気分になった。
食べ終わると、

「水持って来て。」

と言うので、3人分の水を持ってくるのと同時に夫と自分のトレイを返却に下げたのも私。夫がこういう場所で片付ける事は今まであったためしがない。自宅でもそうなのだから期待するだけ馬鹿な話なのだけれど。
子が食べ終わり、夫はそれを認めると一人でさっさと店を出た。私と子は夫に合わせてバタバタと身支度をし、小走りで追い掛けた。
外食は嬉しかったけれど、なんだかもう一つの人生を思い描いてしまうのだ。
それは初夢のせいかもしれない。
夫婦の会話をやめてしまったのは私も同じ、いざ話そうと思っても子供の事以外なにも浮かばないのだ。
そんな私は臆病者で、もう何年もの間おみくじを引くことさえ出来ないでいる。





ひとり正月

昨日は義実家へ。
色とりどりのお節はお取り寄せのものらしくとても豪華なものだった。
それに加えて雑煮や子供達が喜びそうなグラタンやメンチカツ、ポテトサラダやマリネなど。
台所は義姉達が占領しており、またもや手持ち無沙汰な状態だ。
取り敢えず、テーブルを拭いたりグラスを並べたりの事をいつもの何倍も遅い動作で行い時間を稼ぐ。
夫はすっかり酔っ払い、楽しそうに義父や義兄達と酒を酌み交わす。

お年賀に高級ワインとウイスキー、そして菓子折り。また夫が絶対と言うので両親にもお年賀として3万渡す。
それに加えて甥や姪へのお年玉ー、高学年になれば相場はどれくらいなのか?夫は適当に入れておけとピン札を幾らか私に渡してきたのだが、その金額は我が家の何ヶ月分の食費に値するものだった。
何も言わず、社会の相場を調べて封入し、残りをへそくってしまえと悪魔の声が囁いたけれど、やっぱりそれは出来ず、夫が言う相場で高学年の姪には1万円。
小学生メンバーだけでも数万円の札束が飛ぶ事になった。
夫は何でも1番でいたいから、お年玉でもこちらの方が多く支払ったという事実が優越感を生むらしい。兄弟間のやりとりであってもだ。
実際、うちは一人っ子ということもあり結局は損をする。独身の義姉からは一律全員に図書カード1000円とお菓子の詰め合わせが恒例だ。
イヤラシイ話だけれど、いくら損したとすぐに頭の中で勘定してしまう自分が浅ましい。

実家には今年も帰らない。
例のごとく夫と会いたくないらしい空気を醸し出す。夫が仕事の平日に子にお年玉を渡しに行くと言っていた。
そのくせ、何かしらにつけて母が言うセリフが、

「あんたのところの旦那の考えは分からない、もう当分会ってないしね。」

なのだ。避けているのはそっちではないか。
ゴリ押ししてこちらから伺うという姿勢でないと駄目らしい。面倒な人なのだ。


夫も私の実家には帰りたくないらしく、特に何も言ってこない。
もう間に挟まれるのも疲れるので、このままスルーすることにした。


「OOさんの方の実家にはいつ帰るの?」


義母が夫に聞く。
夫は聞こえているのかいないのか、曖昧な返事をして誤魔化す。


「毎年こちらで元旦賑わっていいのかしら?あちらのお母さん達は寂しくはないの?」


と今度は私に向かって聞く義母。
結婚したばかりの頃、正月の元旦をどちらで過ごすかでもめたことがある。もめたと言っても私と実母での間でだけだ。
実母はてっきり娘が元旦に戻って来ると信じて疑わなかったのだけれど、元旦は昔から家族で集まるという義実家の習わしを知り、私もその場にいなくてはならないから2日以降に帰ると告げたら途端に不機嫌になった。


「なんであちらさんの風習だかなんだかにうちが合わせなければならないの?元旦に集合ってそんな格式張っちゃって。あんたも面倒な所に嫁いだもんだよ。あぁ、うざい。もう来なくていいよ。うちはそういうこだわり無いから、正月だからってそんな来られても鬱陶しいわ。」


本音では無いことは分かっている。それでも当初、よっぽど母のその態度の方が私にとっては面倒だった。
その一件があってからというもの、なんとなしに正月帰省についての話題はタブーになってしまった。



「実家は胃腸風邪で今寝込んでいて、ちょっと落ち着いてから行こうかと思っています。」



角の立たないよう義母にそう伝えた。
そして、ふと思い浮かべる。
つまらない正月番組にケチをつけながら、相変わらずこじんまりと3人で過ごす両親と障害のある弟の事。
結婚前は、嫁いで子供を産んだら明るく楽しいお正月を実家にもたらす事が出来るものだと信じていた。和気あいあいとサザエさんのような食卓に、愛想の良い夫が父にヨイショしながら酒を勧め、母の料理を美味しいと褒め称えながらムシャムシャと頬張り、単純な母はその言葉一つで夫を良い夫だと言い、子供は弟とかるたやすごろくをハシャギながらする。
そんな家族像は1ミリも叶わなかった。
実際夫は無愛想で、母の料理も静かに無表情で食べる。苦手なモノは堂々と残す。父とも目を合わせず、父から話し掛けない限り話題提供もしない。殆どしゃべらず貝のように過ごし、実家を後にした車中ではじめて、その日の父の会話や母の会話にダメだしをしたり、馬鹿にしたりの発言をするのだ。聞いていて私が面白くないと知りながらも、夫なりにストレスのある空間にいた事で発散するかのようにまくし立てる。
父の気が小さいこと、母の口だけで世間知らずなこと、そして弟のこと・・
それらを聞くことも私には耐えられない、だからいつの間にか夫を実家に連れて行こうと頑張れなくなった。


しかし、賑やかな義実家で正月を過ごす度どこか後ろめたいような切なさが私を襲うのだ。


昨日は子供達はそのままお泊りをし、大人は一旦自宅に引き上げた。
久しぶりの夫婦水入らずーなんて事は無く、相変わらず早々と風呂に入り自室に引き上げる夫。
そのまま寝てしまったらしい。
夫は朝から子を迎えに行ったまま帰ってこない。きっと夕飯までいるのだろう。
私は三が日だというのに、一人きり、義実家にも実家にも居場所は無く、やっぱり新年早々ここに戻って来た。
自分宛の年賀状は、なんと6枚。出した枚数より少なかった。
その数少ない中、一言メッセージすらないものもあり落ち込んだ。
それもあって、なんだかどんよりと過ごす2014年の始まりだった。

















































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