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偽造うなぎ

土用の丑の日ー
我が家は夫がうなぎうなぎと数日前から五月蝿かったので、数日前から色々なスーパーのチラシをにらめっこ。
少しでも安いところを探したが、国産うなぎは2000円以上する。
生活費の値上げ交渉のチャンスかもしれないーそう思い、勇気を出して夫にうなぎなど買えないと伝えることにした。


「今貰ってる生活費だと、国産うなぎは買えないよ。中国産の小さいものでも厳しいんだけど・・」

それを聞いて、しばらく夫は黙り込み深い溜息をついた。

「やりくりがー」

そう言いかけた夫に畳み掛けるように、私も負けじと反論した。

「食べるかどうか分からないお弁当作って、夏休みになってOOもいるから昼代だって掛かる。それに食費3万は都内では無理。雑誌なんかでうまくやっている人は地方だったり実家が野菜や米をくれてるんだから。」


「もういいよ。外で食べてくるから!」


そう言って、実際昼に職場の仲間と食べて来たらしい。しかも部下達に見栄を張って数千円のうな重をご馳走までしたと言うから驚きだ。

「いやースタミナついたわ。あいつら小遣い制らしくって、嫁さんに尻に引かれて満足に昼飯も好きなもん食えないんだから可哀想なもんだよ。」

ビールを3缶空けて、気持ちよさそうに言う夫。
俺って気前のいい上司だよなと言わんばかりにー
正直ムカついて、翌日の夕飯にちくわの蒲焼をうなぎに見立て、私と子は夫の前でそれを食べた。


「なんだ?それ。」

「OOがうなぎ食べたいって言うから。でも買えないからちくわでうなぎの蒲焼の味付けしたの。」

「ふうん。」

「ねえ、パパは本物のうなぎ食べたの?いいなー」

子が夫にそう言うと、多少罰の悪い顔をしながら言い訳をしていた。

「パパはお仕事で食べたんだよ。」


夫は子に言われたことで、多少気まずそうに私達の丼をちらっと見ると、自分のおかずを黙々と口に運ぶ。ちなみにその日の夫のメニューは麻婆茄子だ。子は辛くて食べれず、麻婆の時は別メニューを出すようにしているのだ。例えば親子丼や豚丼など。
大体丼が多いので、イヤミを兼ねてちくわのうな丼風にしたのだった。
180円で2人前の土用の丑の日ー
正直、ちくわはちくわの味しかせずうなぎにはならなかったが、その雰囲気だけでも味わえたし夫に少しでも罪悪感を持って欲しかったので効果的だったかもしれない。

本物のうなぎーもう何年も食べていないけれど、ちくわとは違うと分かるのだからその味の記憶はしっかりと残っている。
子にも本物をいつか食べさせなければーそう決意し、在宅ワークを頑張ろうと思った日だった。





Lancers.jp













なりたかった顔

今更だけれど、やっぱり人生「顔」で決まる部分が大きいと思う。
性格でカバーしたとしても、やっぱり第一印象はどうしたって顔。

生まれてから今まで、産んでくれた親には申し訳ないが自分の顔を好きになったことはない。
チャームポイントは?なんて質問にどうしても答えなければならないとしたら、口元の黒子ってとこくらいで。
真顔だと「怖い」と言われる。
だから、見るからに陽気なハワイアン要素を含む顔を持つ人が羨ましい。
ぱっちりした目に大きな口元、常に口角は上がり化粧映えもする。
芸能人で言えば、長谷川潤のようなーあんな顔。
可愛くて、でもイヤミがなくて誰からも好かれそうな明るい顔立ち。

地味顔だから、色々なメイクを研究したこともあった。今では定番のつけまつげなんかは高校生の頃から試しては父親に気持ち悪いからやめろと言われて隠れてしていた。
目の下のくぼみ、ほうれい線、下がった眉に小さな目と薄い唇。なのに鼻だけが異様にでかい。この鼻がもう少し小さかったらましな気がする。
鼻が顔の中で主張し過ぎており我が物顔で居座っている。思春期の頃、「鼻は性器の象徴」だと誰かが言い出し、心底恥ずかしかった。
性器を晒して歩いているーそんな感覚におそわれいつも俯いて歩いていた。

子が生まれた時、まずまっさきに自分に似ているかどうかが気になった。夫に似れば綺麗な二重。鼻も普通の大きさだし私のようなコンプレックスを持たずに済むー
希望通り、子はまずまずの容姿に恵まれて、私は神に感謝した。
強いて言えば、鼻の下の黒子が気になるところだけれど、本人がどうしてもコンプレックスに感じた時に皮膚科のレーザー治療で取って貰えば済むだけの話。

ママ友が多い人を見ていると、美人かどうかは別として「明るく親しみやすい顔立ち」の人が多い気がする。地味顔であっても人の良さそうなー、つい声を掛けたくなるような顔。
勿論リーダー角となれば、やっぱり派手顔、それも冷たい感じの派手顔ではなくて太陽のようなぱーっとした明るい雰囲気を持った顔を持つ人が多いような気がする。


そんな身にもならないことを考えながら買い物に出掛ける時、日焼けも嫌なので念入りに化粧をしていると子がじーっと傍で私を覗き込んでこう言った。

「ママ、綺麗だね。」

子から見た私ー、コンプレックスの塊の私をまるで励ますかのようなその台詞につい顔が綻んだ。
その表情の自分を鏡で見たら、それ程悪くないような気がしたりして。
誰かに「綺麗」と褒められることーそれだけで人は美しくなるのだろう。それが夫や恋人でなくても。女友達や其処らを歩いている知らない誰かからでも。
子がもう少し大きくなって思春期を迎える頃にも、今と同じように思って欲しいなと思った。少しでも「綺麗なお母さん」でいられたらいい。
自慢とまでいかなくても、恥ずかしくないお母さんになりたい。
それは多分、いつでも笑顔の絶えないお母さんなんだってことは百も承知なのだけれど。




































憧れの写真館

年賀状作成の際、1年を振り返りながら撮りだめた写真を見返すのだが、家族写真がなかなかない。
休日は仕事が多い夫、振休は子が学校。たまに一家揃っての休日であっても、写真を撮るほどのお出掛けもない。せいぜい近所のショッピングモールがいいところだ。
今年は子が7つー七五三の時期。家族写真が撮れるチャンスの時でもある。
夏休みに入り、引越し前のママ友に会えないかなと思ってメールをするとすぐに返信があり、8月に会えることになりそうなのでワクワクしている。
何度かメールのやり取りをしているうちに、彼女のところは既に七五三の前撮りが終わったと写メール付きで教えてくれた。
すっかり大きくなった彼女の娘ちゃんは、妹ちゃんと共に可愛らしいドレス姿でポーズを決めて写っており、また和装の方も華やかな朱色の着物が素敵だった。
写真については夫と何度かやりあっている。
子のお宮参りや3歳の時もーあれ程記念になるから写真館で写したいと言ったのに、


「あんな素人同然のスタジオでぼったくられてアホらしい。」

と取り合ってくれなかった。彼いわく、バイトのカメラマンが写して安物の衣装着せられておだてられてあれこれ買わされるのが関の山だと。お参りの際、神社の前で撮影すればそれでいい、お宮参りも七五三も写真を写すことがイベントになってしまって本来すべきなのはあくまでも「お参り」だと。
夫の言うことも一理あって、私も言い返せずこれまでしぶしぶ言う通りにして来た。
なので3歳の時の写真は、姪っ子からのお下がりのちょっとかしこまったワンピースを着せて、神社前で撮影したものを親戚に配りそれで終わりにした。
後日、実母から言われたのは、

「節目なのに、なんであんたケチったの?」

だった。
夫がそう言ったからなどと言えばまたもめるので、私が決めたということにしたのだった。写真を引き伸ばし、それなりの額を買ってそこに入れてから渡したというのに、おそらく母は親戚らから送られる年賀状の写真を思い浮かべて、それと違うことに違和感をおぼえたのだと思う。
私だって、子を着飾ってきちんとした写真館で撮ってあげたかったー、節目だからこそ、家族できちんとした格好をして撮影して貰いたかったーでも夫をうまく説得することが出来なかったのだ。
最近、ポストには色々なスタジオから七五三前撮りのチラシが入る。それを見る度にモヤモヤする。確かに1カットで撮影料込みで1万弱は掛かるので決して安い買い物ではない。それにデータを依頼すれば更に万は越える。それでも、このチャンスを逃したら成人までその機会はないし、やはり女の子だからきちんとした形で残してあげたいという気持ちが親心だ。


再度、夫に交渉してみた。
やはりそんなものは無駄だと言い出し、挙句には結婚式のアルバムだってあんなに金を掛けて一体何回見返したのかと問いただされた。
その場に子がおり、私が持っていたチラシを見てから一言、


「OOもやりたいな~」


と無邪気に言い出した。
その声に、夫はしばらく沈黙すると、


「やりたいのか?」


と子に聞いた。
正直、私が切望する程までに子はやりたいと言っている感じではなく、なんとなく楽しそうだからやってみたいという程度に見えた。しかし、もうあとひと押しーそう思うとついつい横から子を焚きつける発言をする私がいた。


「OO、色々な衣装から選べるんだよ。好きな色の着物着れるよ。可愛いよ、絶対。」


私がまくし立てると、夫は少し煙ったいような顔をしたが、子が私の思惑通り盛り上がりを見せると、しぶしぶ頷きながらチラシをじっくり見て、またネットからも見て、一番安いプランならという条件でOKを出してくれた。
2万以内で収めろと言われ、一生に何度あることでもないこと、そして夫が買う着るかどうかも分からない休日用の服の方がよほど高い買い物ではないかーと言いたい気持ちをぐっとこらえて了承した。
なので、セットプランではなく単品で2から3カットくらいになると思うが、それでも写真館に行けるという私のひとつの夢が叶うことになり、嬉しくて仕方がなかった。
子供が生まれる前、数少ない友人や夫の同僚などから毎年届く年賀状の、可愛らしい衣装をまとったスタジオで写した子供達の写真ーあれは私の憧れだった。そして幸福な家族の象徴でもあった。
なので実際子供が誕生し、実際はお宮参りも3歳の時も地味に神社でスナップ写真を撮って済ませたことに失望し、また子に申し訳ないような切なさと後悔の入り混じった気持ちでこれまで過ごして来た。

子は今のところ水色の着物が着たいと言っている。私は正直子にはピンクが似合うと思うのだが、夫も水色を押しているしきっとそうなるだろう。
何色でもいいーとにかく写真館に行けるという事実が私の心を浮き足立たせる。撮影日が待ち遠しい。


























アンチエイジング

何度かここでも触れているけれど、酵素を接種するようになってからというものの、体が良い方向に変化している。
痩せた以上に、私は体が重だるかったのが軽減されたこと。そして体内改善により持病の数値が下がったことなどのメリットがある。
続けなければ意味がないー、そして続けるとしたらお財布に優しいもの。
酵素は本来独特の臭いがあり癖があるので、ドリンクやゼリータイプのものは私には無理。また、価格も良心的なものでないと続けられない。
持病の薬代と思って出すのならトントンで、尚且ダイエットにもなるのだからお得。

酵素は脂肪や不要物を燃焼し排出させるエネルギーとして使われる。そして栄養素を分解して吸収する。不要なものは捨て、必要なものは取り入れる働くを持つ万能エネルギーなのだ。
特に、食べ物の消化分解の工程をこの酵素が担っているのだ。
人は生まれてから決まった酵素の量を体内に蓄えており、それは日々生きて行くうえで消費され少しずつ減少はするも自然に増加することはない。
なので、必要な酵素は外部から取り入れるしかないのだ。
若いうちは元々蓄えていた酵素があるので、それを思う存分使い、体内の不要物を排出することが出来る。だから若者の肌はつやつやとハツラツさがあり、また元気もあるのだ。
アンチエイジングに高価な基礎化粧品を使うのは勿体無い。外側からよりも内側からのアンチエイジングの方が持続するし本来体が持つ自然治癒力を最大限に引き出せる。


日本盛の酵素は、大人は勿論子供や妊婦にもOKらしく、他社の酵素ドリンクやサプリのように食事制限もない。
実母もこの2ヶ月で2.5キロ程痩せたようだ。多少夏バテというのも関係あるかもしれないが、こうして結果が出ている。粉薬が苦手な私や母でもカプセルタイプなのですんなり飲める。
酵素サプリランキング1位、また日本酒造で有名な発酵のプロが作っている酵素なので信頼がおける。そして131種類もの皮ごと使用した野菜を、水や火を一切使わずに自然発酵させ、2年間もの歳月をかけてじっくり熟成させる手の込んだ酵素だ。
これにプラスさせ、2カプセルで1億個の乳酸菌を配合させるというダブル効果でお通じもバッチリなのだ。

薬ではなくあくまでも「健康補助食品」なので、子供や妊婦や授乳中の母親も摂取出来るのが嬉しいところ。産後ダイエットが停滞している人もこのサプリですっきり産前の体重に戻ることが可能だろう。


1袋で1ヶ月持つ。今なら3袋まで1500円の特別価格。











私は決して健康オタクではない。
しかし、がむしゃらで子育てをして来たここ数年ーはっと気が付くと自分のメンテナンスを長いこと怠っており、気がつけばぶくぶく太り肌も悪く、鏡で自分を見るのが心底嫌だった。
体重計は右メモリに増えることはあっても左に戻ることはなかなかなく、元々若い頃から便秘気味だったのだが妊娠出産で更にそれが酷くなり、しかしそのまま放置しているしかなかった。
子にある程度手が掛からなくなったアラフォーの今が、自分磨きに時間も金も掛けて良いタイミングなのかもしれない。
いざという時ーすぐ外で働けるように。
体は資本だ。













夏休み

夏休みー


子と2人きり、何して過ごそうか。
初日は夏休みの過ごし方をどうするか、宿題の進め方の計画を立て話し合い、一日の円グラフになった時間割表を作成させたりした。
小学生の夏休みは、思っていたよりはるかに大変。
学校生活で少し賢くなった子は、のんべんだらりと時間を過ごすことが苦なようで、私とマンツーマンで過ごす時間に不満をおぼえているようにさえ見えてしまう。

「Aちゃん達、皆で遊園地のプールに行くんだって!いいなー。」

「Cちゃんはお友達とキャンプに行くんだって。OOもお友達と行きたいなー」

どうやら家族ぐるみでお付き合いしているグループということもあり、誰かが車を出して行くらしい。
勿論私達親子がそれに誘われることもなく、まだ親の付き添いが必要な子に申し訳ない気持ちで一杯。


「じゃあ、Dちゃんをまたお家に誘ってみようか?」


そう言って、今日メールでDちゃんママに誘ってみたのだが、3時間ほど経ってからの返信でがっかりの私達。


「ごめんなさい、今日は予定があって。またお誘い下さると嬉しいです。」


あっけなく振られてしまった。
それなのに、しつこく何度かメールを送ってしまい自己嫌悪。


「それでは水曜か金曜はどうですか?」

本当は木曜も暇だったのだが、ちょっと見栄を張って木曜はいかにも予定がある風に装った。すると空回り。

「ごめんなさい、木曜は暇だったんですが。また今度お願いします。」


馬鹿な私。
小さな見栄で子の楽しい時間を奪ってしまった。それでも諦められなくて、翌週の予定も聞く始末。今思えばなんであんなにしつこく何度もメールをしたのか、これでは重たくなってしまうではないか。


「OOがDちゃんと遊びたがっていて。来週は予定のない日ありませんか?都合がつけば遊びに来て欲しいです。」


すぐに返信が来て期待したが、なんだかさらりとかわされた感じ。


「ありがとうございます。来週の予定はまだ分からないので、都合がついたらこちらからご連絡しますね。ではまた~」


結局カレンダーは空白のまま。
子は詰まらなそうにごろりとリビングに横たわり、テレビのリモコン片手に番組表を見始めた。まるで休日の夫のようだ。その姿に罪悪感を感じる。


仕方なく気分を切り替えて折り紙やお菓子作りを誘うも、暑いしやりたくないと子は駄々をこねる。じゃあ何がしたいの?と聞くと、どこかに行きたいと言う。
買い物に行こうかと言えば、つまんないー、遊びに行きたいけど買い物なんて嫌だと言う。
要するに、私と2人きりだと間がもたなくなって来たのが現実。
そして私もそんな子と、24時間夏休み中顔を突き合わせて過ごすことが億劫になって来た。数日前は楽しみでいたはずなのに。子が詰まらなそうにしている姿を見るのが苦痛になったのだ。


梅雨明けをしカンカン照りの外を尻目に、結局子は家の中で殆どの時間、DVDを観て過ごした。
テレビ以外の遊びを誘うも、少々早い夏バテなのか何なのか、それとも反抗期なのか、子のリアクションは薄く、私も子の顔色を伺いながらあれこれ提案するのも疲れてしまい匙を投げてしまった。

実りのない1日ー
外出もせず、家の中にこもり、ひたすらDVDを観せている自分が嫌になる。
その小さな背中は、ポツンと寂しそうにすら見えて可哀想になる。
「一人っ子・小学生・夏休み・過ごし方」ネットでそんな検索をしては、金の掛からない親子で出来る遊びを探すが、大体が工作やお菓子作りなど。気分が乗れば楽しめる遊びも、この日のように機嫌が悪かったり疲れていたりすると到底出来そうもない。
こんなことなら多少金が掛かっても、夏期のプール講習でも受けさせれば良かった。
一応ダンスは始められることになったのだが、スタートはお盆明け。なのでまだまだ先が長い。
まだ8月にもなっていないカレンダーを眺め、溜息ばかりつく私がいる。


















肉体コンプレックス 追記・・また散財



誰しもが抱えているだろうコンプレックス。
テレビ画面の中、美しく輝いている女優であっても何かしら自分の外見で気に入らない部分があるかもしれない。
私のコンプレックス、ここでは主に内面ばかりを取り上げているけれども、勿論外見もそれの塊。それ以上に自分の性格が嫌で嫌でーしかしこの地味でぱっとしない造作の顔だとか体付きだとかは40年近く付き合っているというのに未だ馴染めず出来ればそっくりそのまま全てを変えられたらと思うことがある。
体型については産後、ぽっちゃりと呼ぶには厳しい太り具合だったのも酵素サプリのお陰ですっきりスリムに変化した。1日1回~飲めば良いのと、特に他社の出しているサプリのように食事制限を設けていないので飽き性の私にも続けられる。というか、飲んだり飲まなかったりしている。少し太ったなと思った時に飲み、痩せすぎてきたなと思った時にセーブする。
産後、骨盤ダイエットやレコーディングダイエットなど色々試して来たけれどどれも続かなかったり成果が表れなかったり。なので、するする痩せられたこのサプリは私の体質には合っていた。















太っているというコンプレックスからは抜けられた私。しかし、もうひとつ大きなコンプレックスがある。
それが「体臭」だ。
思春期から汗っかきの私には、脇汗から香るあの独特な臭いが数々の恋を駄目にした。わきがは厄介だ。遠目にはそれと分からない。そして自身も慣れてしまうとその悪臭が回りに及ぼす影響への想像力が欠落していく。


「ママ、ちょっとくさーい。」


学校から帰宅し、甘えて来た子にふざけてハグした時に言われた台詞。
久しぶりに自分がわきがだった事実を思い出し、そして正直傷付いた。
そして中学の頃、初恋だった隣の席の男子に言われた一言を思い出した。


「なんか臭うよ。」


そう言いながら、彼は携帯していたデオドラントスプレーを私に向けてシュッと掛けたのだ。半ばからかいながらだったのだが、当時まだティーンだった私。感受性豊かだった年頃ということも手伝いその行為に相当傷付いたのだ。


バイトでも、私とは気づかれなかったのか?「何か臭くない?」とバイト仲間に言われたことがあった。その頃には自分自身も気をつけていて、消臭効果のあるクリームを事前に塗り、また定期的にトイレに行くふりをしてデオドラントスプレーを脇にかけたりと気を配っていたーそれにも拘らずあの悪臭はしつこく私につきまとっていた。


社会人になり、まとまった給料を貰う頃には手術も検討したが、なんとなく腰が引け実行出来ないまま今に至る。
夫が私を抱かない理由もそこにあるのだとしたらー
夫からは体臭について指摘されたことはないけれど、もしかするともしかするかもしれない。
2人目を真剣に悩み、この1~2年が勝負。まずは夫に抱かれないことにはスタート地点にも立てないのが事実。少しでもその原因を取り除かねば。
都内で手術を行っているクリニックを検索したけれど、やっぱり病院は敷居が高い。色々とネットで調べるうちにメディアで取り上げられているこのクリームが良さそうだと思った。
効果は後程ーこれで夫婦関係が良好になるのなら高い買い物ではないだろう。










臭いものには蓋ーだけではやはりその場凌ぎなだけ。
根本から退治しなくては。
それにしても、「わきが」という名称もどうにかならないかと思う。この3文字が表現するおどろおどろしさといったらない。脇から蛾が孵化している様が連想される。もう少しやんわりと遠回しなネーミングだったら良いのにと思う。
















また散財してしまいました。でもこのセールは見逃せませんでした・・・

OUTRETPEAK、祝200万人ありがとうキャンペーン、スペシャルタイムセール!!
22日(火)15時まで!
私も楽に着られるTシャツとカットソー2枚購入しました。もう今季は買い物はしないと決めたはずなのに意志が弱い私です・・
5000円のTシャツが1000円以下で帰るのは魅力的です。生地も丈夫ですし部屋着になりがちなTシャツも立派な外着になりそうです。
定価で合計1万5千円かかるところ、5千円で購入出来て満足です。
あっという間に良いものは売れてしまうので焦ります。ラスト1点を購入出来た時、達成感と高揚感が半端ありません。やっぱり買い物依存症なのかもしれません。
夏物は勿論、秋物などもたくさんです。


↓↓↓↓↓

















初夏のエネルギー

雨降りの毎日、そうでない日、子は公園に行きDちゃんらと遊びたがる。
公園はDちゃん宅から近いこともあり、母親の付き添いなしで大丈夫なのだろう、いつも子を送りに行くと既にDちゃんとその妹がブランコを漕いでいたり、またはたまにAちゃんらグループメンバーがいたりもする。Aちゃんらの母親達はやはりまだ心配なのだろう、ベンチに座り子供達を見守っており、なんとなく出来上がったその輪に入る勇気もなく、挨拶だけすると私は買い物に行くついでに子供を送った風を装ってその場を退散するのが常だ。
お迎えに行くと、いつもはいないDちゃんママが他のママ達と一番下の子を抱っこしてベンチに座っており、私と子だけの時は家から出て来ないのだが仲間がいると外に出るのだなと思うと、なんとなく寂しい気持ちになった。
素敵ママがいればなんとなくその輪に入れそうなのだけれど、そうでないとがっちり出来たそこに入るのは相当の勇気が要るし、また無理して入って空気の読めない奴認定されるのが目に見えている。

しかし、何もせずにただぼーっと一人佇んでいるのも不自然な気がして、母親達に話し掛けられない分子供達に話し掛けてみた。


「何して遊んでたの?」


子をはじめ、Dちゃんらに尋ねると楽しそうに答えてくれる。


「色鬼してたのー、でもOOちゃん虹色なんて難しいこと言うんだよ!」

そう言うと、他の子達もケラケラ笑い出して子はなんだか得意気な顔をしていた。
その表情を見て、なんだか私も嬉しくなって、つい調子に乗ってしまった。


「おばちゃんも色鬼入れて!」




そう言いながら走り回って子供達を追い掛ける。子も嬉しそうにはしゃぎながら逃げ回る。
Aちゃんにタッチすると、くすぐったそうに身をよじりながら笑い転げる。子が楽しくお友達と過ごせるようにー、その親達と仲良くなるのが難しければてっとり早くその子供達自身と仲良くなればいいだけの話だ。
そんな目からウロコのような考えが走っているうちに浮かんだ。
今まで何故気が付かなかったのだろう。ママ友作りに必死で空回って、子供の為にと思ってそれでもなかなか実を結ばず神経だけをすり減らしていた日々ー


散々走り回り、久しぶりの運動めいたことに汗だくになり、最後は子供達に、

「また明日もOOちゃんママ遊ぼうね。」

なんて言われてしまった。
帰り際、Aちゃんらのママ達にお礼を言われ、遠巻きで見ていたけれどかなり疲れたのではと心配された。
確かにどっと疲れたし、翌日は情けないことに全身筋肉痛になったけれど、どこか清々しい疲れであり一人で黙々とプールで泳いだ後とはまた違う、達成感の度合いはより一層強い疲労感だった。
体の内側から前向きな気持ちがむくむくと湧き出て、まるで初夏のエネルギーを得たような一日だった。
























帰る場所はひとつ

学校ボランティアで同じ担当グループのYさんから一斉メールが来た。
夏休み中に祭りのPR活動をするとのことで、適当な店でランチ兼打ち合わせをしようとのこと。
普段引きこもっている私、嫌な人達と会うのは億劫だけれど、彼女達とはなんだか仲良くなれそうな気がして妙に浮き足立った。
私が仲良くなりたいHさん、彼女に良く思われたいが為に先日購入したばかりの白のチュニックにクリスタルが涼しげなロングネックレスをつけ、ボーイズデニムをロールアップし、サンダルを履いて約束の店に出掛けた。私の中で精一杯のお洒落。
時間5分前に着くと、既にYさんがテーブル席を取っており、私に気が付くと手を上げてにっこり笑ってくれた。

「こんにちは。まだ皆来てないの。」

取り敢えずドリンクバーを注文し、皆を待った。
他の2人が来るまでお互いのことを色々話した。Yさんは年配で世話焼きらしく顔も広そうだ。嫌な感じは全くなくて本当に人徳がありそうな人。
しばらくしてHさん、Sさんが来た。それからランチを注文し本題に入った。
祭りのポスターをYさんがPCで作ってくれることになり、それを各自が町内の店などにお伺いを立てて貼らせて貰うことになった。Yさんは広告関係の仕事をOL時代にしていたらしく、そういった作業は朝飯前のようだ。
Hさんは相変わらずお洒落で素敵な装い。すっきりとしたパンツスタイルに小さなかごバッグ。大きなサングラスを掛けておりまるで芸能人のようだった。スタイルも抜群で、毎週ヨガに通いそのプロポーションを維持しているのだそうだ。金銭的にも余裕があるのだろう、約束時間よりだいぶ早く来てしまったからとスタバでカフェをしていたそうだ。気軽にスタバに入れるイコール私の中でお金持ちという方程式が浮かぶ。
スタバで軽食を取っている家族を見ても同じく、きっと1回につき3000円以上掛かるだろう。軽食にそれだけ金を掛ける気がしれない。小さな子供にスタバのフラペチーノを与えている親を見てもそう思う。あぁ、あの家は余裕があるんだなと。

Sさんは可愛らしく賑やかな人。しかし感じが良く仕事もてきぱきしている印象だ。早速前回打ち合わせで行ったジュースの仕入れの見通しも済み、後の細かい本数や種類は夏休み明けに微調整して行きましょうとのことだった。

頼んだランチが来てからも、滞りなく今後のスケジュールや問題点を話し合い、打ち合わせは円滑に進んだ。ランチが済むと、誰からともなくデザートを注文し始めた。正直財布の中には帰りにちょっとした買い物をしようと思っていた金額しかなかったのだが、自分だけデザート無しなのも居心地が悪くなるような気がして、お腹も一杯だというのに食べたくもないマンゴーパフェを頼んだ。こういう時、周りを気にせずコーヒー一杯でいられる図太い精神を持っていられたらいいのにと思う。

打ち合わせは楽しかった。そう思っているのは自分だけなのかもしれなくて、他の人達は子供の為の義務でしかないのかもしれない。
さくっと話し合いは終わり、デザートも終わり会計後。
Hさんは友人と約束があるとのことで、颯爽とママチャリではない荷台のないお洒落な自転車に乗り込み去って行った。Sさんも何か用事があるようでスマホを何度も何度も見ては時間を気にしているようだったし、Yさんは上の子関係の役員の打ち合わせと微妙にダブルブッキングしていたようで、慌ただしく学校へと向かって行った。
皆と別れ、何も予定がなかった私はなんとなく取り残された気分になった。
それぞれに帰る場所があるのだな、と。
居場所が出来るかもしれないという浮かれた気持ちはすっかり萎えて、皆にとってこの集まりはいくつもある居場所のうちの一つなのだと。いやー、居場所だとも思っていないのかもしれない・・
例のごとくマイナス思考になりかけた自分を追い払うように、自転車のペダルを思い切り漕ぎ家路に急ぐ。
私にとってもう一つの居場所は、やっぱり家庭でしかないのだ。























































スペシャルおやつ

ここ数日の蒸し暑さといったらない。
週末も、天気こそ悪かったものの湿度は高く、夫は暑い暑いといってエアコンの温度を18度に下げる始末。
普段、私と子の二人だけだと節約の為にも扇風機で対応しているのだが、夫が休みだとそうはいかない。
少しでも涼を取ろうとその日のおやつをかき氷にした。
倉庫の奥からかき氷機を出すと、子は大喜び。スーパーまでシロップを買いに行くのが面倒だったので、以前試供品として貰っていたカルピスの原液を買い置き棚から取り出した。
製氷機から氷を出し、ガリガリ機械を回すと「夏の音色」を聴いた気がした。

「おいおい、水道水の氷使ってるのかよ?」


夫は自分の飲み物には必ずウイスキー用の氷を入れる。買った氷だ。しかし私達までそれを使っていては家計が持たない。かき氷の良い所は、お金を掛けず、そしてカロリーも低くおやつを済ませられるという点だ。
子は喜んでいるのだから余計な横槍はやめて欲しい。
その後も、家で作るかき氷なんて食べれたもんじゃないとくどくど煩く言って来た。氷がガリガリでまずいだの、外で食べるかき氷はもっとふわふわしていて口の中で溶けるだの。


「おいしーい!!」

氷にただカルピスを掛けただけのそれを子は大喜びで食べた。
私も暑かったので食べた。
夫だけは食べるとも言わず、ふらっと外に出て行ったと思ったらコンビニ袋を下げて帰って来た。


「パパはハーゲンダッツ買って来たぞ。食べるか?」


すっかり空になったかき氷の入っていたグラスを前に、子は一瞬戸惑ったような表情をした後私の方を見て、

「ママはどうした方がいいと思う?」

と聞いて来た。
夫は思っていた子のリアクションと違うことに少々イラっとしたようで、


「嫌ならいいよ、パパが2つ食べるから。」


そう言ってもう一つを冷凍庫に入れ、自分の分だけスプーンを取り出すと黙々とアイスを食べ始めた。
ーこの人はどこまでも子供のようだ。確かに社会的には妻子を養う大人ではあるが、根本は自分の思い通りにならないとすぐにすねるガキと一緒だー
週末の夜、泥酔して帰宅した夫に私の存在など入る隙もなかった。湯上りに、念入りにバラの香りのする試供品のボディークリームを塗りたくり今か今かと帰りを待っていたというのに。
しかし玄関先でされた嘔吐の処理に追われ、全て片付きリビングに行くとソファーでだらしなくいびきをかいている夫に結局のところ興冷めした。
そんな経緯もあり、その時の夫の行動はいつも以上に癪に触った。

アイスで頭を冷やしたのか、夫はぼそっと子に明日食べるようにと言うと書斎に引き上げて行った。
夫は裕福な家庭で育ったので、家庭で作るかき氷なんて信じられないのかもしれないけれど、確かにそれは売り物と比べれば美味しくないかもしれないけれど、それでもー子供時代の記憶に、
「夏には家でかき氷作って食べた」
「シロップの中で一番苺が好きだった」
「何杯も作っては食べてお腹を壊したりもしたっけ」
「色んなシロップを掛けて、レインボーカラーにしたな」
ーそんな小さいけれどほっこりするような思い出が残ればなと思う。

私は料理が下手だし、お菓子作りも頑張ってホットケーキミックスを使った簡単おやつくらいしか作れない。センスがない分、だからそうした手間は惜しんではいけない気がする。
ハーゲンダッツは確かに美味しい。しかし、その美味しさは不特定多数に向けた味で子に向けた味ではない。自宅で作るおやつは親が子にだけ向けて作るスペシャルな物だ。
質素でもたまに失敗したとしてもーそう思うのは親の自己満足かもしれないけれど、もうしばらく子にはそれに付き合って欲しいと思う。

















































出産ラッシュ

ここ数日のところ、お隣さんのご主人は有給を取っているのか、自宅にいるようだ。
奥さんは里帰りしているはずだから、洗濯物を干しているのもご主人だろう。
覗き見するつもりはなくても、ついついバルコニー越しにある小さな布切れたちを眺めてしまう。
可愛らしいピンク色のベビー服やスタイ、帽子や手袋、それにおくるみ。
初めての子だからなのか、以前奥さんがいた頃も水通ししていると思われるベビー関連のものが多く干されていたが、次から次へと揃えたのだろう、更に色とりどりのそれらが風に揺られてひらひらとダンスをしているようだ。

最近、検査薬が真っ白だったこともありますます妊婦や赤ちゃん連ればかり目に入る。
そしてそれを目にした途端、言いようもなく嫉妬心のような黒い気持ちに捕らわれる。
お腹の大きい女性とそれに付き添う男性を目にすれば、彼らは毎週何回性行為をしているのだろうと、傍から見れば気持ち悪いだろう妄想をしては自分達のそれと比較し落胆する始末。
あれから夫とは音沙汰なく、あの日を境に何かが変わるかと思いきや、平日は殆ど深夜帰りの夫を叩き起してまで行為を強いる程私は強くはない。
焚きつけるために、義実家に遊びに行こうかとさえ考える。シスコンの夫だから姉達にけしかけられれば動き出すかもしれないー



買い物帰り、玄関でお隣のご主人とばったり会った。

「こんにちは。」


「こんにちは、暑いですね。」


「本当に。あ、実は先週子供が生まれまして。しばらくは里帰りしているんですが、少し早めにこちらに戻るつもりです。うるさくなると思うので、何かありましたら遠慮なく仰って下さい。」

ご主人は丁寧におじぎをすると、エントランス前に停めてある車から運んで来たのだろう、組立式ベビーベットと思われる部品のいくつかを抱えて玄関のドアを開け入って行った。
フットワークの軽いご主人、素敵ママのご主人もそうだけれど、私の周囲にはなぜか妻思いの優しい男性が多い。我が夫を除いてはー


お隣とは特段お付き合いはないけれど、何かお祝いの品物とかを渡した方が良いのだろうか。
素敵ママには渡すつもりだ。それから従姉妹がもうじき出産予定なので、例の夫が子に買ってやった子供服のショップから何点かピックアップしている。









すぐ見栄を張りたがる実母から、金は幾ら包め品物は幾ら位のものでと指定されている。勿論それはへそくりから。
夫に従姉妹が子供を生むからとお伺いを立てたところ、子が生まれた時に何も貰ってないことを指摘されて何も言えなかった。
確かに、従姉妹からは結婚祝いは貰ったものの出産祝いはスルーされた気がする。
強いて言えば、子を見に遊びに来た時に、可愛いうさぎの籠に入った焼き菓子のセットを土産に貰ったくらいで、今思えばそれが従姉妹なりの出産祝いだったのかもしれないけれど、特に確かめたわけでもないし、他に手土産もなかったから普通の土産と思い内祝いも渡していない。

夫は細かく祝いなどを貰うとPC上の帳簿につけているので、誰から幾ら位の物を貰い内祝いを幾らで返しただとかの記録は誤魔化せない。
なので、仕方なく実母の顔を立てる為にもへそくりから出す事に決めたのだ。一向に増えないへそくり。
ライター作業を頑張っても、こうした見えない金に消えていく。

しかし、ベビー服を選ぶのは思いの外楽しく、店で店員と相談しながらあれこれ吟味した。
夏生まれだから、今年の50~60の半袖ロンパースと、来年の夏用の80の半袖ロンパース、それからスタイ。カラフルで可愛らしいデザインのものが所狭しと並べてあって、あれもこれもと買い物かごに入れたい衝動に駆られた。
自分には必要ないのにー


ついでに子が学校の水泳の授業に使うプールバッグが壊れていたので、この店の苺柄のプールバッグと、それから同じ柄のビーサンを購入した。ビーサンは700円ちょっとで安いのだがなかなかないデザインで可愛く、子も気に入ってくれたようだ。



お隣さんが自宅に戻り、これから聞こえるであろう赤ちゃんの泣き声に私は耐えられるだろうか。
今は平静を装っているけれど、実際それを目にしてしまった時の自分の心情に自信がない。
もう子供がひとりいるんだからいいじゃないのーもうひとりの自分が囁く。しかし、ないものねだりの自分、そしてタイムリミットを迎える己の子宮がざわざわ疼いて止まらない。

洗面台に行き、乾いた唇に色を塗る。そして以前試供品で貰ったラグジュアリーな香りの漂う高級ソープやシャンプー&コンディショナーを手に取り、今夜それを使うことを決意した。









































不機嫌な彼

実母とのランチー、子は学校の間だし家事もきちんとして出て行くのだが一応毎回夫には断りを入れておく。
夫は実母がキライだ。
だからだろう、私がちょくちょく母と会うことに関して良い顔をしない。
ちょくちょくといっても、月に1度程度あるかどうかなのだけれど、それでも面白くなさそうにイヤミの一つでも言う。


「また?こないだ会ったばかりだろう?」


そしてその日にかぎって早く帰宅するようなことを言う。いつもは深夜帰りだというのに。
だから夕飯の準備はしっかりするなど、家事は滞りなく行わなければならない。


「クリーニングも出しといて。それから今日宅配届くからそれも受け取っといて。」


何かと用事を作り、会う時間を短縮させようとするのだ。
私は夫の顔色を伺い外出し、そしてまた母の顔色を伺い一時を過ごし、そしてまた夫の機嫌を取るためにその日の夕飯は好物を作りビールを用意するのがお決まりのパターン。

いつもは日中電話やメールなど寄越さない夫なのだが、母と会う日は頻繁に連絡をして来る。
それはとてもくだらない用だ。
テレビ番組の録画や買い置きの用事なのだから、今すぐというものでもない。
それでも緊急を要するかのように、レスポンス出来ずにいると何度も何度も携帯が鳴る。
仕事は忙しいはずなのに、それは常軌を逸する程頻繁にだ。


「誰なの?」

食事中、私が携帯を気にしていると母が今度はそれを見て面白くなさそうにする。


「あんたも携帯中毒なんじゃないの?人と会っている時にまで携帯ばっか見てさ。お母さんだからまあいいけど、他人から見たら感じ悪いからやめなさいよ。」


まるで板挟みだ。
トイレに行くフリをし、すぐに夫にメールの返信をする。
それからそっと電源を切る。
電波の届かない場所にいたことにする。


母と会うーそれだけのことなのに何故ここまで夫に気を遣わなければならないのか。
私は夫が義実家と連絡を頻繁に取ろうが大して気にならない。
私に執着してくれているーそれならばまだ可愛い話なのだがそうでもないらしい。
ただ単に、妻が夫以外の誰かに気を遣ったり、また大事にしたりすることが許せないのだろう。
いつでも自分に目を向けて、そして尽くすのが妻の役目だと思っているのだろう。


籠の中の鳥ー

ずっと籠の中に閉じ込められていた鳥は、小窓が開けられても逃げる術をなくすという。
逃げ方も分からず、外の世界へ開放された扉を前にし躊躇するのか、それともそれにすら気がつかないのか。
鳥には感情がないから分からないけれど、人と同じように感情を持っていたとしたら恐れているのかもしれない。
自分の可能性に、言い訳の効かない外の世界にー
背中に羽がついていることすら忘れ、飼われている現実に甘んじて。


その日、母と別れてから電車の中で携帯の電源を入れると、夫からのメールが12通もあった。それから留守電も5回。
その画面を目にした途端、頭がクラクラし、途端に全てが億劫になった。
夫の好物を作ろうとしていた今朝までの気持ちは一気に冷め、スーパーでコロッケを買い、それからカレーにして上から掛けることにした。
後は簡単なグリーンサラダ。

その日、久しぶりの平日での家族団らん。喜んでいるのは子だけで、夫も私もだんまりだった。
子が学校での出来事を楽しそうに話し、後は私と夫の方から聞こえるのはスプーンが皿にぶつかる音くらい。
夕飯のメニューに文句を言われることを覚悟していたが、何も言われなかったことにかえって拍子抜けした。
沈黙は金とは言うが、我が家にとって沈黙は圧力以外の何者でもなかった。















































プラバン作り

子供会に入会し、当初の子の様子から退会しようかどうか迷いながらも保留としていたが、早まらなくて良かった。
Dちゃんとすっかり仲良くなった子は、この週末にあった子供会の行事に参加することが出来た。
団地の清掃の後、子供だけでの廃品回収、それから集会所で高学年が教えてくれるという「プラバン作り」という催しがあったのだ。
それに参加を決めた子ー、心配だったので集会所まで見送り、終了予定時刻の昼に迎えに行った。
1年生の親達や役員が想定通り集会所前でたむろしていて、その中には素敵ママとその取り巻きがいた。
ふと素敵ママと目が合い、反射的に逸らそうとすると彼女はにっこり笑い手を振ってくれた。
取り巻きの人々も私に気がつくと会釈をしてくれたので、なんとなくその輪に入ることが出来た。


「先日はお邪魔しました。D、とっても嬉しかったみたいで。OOちゃんとまた遊びたがってます。これから暑くなるし、公園遊びもきつくなって来るので遊びにいらして下さいね。」


「ありがとうございます。OOもDちゃんが遊びに来てくれてとっても嬉しかったようで。また遊びに来て下さい。」


Dちゃんママは感じ良く、子を通してこうして会話が出来ることが嬉しかった。しかも素敵ママの取り巻きの一人だったので尚更。
他のママ達も笑顔で私達の会話を聞いてくれているように見えた。
それからは、素敵ママの体調や近況を尋ねたり、またクラス内の担任の噂話などで子が戻るまでの間場を繋いだ。

正午になり、子供達が解散し集会所から出てくる、小さなアクセサリーやキーホルダーを持ちそれぞれ嬉しそうだ。
プラバンとは、プラスチック板にマジックなどで好きな絵を描き、オーブントースターなどで加工・固定化する遊びらしく、熱を入れることで板が小さく縮み強固になるらしい。
上級者になると、それを使ってピアスやネックレスなどのアクセサリーを作る事も出来るので、立派なハンドメイド材料でもあるのだ。
子はDちゃんを始め、Aちゃんらと共にお揃いのキーホルダーを作ったようだ。



「ランドセルに付けようね。」



女の子同士、嬉しそうに言い合っている姿は微笑ましく、子がそのグループにすんなり入れた事とそれを見守る母親達の群れに自分自身もなんとなく入れていることに安堵をおぼえた。



「女の子って可愛いよねー。うちなんて工作だとかじっと座ってる作業がどうも駄目で。ほら、もう向こうで遊んでるし。」


R君にとって、プラバンは宿題を押し付けられているのと大して変わりないようで、なのでやっとそれから解放されて伸び伸びしているように見えた。


「でもさ、今度は女の子なんでしょう?」


他のママが聞くと、彼女は嬉しそうに笑い頷いた。


「本当は第一子から女の子が良かったんだけどね。でも両性育ててみたい気持ちもあったから、結果良かったよ。」


「女の子は大きくなったら実家に戻るからねー」


「女の子はずっと買い物とか出来るし、反抗期もそれ程きつくなさそうだしね。」


群れは子供に女児がいる親だけだったこともあり、女の子がどれほど良いのかのメリットばかりを挙げては盛り上がっていた。ここに男の子の親がいたら、絶対話題に上がらないだろう会話。
そして、私がもしこの群れにいなかったら「いかに兄弟がいることのメリット」が挙げられていたかもしれない。考えすぎかもしれないけれど。


子が手作りした可愛いプラバンは、ひまわりの絵が描かれておりこれからの季節にぴったりだった。
夏休み、子に教えて貰いながら色々作ってみるのも楽しいかもしれない。


「ママに作り方教えてくれる?」

「うん!いいよ!」


子は嬉しそうにキーホルダーを指に掛けて回しながらにっこり笑った。





































































無駄使い?未来の投資?

意思が弱い私。
また散財してしまった。
ボランティア活動をすることになり、皆素敵な服を着ていたことに触発されたというわけだ。
夏服はすぐに毛玉になるしワンシーズンのものだからというのを言い訳にして、一目惚れしてしまったのだから仕方ないと自分に言い聞かせて。素敵な白のチュニック。
オレンジと迷って迷って無難に白にした。また夫に新しい服買ったの?と聞かれるのが嫌だったこともあって。白なら同じ様な物をいくつか持っているからばれないだろうと思う。
着丈も丁度いいしゆるっとした感じが今年っぽくってチュニックだけれど今更感もないのでヘビロテアイテムになりそうだ。










もう一つ、前結びタイプの涼しげなカットソーを購入した。カラーはグリーン。







ユニクロの白のレギパンに合わせようと思う。
欲しいと思うとなかなか我慢が出来ない私。在宅ワーク分全て貯金するつもりだったのにやっぱり自分に甘い。
その他にもタイムセールなどで1000円ちょっとの服も目白押しであれこれ欲しくなったが2着で我慢した。
際限なく買い物出来たらどんなにスカッとするだろう。それでもこうして好きな服を購入出来る収入が出来たのは私にとって大きい。
貯金は2万になってしまったけれどまたライター内職を頑張ればいい。夏休みになれば思うように作業が出来ないので、7月は先々月のような大台目指して稼ぎたい。


新しい出会いがあり、外に出る機会があるとつい新しい服や小物を揃えたくなる。
おそらく外に刺激を受けるから。自宅にずっと引きこもっていればそういう欲も抑えられる。外に出ると周囲の目ー他人からの自分の印象をいかに良く見せられるかにこだわってしまうし、また素敵な服を着ている母親達から刺激を受けてしまう。
ボランティアでHさんはとても洗練された服を着ていて、雑誌で言えばOGGIだとかの読モのような雰囲気。ゆるゆるパーマのロングヘアを無造作にポニーテールしているのも素敵。
背が高くスタイルが良いから、タイトなミドル丈ペンシルスカートも良く似合っていたし、その上にさらりと着ていたブラウスが本当素敵だった。
耳元で揺れるフープピアスもコーディネートのポイントになっていて、でもさりげない感じがお洒落だなと思った。
それだけではなく彼女は真面目で性格が良さそうだった。
彼女と仲良くなれたらな、そんな風に思ったら自分も彼女に少しでも近づきたいと思い小奇麗な格好をしたくなったのだ。言ってみれば人間関係の未来への投資だ。
格好から入るなんてバカバカしいしそういう考えが結局空回る原因なんだと分かっていてもやめられない。いちいち理由をつけながらも結局は買い物依存が治っていないということなのだろう。










ジュース売り

祭りボランティアでの屋台の振り分けで、私はジュース売り場担当になった。
焼きそばやカレー、お好み焼きなどの食品を扱う店舗と比較したら楽なところで、強いて言えばつり銭などの金銭のみ神経を使えば良いとのこと。
メンバーは私含めて4人、うち2人は知り合いだったようだけれど、私ともう1人は初対面。
顔見知り且つ、上の子が既に小学生で勝手が分かっているYさんとHさんが仕切ってくれてその日の打ち合わせは行われた。

一応簡単に自己紹介。こじんまりとした中での自己紹介はさほど緊張もせず、こんな私でも普通にやり過ごすことが出来た。
それからそれぞれ分担表を元に、どういった役割をするかジャンケンで決めることになったが、一番やりたくないと思っていたリーダーはYさんが快く引き受けてくれ、私は会計をすることになった。
予算の中から何種類のジュースやお茶を仕入てれ販売するのかを決め、また暑さ対策の為にアイスボックスやビニールプールなども活用しなければならず、互いに色々アイデアを出し合った。
Sさんは園時代、同じ様にバザーで飲み物を販売した経験があるらしく、その時役立ったアイデアなどをポンポン出して行ったけれど、私は経験といえば去年の自治会の焼きそばくらいで、しかしそれも殆ど年配の役員さんが取り仕切り、後はそれに黙って従うだけだったので、出せるアイデアというのも特になく、ただ彼女らの発言のメモを取るしか出来ないでいた。


「一応PTAにレポートを提出しないとならなくて。今日の打ち合わせ内容と役割分担表は私の方で勝手に記入して提出しちゃうけどいいですか?」


Yさんは気持ち良いくらい、サバサバと物事を進めてくれる。しかも感じ良く、押し付けがましくもない。


「ありがとうございます。」


そして今後の打ち合わせなど、またラインでやり取りしましょうということになったのだが、私以外はラインを使えるけれど私は使えないという始末で、結局私のせいでラインではなくメールでのやり取りにしましょうということになり、申し訳ない気持ちで一杯だった。
今時ラインを使えないって微妙なのだろうか。こういう時に不便を感じる。まるで皆の足を引っ張っているような気分だ。


その日は小学校の一室を借りて打ち合わせを行ったのだが、次回からは適当にランチなどしながら決めるということになり、少し楽しみが出来た気がした。
なんとなく、このメンバーは打ち解けやすいというか、始めから全員が仲良しではないまっさらな状態だからなのだろう、最初のスタートの出遅れがない分、頑張り次第で自分を出せるのではないかと期待感で一杯になった。


彼女らと解散した後、なんとなく気分も良くなり鼻歌混じりに自転車を漕いでいた。ママ友なんて贅沢なことは言わないーせめて挨拶や立ち話が出来る、そんな関係の知り合いが出来れば嬉しい。
それがもうすぐ叶いそうな予感と、初夏を感じる日差しに、高鳴る胸を抑えることが出来ずにいた。























































ワールドカップ

4年に1度のワールドカップ、サッカーに興味がない私でも日本代表の試合は欠かさず観ていた。
元彼が好きだったサッカー。
一緒に何度も観戦したし、付き合っている頃にワールドカップがあった時は深夜でも自宅で互いにテレビ観戦しながら電話を繋ぎ、あれこれ解説してもらっていたっけ。
だから基本的なルールやプレイについては夫より分かっているつもり。
ちなみに夫はワールドカップに興味が薄く、今回日本敗退だったことをニュースで知るとそれについては知ったような口を利く。



「所詮日本なんて世界から見れば子供のようなもんだよ。睡眠時間削ってあんな負け試合見るヤツの気が知れないな。」


サポーター達が聞いたら憤るようなことを言う。


「今回話題になったのなんてゴミ拾いくらいなもんだもんな。情けない。」


夫の口ぶりにモヤモヤしつつもスルーし、その日の夜元彼のフェイスブックを覗いて見た。
やはり話題はワールドカップのことばかり。そして家族で早起きして観戦したことなどが綴ってあった。奥さんのブログもついでに見てみると、やはり同じ様な内容。
そして、奥さんも実は熱狂的とも言えるサッカーファンだということが分かった。
夫婦で同じ趣味を持ち、充実した日々を送っている彼らが羨ましかった。
元彼は、私がサッカーにあまり興味がないことが逆にいいと言ってくれていたのに。変に詳しかったりしてあれこれ批評めいたことをされることを嫌っていたのにー
実際結婚相手には、同じ趣味を持つ女性を選んだのだなと思い、心の奥で「嘘つき」と小さく呟いた。


人は絶えず変化し続ける。
だから元彼も嘘をついたわけではない。たまたま好きになった人が同じ趣味を持っていただけなのかもしれない。
それか趣味の場で出会ったのかもしれない。
無趣味の私と当時は無理して付き合っていたのかもしれない。
私を傷つけたり無理に背伸びさせない様、彼なりに気遣っていたのかもしれない。


夫婦で共通の趣味があるということは、生活に彩りを与えてくれそうだ。
我が家で言えば何だろう。
夫の趣味は何だろう。デイトレードか?いつも部屋にこもって難しい顔でPCをいじっている。そこに私の立ち入る隙はない。
食べることについても何かが違う。
観るテレビも違う。
違うところを挙げた方が楽なくらいだ。
強いて言えば、子供の成長を見ることくらいで、しかし子が大人になった時に私達夫婦に何が残るのだろうか。
鉄道会社の「フルムーン」の広告ーあの雰囲気の良い写真の向こう側にいる夫婦には程遠い。老後、共に旅行や山登り、テニスや社交ダンス、または陶芸や料理などをしている姿がどうにも想像出来ず、なぜか元彼が浮かんでしまう。
何度も何度も元彼のフェイスブックにアクションを起こそうとしては躊躇い、友達申請を行ったり来たり。
友達に戻れるわけが無いのだ、家庭を持ち、子供を産みながらも未練たっぷりの自分には。


元彼の奥さんのブログは日々楽しそうで、見れば自分が惨めになるだけなのにまた遡って先月分まで読んでしまった。
リア充のそのブログは、悩み事なんてどこにもなく、毎日がお祭りのようだった。
好きな人と好きな食べ物を食べ、好きな服を着て、好きなことをして、好きな様に生きている。それを不特定多数の世界中に向けて発信している彼女にどこか傲慢さまで感じてしまった。
自慢したいのか?
幸せを自分の中だけにとどめておくのが勿体無いからなのか?他人にそれを共有させることで満足度を更に高くしたいのか?


羨ましさはすぐに嫉妬に変わる。
だから彼のフェイスブックや彼女のブログを覗くのを日課にしないようにしている。
しかし、時間を持て余した時などふと覗いてしまう。特に元彼のフェイスブックにどこか自分の欠片があるのではないかと小さな期待を抱いて読みあさる。
そして勝手にがっかりする。
その繰り返しだ。


私の趣味ー

1、元彼のフェイスブックをこっそり見ること。
2、元彼の奥さんのブログをこっそり見て悪態つくこと。


こんな趣味を夫と共有するどころか、知らせることなど決して出来ない。































































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