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尻を叩かれる

夫からの、働けというプレッシャーは日に日に強くなっている。
そう言えば、海外赴任の話はどうなっているのか?と尋ねたところ、一気に機嫌が悪くなったのだ。
辞令が出る時期を考えれば、どちらに転ぶとしてもそろそろその答えは出ている頃だと思い、ただ聞いただけなのに、それが夫の癇に障ったらしかった。

要するに、夫は「選ばれなかった」ということだ。私としては、以前、海外赴任という話がふと出た時に、パニック状態に陥った。
英語も喋れない、そもそも国内でまともなコミュニケーション能力を持てない人間が、異国の地で暮らしていくことなど限りなく不可能に近い。
子のことを考えてもだ。折角、学校生活に馴染んで来た、そして難しい年頃に入るという時期に、ガラリと環境が変化するストレスを思うと、出来ることなら避けてやりたい。
もう、海外赴任の話に触れない方が良さそうだ。あの頃は、酔っぱらいながらの仕事自慢が多かったけれど、最近ではそれも無い。代わりに風呂場での雄叫びが聞こえるかと思ったら、リビングソファーに横たわり、にやにやした顔でスマホを触っているのみだ。




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「春になれば、求人も多くなるだろう。」


今、仕事が見付かったとしても、春休みに子が一人留守番になってしまう。そう訴えると、この返しだ。
働かなくてはーという思いは常日頃ある。10円の節約をする為にスーパーをはしごしている時間、外で働けばその100倍近く金が手に入るかもしれないのだ。
しかし、体の不調に伴う心の不調。ボランティアにも顔を出さなくなり、再び引き籠り気味の日々。その生活が定着してしまうと、面接までのハードルが恐ろしく高いのだ。




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不細工な小細工

無料クーポンを何枚か財布に入れている。
しかし、小心者の私は、それだけを単体で使うことが出来ない。
例えば、コンビニチキンの無料クーポン。それだけが目当てなのに、必要の無いスイーツまで買ってしまう。あくまでも、クーポンはついでなのだと言わんばかりに。
ファーストフード店の無料コーヒー券もだ。バーガーだとかポテトも買ってしまう。一通り注文した後、さも思い出したかのように無料クーポンを差し出すのだ。
それだけが目当てだと、何だか店側に申し訳無い気になってしまうのだ。いやー、それは言い訳で、店員に「ケチな客」だと思われることも嫌なのだと思う。
彼らはバイトが殆どなのだし、客が何をどう買おうが興味など無いだろう。それでも、いちいち小細工してしまうのは、自分がどう見られているのかを異常に気にする性格だからだ。
要するに、私は見栄っ張りなのだ。

カモフラージュせず、堂々と生きていたい。無駄が多すぎるから、金も貯まらないし人も集まらないのだと思う。




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スマホスマホスマホスマホ

カーリング女子の試合。ハラハラドキドキさせられながらテレビの前にくぎ付けになる。
子も、翌日学校が休みなので、遅くまで起きていた。夫もおり、家族団らんでリビングソファーに座り日本選手を応援する。
よくある家庭団欒の風景。しかし、私は夫の動向に気を取られる。

いちいちスマホーだからだ。

相手チームに得点を取られれば、スマホ。
日本チームに得点が入れば、スマホ。
おやつタイムに入れば、スマホ。

スマホスマホスマホスマホ。




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試合に熱中出来ない。ラインの着信音が耳障りだからだ。
ビールを飲みながらだったので、お代わりをつぐ振りをし、背後から画面を盗み見した。
吹き出しマークがずらり。誰とやり取りしているのかまで分からなかったけれど、明らかにカーリングの実況中継風なやり取りをしているようだった。
ここにいるのに、いない。
家族と観戦しているのに、他所の誰かと観戦している。

虚しい、只々虚しい。

子の隣に座り、日本が有利になると二人して喜んだり、その逆だと二人して悔しがったり。 夫がここにいなければ、純粋に楽しむことが出来るだろう。夫の視線は、テレビ画面とスマホだけ。それを目にしながらの観戦は、苛々と胸のざわつきと、そして不安感を伴って全く集中出来なかった。




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  • 2018/02/25

モチベーション下降

久しぶりに引っ張り出したミシン。しかし、糸の掛け方すら忘れており悪戦苦闘。
先ずは、裁断した布の回りをロックミシンしなければならない。午前中にするはずが、なんだかんだ理由をつけて取り掛かれず、更に午後になればフィギュアスケートのフリー。
意識はすっかりそちらに向かい、ミシンはただの置物と化す。
フィギュアが終わると脱力感。すっかりミシンをする気力は失せていた。
体育の授業があるのは月曜。土日を挟むので、週末に延期することにした。 こんなちっぽけな仕事すら、進めることが出来ない。15歳足らずの女の子が金メダルを首から下げているというのに、同じ人間として自分は堕落している。
気分転換にピアノをーと思っても、毎回同じところで躓きを繰り返して早2週間。独学では限界があるのか?誰かに聞かせるピアノではない甘えがそこに存在している。

やる気が無いといいつつも、百均で買った、大人の塗り絵をする気力はあるのだ。 無心になり黙々と色鉛筆を走らせていると、心が浄化される気がする。実際、腹の中は真っ黒なのだが。




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節約ハンドメイド

お金が無い時に限って、想定外の出費。
子の体操服の巾着が破れた。買えば、数百円はする巾着。百均にもないことはないけれど、体操服の他にトレーナーやら帽子やら入れるので、デニム生地くらいの厚さが良いのだ。
ふと、園グッズを作った時の余り布があることを思い出した。しかし、私は裁縫が不得手なのだ。好き好んでハンドメイドなどしたくはない。
それでも、生憎の雨と寒さで外に出るのも億劫。そしてやはり節約の為にと重い腰を上げることにした。






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懐かしいボーダーのキャンバス地は、かなり余っていた。入園グッズを作る際、どれだけの布が必要なのかさえ分からず、店員に聞くという機転も利かなかった私は、4mも生地を購入したのだ。 あの時は夫にも叱られた。しかし、テーブルクロスにするとか何とか言い訳をして丸くおさめた苦い思い出がある。

ネットで作り方の検索。生地の寸法を測り裁断することも敷居が高い。チャコペンのインクも切れており、しぶしぶ自分のアイブロウペンシルを使う。
いざ、裁断。何とか切り終えてほっとしたのも束の間、しかしそれだけで疲れ果ててしまいミシンを出すところまで気力が湧かなかった。続きは明日に持ち越しだ。




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やりくり費

やりくり費が、あと五千円しかない。
これで、あと9日。
そういう時に限って、色々な消耗品が切れる。生理用ナプキンも無いが、あと数日で予定日なのでこれは必須。
野菜も、相変わらず高い。それなのに夫が食べたいものは、餃子だとかロールキャベツ。独り言のように、


「ロールキャベツが食いたい。」


なんて朝から耳に入れば、3日以内にそれに応えなければ機嫌が悪くなる。
ふと、ドラッグストアの300円割引券を思い出し、喜々として財布から取り出すが、まさかの期限切れ。それも、3日前。
なんだかついていない。





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期待せずして入った激安スーパーで、なんとキャベツがひと玉198円で売られており飛び付く。他に、一丁10円の豆腐だとか45円の納豆もゲットする。
30円のもやし2袋。レジを済ませ、もうひと玉キャベツを買っておこうかと思い、先程のコーナーへ行くと、ぎょっとした。
「中国産キャベツ」と書かれた段ボール札に気が付かなかったのだ。げんなりし、そのまま見て見ない振りで帰ろうかと思ったが、返品することにした。
若いレジ担当の女の子が、明らかにうんざりした表情で対応をする。何度も頭を下げる。どちらが客だか分からない。
そして、代わりに400円のキャベツを買った。
先日、中国の一流ホテルでトイレの便器の中の水でコップを洗ったりする清掃員のニュースを観たこともあり、どうしても譲れなかったのだ。
結局、色々と厳選して使った金は、800円。子のおやつを買うことも諦めた。果物も、イチゴやオレンジを買ってやりたい気分だったが、98円のバナナに落ち着いた。
これで、バナナケーキでも作ろう。




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美しき友情

小平選手とイ・サンファ選手の抱擁シーンに感動した。
同じ環境で辛く苦しい練習をし、切磋琢磨して来たから美しく固い絆で結ばれているのだと思った。
私には、これまでの人生でそういった絆で結ばれている相手などいない。学生時代から社会人、今に至るまで一度も。
そりゃあ、お茶やランチ、飲みや買い物に出掛けるような友達は出来ても、一時的。立場や環境が変われば、その親しさも流動して疎遠になって行く。
厳しい部活に属し、毎日のように練習し、泣いたり笑ったり、感動を共有して来た学生時代すらない。それがあったらまた違ったかもしれない。
また仕事でも、同じ目標に向かい励まし合いながら戦ってきた同僚でもあれば、今でも繋がりは途絶えなかっただろう。 ぬるま湯の中で生まれた友情関係は、すぐに冷めるのだ。





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涙のウイニングラン

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普段、スポーツには興味がないけれど、オリンピックだけは別。
国民の血が騒ぐのか、いち日本人としてつい感情移入しながらテレビの前にくぎ付けになる。
特に、メダル候補と呼ばれる人達の競技は、手に汗を握る。
先週末は、金メダル二つ。
どちらもリアルタイムで観戦出来たことが嬉しい。特に、小平選手とイ・サンファ選手の競技後のウィニングランに涙が出た。
国旗を受け取った小平選手がイ選手を待ち、それに気付いたイ選手が思わず号泣するシーンにぐっと来てしまった。
特に彼女は若手ではなく、挫折も味わい、地道な努力をし続けていたようだったし、オランダ修行では言葉も通じず知り合いもおらず、孤独に自分と戦て来たのだと思うと、その精神力の強さに感服する。
決して派手さはないけれど、自分の道を信じて疑わずストイックに戦い続けて来た彼女に、何だか力を貰えた気がする。




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食器洗いの憂鬱

家事のモチベーションをどうやったら上げられるのだろう。
洗濯、掃除、料理に食器洗い。どれをとっても好きではない。しかし、私が一日寝込めば家の中は機能しなくなる。

家族が一日家にいる時、休日などは常に動いている気がしている。特に、食器洗いに至っては終わりが無いようで途方に暮れる。
夫は、コップに少し口をつけただけで、お代わりの際は新しいものを食器棚から出す。どんどんダイニングに溜まっていく夫使用済みのコップやマグを見ていると苛々する。
さっさとシンクに運び、洗うけれどまるでイタチごっこ。
一向に、ダイニングテーブルもシンクも綺麗に片付かないのだ。





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特に冬場は洗い物がきつい。指先はぱっくり割れでジンジン痛む。そこに水や泡が掛かると激痛が走る。絆創膏を貼っても、すぐに水分で剥がれてしまう。カサカサに荒れた手にハンドクリームを塗り込んでも、結局すぐに水仕事をするのだから意味も無い。
シンクにてんこもりになった食器ー、ソースや米粒がべったりついた茶碗や皿、納豆のべとべとをスポンジでこするのが嫌い。
特に納豆は、スポンジまで臭くなるし泡立たなくなるしなので、一番最後に洗うようにしている。
水きり籠もすぐに一杯になる。お陰で今日はコップを割ってしまった。それを見た夫が、


「雑だな。」


ため息をつく。
少しは手伝ってくれてもいいのにーと心の声が叫ぶ。
しかし、私は働く妻ではない。夫は外で働く代わりに妻は家の中のことをする。それが、我が家の暗黙のルール。

子も、夫を見ているせいか神経質。少し使っただけのコップでも二度目は使いたがらない。
勿論、飲んですぐにお代わりーという場合はそのままそれを使うけれど、少しテーブルに置いて時間が経ったものはシンクの中に入れてしまう。まだ、シンクまで運んでくれるだけ夫よりましなのだけれど。
平日は殆ど家族団らんの無い我が家だが、休日のように一家揃ってテーブルを囲むことがあると、食事をして一息ーが私にだけ無い。出されたものをたらふく食べたら、ソファーに寝そべりテレビやゲームをしながらまったりとする夫と子。 それを尻目に、私は山盛りの汚れた食器と向き合わなければならないのだ。
10年前は苦では無かったこの作業が、40を越えてただただ辛い。




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手作りチョコ

夫が職場から貰ったチョコレートは、私達の目に触れないうちに跡形もなく無くなっているのが毎年のこと。
それが、今回は珍しくお裾分け。


「食っていいよ。」


夫の優しさかと一瞬喜んだのも束の間、それは見るからに手作り品だった。
百均にありそうな10枚入りの花柄のセロファンの中には、チョコのパウンドケーキの上にチョコペンやアラザンでデコったものが入っていた。
簡素なラッピングで、またその大きさもミニサイズだったことから、義理であることは明確。恐らく大量生産したのだと思われる。付箋に印鑑が押してあるのだ。
夫は神経質だ。人が作ったおにぎりを食べられない、そんなタイプ。実際、交際中に作ったおにぎりに一切手を付けられなかった苦い思い出もある。
さすがに結婚してからは、手料理を口にするようになったが、しかし今でもおにぎりはラップで握って作っている。




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私自身、手作り品にそこまで嫌悪感は無いけれど、それでも見ず知らずの人間が作ったものを口に入れるのは若干抵抗があった。
それに、正直言って見た目がいまいちだった。それでもそのまま捨ててしまうことは罪悪感。どんなものにせよ、これを作る為に時間を割いてくれたのだ。
しかし、職場の義理チョコに手作りを持ってくる人の気が知れない。100円のものでも買ったものの方が無難だと思ってしまう。
どうしても捨てることは出来ず、仕方なく半分に切り分けて、子と共におやつとして食べた。一口食べると、子は要らないと残してしまった。何故なら、中にはドライフルーツが入っていたからだ。私もあまり好きでは無い。
そして、ホットケーキミックスを使ったような馴染みのある独特な味。時間も経っており、ぱさぱさしている。
趣味嗜好も違うかもしれない人に、手作りを渡すこと。渡す方はリスクは考えないのだろうか?プロ級の腕前ならともかく、趣味レベルー穿って見れば節約志向で作った義理チョコなら、正直無くてもいいと思う。




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  • 2018/02/18

補欠要員

珍しく、夫以外からの携帯着信ランプ。
素敵ママからだった。役員の正式なお願いだろうと意を決して電話を取る。


「もしもし。」


ワンオクターブ高い声、釣られて私も高くなる。


「もしもし?」


「お忙しいとこ、ごめんね。役員の件だけど・・・」


彼女の声が、次第に遠くなる。受話器越しだけれど、更に水槽の中から外の音を聞いているような、そんな感覚。
つい、ため息をついてしまった。彼女に聞こえる程に。


「本当、お騒がせしてごめんね。また、来年もあるし。折角OKくれていたのに、本当ごめん。」




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要するに、水面下での人員調整は、勢力の大きなグループが決めるのだ。その他少人数だったりいち個人は、おまけのようなもの。
メンバーを聞くと、素敵ママの昔からの友達でがっつり固められている。Aちゃんママ、C君ママ、Dちゃんママ、そしてEちゃんママに6年生の保護者数名。
それを聞いて、なんだかげんなりした。なんと閉鎖的なんだろう。要するに、私は補欠要員だったのだ。6年生ママらも仲良しグループと来たから笑える。
まるで、女子学生ではないか。 私の心を見透かしたのか、それとも意地悪なのか天然なのか分からないが、素敵ママは続ける。


「こういう役って、やっぱり仲良し同士でした方が気楽なんだよね。ほら、なんかあっても友達同士なら気を遣わず休めたりするし。だから、ごめんね。」


何度も謝る彼女は、しかし口先だけで本心から詫びる気持ちなんてなさそうだった。
そうでなければ、もう少しこちらの立場も考えて発言するだろうし、わざわざママ友がいなそうな私に向かってそんな無神経なことなど言うはずがない。


「ほんと、女子だね。」


「・・・」


嫌味のひとつでも言いたくなった。
彼女がどう思ったのか分からないけれど、私だっていつでもお人好しな馬鹿じゃない。リース作りの件やその他色々、なんだか調子いい風に思えて来た素敵ママに、牙を剥きたくなったのだ。




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小さな疎外感

今週は、やたら素敵ママと絡むことが多い。
買い物帰り、のんびりしていたら下校の時間。焦って家路へと急ぐエントランス横の小広場で素敵ママにばったり出くわす。
子ども会役員の件もあり、ちょっとの間立ち話。色々聞いておきたいこともあったのだ。
下の子は、ママの背中に隠れながら私を上目遣いで見る。にっこり微笑むと、照れながらも微笑み返してくれた。天使の笑顔だ。
ぞろぞろと下校する子供達がエントランスに入って来た。


「おかえりなさーい!」


「こんにちは。」


素敵ママが明るく挨拶をする。こんな時、彼女が眩しく思える。
子供相手であっても、堂々と挨拶すら出来ずについ気付かない振りをしてしまったり、また勇気を振り絞って挨拶をしたところで声が小さいのか私のことを認識していないのか、スルーされることもしばしば。 子供達の中でも、私はどこのおばさんなのか分からない程に影が薄い。
どんなリアクションを取られようが、素敵ママのように誰に対しても対等に元気良く挨拶をすることが何故出来ないのだろう。
我が子とは全く違う学年の子供達にも、ニコニコと声を掛ける彼女。勿論、子供達にとっても認知度は高いのだろう。元気に返す子もいればもじもじしながら会釈だけの子もいるけれど、しかし無視する子は一人もいなかった。 私は、まるで金魚の糞のように彼女に続いて小さな声で挨拶をしただけだった。




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「あ、しほ~!お帰り!」


彼女が声を掛けた方を見て、びっくりした。去年越して来た転校生だったからだ。


「こんにちは。」


笑顔で彼女も返す。何が驚いたかって、大人しそうな転校生が人懐っこい笑顔で彼女に挨拶を返す以上に、その子を呼び捨てで呼んでいたからだ。
子からは、転校生の話はあまり聞くこともなく、近所だけれどいまだどんな親で子なのかさえ分からない。それなのに、素敵ママはもうその子のことを下の名でーしかも呼び捨てで呼んでいる。 そして、まだ見知らぬその子の母と素敵ママが既に親密な仲なのだと悟る。
素敵ママを始め、彼女と同じ園出身の仲間内では、互いの子供は呼び捨てで呼び合っている。AちゃんやEちゃんも勿論、素敵ママは呼び捨てで呼ぶ。そういえば酒井さんの子供達も既に素敵ママグループの母らからは呼び捨てで呼ばれていた。 まただー胸の中がもやもやする。素敵ママは、我が子のことを一度も呼び捨てでなど呼んだことはない。
いつまで経っても、「OOちゃん」だ。
意地悪された訳でも、無視された訳でもない。それなのに、いちいち疎外感を感じてしまう。被害妄想は更に膨らみ、もしかしたらわざとなのかとも思ってしまう。
子供の呼ばれ方一つで、気分が塞ぐ。そんな私の気持ちなどお構いなしに、彼女は太陽のような笑顔で、子供相手にも「素敵なおばさん」を演じるのだ。




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切ないバレンタイン

意気盛んに、作った友チョコ手に、放課後遊びに出た子。
ここのところ友達関係も良好だしと、今回のバレンタインはあまり干渉せずにいた。
一番仲良しのクラスメイト2人がいることで、安心している部分もあった。
しかし実際は、一人からは貰ったけれどもう一人からは貰えなかったという。
お菓子作りが苦手な子もいるからと諭したが、よくよく聞くと、子だけが貰えなかったのだと。




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児童館では何人ものクラスメイトがおり、思い思いに交換し合っていたようで、子も持って行った分だけ交換したり渡したり。
勿論、あげっぱなしの子も何人かいたそうだが、一番仲良しから貰えなかったことは想定外。残念に思ったようだ。それを聞いて、私も残念な気持ちになった。
その子は、もう一人の仲良しとその他クラスメイトには配っていたようだ。
頭数を考えずに色々な子に渡し、いざ子にーというところで無くなってしまったのか、それとも故意なのか?真意は定かではない。
ただ言えることは、子が落ち込んでいること。
友チョコだなんて、こんな面倒なイベントを誰が思い付いたのだろう?
昔のような、片想いの男の子に送るドキドキ感が、そのせいで薄れてしまうような気がする。




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働かなくてはというプレッシャー

今日は、日中一人の間ずっとライター内職をしていた。
将来に不安をおぼえたからだ。
老後資金3000万。このままだと我が家は厳しいと夫は言う。毎週末新聞広告に入る求人広告のチラシをわざわざ広げ、


「これなんて、いいんじゃないか?」


仕事を再開しろと言わんばかり。


「OOが学校に行っている間に出来るぞ。まかないも出るし、朝9時から午後3時。」


夫が私にチラシを見せる。時給1100円。履歴書は不要。飲食系のホールかキッチンパートだ。
高校生からOKの仕事。仕事内容は自分に向いていそうもない。ホール担当となれば明るくテキパキしていないとならないし、キッチン担当だったら料理が上手くないとならないだろう。 それに、外で料理をして帰宅してまた料理と考えるだけでうんざりする。







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「ちょっとこれは・・」


難色を夫に示すと。


「贅沢言ってたら何にも出来ないぞ。皆、不満を持ちながらも子供の為に頑張ってるんだ。」


最もらしいことを言った。そして、何も言い返せない私がいた。その通りだからだ。
これから先、子に学費は掛かるだろうし、家の購入だってどうなるのか分からない。貯めて行くに越したことはない。
ただ、出来ることなら家で誰にも気兼ねなく稼げたらー・・虎の子を膨らますことを考え始めた。
投資信託とかどうだろう?ライター内職での案件でその手のものをいくつか受け、調べるうちに興味が出て来た。 もし、夫に内緒で資金を増やし、成果が出たところで夫に打ち明けたら、外で働けというプレッシャーも無くなるかもしれない。 結局、私は臆病なのだ。新しい環境を自分から切り開くことに億劫だ。




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役員決め

素敵ママから、次回の子ども会の役員はどうかと打診があった。
いずれはやらなくてはならないし、そろそろ立候補しないとという気持ちはあったので、OKの返事をした。
会長を始め、副会長や会計や書記と、定員人数は決まっており、その中で出来そうなものはと聞かれたので、裏方っぽい会計か書記ならと答えた。 会長だけは、絶対無理だ。しかし子が6年で引き受けることになったらそんなことも言ってられない。
暗黙の了解で、上に兄弟がおり役員経験者だったり高学年の親は、会長になりやすい。
最高学年で白羽の矢が立てば、人望も経験も無い人間がやれる役ではないからといっても、断りづらい空気はあるだろう。
そのことは、素敵ママも重々承知のようで、私の意思を汲んでくれたようだ。
正式な依頼はまだ先のことらしいが、一応、事前に当事者の意思を聞いてとのこと。今度の金曜までにははっきりするらしい。こうやって水面下で大きな役は決まっていくのだなと知る。




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OKした時は、妙な高揚感があった。しかし、少ししてから不安感に襲われる。果たして私に出来る仕事だろうか?来年度は子ども会を辞めさせるーという選択肢もあったはず。 子に、続けるかどうか聞いてからでも良かったのではないかと思う。
いや、5年で退会するのは、いかにも役員をやりたくないという下心が見え見えではないか。


吉と出るか凶と出るかー


決戦の金曜日はもうすぐだ。




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月2万の食費

野菜の価格は少しは落ち着いた。
例の激安スーパーで、キャベツは200円足らず。ほくほくしながら今晩のおかずを考える。

夫が残業ばかりで夕飯無しなことも多い我が家。なので、他の3人家族の食費平均よりは低くて当たり前なのかもしれない。
そのことで、夫からも指摘があったのだ。月2万で出来るはずだと。
子は、平日に給食がある。実質的に家族揃っての食事は朝のみ。朝は和食派の夫なので、小鉢にあれこれおかずを作るとそれなりに掛かるものだ。 例えば今朝のメニュー。


ーわかめと豆腐と揚げの味噌汁
ーだし巻き卵
ーグリーンサラダ
ーひじき煮
ーウインナー2本
ーしらすおろし
ー白菜の漬物
ーいちご入りヨーグルト

これでもまだ主食が焼き魚でないだけまし。魚は肉より高い。 ウインナーは、安いものは夫はまずいと手を付けないので、普段は一袋500円近くするメーカーのものが値下げで200円台になった時にまとめ買いする。
私と子だけなら、食パンとヨーグルトくらいで済ますのに。食費高騰の原因はあんたにあるのだと声を大にして言いたい気分。




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節約の為、昼は納豆ご飯にキムチのみ。ここ最近はずっとこれだ。夫の弁当を作ってその余りを自分の昼食にしていた時もあったが、やっぱり塵も積もればだ。
必要な分だけ作ることにした。度々起こる、作った後に急遽要らないと言われた時は、先日のように私の胃袋に入るだけ。

夜、子と二人の時は成長期ということもあり、あんまり貧相な物を食べさせる訳にいかない。手抜きだがバランスを考える。
肉ばかりにならないように、多少高くても野菜をたっぷり。夜は、もやしたっぷりと少しのキャベツ(まだ、勿体無くてキャベツを思い切り使うことが出来ない)や人参で焼きうどんの上に半熟卵を乗っける。 そういえば、朝も卵料理を出したなーと頭の隅で思うけれど、子が喜ぶのでやめられない。それに、コーンとかにかまの中華スープだ。
デザートにはみかん。
やっぱり2万は余裕で超える。うどんだって一袋10円のものなのに・・夫の言う通り、やはり私のやりくりが下手なのだろうか。




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それぞれのV.D

もうすぐ、バレンタイン。
義父宛ての手配は既に済んでいる。嫁歴も10年超えれば、大体何が好みなのか分かるし送ってさえしまえば、義理は果たしたことになる。
夫にも、一応用意してある。手作りをした時期もあったが、結局夫は少し齧っただけでいつまで経っても冷蔵庫に入れたままのチョコレートは減らないし、そのまま忘れ去られるパターン。 勿体無くて私の胃袋に入るが、正直、自分で作っておいてなんだが美味しくない。素人が作ったそれは硬くてまろやかさがないし、また味も微妙なのだ。

市販と言えば、職場から高級チョコは貰って来るはずなのに、夫はそれを私達の前に出さない。一人、大事に食べているようだ。少しくらい分けてくれてもよいものを。妻が作ったものはそのまま放置で他所から貰ったものは忘れない。 結局は、高級志向なのだと思う。
そして、今年はあの子から貰うのかもーと胸騒ぎもしている。






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子は、友チョコを作ると言って張り切っている。仲良しのクラスメイトと交換するらしい。3人組でうまくいっているようだ。
嬉しいような、寂しいようなー、やっぱり親といるよりも友達と共に過ごす方が楽しいのだろう。
いつしか、我が子も好きな男子が出来て、チョコを渡す日が来るかもしれない。まだまだ先のことだと思いつつ、もう高学年。あって不思議な話ではない。
友チョコだなんだと騒いでいるだけ、まだまだ子供だと胸を撫で下ろす。

義父や夫のものを買うついでにと、自分へのご褒美チョコでも買おうかと思ったが、値段を見てやめた。
今週に入り、バレンタイン特集をテレビで何度か目にし、美味しいショコラを食べたい欲求が高まったのだ。
しかし、食べたいと思ったものは、たった6粒程度入ったもので1500円程する。バレンタイン価格なのか、年中セレブ価格なのか分からないけれど、現在職探しをしている身分で分不相応というやつだ。 私には、一枚90円の板チョコで十分。なんだかんだ、シンプルな板チョコが一番美味しかったりするーと強がってみる。

それにしても、今日はその板チョコを既に一枚食べ切ってしまった。すっかり、チョコレートホリックな私なのだ。




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大安、晴れの日

お雛様を出した。
子が生まれてから、10回目。しかし、今回は一人で飾った。放課後に一緒に飾ろうと待っていたのだが、ランドセルを置くとすぐに友達と約束をしていると児童館へ行ってしまった。


「お雛様は?」


「ママがやっといて!」


幼い頃は、雛人形を飾ることを楽しみにしていた子。正直、邪魔だなと思うこともあったし、りかちゃん人形を扱うように人形を振り回して髪がボサボサになってしまったこともある。また、三人官女の小道具を無くし掛けたこともあった。数か月後に、おもちゃ箱からひょっこり出てきたりしたのは今では懐かしい思い出。
一緒に飾ると時間も掛かるし、その他家事もしなくてはならない状況で面倒な気持ちが先に立つこともあったけれど、楽しかった。




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子が成長し、時間の流れは明らかにゆったりとしている。しかし、矛盾しているようだがものすごいスピードで月日が経つ。
雛人形を飾るのは、大安の晴れ。金曜は絶好の日だったこともあり子を待ってもいられなかった。

なんとか飾り終え、一人満足。子が遊びから帰宅し、ついはしゃいで子に雛人形を飾ったことを伝えるがリアクションは薄い。


「あ、飾ったんだね。ねえ!DSしてもいい?」


こんな調子だ。
昔の、邪魔になりつつも一緒にバタバタと組み立てていた頃が懐かしい。 心なしか、人形達の表情も寂しそうに見えた。




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逃げる親

参観は、国語と体育。休み時間前の国語では、子の声を一度も聞くことなく終わった。大体発言する子はいつも同じ。
授業も、正直言うと退屈で、詰まらなかった。
担任によって、同じ単元を扱うとしても工夫がされていれば、それなりに参観も楽しく思えるのだが。
憂鬱な休み時間を終え、グラウンドに向かった。体育の授業は2クラス合同。最悪なことに、スネ夫ママの息子のクラスと合同だった。





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授業では、サッカーをしていた。勿論、クラス対抗。
スネ夫ママらの群れが、キャーキャー高い声で歓声を上げている。一瞬、彼女と目が合った。反らした方が負けー分かっていても、反射的に反らしてしまう。 情けないが、彼女の気配それだけを感じるだけで、動悸が止まらず具合が悪くなる。
サッカーでも、我が子は気配を消していた。ボールを触ったのかどうかさえ分からない。
グラウンドでは、どの母親も楽しそうに我が子の活躍を応援していた。特に、スネ夫ママの息子は活躍しており、悔しいけれど彼がシュートを決める度に、ドヤ顔の母と息子、そして持ち上げる取り巻き達。 嫌気が差し、子も、私のことなど視界に入っているようでもなさそうなのを言い訳に、その場を後にした。
下駄箱には、まだまだ靴がどっさり。それもそうだ。参観終了まであと30分も残っていたのだから。親子共々、不完全燃焼の日だった。





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参観日の休み時間

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子の授業参観があった。毎度のことだが、子の姿は見たいのに、学校には行きたくない矛盾と戦う。
いつものように、なるべく周囲を気にしないよう足元を見ながら、教室前にたどり着く。
低学年の頃は、同じ幼稚園卒同士で固まっていたグループも、4年生ともなるとPTAや他行事や習い事で関わりを持ったのか、流動しているような気がする。
保育園卒と思われる母親も、最初の頃は凛と一匹狼的な佇まいを見せていたのに、誰かに声を掛けられ楽しそうにしていたり。より一層、私の孤独感は増す。

授業参観が休み時間を跨ぐと最悪だ。20分程、手持無沙汰になる。教室から廊下に出された親達は、当たり前だが顔見知りを見付け会話に花を咲かす。
子供達は、それぞれの仲良しと校庭で遊んだり教室内にいたり。子は、例の仲良しと三人、楽しそうに外に出て行った。一応、私を見付けて手を振ったが、すぐに行ってしまった。
仲良しの母親を聞いて、挨拶でもーそう思ったが、その機会を逃した。
展示物を見るにもすぐ終わり、ただ一人ぼーっと寒い廊下に突っ立っていることは辛い。目の前で、楽し気な3人組の母親達、その斜め前に、親密そうな二人組。
子供を交えて賑やかに騒ぐ5人組。後ろに立っていると、まるで会話を盗み聞きしている風に思われそうで、そっと離れる。友達がいない学生が、トイレで弁当を食べると聞いたことがあるが、私もそこを逃げ場にした。 チャイムが鳴るまで、トイレの中で携帯をいじる。いつもは料金が掛かってしまうのでなるべく外では使わないように心掛けているが、我慢出来なかった。
どうでもいい芸能ニュースを眺めているうちに時間が経ち、休み時間終了のチャイムが鳴った。





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家が静かで詰まらない

最近、またペット熱が出て来た。
実際、団地に住んでいる以上動物を飼うことなど出来ないけれど、子のクラスメイトが猫を飼い出したことで子がまた騒ぎ出したのだ。


「家が静かで詰まらない。」


兄弟を作ってあげられなかった引け目がある。世間にも、我が子にも。
まだ幼い頃は、ストレートに妹か弟が欲しいと言ってくれた子も、流石にこの年齢になり、それはもう無理なのだと悟ったのだろう。
せめて、人間がダメなら動物でも・・といったところか?
CMに、可愛いチワワが出てくると、これ見よがしに可愛い~と声高に叫ぶ。そして、私の方をチラリと見る。


「ねえ、この子、見てみてよ。」


子が、タブレットでペット動画を見せて来た。可愛らしいハムスターだ。


「ハムスターなら、この家でも飼えるでしょ?」


私も釣られて、一人になると動物の動画を見るようになってしまった。そして、何故だか癒されている。そこにはありのままの姿で可愛がられる順応なペットがおり、飼い主も、まるで自分の子供のように無条件の愛を持って接しているのだ。 もう一人が叶わなかったことで、やはり小さな赤ちゃんを抱く母親を直視出来ないところもある。ペットがいたら、どうだろう。そういった気持ちは薄まるのではないか。
一人いるからいいじゃない?と言われればそれまでだけれど、その一人の切なる願いを叶えてあげられなかったことに対する何とも言えない負の感情を打ち消すように、夜更けまで動画を再生し続けた。




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嬉しい口実

先日の土曜は、子ども会の餅つきがあった。
結果から言うと、子が朝から体調不良ーお腹が痛くのたうち回っていたので急遽、欠席。
熱を測ると、37.8℃。病院も休日で休みだったし、取り敢えず寝かせて様子見。
昼には熱が下がり、トイレでは多少下痢気味の便はしたものの、出したことですっきりしたのか、スヤスヤ眠り、3時前には平熱&腹痛もすっかり治まり、アイスを食べたいと言い出す始末。 内心、堂々と手伝いに行かなくて済む口実が出来たので、ほっとしていた。
むしろ、必要以上に子に優しくしてしまう私がいた。

それでも気になり、子が寝ている隙に、玄関を出て外廊下から下を見下ろすと、大きな人だかり。
楽しそうに餅つきをしている子供達やその親達。子ども会以外の住人も集まって、それはそれは盛り上がっていた。
こうした集まりに出れなかったことを、残念に思うより先に嬉しく思う私は、やはり母親としてどうなのかと思う。
子も、特に欠席したことを残念がっている風でもなかった。そりゃあそうだ。私と同じく、近所にはそれ程仲の良い友達がいないのだから。
親子揃って、地域に馴染めない。この地で育ち、子が大人になり振り返った時、「家に帰って来た」という感覚は温かい思い出と共にあるのだと知りながらも、どうすることも出来ないでいる。




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貴重な収入源の喪失

貴重な収入源がひとつ無くなった。

2月に入り、クライアントから一方的な突然のメール。ばっさり切られた。





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数年前からライター内職を細々と続けており、その収入を自分の小遣い、子の諸々費用、実家への送金に充てていたというのに。月に5万前後は稼いでいたのでちょっとしたパート代になっていたのだ。他のクライアントともやり取りしているが、このクライアントに最近はおんぶに抱っこで、月に3万~は得ていた。これが無くなるということは、頑張っても2万前後に激減。しかしこの2万は、安定している収入ではなく、自ら新規で開拓して得るタスク作業となるので手間も掛かるし確実なものではない。 最近、主婦の在宅ワークが流行っているが、その手の話はネットでも見聞きしていた。しかし、まさかそれが自分の身にこんなに早く起きるとは思っておらず、今はどうしたら良いのか分からない。 まだ、メールで連絡があるだけましなのかもしれない。ネットの世界だ。実際面接を受けたわけでもないし身分証明書を提出したわけでもない。クライアントだってリスクがあるのだ。 問題となっている記事の盗用だとか、金を支払っているのにそういったトラブルも無いとは言い切れない。
最近、子に金が掛かるようになり、夫が以前のように金にうるさくなった。レシートのチェックも復活だ。なので誤魔化すことは出来ないし、欲しいものは自分で稼いで買うしかないのだ。 また、働き口を探さなければ。短期だとか悠長なことを言っている場合ではないかもしれない。




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節約恵方巻

最近ではやたらと家計簿をチェックしていたり、また何冊もの通帳を見ながらため息をついている夫。しまいには、これまでやりくり費として渡されていた金を減らしたいと言い出した。 3人家族で娘一人なら、6万でやれるはずだと。習い事だとかその他子に掛かる雑費は目に見えにくい形で多く存在する。それを夫はいまだに理解してくれず、世の中のやりくり上手な主婦雑誌や情報を鵜呑みにし、我が家で出来ないはずはないと思い込んでいるようだった。

今月から、食費の予算もカットした為、恵方巻は買わずに手作りだ。しかも、安い具材で。
いくらだとかまぐろだとかは買わず、サラダ巻きとかんぴょう巻きで済ます。そもそも子はそちらの方が好きだったりするので有難い。
夫はそもそも海苔巻きがあまり好きではない。寿司なら握り派だし、食べたければ外食で済ますのだろう。家飯は安いもので良いと突然言われた。
今年に入って、いきなり始まった節約志向についていけない。

元々、ツーリングを始める前までは、真っすぐ自宅に帰り趣味も無く金も使わない、そんな男だった。自分の物にあれこれ使い始めたのはここ数年。株で儲けたこともあるのか?それがうまく行っていないからなのか?それともー他に使うあてが出来たからなのか?兎にも角にも様子がおかしい。

少ない予算で出来た恵方巻。見た目が貧相な気もするが仕方が無い。 夫が言い出した生活費の削減。目に見える形にした方がいいに決まっている。









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100円足らずの現実逃避

もやもやする気持ちを振り切るかのように、安いチューハイを飲む。
度数9パーセント。100円足らずで酔えるコスパの良さ。
夫は、今週毎晩遅い。残業なのか飲みなのか、あれこれ聞くと煙たがられる。
ふとした時に、あの子が脳裏に浮かぶ。


夫のパンツを干している時ー
弁当のフライを揚げている時ー
ハンカチにアイロンをあてている時ー


妄想はどんどん膨らみ、目の前で夫が食事をしている時ですら、今彼の頭にはあの子の笑顔が浮かぶのだろうと疑ってしまう。
今日は、子の宿題を見ている最中にあの女の影がチラついて離れず、具合が悪くなりそうだったので湯呑にワインを注ぎ何杯も飲んだ。 最低な母親だ。














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雪の朝






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今朝も、窓を開けると一面真っ白雪景色。
いつもより早く出勤する夫を見送り、子を見送り、ほっと一息ついている。
雪は午前中には止むそうだ。仕事をしている人々には悪いが、残念なのが正直なところ。しかし、それを見透かされたのか朝から夫にこう言われた。


「家にいられて、優雅なもんだな。」


その通りなのだから、何も言えない。


「こんな時くらい、車出して欲しいんだけどな。」


駅から家まで、まあまあ距離がある。団地内でも、お隣さんはご主人を車送迎しているのを度々見るし、小さな子がいる今朝のような日はどうか知らないが、それ以外でも天候の悪い時に妻に車で送られる男達を目にすると、夫も羨ましい気持ちが湧くのだろう。 それと同時に、使えない嫁ー私のことだが、その苛立ちの矛先は私に向けられるのだ。 それを証拠に、今朝弁当を作っている最中には何も言わなかった癖に、作り終えてバンダナで包みダイニングテーブルにそれを置くとすぐさま、


「あぁ、忘れてた。今日は弁当要らない。」


当て付けなのだろう。こんなこともあるので、自分の分の昼は作らないようにしている。夫が要らないと言った弁当は私の腹に入ると思えば、平静を保つことが出来るからだ。
大きなため息をつき、


「行ってくるわ。面倒くさ。」


そう言い残して家を後にする夫の背中は、雪よりも冷たく感じた。





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トリプルムーン

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昨夜は、皆既月食。35年ぶりの、スーパームーンとブルームーン、それにブラッドムーンが重なる珍しい現象が各地で見られた。
ニュースで散々騒いでいたことと、学校でも話題になっていたことで、子も見たいと言い出した。
夫は残業で留守だし、10時前とはいえ夜遅い。風呂も入った後だし湯冷めする。
何より、ご近所に遭遇するのが億劫という一番の理由から断り続けていたのだが、ふとバルコニーから見えるかもと思い直し確認すると、見事な月食。


「ほら!ここから見える!」


バルコニーなら、寒くなればすぐに部屋に戻れるし、また風呂上りでパジャマ姿でも、上にフリースなどを羽織ればいいだけ。


「わぁ!すごい!」


下を見下ろすと、団地の住人達が望遠鏡などで月を眺めている。我が家のようにバルコニーから見ることが出来なかった人々だろう。
しばらくすると、お隣もバルコニーに出たようだ。ぼそぼそと話し声が聞こえる。子供を寝かしつけた後なのか、二人で仲良さげに月を眺めているようだ。
聞き耳を立てるつもりはないけれど、ご主人のくぐもった声と奥さんの高い声が交差する。


「愛してるよ。」


「私も。」


私も子も、静かに月を見ていたので、まさか隣に人が出ているとは思わなかったのだろう。完全に、二人きりの世界だ。そして、そんな夫婦の会話に胸がぎゅーっと苦しくなる。お隣の奥さんは、ご主人に心底愛されているし大事にされているのだろう。
何となく、子にこれ以上聞かせてはいけないような雰囲気を感じたので、黙って子の腕を引っ張り部屋の中に引き入れた。


「まだ見たかったのに!」


「これ以上いると寒くなるし、もう月食になるとこまで見たんだからいいでしょ。明日も早いんだからもう寝なさい!」


「はーい。」


子は、しぶしぶ歯磨きを始める。お隣の会話を聞いていたのかどうかは分からないが、お互いそれには触れなかった。
子が寝た後も、あの甘ったるい会話を思い出し、お隣のご主人と奥さんの顔を知っているばかりにリアルな想像をしてしまう。そしてやはりまた、胸がぎゅーっと締め付けられる。
この感覚は何だろう?
妬みとも違う。羨ましい気持ち?それとも違う。ただただ苦しい。何故だろう、涙が滲んで視界がぼやけた。




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