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貫禄

子ども会、第一弾行事は、成功。
新しく会員になった1年生も、高学年の子達に誘導され、うまく馴染めたようだ。
いざ、当日になれば、そのスムーズな役員達の動きに圧倒される。
前日準備の時の噂話にまみれていた二人も、小さなトラブルが起きる度に、これまでの経験値をフル稼働させ、次々と問題解決をしながらことを進めて行く。
なんだかんだ、会長はやはりスゴ腕だ。

新一年生の親達も来ており、多少の緊張感が伴う。私達役員の腕の見せ所が試されているかのような気持ちになる。
子どもだけならば多少の誤魔化しも効くけれど、大人がいればそうも言ってはいられない。常に、監視されているのだ。この人達に任せて大丈夫なのかとー
自己紹介ゲームから始まり、外に出てのチーム別レク。子も、Dちゃんらと楽しそうにゲームに熱中している。
普段、自宅で一人の時は冷めている風を装っている子だが、同世代の子ども同士で遊ぶ時は、こんなにはしゃいだ姿を見せる。しかし、S奈ちゃんらといた時とは違う顔だ。
新しいクラスメイトとも、こんな表情で過ごしているのだろうか。そうならば、安心だ。

ランチには、予め頼んでおいたケータリングとシュークリームなどのデザート。
ゲームの時に組んだチームごとに、テーブルに分かれて席に付かせた。必然的に、学年バラバラになるように。各テーブルに、1年生とリーダーである6年生が交わるように。
食後に写真撮影をし、解散だ。1年生には、図書カードとノートに鉛筆などの文具を記念品として贈呈した。
彼らの母親達も、満足したようだった。私達役員一人ひとりに礼を言い、これからもよろしくお願いしいますと挨拶を残し、帰って行った。
子ども達もそれぞれ帰宅し、残された私達で後片付け。すべて終わり、役員も解散となった。


「じゃあ、次の行事の打ち合わせのスケジュール、またラインするね。」


まだまだスタートライン。休む間も無く、これから様々な行事の準備をしなくてはならない。


「あ、これちょっと形だけど。」




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そう言って、会長がガサゴソ冷蔵庫から取り出したのは、チューハイ5本。


「お疲れ様!」


「うわぁ!ありがとう!」


「気が利く~」


「ご馳走様!」


「すみません、嬉しい。」


会長のポケットマネーからか、それぞれに渡された缶を手に、乾杯をした。


「本当は、打ち上げにでも行きたいところだけど。GWだし、皆、家族が待ってるもんね。取り敢えず、形だけ。」


「カンパーイ!!」


人の良さそうな、貫禄のあるふっくらとした頬にへこむ小さなえくぼ。会長も人間だ。良いところもあれば、悪いところもある。誰だってそうだ。
一面だけを見て、拒否反応を起こしてしまいがちな私。人付き合いがうまくいかない原因の一つになっているのかも。良いところを見よう。
悪いところを見てしまったらー、またその時はその時。
爽やかなレモンの酸っぱい炭酸が、体中に染みわたり、弾けて私の体が浮かぶよう。それくらいの軽やかさと達成感を得たGW初日だった。




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噂は密の味

朝いちで、子ども会の集まりがあった。
事前に、グループラインで日程調整。一番人が多く集まれる日時が、今日の午前中だったのだ。
ズバズバ系会計のHさん以外、全て出席。
前回、会長との間に気まずい空気を残したままだったので、顔を合わすことが億劫だった。
重い足取りで、集会所のドアを開けると、一番乗りだった会長が笑顔で挨拶をしてくれた。どうやら、あの件は引きずっていないらしい。
胸を撫で下ろす思いで、お茶の用意を買って出た。
時間になると、ズバズバ系会計Hさんがドタキャン。Mさんは初めから都合が悪かったので、会長と私、それに書記の若美人ママTさんだけ。 Tさんと会長は、もうあ・うんの呼吸だ。
せっせと明日に迫る1年生のお祝い会のセッティングをし始めた。黒板に、プログラムやイラストをHさんが描く。それがとても上手で、まるで黒板アート。


「すごいですね、美術系の何かされてます?」


「いやいや、そんなのしてないって。ただ絵が好きなだけ。」


すべて描き終え、Hさんはスマホで自分の描いた黒板の写真を撮る。自分を入れての自撮りをしようとしていたので、


「あの。良かったら撮りますよ?」


「え?いいの!?ありがとー!」


私がスマホを向けると、黒板をバッグにかなりの決め顔。こちらが見ていて恥ずかしくなるくらいだ。それでも、若くて美人な彼女だから許されるのだ。
会長は、黙々と紙で作った花飾りをスツールに乗っかりながら壁にペタペタ貼っている。私は風船を膨らませて、それをあちこちに飾る。
装飾をしつつ、雑談だ。
会長が、末っ子の話をし始めた。一番上の子がもう中学生だから、幼稚園ママの中でもかなり年長者らしい。
そして、私のお隣さんの上の子と素敵ママの下の子が、末っ子と同級生なのだと言う。
またヨガの話をするのかと身構えてしまったが、今度は違った。


「駅前のあの建売、引っ越すって言ってたのどうなったのかって探り入れたのよ。そしたら、もっといい物件が見付かったとかなんとか言ってて。本当に引っ越す気なんてあるの~?って感じ。」


また、素敵ママの話だ。正直、その件に関しては私も思っていたけれど、こうして声に出して聞くと、いい気はしなかった。


「ヨガが忙しくって、新居探しどころじゃないんじゃない?」


Hさんが笑いを含んだ声で答える。


「ヨガの集客が思うようにいかなくて、新居は見送りなんじゃなーい?」




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こんな会話の時、私は空気になる。入れないし、入りたくない。黙ったままでいるのも偽善者なのか?
だけれど、今回は前回のように私に話が振られることは無かった。
その後は、二人共通の2年生子ども達の担任ネタだったり、正直私の知らない話が続いた。それはそれで、なんだか故意に無視されているようで居たたまれなかった。 ならば、私から会話提供すべきなのかもしれない。
だけれど、敬語がいまだ崩せないように、どんなタイミングで流れるように続く二人の会話をぶった切ったらいいのかも分からないし、そんなことをしたら途端にKY認定されるに決まっている。
なんとなく飾り付けが終わったようで、用意していたお茶もぬるくなってしまった。 Hさんが淹れ直すと席を立ったタイミングで、


「ごめんなさい、これから予定が入っていて。先に失礼します。」


嘘を付いた。
酷く疲れてしまった。だが、居たたまれない雑談の中でもう数時間過ごし、ぐったりしながらぐちゃぐちゃの家に帰ることが耐えられなかった。私がいなくなれば、二人水入らずでもっと楽しく会話が弾むかもしれないし、もしかしたら、私の噂話をしているかもしれない。
昼前に帰れたお陰で、掃除洗濯、食器洗い、軽くランチをしてからこうしてブログも書けている。
明日もあるし、GWの妻として嫁として母としての仕事も重くのしかかっている。
休息は、必要だ。




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自称、読書家

リビングに散乱した本、本、本の山。
分厚いビジネス書や、啓発本。歴史小説や話題の本など。ソファーやローテーブル、テレビ台の脇など、あちこちに放り出されている。
すべて、夫が購入した本だ。

自称、読書家の夫。ふらりと本屋に寄れば、必ずといっていいほど2~3冊の本を買う。ランキングで目に付いた本だったり、話題に付いていく為の本だったり、「それを読んでいる自分、知的だろう?」と言わんばかりの本も多い。
何故かと言えば、そういう本にはわざとカバーを付けないからだ。
怪しい啓発本や、漫画や趣味の本には、大抵カバーが付いている。小難しい本はいつだってむき出しで、タイトルが丸分かりだ。周囲に知って欲しいのだ。
だが、どれもこれも最初の数ページで栞が止まったままだ。読む時間が無いのではない。買ったことで満足している。そんな「積読」が、我が家には大量にある。
それを、定期的に「断捨離」しろと言う。




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機嫌が良い時の夫は、古本屋やメルカリに持って行けば、換金した半分は「手数料」代わりに私にくれることもある。だが、そのまま丸ごと売上を渡すよう言われることも、同じくらいある。


「これで、今度飯でも食いに連れてってやる。」


それが、お決まりの台詞。一応、私が時間を作り換金しに行ったことに対しての対価を、表向きにでも与えなければ―と思っているのだろう。
ポストには、また宅配。内容物は、「書籍」となっている。こうして自己満足の見栄が、本棚に収まり切れない程に溜まっていくのだ。




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  • 2019/04/25

強制参加

今年のGWは、10連休。珍しく、夫もカレンダー通りの休み。
だが、数日はツーリングだったりスポーツ観戦だったりの予定が入っているらしい。
家族以外の付き合い。私が同様のことを求めれば、子を一人で留守番させるのか?と、心底不思議そうに尋ねるに違いない。
いちいち誰と行くのかとは聞かないけれど、あの怪しい着信履歴が頭をかすめる。
夫がいない日は、子とどう過ごそうかー考えているところに、家電が鳴った。義姉からだ。




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「もしもし。連休だけど、無理な日ある?保養所がキャンセル出たの。早く決めたいから。」


いつも通り、こちらの話など聞く耳も持たず一方的にまくしたてたかと思ったら、電話は切れた。
次女の夫の会社が持っている保養所に空きが出たのだという。プールやテニスコート、それに温泉も完備されているらしく、常に大型連休は予約で一杯らしいが、同僚一家が急遽キャンセルすることになったのだ。
この間、スキーに行ったかと思えば・・・次はあるとしても夏休みになるだろうと思っていたのに。
夫にメールをすると、二つ返事でOK。義実家関係の件ならば、レスポンスも早い。それがまた癪に障る。
長いGW、夫が在宅なだけでも憂鬱なのに、また義実家と休みを過ごすのかと思うと、ただただ気が重い。




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疑惑・・・再び

まただー
夫のスマホが朝っぱらから鳴った。すかさず液晶画面を確認する。
先日と同様、あの女性だ。3コール程で、切れた。
トイレから出た夫は、着信音に気付かなかったのだろう。テーブルの上の朝食に手を付けた。くちゃくちゃと咀嚼する音が、耳障り。


「これさ、半熟が良かったんだけど。」


目玉焼きを焼いている最中、液晶画面を見ていたので、すっかり黄身が固くなってしまったのだ。今日の夫の気分は、半熟だったらしい。


ーチッ!


つい、舌打ちをしてしまった。それが、夫の耳に届いた。


「なんだよ!?その態度。」




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子が、怒りの籠った夫の声色に怯えた表情をする。無意識に出たその舌打ちは、いつもは心の中で留めておくもの。
ただ、いつもだったら流せる夫のくだらない小言も、目の奥に焼き付いたあの名前が、そうはさせてくれなかった。
食って掛からんばかりに、また何か言おうとした夫を遮り、再びスマホから着信音が鳴り響いた。
夫は、スマホを手に取ると、席を立ち自室へ向かった。 少ししてから戻ると、


「間違い電話だわ。」


こちらからは何も聞いていないのに、まるで後ろめたさを隠すかのような振る舞い。
それからは、何事も無かったかのように、食事の続きを取り始めた。私も、無言で子が食べ終わった食器を片付ける。
きっと、あの女性からだ。朝から一体、何の用事だろう。ようやく吉田さんとの疑惑が自然消滅し、最近では心の平安が保たれていたというのに。
絶対に証拠を掴んでやる。じわりじわりと外堀を埋めていくのだ。時間は、たっぷりあるのだから。




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  • 2019/04/23

夫婦の溝

今日は休日出勤で、夜までと言っていたのに、早帰りの夫。出先で電話があったので、急いでへろへろになりながら、買い物を済ませ自宅に戻ると、既に玄関に夫の革靴がありシャワーを浴びる音が聞こえていた。外回りで、直帰だったのだろうか?
夕飯の支度まで、ソファーに横になりダラダラしたかったのにと、つい舌打ちしてしまう。これが愛する人ならば、胸も弾むに違いないけれど・・
テーブルに置かれたスマホが光ったかと思うと、時間差で着信音が鳴り始めた。何気なく液晶画面を覗くと、聞いたこともない女性の名前。
シャワーを浴び終え、鼻歌交じりの夫にそれとなく電話があったことを伝える。夫は、上半身裸のままそそくさとスマホを手に取り確認すると、


「あぁ、間違い電話だわ。」




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嘘を付かれた。
まだ、取引先からだとか、ツーリング仲間からだとか言ってくれた方が信じようもある。間違い電話!?着信にははっきりと名前があった。登録済みの名前なのだ。
なぜ、すぐばれるような嘘を付くのか?だが、それ以上問い詰める気も失せる。それ程に、夫への愛情は薄いのだ。
愛していれば、疑惑は途端に憎しみに変わり、嫉妬となり、ドロドロとした感情が渦巻く。

日記代わりにつけているノート。夫にされた暴言や経済DVまがいのこと、吉田さんとのこと。そのノートに追加される項目が増えたことに、ほくそ笑む私がいた。
ついに、ノートも残すところ数ページ。このノートの厚みは、私達夫婦の溝、そのものだ。




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  • 2019/04/22

友達の影響

新しいクラス。
どんな子と仲良くなったのか、聞きたい気持ちをぐっと堪えて来たが、我慢の限界。
最近、子の様子が変わった。それまで家にいる時は、主に動画を観たり、少女漫画を読んでいたり、また歌番組やドラマなどの録画を観ていたのだが、テレビも点けずに何かを描いている。 何気なく覗けば、それは決して上手いとは言えないイラストだった。
子が、絵を描くことなどこれまで殆ど無かった。


「絵、描くようになったの?」




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尋ねると、どうやら新しい友人達と交換イラスト?漫画?のようなことを始めたらしい。友達が出来たのだなと、ほっとした。
そして、どうやら去年まで仲良しだったS奈ちゃん達グループのような部類の友達ではなさそうだ。ノートに描かれたイラストを見れば、一目瞭然。
ようやく、子は自分に合った仲間と出会えたのだー6年掛けて、やっと。
今年は、修学旅行もある。卒業アルバムも、ほぼ6年生の写真が使われる。だから、クラスメイトとの関係性は今まで以上に重要なのだ。
先を越されたような、それでいてくすぐったいような、嬉しい気持ち。
もうすぐ、参観と懇談会がある。それはそれで憂鬱だけれど、子が今のクラスでどのように過ごしているのかを見れる良い機会。
そう思えるのは、子が活き活きとした表情でペンを動かしていたからだ。学校にいる時間は長い。我が子に少しでも笑顔の時間が増えてくれますようー、そう願うのは、どの親だって同じだ。




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表明手段

卒対委員のメンバー表が、配布された。
真っ先に飛び込んだ名前は、スネ夫ママと素敵ママ。クラスは違えど、卒対委員は学年で行うので、これから顔を合わせる機会が増えるだろう。
そして、夫に対して苛立ちが募る。
私は、子ども会の副会長になったことだし、さらさら卒対委員などやるつもりは無かったのだ。それに、何となくのメンバーは予想出来ていた。思った通りの顔ぶれ。苦手な人達ばかり。
それから、ゆっくり委員メンバーの名前を見れば、悪い意味での「顔見知り」が多い。まだ、初対面の人がいる方がやりやすい。
しかし、最高学年なのだ。私のようなポツンママでさえ、他の母親との関わりは避けられない。
係やボランティア、そうでなくても懇談会や色々なイベントで、薄ぼんやりでも名前と顔は覚えてしまう。




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じっくりメンバーを眺める。あぁ、やっぱりボスママもいる。それに、孤高の人や苦手なEちゃんママもいる。
ちらほら面識の無い人もいるけれど、恐らく皆が皆、どこかで繋がっているのだろう。元々、卒対委員に立候補する程の人達は、社交的で顔が広い人だらけ。
今から、委員取り消しを申し出たい。病気だとかなんとか理由を付けてー
そう思う一方で、逃げられない私がいる。マゾ気質なのか真面目な母親なのか、自分で自分が分からないけれど、一つ言えるのは、我が子が大切だということ。
こういった委員やボランティアなどに参加することは、それを表明する一つの手段なのだ。




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気合い

毎度のことだが、行事が苦痛。

何か一言も憂鬱だし、廊下に群れている母親達が視界に入るだけで、萎縮してしまう。
誰彼構わず難なく輪に溶け込めたり、そうでなくても、信頼のおける友人一人でもいれば、また違う景色が見えるのかもしれない。
誰とも深入りしないから、私の妄想だけで終わることもあるのだが、それでも察してしまうのだ。
彼女らの視線、囁き、そして見えない圧力。

今日も、頑張ろう。
私は私の出来る範囲で、やり切るしかない。 安定剤代わりの酒は、今日は飲まない。




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朝寝

ストレスだからか?最近、予定の無い日中は、朝寝してしまう。
夫と子を送り出し、最低限の洗濯などをしたら、そのまま布団へ。13時過ぎに目覚める。
すっかり、リズムが狂ってしまった。
子ども会などの集まりがある時は、朝寝の時間が取れない。それでも、もう癖になっているのか、家事を置いておいてもそのまま時間ギリギリまで寝てしまう。 ほんの10分・・15分・・・そして、遅刻ギリギリ。
夜は寝付けないので、布団の中で携帯漫画。今は、試し読みといっても1巻~2巻。読み応えも十分。
読んでいる間は、現実逃避。また、春の新ドラマもいくつか観ることにした。何かに没頭しているか、寝ているか。
専業主婦は、さぼろうと思えばいくらでもさぼれる。月給に換算ーだなんて、ナンセンスな話だろう。




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いじめの素

どこにでもある光景。そこにいない人物について、あれこれ盛り上がる時は、大抵マイナス要素が多く含まれる。
それを目の当たりにすると、何とも言えない気持ちになる。
子ども会での集まりで、作業をしながらの雑談になった。 話題は、素敵ママ。
会長が口火を切った。


「もうさ、正直嫌になるんだよね。私、運動キライなの。何度も断ってるのに。なんか必死過ぎててさ。」


「Sちゃん、人当たりいいからさ~。もっとはっきり断りなよ。」


「断ってるって!でも、なんか通じてないんだよね。なんか、宗教の勧誘的な。」


「私、体験だけ参加した。でもさ、言っちゃ悪いんだけど、あれで月に6000円は高いなって。」


運動なんて必要なさそうな体型のTさんが言う。それに同調するMさん。にこにこ笑いながら、彼女等の意見に否定もしなければ肯定もしない。


「OOちゃんはどう?同じ学年だし、付き合い長いでしょう?どう断ってる?」




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まさか、掲示板の貼り紙を移動する程、彼女に対しての感情はネガティブだなんて言える訳もない。実際それを言ったら、ドン引きされるだろう。
彼女らの期待に応え、共に悪口を言いたくなるかと思ったら、不思議とその逆の感情が湧いたのだ。自分で自分がよく分からない。


「私も、運動苦手だし・・少し誘われたこともあったけど、別にしつこくなかったですよ。すごいですよね、家のことやって起業までして。あんな風に自分の好きなことが仕事になるって一握りだしー、家庭の理解も要るし、見えないところでは色々苦労もしているのかも。それを見せないってのがすごいですよ。」


ラインではタメ口でも、面と向かうと未だ敬語が崩せない。それだけが理由ではないけれど、私の発言で、しん・・と集会所の茶話室が静まり返ってしまった。会長が、一瞬微妙な表情をしたけれど、すぐにそれを取り成すように笑顔を浮かべた。


「だよね。本当、すごいすごい!!持ってる人は何でも持ってるよね。羨ましい!」


「持ってるというか、持てた・・んじゃない?」


それまで黙々と作業していたズバズバ系の会計Hさんが、作業中の手元から視線をうつさず口にした。また、気まずい空気。


「確かにね~。色々うちらの知らないところで努力してるってことだよね!」


会長は、おちゃらけた風にそう言うと、ちょっとトイレと席を離れた。
その日の作業は滞りなく進んだけれど、後々、話を合わせておくべきだったのかと悩んでしまった。
何故、素敵ママを庇うようなセリフが口を突いて出たのか?あの、張本人がいない場所での空気が耐えられなかった。
私は、一人いつでも黒い感情を持っている。それは、一対一の感情で、それを周囲に伝えることは空恐ろしい。
匿名で、こういったブログで、多少の脚色とオブラートを包みながらも本音を吐くこと。そうした方法でしか自分のモヤモヤを解消出来ない。
実社会でもネットでも、一人に対して集団を突くことに抵抗がある。それは、いじめと同じだから。
だが、実際同じ方向を見なければ、除外される。会長と、微妙な距離感が生まれてしまった。




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ついつい敬語

子の新学期が始まり、この一週間はあっという間。
先月辺りから、体の調子が悪かったこともあり、酒抜き生活。だが、それを補うかのように、甘いものを欲する。
板チョコやクッキー、プリンやドーナツ。全て激安スーパーで購入した安いおやつだが、子のいない日中に口寂しくなると、ちょいちょい放り込んでしまう。
体が重く感じ、体重計に乗る。最悪なことに、2キロも増えていた。




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今日は、午後から子ども会の集まりがある。今度行われる、1年生を迎える為のイベントについての最終調整だ。
グループラインは、活発に動いている。
だが、なかなかトークに入れず眺めているばかり。副会長という名前だけで、実質はTさんが副会長ポジションにいるような気がしてならない。
リアルタイムにライン出来ないもどかしさー、いや、それは言い訳で、そもそも私の性格がもどかしいのだろう。

ようやく入れたトークも、質問形式だったこともあり、つい敬語になってしまった。ため口ってどうするんだっけ?遠い昔に使っていたような気がする。
私にとって、ついにため口ですら、高いハードルと化してしまったのだろうか。
せめてもの思いで、ストックの菓子2袋を持って行くことにした。差し入れすることで、こちらは「あなた達と仲良くやりたいのだ」という意思表示をするのだ。




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小さな親切、小さな損

今日の広告の品。
いちごが1パック198円。しかも、山盛り。
限られた予算の中で、育ち盛りの子に旬のものを食べさせてやりたい。だが、フルーツはついつい後回しになる。
肉1パックの価格とさほど変わらないそれは、心は満たしても腹は満たさないからだ。

いちご2パックと、他にも安くなっている肉や野菜をたんまりとカゴに入れる。これで何日かは持つ。
春キャベツや新じゃがも、98円。都内でこの価格で新鮮な野菜が手に入るこの店は、遠方からも客が多い。

唯一の難点は、レジの奥にあるサッカー台が狭いことだ。3人も使えば、一杯になってしまう。だから、支払いを終えてもウロウロと袋詰め先客がどくのを待つしかないのだ。
この日も、昼時で買い物客が多く、袋詰め渋滞が発生していた。待っていられず、立ったまま袋詰めをする人もいれば、苛々しながらも順番待ちをする人もいる。
私の前で、目立つ程のスローペースで品物を入れるお婆さんがいた。目が悪いのか、何度も袋から品物を落としたり拾ったりと、見ていてもどかしい。
すると、今度は小銭が落ちた。10円玉がコロコロ転がって、私の足元で止まった。思わずそれを拾い上げ、しゃがんで探すお婆さんに渡す。 お婆さんは、にっこり笑ってお礼を言う。背後から、苛々した視線を感じ、それはお婆さんだけではなく私にまで向けられているような錯覚を覚え、つい焦ってしまう。


「お手伝い、します。」




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お婆さんの買い物かごから品物を取り出し、すばやく袋に詰め替える。全部で2袋になったそれを、今度はシルバーカーに乗せた。
お婆さんは、まるで神様を見上げるような視線を私に向けて、何度もありがとうとお礼を言う。
そこで終わるかと思っていたが、今度は私が袋詰めをする番になっても、その場から離れない。にこにこ微笑を湛えて、サッカー台の傍にいる。
出入り口付近なので、正直、邪魔だ。舌打ちをしながら、どこかの男性がお婆さんを避けて店を出た。
ベビーカーが、店に入れず困った表情の母親が見える。
私が出なければ、お婆さんもこの店を出ないと思い、バタバタと袋詰めをして一緒に店を出た。


「本当に、ありがとうございます。」


「いえいえ、それじゃあ。」


お婆さんの視線を感じつつ、自転車にまたがりその場を後にした。少しだけ、爽快感。他人への親切は、自らの余裕があってこそ。
自宅に戻り、袋から食品を取り出して冷蔵庫に入れる。なんだかおかしい。気付いた時は、遅かった。
つぶれるからと、別の小さなレジ袋に入れたいちご2パックを店に置いて来てしまったのだ。すっかり疲れ果て、だがまた店に戻り、あるかどうかも分からないいちごを取りに行く気力など残っていなかった。
親切は仇にはならなかったが、損にはなった。いや、本当の親切心から動いた訳ではなかったから、小さな罰が当たったのかもしれない。
周囲の目を気にした結果の行動だったから。
もっと、堂々とすればいいのだ。私には、それが圧倒的に足りないし、そこを改めなければならないのだろう。




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逃げた下着

朝からついてない。
バルコニーで洗濯物を干していたのだが、風が強いあまりに、ピンチに挟もうとした手から物凄い勢いでパンツが飛ばされた。
よりによって、自分のもの。最悪だ。
ヒラヒラ飛ばされたそれは、298円の安物だ。隣の棟の一階庭に落ちて行くのを見届けると、体中の力がへなへなと抜けて行った。
以前、夫のシャツが飛ばされた時は、同じ棟の1階宅の庭に落ち、ドアチャイムを鳴らしても人が出て来ないので、留守なのだと確信し、庭に回って拾ったことがある。
運良く、庭の奥ではない、どちからといえば庭と団地の公共芝生との境目だったこともあり、少々罪悪感を持ちながらも侵入出来たのだ。
だが今回は、明らかに庭の中。しかも、自分のパンツだ。
悩んだ挙句、侵入するのも取りに行くのもキツイので、今もそのまま。




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誰のだか分からない洗濯物だけでも気持ちが悪いのに、それがパンツだったら?ー拾い手の気持ちを考えると、申し訳ない気持ちになる。
触りたくもないし、だからといってそのまま自分の庭に転がして置くのも気分が悪いだろう。

取りに行ったところで、互いに気まずい。玄関ドアで、はじめましての住民が、人差し指と親指でそれを摘まんで、私の掌に乗せるところを想像するだけで、げんなりした。また、庭の住民が男性だったらー?隣の棟なので、誰が住んでいるのか分からないのだ。
こっそりー、取りに行きたい。だが、庭の奥に落ちていたら、不法侵入。
朝から、こんなことでぐるぐる悩んでいる。コーヒーもすっかり冷めてしまった。




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家の中でも有意義に

子の学校が始まり、日中ひとりの時間が戻って来た。
ただ、今年も去年に引き続き、仕事がある。無償なのに、全身全霊気を遣う仕事だ。
子ども会のライングループに、リアルタイムで参加出来ない。
PCを開くと既にトーク終了だったり、また全員の集まり日程調整などは、私以外は全て返信済みだったりすることも多く、なんだか焦る。

新しい年度始まりは、外の世界も気忙しい。また、エントランスには新しい顔ぶれの群れ達。
素敵ママは、最近では送迎だけしたらさっさと帰宅するのか、以前のようにエントランスでママ友らとだべっている姿も見なくなった。
インストラクターの仕事で、手一杯なのだろう。




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午前中、ゴロゴロしているとあっという間。ネットサーフィンで怠惰に時間を過ごせば、一日を無駄にする。
春だからか、引きこもっていることに罪悪感をおぼえてしまう。
なので、ライターの仕事で、割りの良いものをいくつかピックアップして気合いを入れ作業をした。
探すだけで疲れてしまっていた最近。収入も激減したので、子と好きな映画にも行けなかった春休みを後悔し、今度のGWに向けて挽回するのだ。
黙々とライティングをしていると、滅入ることもあるけれど、その対価として金銭を受け取れば、やはり無駄では無かったと達成感もある。昨日はそれで4000円近くの収入を得た。
頑張り過ぎて、今日はまたサボってしまっているけれど。
持病の検査結果、それによっては外で働こうーそう決めていたけれど、今年もまた見送りだ。
なかなか症状が改善されない。ヤキモキしつつも、働きに出ない理由が出来てホッとしている部分もある。 私はやはり、根っからの引きこもり体質なのだ。




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新クラス

子のクラス替え。
名簿を見れば、知った子がちらほら。園時代のまいこちゃんやボスママの子など園時代の顔見知り。
S奈ちゃんを始めとする仲良しグループとは、見事離れてしまった。
しかし、子には悪いが、正直胸を撫で下ろしていた。
下校した子の表情は、明るくも暗くもなく読み取れない。何気なく、知っている子はいたか聞いたら、小さく頷いた。


「友達、出来そう?」


つい、焦って聞いてしまう。




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「まだ、分からないよ。でも、話せる子はいるから。」


「まいこちゃん?」


「え?あぁ・・違う子。」


てっきりまいこちゃんだと思い込んでいた。習い事も途中までは一緒だったし。だが、クラスが違えば疎遠になる。子ども同士、共通点を見付けるのも無くすのも早いのだ。
ボスママの子、N君のことも何気なく聞くが、


「男子のことは、よくわかんない。」


園時代も特に接点の無かったN君は、子にとっては存在感の薄い子らしい。
担任は、女性だという。子が言うに、「厳しめ」の先生らしい。なので、初日から教室内は緊張感に包まれていたそうだ。
早速、連休前には懇談会がある。そこで、色々な役員や係などを決める。卒対のこともー
長いようで、あっという間に最高学年まで来てしまった小学校生活。最後の一年、親子共々、踏ん張り時だ。




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初仕事

団地内やその周辺の掲示板に、子ども会の行事案内を貼る仕事が与えられた。
書記のTさん(若美人)経由で渡された、ポスター。それを貼る為には、許可を取らなければならない。
団地内だけではなく、ここら一帯、目に付く地域の掲示板にだ。
自治会や管理事務所などで、きちんと掲示許可書類を提出しなければならないのだ。それが、私の初めての仕事。
会長からラインで指示された。

ようやくグループラインも発足。ただ、私はやっぱりタイミングの問題なのか性格の問題なのか、副会長であるのにトークにズカズカ入って行けず、既に主導権は、会長のSさんと書記のTさん、時々会計のHさんの3人で回り始めていた。
すっかり、人間関係による馴染み方を忘れてしまった。一対一ならまだしも、複数に対しての交わり方。つい、傍観者になってしまうのだ。そしてそんな私に周囲は呆れ、放置される。それを「疎外感」だと思う自意識過剰な私。

掲示の仕事は、そんな風に欝々としていた私にとっては、持って来いの仕事だった。Tさんも、仕事をしているのか忙しそうで、集会所のロッカーにポスターを置いておくとラインを残しており、直接渡しに来ることは無かった。
年間の行事案内ー、その掲示をしようと、許可を貰ってからまずは団地内掲示板へ。
年度初めだからかー、所狭しに様々なポスターが貼られており、まずはスペース確保の為、既に貼られているいくつかを取り外して横にずらす。
すると、見覚えのある名前。素敵ママの名前。その名前が印刷されたポスターを見れば、ヨガの案内だった。


ーまずは体験から!4月~1期生募集中!!-




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精力的に活動し始めた素敵ママ。そもそも、専業時代から彼女はバイタリティある人だった。ずっと前から思い描いていた「今」にようやく到達したのだろうか。
その為に、これまで人脈を増やしていたのだろうか?そうだとしたら、かなりのやり手だ。
なんだか無性にむしゃくしゃし、彼女のポスターを破り捨ててしまいたい衝動を抑えるのに必死だった。
なんとかその気持ちを抑え、ど真ん中に貼られていたそれを、一番隅っこの目立たない場所に移動させ、囲碁教室案内のポスターと入れ替えた。
風が強く吹き、桜の花びらが頬に当たった。花吹雪だ。
余りにも美しく無垢なその景色を、私は穢した。




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カップラーメンの憂鬱

夫の出張が多かった春休みは、子と二人で適当昼ご飯が多かった。
震災用に備蓄しているカップラーメンも底をついた頃、飲み会だった夫が、小腹が減ったというので茶漬けでも出そうかと準備し始めたら、


「ラーメンあっただろう。震災用の。それ食うから作らなくていいよ。」


普段なら、優しいと思えるこの台詞も、なぜこのタイミングで?と思うと、夫婦間の相性の悪ささえ感じずにはいられない。
在庫が無いと伝えると、


「はぁ?先週、まだあっただろう?」


素直に、子と二人で食べてしまったことを告げると、途端に機嫌が悪くなった。




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「毎日カップラーメン?もっとちゃんとしたモノ食わせろよ。育ち盛りなんだから。」


親としては、正論だ。ただ、毎日毎日食事作りを義務とする主婦の気持ちも分かって欲しい。
ネットで検索すればゴロゴロ出て来るのだ。「主婦・ご飯作り・苦痛」のキーワードで検索を掛ければ、30万件以上もヒットするのだ。
しかし、毎日休まず家族の為に働いている夫からしたら、怠惰なだけだと思われても仕方が無い。
その後も、くどくど文句を言われた。一日何をしているのか?子供一人でもう大きいのだから、時間はたっぷりあるだろうと。
弁当は、冷食を使わず全て手作り。朝早起きして作っても、中身そのままに帰宅され、テーブルに置かれる私の気持ちなど彼に分かるはずもないだろう。
急な仕事でだとか、ランチミーティングだとか、予測が付かないことは仕方が無い。だが、突如虚しくなるのだ。その虚しさは、疲労となり不満となり蓄積される。そしてそれを晴らす唯一の発散が、カップラーメンだっただけの話。


「OOが食べたいって言ってたし、賞味期限も切れそうだったから。」


精一杯の反論。それに対し、夫は心底うんざりした顔で返す。


「言い訳だけは、一人前だな。」


面倒臭そうにネクタイを緩め、結局、私の作った茶漬けを食べた。ずるずると啜る音。その音が、心底気持ち悪く鳥肌が立つ思いだった。




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  • 2019/04/07

みんなの芝生

昨日は、出掛けて良かった。
海とソメイヨシノのコラボは美しく、子も何十枚もの写真を撮っていた。
ピクニックやプラプラ散歩ー、クイーンズスクエアでショップ回り。
子の筆箱がぼろかったのを思い出し、進級祝いとして買ってやったらかなり喜んでいた。
子どもの頃、文具を新しくするだけで、背筋がしゃんとするようなー、気持ち新たにしていた昔を思い出す。
子も、そんな気持ちを持てたのなら嬉しい。

日差しは温かく、優しかった。若いカップルが隣のベンチに腰掛けて海を眺めていた。
コンビニで買ったと思われるビールとツマミを手に、楽しそうに笑い合っていた。




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ここ、横浜に来ると、つい元彼を思い出す。
子がいる手前、感傷に浸りきることなど出来なかったけれど、ふと、もし彼とそのまま続いて結婚し、子どもを産み育てていたらーそんな不毛な妄想をしてしまった。
私にだって、「陽」の部分はある。元彼は、そんな部分を多く引き出してくれる、そんな存在だった。
ふと、夫が元彼だったなら、私は妻としてどう生きて母としてどう振る舞い、そして子はどう育っていたのだろう?そんなことを考える。
阿保らしい、ただの妄想。それなのに、胸の奥がツーンと苦しくなった。


「あそこの芝生でゴロゴロしたい。それから、ジュース買って。」


自販機でジュースとコーヒーを買い、芝生へ移動した。
公共の、みんなの芝生。そこには隣も何も無い。寝転んで空を仰ぐと、自由で開放的で、何でも出来るような気がした。




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コラボレーションピクニック

今日は、春休み最終日。
昨日、折角だしどこかへ行こうかとダメ元で声を掛けてみた。


「ディズニーとかならいいけど。」


丁度、TDLの特集がテレビで放映されており、イースターイベントの紹介。それを観て子は呟いた。
金があればー、こんな時思う。
映画代も捻出出来ないのだ。また、4月は新たに教材費だとか諸々の費用が嵩む。
春休みの思い出を作ってやりたいー、だが、親と出掛けることに抵抗を感じる年頃の娘にとってそれは、ただ親のエゴなのかもしれなかった。
ため息を付く子。3度目のため息が出たところで、何気なく尋ねるとやはりクラス替えのことで頭を悩ませているらしい。
あれ程軽くあしらわれていても、S奈ちゃんグループの誰かと一緒のクラスを希望しているのだ。




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家にばかり籠っていては、親子で欝々とした空気から抜け出せない。今日は、日中5月並みの暖かさ。親のエゴでも何でもー、気分転換が必要だ。
早速思い立ち、親子では滅多に行かない横浜を提案した。お台場も考えたけれど、都内から出たかった。


「海、観に行かない?」


海というキーワードが新鮮だったのか、予想外に子は乗り気になってくれた。
お握りとちょっとしたおかず、それに水筒。海と桜のコラボレーションピクニック。今日は、とことん子の話を聞いてやりたい。




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ひとりしずか

子は留守番するというので、私一人、駅前まで買い出しに出掛けた。
春休みなので、混雑しているショッピングモール。本当なら、二人で映画や食事でもと思ったのだが、今月は内職での稼ぎも少ないのでぐっと我慢。
その代わり、お土産にドーナツと頼まれた漫画を買うということで節約した。
最近、買い物など外出に誘っても、乗り気では無い子。親と出歩くことに、億劫さと恥ずかしさを覚え始めたのかもしれない。




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モール内のエレベーターに乗ると、見覚えのある横顔。S奈ちゃん達だ。
そして、その他いつものM希ちゃんや男の子3人。以前、ファーストフードでばったり遭遇した際、カラオケに行くと言っていたメンバーだろうか。
6人は、どうやら映画へ行くらしく、最上階ボタンを押した。何の映画を観に行くかは分からないが、


「S奈、ポップコーン全部は無理だから、割り勘にしない?」


そんな声が聞こえたので、映画を観るのだと理解した。
子は、完全にこのグループから除外されたのだ。それを思うと胸が痛かったけれど、正直ほっとした部分もあった。
この春休み、誰からも誘いが無かった子。強いて言えば、子ども会の集まりにちょこっと出たくらい。
だが、もうクラス替えだ。子に合う友達が出来たらと思う。




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スランプ

ピアノ講師宅へ、発表会のお礼の品を渡しに行くと、そこから長話。
子が学校に行っている間だったので、家の中に通され、お茶まで出された。
買い物ついでだったので、こちらが恐縮してしまう。そんな私の心中などお構いなしに、講師はすぐに本題に入った。


「最近、OOさん、何かありました?」


講師いわく、子がレッスンに集中出来ていないと言う。宿題も中途半端で、練習時間もどうなっているのか、一度尋ねたかったそうだ。
やんわりと、だが瞳の奥は笑っていない講師の前で、親の私が動揺してしまう。確かに、最近子がピアノを弾く姿を見ていない。




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「お子さんによっては、中だるみ時期というか、スランプってあると思うんですよね。なので、ご家庭のフォローが必要だと思います。」


「すみません!」


深々と頭を下げると、今度は微笑を湛えて、


「いえいえ。学校のお勉強も大変になっていると思いますし。ただ、思春期になり難しい年頃になっているでしょう?どこかに綻びが出来ると、やっぱりレッスンにも影響するんですよね。 それまで頑張っていた子が、急にやる気を無くして、どうしたのかと思ったら登校拒否してしまっていたりで。問題が大きくならないうちに、何か出来たらって。」


「はぁ。」


「私としましては、やる気のない生徒さんは、こちらからお断りすることもあるんですよ。ただ、そのやる気の無さが、根底に何か悩み事を抱えてのものでしたら、やはりまずはそこから解決していかないとならないんです。 OOさんが、今、どういう気持ちでレッスンに集中出来ていないのかー、すみませんが、お母様からご本人に問い掛けていただけませんか?」


学校生活で思い当たることー、それは、友人関係だ。S奈ちゃんらのグループに何となく入れて貰っている、そんなポジション。子が、必死で彼女らの後を付いて行く様子が目に浮かんだ。
そして、LINEをやりたいと騒いでいたこと。駄目だと言った時の反抗的な鋭い眼つき。
しかし、もうクラス替えだ。講師に言われたことを念頭に置きながら、6年生に向けて、注意深く見守るしかない。




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へそくりを作る理由

「それ、どうしたの?」


以前購入したグリーンのバッグ。久しぶりに、チェックが入る。夫の厳しい目線に、すかさず、



「リサイクルショップで、200円だったの。」


咄嗟に、嘘を付いた。真新しいし無理があったのだろう。


「200円?」


明らかに疑う表情に、慌ててもう一言付け加えた。


「匂いがね、酷いの。それで安くなってたみたい。」


夫の顔にバッグを近づける。すぐにそれから顔を背けた。それでようやく納得したようだ。




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毎日のように、夫には荷物が届く。靴や服、それにバイク関係の雑貨や書籍など。月々のカード払いがどうなっているのかは分からない。
私が管理出来るのは、毎月の生活費のみ。それを浮かして、私個人の化粧品関係や服などを買うことになっている。
高価な物を買えば、食費や雑費を削らざるを得ない。実際、ユニクロでTシャツ一枚買うのに、散々悩み、結局は棚に戻す。
そんな生活が嫌で、内職を始めたのだ。
内職から私物を買っていることは、夫は知らない。知れば、またそれさえ管理すると言い出すだろう。
虎の子を増やすことは、自分の精神を保つこと。何があるか分からない未来だからこそ、夫の知らない「現金」は必要なのだ。
それが、ささやかな額だとしても。

しかし昨日は頑張って、一日のライター内職で得た金は「504円」だ。
PCを開く気力さえ湧かなかった。最近、そういう日がしばしばある。やる気が出ないー、動きたくないー、かったるい。
春なのに、新元号が発表されたのに、新しい気持ちになるどころか自分の老いをただただ感じる年度初めだ。




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