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父兄参観

小学校生活、最後の父兄参観は夫も出席。
やたらと子にプレッシャーを掛けているのが気になった。


「発言、出来たら千円あげるから頑張れ。」


金で釣るのもなんだか違う。
子は、夫の言葉に無反応だった。これが私だったら、夫は激怒するに違いない。
算数の授業。1年生の頃の足し算や引き算を教わっていた時期から、だいぶ経ったのだなと感慨深くなる。
教室内は、普段はいない父親もいることで、湿気も手伝ってムンとする。
まいこちゃんママとその夫の姿を目にし、何となく距離を置く。間髪入れず、夫が私に尋ねた。


「あれ、幼稚園、一緒だったろう?」


授業中なので、夫の声が響く。まいこちゃんママの耳に届いていないことを祈る。
まるでビクビクしている私を面白がるかのように、夫は意地悪く笑いながら私に再び話し掛けようとしたところで、担任が子ども達に発言の機会を与えた。


「この問題、どうやって解いたら良いか、説明出来る人?」


パラパラと数人が挙手をする。母親だけの参観時と違い、子ども達も緊張しているのだろう。
まいこちゃんを担任が指した。黒板の前に出て、スラスラと式と答えを板書する。そして、説明をした。担任は、満足気な表情。


ーカシャッ


カメラのシャッター音が聞こえた。まいこちゃんママが、授業参観はご法度となっている写真を撮りだしたのだ。
周囲はそれに気付くも、苦笑い。回りが見えていないだろう彼女は、娘の晴れの舞台をカメラにおさめたい衝動を抑えられなかったのだろう。




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「ほら、あの子・・幼稚園の。」


また、夫が私に話し掛ける。ただただうざい。居たたまれなくなり、廊下に出た。


「どうしたんだよ!?」


夫が付いてくる。心臓がバクバク口から飛び出そうだった。


「OO、発言する気ないな。あぁいうところ、あなたにそっくり。」


追い打ちを掛けるような台詞。普段、甘やかしてしつけもしない癖に。


「廊下での私語厳禁だから。」


反論の代わりに、そう言い残して再び教室に戻る。
予想通り、子の発言は無かったけれど、学校に行けてるー勉強についていけてるー友達とうまくやっている。
目立たなくても、毎日頑張っているのだ。親には見えないストレスと戦っているのだ。それでいい。




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今日の写真






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今日の写真








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電話義務

実家に電話を入れようー


そう思うのだが、なかなか受話器に手が伸びない。
父の入院で、参っていた母。疲労と不安で一杯だろう。話を聞くだけでもーそう思い、毎朝、


ー今日こそ、電話をしようー


そう思うのだが、のろのろと家事をしたり、PCを開いたり、LINEチェックをしているうちに、時が過ぎる。
それに、電話の主導権は母だ。
掛けるのはこちらからでも、切るのは母から。長引いてずるずる何時間も電話をするだけのエネルギーが無い。
さっぱりと、こちらから切り上げられればいいのだけれど、親子だというのにその微妙な間合いが難しい。
いつまで経っても、母の顔色を窺ってしまうのだ。




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義務感ばかりが積もり、それもストレスになる。
早いところ電話を掛けてしまえば、それも軽くなるというのに。
電話を掛ければ、次の見舞いを期待される。いつ来るの?とは聞かれなくても、こちらから行くことをほのめかさなければ、機嫌を損ねるのだ。
もう少し、エネルギーを充電してから電話を掛けようと思う。




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テレビ頼みの食卓

思春期なのか、それとも子の気質なのか。
どうも、子と会話が弾まない。夫不在時、夕飯時はテレビを観ながら過ごすようになった。
私の方が、沈黙に耐えられなくなったからだ。
学校から帰宅すると、遊びに行かずにすぐ自室で絵を描いたり動画を観たりする子。
おやつを出せば、テレビを同時に点ける。話し掛けても、上の空。
以前は、それなりに会話も弾んだはずなのに、いつからだろう。去年くらいから女版の夫が家にいる感じ。
ファーストフード店に先日行った時も、二人で向かい合わせでまったく会話は無かった。
隣の席は、子と同じくらいの年頃だろう女の子とその母親が、楽しそうにお喋りをしていた。
彼女らは、私達より先に座って食べていたのだが、会話に花が咲き過ぎて、なかなか食べ終わらない。それに引き換え、私達はあっという間に平らげてしまった。


「最近、学校ではどう?先生はどんな感じ?」


「普通。」


「修学旅行はいつだっけ?」


「秋くらい。」




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それ以外の質問に対しても、子は手元のハンバーガーとポテトから目を離さず、ほぼ単語だけの返答で咀嚼に忙しい。だが、子も周囲をキョロキョロとしている。
隣の席の女の子親子よりも、同じ年頃の女子グループがきゃあきゃあ楽しそうにハンバーガーを食べているのが、どうも気になるらしい。

隣の女の子は、友達のこと、先生のこと、それに友達の恋バナやテレビドラマの話、次から次へと話が止まらない。それを、楽しそうににこにこ笑いながら聞く母親。
お互いに、すっかりリラックスしているのだ。
ふと、気付く。私は、子からなんとか会話を引き出そうとするあまり、事務的に、多少の緊張感を持って話し掛けているということに。
その緊張感が子に伝わっているからなのか、子も身構える。親子間の会話が、ぎくしゃくして盛り上がらないのだ。

子のことは、愛している。だが、一緒にいてワクワクしなくなりつつある。疲れてしまうのだ。
この感情は、何なのか。兄弟がいないので、比較する対象もない。なので、原因が子にあるのか私にあるのか、それとも夫婦間や家族間にあるのか、根本的に相性の問題なのか分からない。
自然体でいようと決めれば、やはり沈黙になってしまうのだ。

今夜も、テレビを観ながらの夕飯になるのだろう。




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気付かない振り

米やら水やら、その他野菜などなど。一人では持ちきれないだろう買い物の必要があったので、子に付き合って貰った。
渋々だが、何か本を1冊かってあげるからーと。
買い物前に、本屋へ寄ることにした。すると、見たことのあるような女の子達。一瞬、誰だか分からなかったけれど、S奈ちゃんとEちゃんだった。
S奈ちゃんは、子が去年一緒のクラスだった子。気の強いリーダー格の女子だ。Eちゃんは、同じ子ども会グループ。彼女のママが私は苦手。向こうも私を嫌っている。
親が親なら子も子というように、Eちゃんの性格もキツイ。子と同様、一人っ子なのだが、違う種類の一人っ子の我の強さが出ている気がする。自己主張もバッチリだ。
S奈ちゃんもEちゃんも、同じような性格だから気が合うのだろうか?いずれにしても、子は二人に気が付いて、話し掛けに行くのかな・・と思っていたら、




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「やっぱり、本要らない。買い物、行こう。」


そう言って、踵を返して本屋を出た。呆気にとられながらも、S奈ちゃん達を避けたのだろうとすぐにピンと来た。
何となくモヤモヤしたが、私も彼女らを気付かない振りをした。
親も親なら子も子。まさに、その通り。
園児の頃の、あっけらかんとした子の姿は、今は無い。思春期だからだとかではない、子の気質は私と夫を受け継いでいるのだ。




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挨拶の条件

スネ夫ママも大嫌いだが、今ではすっかり疎遠になったまいこちゃんママも、苦手だ。いや、ある一件から、スネ夫ママと同格になった。
遠い昔、一度ランチしたことなんて、彼女の中では消し去りたい過去なのだと思う。
今年になり、同じクラスになった子ども達。
授業参観や懇談会、それ以外に最高学年だからなのか、クラスの保護者で集まる機会もこれから多々ある。だが、そういった場で、彼女はいつも数人の気心知れたような仲間と一緒だ。
私は、相変わらずポツン。それまでも、ポツンに居心地の悪さを感じていたけれど、顔見知りの中でのポツンのそれは最上級だ。
4月初めての授業参観の際、彼女が廊下で誰かと話していた。そこで、勇気を出して声を掛けたのが間違いだった。


「こんにちは!同じクラスになりましたね。」


私が話し掛けた時の、彼女の表情が忘れられない。あからさまに、嫌悪感丸出しのあの表情。


ー誰?あなた?


そんな心の声が聞こえた気がした後、何事も無かったかのように、一緒にいた相手の方に向き直り、再び話し始めたのだ。相手の表情もバッチリ覚えている。
少し戸惑ったように、若干の視線を私に向けたが、すぐに何事も無かったかのように、まいこちゃんママに向かって笑みを浮かべて会話を始めた。
二人の間に、声には出さないが、暗黙の了解があった。




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向こうが私の知らない誰かとワイワイしているところに、声を出して挨拶に行くことは、おかしなことなのだろうか?
いや、実際のところ彼女の方から一声あっても・・・と思うのは、私の驕りだろうか?
チラチラと視線を感じるので、ついそんな風に思ってしまう。
習い事で、子供同士は何度もお菓子交換をしたり、また私達だって何度も雑談をした仲だ。
それなのにー、聞こえなかったのではなく、明らかなスルー。これは、いじめ?

先日、校内で彼女とすれ違った。向こうは一人。私も一人。互いに一人だ。
そこで、軽く会釈した。目が合ったからだ。なんなくだが、向こうも会釈をしてくれた気がした。
一対一であれば、挨拶くらいはギリギリOKなのだろうか?悪いことをしている訳でもないのに、何故私ばかりがあれこれ考えて悩まなければならないのだろう?
私に友達が多ければ、きっと彼女の方から明るく笑顔で声を掛けてくるのだろう。そんな風に、人にランク付けして態度を変える人間のことで、思い悩む時間が勿体ないことは分かっている。
分かっているのだが、悔しいことに、気分は塞ぐ。




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キャッシュレス時代

財布の中に、大事に仕舞っておいた無料券や金券、それに商品引き換え券。
それらの存在をすっかり忘れており、全てが期限切れだった時の脱力感といったらない。
捕らぬ狸の皮算用ではないが、無駄に合計金額を計算してしまう。
ショッピングモール内の金券にいたっては、なんと1000円分だった。しかも、期限が先週末。
父の見舞いでバタバタしており、父の日同様、使うことを忘れていたのだ。
ただの紙切れになったそれらを、ゴミ箱に放り込む。

最近では、やたらと色々なところで無料クーポンが配布されている。だが、それも紙というよりネット上での配布が多い。
商品に付いたシリアルナンバーを打ち込んで、ガチャガチャをしたり、また応募したり。
メルカリでは、19円の唐揚げが買えるらしいが、こういう時にガラケーだと損をするのだなと思う。




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大々的に宣伝しているキャッシュレス。国全体がそれを推奨しているのだから、この波に乗れば、いくらでもお得感を味わうことが出来る。
買い物をする度に、スマホ上でガチャガチャをやって無料クーポンゲットしたりだとか、何故だか分からないけれど、買い物する度にポイントも貰えて次回のレジでは半額になったり。
だが、仕組みがいまいち分かっていない私のような人々にとって、キャッシュレスへの移行は、まだ勇気が出ない。
目に見えない金は、ふわふわしていて頼りなく、心もとない。
一昔前、ネット決済に踏み込む際、躊躇していた頃を思い出す。
あの頃だって、PCのクリック一つで出来る買い物は、今ですら便利で生活に欠かせないものだけれど、なんだか怖くて信用ならなかった。

オリンピックを前に、キャッシュレスは多くのメリットがあるけれど、時代についていけていない人々にとっては酷なものでしかない。
経済的にも精神的にも、更に格差が生まれるし、そこからはみ出してしまった人々の救済措置が必須だ。




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ただただうざい

父の日を、スルーしていたことに気付いたのは、夫に嫌味を言われたからだ。


「親父から、連絡あった。父の日届いたって。俺には何も無かったけどな。」


当日は実父の見舞いに行ったので、ある意味、私にとっては父の日をした気がする。だが、夫にとっては「ないがしろ」にされた父の日だったのだ。
子も、忘れていたようだ。母の日もスルーしたのだから当たり前といえば当たり前だけれど、毎年、私の方が子をたきつけていたのだ。
今年は色々と気忙しくバタバタしていたので、そうしたイベントが頭からすっかり抜けていた。
子と共に、夫の欲しそうなものをリサーチして買ったりだとか、特別なお祝い料理を作ったりだとか、毎年欠かさずしていたことをしなかったのだ。
あの日、自宅に戻ってから夫の機嫌が何となく悪かったのは、それだったのだ。私達が見舞いで家を空けたことで、夕飯が少々遅くなり、腹が減って苛ついているのだろうと思っていたけれど、そうでは無かったのだ。




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「あんたの育て方、間違ってるんじゃなの?」


この言い草に、私も黙ってはいられなかった。何でもかんでも、悪いところは全部私?か。
それに、なんて自分本位なんだろう。


「母の日だって、何も無かったけど。でも、それについて私はあなたを責めたりはしなかった。」


ーっていうか、あなたは父親らしいことしてる!?いつも面倒なことは私に押し付けて。ただ猫可愛がりしてるだけ。育て方間違えているとしたら、あなたのせい。


ー本当に、ウンザリ!私に言ってくるあたりがうざいんですけど。やってもらうことばっかで、人を喜ばせようって精神も無い。我儘の末っ子気質そのまま!


心の声も、夫に向かって声に出せたらどんなりスッキリすることか。
PCを盗み見されたことをまた思い出し、夫に対しての嫌悪感が湧く。視線を反らさずじっと見つめたら、夫の方から目を反らし、すぐにスマホ画面に目を落とした。
なんだか夫に勝った気がして、胸がスカッとした。




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  • 2019/06/22

ブログの存在

明らかに、私が使っているPCを誰かが触った形跡がある。
何故それが分かったのかといえば、電源が入れっぱなしになっていたからだ。私は絶対に電源をオフにする。
夫が代休の日、子ども会の打ち合わせが入っており、午前中に家を空けた。予定より早く終わったので自宅に戻ると、チェーンが掛かっていた。
何度もインターホンを鳴らし、やっと出て来た夫。トイレにいたとかなんとか言っていたが、明らかに様子がおかしかった。
リビングに違和感。あの時の違和感は、それだったのだ。所定の場所に私のPCが置かれていなかった。それに気付かない振りをし、あれこれ他の部屋で家事をしていると、いつの間にかPCは元の場所に置かれていたのだ。




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ラインアプリも入っているので、それも見たのだろうか?何故、自分のスマホやタブレットがあるにも関わらず、私のパソコンを使ったのか?
一番の危惧は、このブログの存在を知られたか?ということ。
ネットの履歴を見られていたら、アウトだ。
だが、もし全てが発覚したところで、私に向かって追及など出来ないだろう。コソコソ嫁のネット履歴を閲覧する程の、ケツの穴の小さい男だと自分を認めることになる。
夫の黒い部分は今に始まったところではないけれど、やられたらやり返す。私にも、考えがある。




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  • 2019/06/21

主婦に休日は無い

夫がいる休日は、朝昼晩と飯の支度に追われて疲れ果てる。
食べたいものが、気分によって変わるのだから、冷蔵庫の残り物で済ますことが出来ないのだ。
父の見舞いに行った日も、用事があるとかなんとか理由を付けてついて来なかった癖に、病院に到着するやメールで夕飯が要ると言う。
なので、帰りは適当に子とスーパーにでも寄ってポテサラくらい買ったら、家で納豆ご飯と決めていたのだが、そうはいかなくなった。
この日、朝はパン食だった。夫は基本、朝は和食。だが、休日は別だ。パンやホットケーキなど洒落た朝食をゆっくり食べることを好む。
だが、ただ買って来たパンを出せば良いという訳ではない。あくまでもパンはご飯の代わり。ハムエッグやサラダなどのおかずは欠かせないのだ。
厚切りのベーコンに、チーズをたっぷり入れたオムレツ。それに、フレンチドレッシングを掛けたサラダにブルーベリーソースを掛けたヨーグルト。
暑いので、アイスコーヒーにバナナとオレンジのデザートも。
品数が多ければ、皿の枚数も増える。一つの作業に手間を掛ければ、その後の作業も手間が掛かるのだ。
洗濯や掃除を終えて、さてひと段落ーそう思えば、次の瞬間に昼ご飯は何にしようかと頭をよぎる。
酷い時だと、朝食を食べている最中に、


「昼は何?」


と家族から聞かれることもあるのだ。主婦は、辛い。




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てっきり夜は作らないだろうと思っていたし、すぐ見舞いに出ないとならないことから、簡単なものにした。
困った時の、カレーうどんだ。カレーは好物の夫。勿論、カレーうどんも例外では無い。丼ものは洗い物も少ないから楽だ。
冷凍を嫌う夫の為、だし汁を作り、具を入れて、柔らかくなったところでルーを入れる。一から作る手間はあるものの、何品も作ることを思えばまだマシなのだ。
満足そうにうどんを啜る夫を見届け、家を出た。この時は、夕飯は外で食べてくると言っていたのだ。
一番厄介なのが、要らないと聞いていたのが覆される時。その逆も苛つくけれど、翌日の自分の昼ご飯にすればいいだけのこと。
早目に帰宅しなくてはならないうえに、冷蔵庫の中が乏しかったこともあり、買い物にも寄らなければならなくなる。
夕飯を作るーただそれだけのことだと夫は思うだろうけれど、それに付随する「見えない家事」が発生するのだ。
主婦に休日は無い。その通り。家族が出払った後の、何も予定が無い平日。その時こそが、主婦にとってパラダイスの時間なのだ。




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天邪鬼






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「ほら、ジュース飲みなさい。」


母が、子に自販機で買ったジュースを渡す。私にもコーヒーをくれた。
あんなに院内での飲食を嫌がっていた子だったが、すっかり弱り切った祖母を目の前にして、気を遣ったのだろう。
すぐさまペットボトルに口に付けた。

いつもの強気な母は、すっかり影を潜め、疲れと心労で顔色も悪かった。
覚悟を決め、父の容態を聞いた。だが、母は頑として口を開かなかった。いや、実際のところ開いたのだが、肝心な病名を教えてはくれない。


「アンタたちに心配掛けるわけにいかないから。大丈夫、何とかなるわよ。」


電話越しであれだけ狼狽えていたのだから、余程のことだろう。そう思って、すぐに見舞いに来たのだ。
それなのに、状況を教えてくれない母に苛立ちが募る。もったいぶっているように見えたからだ。


「いや、そういう問題じゃなくて。何かあったら心配だし、心の準備も必要だから。何か起きた時に全て知らされても、動けなくなるでしょう?」


母は、大きくため息を付く。そして、何も分かっていないのねと言わんばかりの皮肉な笑みを浮かべた。


「実際、何かあったところですぐに来れる距離じゃないでしょう?電話して5分で来られるんなら、私も色々頼れるけど。実際は無理でしょう?OOだっているんだし、家を空けてこっちに付きっ切りという訳にもいかないでしょう?」


孫の手前言葉を選び、母なりに感情を押し殺しているのが分かる。それでも、またいつものが始まったとうんざりするのだ。


「いいのよ、最初からアテになんかしてないから。」




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喧嘩を売っているようにすら聞こえる。
ストレスの捌け口は、いつでも私なのだ。反抗はしないーだが、リアクションはある。自分の苛々やモヤモヤを丸めて娘というゴミ箱に放り込むのだ。
それで本人はスッキリするのかもしれないが、捨てられたこちらは溜まっていく一方。
父が起きたので、面会に行く。弱っているが、受け答えもしっかりしており安心した。
母がトイレへ行ったのを確認し、本人に容態を聞いた。深刻な病ならば、本人にも知らされていないかもしれないが。


「いやいや、なんかめまいがしてさ。流石に嘔吐もあったから診て貰ったんだよ。そしたらスマホのやり過ぎじゃないかって。」


ーはぁ?


拍子抜けって、こういうことを言うのだろうか?ホッとしたけれど、母が嘘を付いているのか父が本当に何も知らされていないのか、訳が分からなくなった。
母が病室に戻り、何となく微妙な空気になった。取り敢えず、夫の夕飯の支度もあるし、帰宅することにした。
病院出口まで見送りに来た母に、


「お父さん、ただのめまいだって言ってたけど。」


怒りを抑え、だが視線を反らさずに切り出した。


一瞬、母の目が泳いだ気がした。


「・・・そんな訳ないじゃない!あの人何も知らないのよ。あんた、甘いわよ!」


何が甘いのか、分からない。何も教えてくれなければ、分からない。だが、それ以上突っ込むことはやめた。きっと、母は全力で介入して欲しいのだ。
嫌がっても無理矢理介入して、頼んでないが押し掛けて来て色々と手伝って欲しいのだ。
だが、「助けて」の一声を上げることが出来ない。彼女のプライドが、それを邪魔するからだ。

年老いて、どうにもならない時。素直に助けを求められたら、楽だ。それが出来なければ、沈黙を守ること。それが理想の老い方だろう。
一番厄介なのが、天邪鬼。周りも自分も苦しくなる。




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焼け石に水






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今日の昼ご飯。
買い物に行く気力が無い。冷蔵庫には、何とか夕飯になりそうな食材はある。
夫の弁当に卵も使ってしまったので、卵掛けご飯も出来ない。
そもそも、米が無い。パンも無い。麺も無い。ないない尽くし。

自分の食べる分だけを買いに、外出する気になれない。
珍しく、今日は子ども会の予定も学校の予定も何も無いのだ。子や夫から頼まれた買い物も無い。
なので、思う存分に引きこもることに決めたのだ。

午前中は、ずっと寝ていた。厳密に言えば、PCは立ち上げていた。
ラインをしばしばチェックしなければならないからだ。相変わらず、私抜きでラインはひっきりなしにトークされていた。
溜まったら、流し読み。自分に必要な分だけピックアップする。
副会長として、本来ならグループラインのかじ取りをしなくてはならないのだろう。でも、私がこの週末に発言しても、誰からも相手にされなかったのだ。
全スルー。スタンプすら押されない。既読数はしっかりついているはずなのに、私のすぐ下に投下されたトークにすぐさま持っていかれる。
私のトークの入り方が悪いのか?私自身の問題なのか?もう分からない。
なので、頑張ってトークに参加することを放棄した。名指しで聞かれた時だけ答えよう。そう決めたら、まったく私に指名は無い。
なので昨日からずっと、チェックするのみ。




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何もしなくても、腹は減る。なんていうか、生産性の無いポンコツ機械。それでも錆びついてまったく機能しなくなる前にと、少しのガソリンでも必要なのだ。
その品質が、例え悪かったとしても。

賞味期限ギリギリで買った、袋菓子。30円のポテトチップスの封を開ける。大の大人ー、しかも子持ち主婦の本日のランチだ。
こんな姿、我が子には見せられない。勿論、夫にも。ベッドメイクすらしていない布団の上で、寝転んで貪り食う。
でも、これこそが私の充電方法なのだ。誰にも迷惑を掛けないし、コストも掛からない。(30円のコストは掛かっているが・・・)
気休めに、納豆だけ追加で食べた。美人アスリートが、納豆キムチに豆腐とささみを毎食食べていたことを思い出したからだ。
美人にもアスリートにもなる気はないが、未成年の母である以上、健康には気を遣わないとならない。持病の悪化を促進させては元も子もないのだ。





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見舞い

父の見舞いへ。

孫の顔が見たいだろうと思い、子を連れて行くのなら土日が好都合。来週の平日も考えたのだけれど、子がいないと私と実母と二人きり。セーブが掛からない状態で会うのは苦痛だった。
孫の前なら、母もそれなりに言葉を選ぶ。
夫も来るだろうかと薄っすら期待したが、休みだというのに何だかんだ理由を付けて来ることは無かった。
すっかり、私の実家とは疎遠の夫。だが、それを気にしている風でもなく、当たり前だという感じ。
自分の実家にはべったりで、伴侶の実家には無関心なのだ。




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面会バッチを付け、病棟に向かう。
消毒液の臭いが鼻にツンと来る。ヨタヨタと点滴をぶら下げながら歩く老人や、車椅子。忙しなく行き交うナース達に、普段、私が住む世界との隔たりを感じた。
父のいる部屋をノックし、ドアを開ける。大部屋のそこは、殆どの患者がカーテンを閉めており、ただでさえ狭い病室に圧迫感を与えていた。

父がいるカーテンをそろそろ開けると、スヤスヤと寝息を立てていた。母は、どこにいるのだろうか?
カーテンをもう一度締めてから、大部屋を出て談話室へ向かう。
子に、ジュースを飲むか?そう聞くと、


「要らない。病院は菌がたくさんあるから飲みたくない。」


潔癖めいたことを言う。そういえば、私も幼い頃、祖母の入院する院内で、飲食をすることにえらく抵抗があった。


「あら、いらっしゃい。」


母の声。ペットボトルに水を入れに、談話室の水飲み場に来ていたという。
父が起きるまで、3人でしばらく談話室で待つことにした。




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窓越しから見える太陽

こんなに天気が良くても、外の光を浴びれずにいる人の何て多いことか。
選択肢が与えられている身でありながら、太陽を避けてばかりの私に負い目を感じた。

光は、希望だ。
細胞が求めているうちに、全部を吸収し、いつか発散する時の為に体内に留めておこう。




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器の大きい人、嫌味を言う人、うまく逃げる人、ドライな人、ずるい人

本当に不甲斐ない結果に終わった。
自治会との会合だが、結局、会長が出席することになった。
他メンバーは、既に週末ということもあり、家族で外出。


ー御免なさい!その日はスポ少の大会があって、飲み会入ってて。


ー義両親が泊まりに来るので、その接待。笑。


ー下の子が発熱で、土曜までに完治しているかも分からないので確約出来ません!


それぞれが、尤もらしい理由を付けての「お断り」だ。
子を連れての会合参加も考えた。だが、数年前はまだ幼かったのだ。高学年の子どもを連れて会合に出る親なんて、聞いたことも見たことも無い。
PTAの会合も、主に夜に行われると聞いたことがあるが、そうした場合、子どもは留守番させるのがデフォなのか?私達が過保護なのだろうか?




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ー返信遅くなってごめん!バタバタでラインチェックしてなかった。分かりました。土曜は出席しまーす。


その後に、「まかせて!」の吹き出しキャラのスタンプが押された。
私のラインに対しての返信は、あんなに様子見だったメンバーだが、会長の一言で、すばやいレスポンス。


ーありがとう!Sちゃん!休日なのに、ごめんね~


ーSちゃん、いつもありがとう。お義母さん、大丈夫?今回はごめんね。もっと早目に分かっていれば、飲み会もキャンセル出来たんだけど・・・


Tさんの、毒気のある言い方。これは、私に向けられたものだろう。胸がモヤモヤした。


サンキューのスタンプのみのHさんは、体裁だけという感じ。


私も、皆に続いてメッセージを入れた。


ーお騒がせして、すみません・・Sさん、今回はお役に立てずにすみませんでした。


さすが、会長だ。素敵ママのことはあれこれ言っていたけれど、困った時は頼りになるのだ。


一件落着ーほっとしつつ、だが、メンバーから良く思われない行動を一つ取った代償は、どんな形で返ってくるのか。不安が大きい。 タイトルだが、私は「ずるい人」に当てはまる。




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夫がくれた免罪符

ストレスなのか、定期的に訪れる過食。
激安スーパーで買ってある、子の為のおやつ。
チョコチップクッキー、12枚入りを全食べ。
更に、朝炊いて余った米に、マヨネーズと醤油を掛け更に青ネギと鰹節をトッピングした丼を食べた。
流石に、若干の気持ち悪さを感じたが、数時間も経てば元通り。腹がぐうぐうと音を立てる。
体重は、2キロ程増えていた。

夏祭りの打ち合わせで、土曜の夜に家を空けなければならなくなった。自治会役員は、男性も多い。なので、会合は夜に行われることが多いのだ。
以前、役員をしたことがあるが、あの頃とは面子も変わったのだろうか?あの優しかったおばあさんは、元気だろうか?
夫に、土曜の夜に家を空けることを伝えると、あからさまに嫌な顔をした。まずは、「飯は?」だ。
その後、嘘か本当か分からないが、外出の予定があると言い出した。夜に子を一人置いて留守番なんてもっての外だと言う。


「子どもの為の子ども会だろう!?もし留守中に何かあったらどうするの?時間を考えろよ。」


そう捨て台詞を残し、自室へ籠ってしまったのだ。夫の言い方に腹を立てながらも、免罪符が出来たことを喜ぶ私がいたのも現実だ。
早速、グループラインに投下した。




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ー今晩は。遅くにすみません。土曜の自治会との会合ですが、出席出来そうもありません・・夫が仕事の為、娘を一人にしておく訳にもいかないので。


夫が在宅時、PCを開くことは殆ど無い。だが、夫への当て付けだ。ガラケーであることも、それが理由でわざわざPCを開いて役員仕事をしなくてはならないことも。
アピールしたい時こそ、夫はこちらに無関心なのだけれど。
既読数が、パラパラと増える。だが、それに対しての返信がなかなか来ない。
夜も遅かったのが、原因か。時計の針は、23時を回っていたからだ。だが、先日のイベント前日は日付変更後も続いていたのだ。
今日は、金曜日。タイムリミットまであと少し。片が付くまで、一日中落ち着かない。




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愛されたくて・・・

父が、また入院することになったと母より連絡。
娘も付き添いに付き合うべきーそう言われた訳ではないけれど、行かざるを得ない。


「こういう時、すぐ近くに住んでてくれれば良かったと思う。」


そんな台詞を言われる前に、まずは行動。出来る範囲だが、良い娘になろうと頑張ってしまう。
すぐにキャパオーバーになってしまう私だけれど、後悔はしたくないのだ。


「今週はちょっと立て込んでて無理だけど、来週なら行けるから。」


そう伝えると、電話の向こうで安堵した表情の母が見えた気がした。




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入院に必要なものなどは、前回の時に揃えているので大丈夫。ただ、看病で疲れ果ててしまいストレスの吐きどころが無いだろう母の話し相手にならなくては。
母とは程良い距離感を持てていたはずなのに、また近寄り過ぎて苦しくなってしまうような気もする。
それでも、電話越しに狼狽えた様子の母の声を聞けば、長女としての責任感がむくむくと湧き上がるのだ。
いつも強気な母がそうならなくなった時こそチャンスとばかりに、幼い頃の私が登場し、愛される為、優等生になろうと頑張ってしまうのだ。




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老後資金の蓄え方

再び、老後資金の話。
日中のワイドショーでは、この問題があちらこちらで取り上げられている。
取り敢えず、今の私に出来ることは、ライフスタイルを変えることらしい。

①服を買わない(月3000円×30年=108万円)

②小遣い削減(月5000円×30年=180万円)

③引っ越す(月3万円×30年=1080万円)

④格安スマホにする(月3000円×30年=108万円)

これで、合計1476万円貯蓄出来るというのだ。




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①については、そもそも私は月に3000円も使っていない、だが夫はそれ以上使っているだろう。
②についての小遣い削減だが、一体夫はいくら自分の趣味嗜好に金を掛けているのか?
③についても、夫の実家が将来的に誰の物になるのか?末娘の物になる線が濃くなりつつある今、何とも言えない問題だ。
④については、私のみガラケー。夫もそうして欲しいのが山々だが、仕事の関係上と見栄やプライドが高い夫には無理な相談だ。

ライフスタイルを変えることは、夫を変えること。
我が家の課題は、まだまだ先行き不透明だ。




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バッシング覚悟の言い訳

老後2000万必要だと金融庁が示したことで、夫からの圧が強くなった最近。
私が働いたところで、時給いくらのパートで月収10万も稼げれば御の字だろう。しかし、その10万でこそ無いよりもあった方が良いという夫の話は分からないでもない。
週末の折り込みに入っている求人広告、それに、夫がどこからか貰って来たのだろう?求人のフリーペーパーが、わざわざ目立つようにリビングのローテーブルに置かれていた。

今、私にそんな余裕は無い。子ども会に学校の係だとか持病の関係。
そんな言い訳をずらっと並べ立てて夫に訴えたところで、ただ働きたくない言い訳をグダグダ述べている怠け者主婦にしか思われないだろう。




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私がここまで夫に言われても、ふわふわしているのは、家の総資産を知らないこと。夫が全て管理していることは窮屈に感じることもあるけれど、全て丸投げ出来ている安心感もあるのだ。
株もやっているらしい夫の元に、何通もの株主総会招集通知がポストに届く。これで儲けているのかいないのか?突っ込んだことを聞けずにこれまで来てしまったのだ。

総資産が、いくらなのか知る怖さもある。予想よりだいぶ少なかったら。四の五の言っている余裕など無い。
知らないことで何の得にもならないし、ただ先延ばしにしているだけなのだが、知る権利を主張すれば働くことは余儀なくされるだろう。
まだ、その自信が無いのだ。世の中の働く母親達からは、一斉にバッシングを受けるような言い分だけれど。




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真っ黒カレンダー

急激に気温が下がり、今日は久しぶりに長袖を出した。
昨夜は、ほとんど眠れなかった。喉が猛烈に乾き、キッチンに水を飲みに行き、再び眠りについたのだが今度は尿意を催しトイレへ。
そこから、目がぱっちり覚めてしまい、結局外が明るくなるまで布団の中でもぞもぞ動いていた。
眠りが浅い原因の一つに、子ども会がある。
最近、会長の実母が倒れたらしく、入院やらその付き添い、そして少々認知症の兆しも出て来たという。
身動きが取り辛くなったと、週末のイベント時に聞いたのだ。
そんな話を聞いて、他メンバーは会長を励まし、そしてフォローをすると安心させた。




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だが、Hさんが、


「じゃあ、当面はOOさんが会長の代わりに動いて貰うしかないよね。」


余計な一言。 皆がそれに倣って、


「しょうがないよね。こういう時だから、みんなで協力しないとね。OOさん、宜しくお願いします。」


「宜しく~」


「OOちゃん、本当にごめんね!宜しくね。ラインはいつでも繋がるようにしておくから。」


会長からは、直々に頭を下げられてしまったものだから、拒否することなど出来るわけもない。曖昧な笑みを浮かべ、だがその表情は相当引き攣っていたと思う。
何でもない風に動いている会長だが、夏祭りの簡単な引き継ぎ書らしきものがラインのノートに挙げられた時、彼女は大変な仕事を見えないところでこなしていたのだと知った。
そういった数々の実績が、あの貫禄に繋がるのだろう。
夏祭りは、自治会と大きく絡む。打ち合わせの数も半端無い。今月から来月の予定が、びっしりカレンダーに埋まった。




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解けた誤解

子ども会のイベントは、無事成功。
1年生の親は付き添い。なので、大人もそれなりにおり、子供たちが迷子になったりはぐれたり電車に乗り遅れたりのトラブルも無く済んだ。
科学館では、少々調子に乗ってうるさくする男子達に会長が一喝する場面もあったが、展示ブースや体験コーナーなど、子ども心をくすぐるものも多く、大人も楽しめた。
なんとなく、役員の皆からよそよそしくされているように感じ、もしかしたらライントークに参加していなかったせいなのかもと思い、一言謝りを入れた。


「え?ガラケーなの?そうなんだ。」


皆、私がガラケーだと知らなかったようで、これまでレスポンスが遅かったことも、未読スルーしていると誤解していたのだ。
誤解が解けたことにより、それまでのよそよそしさは無くなったように思う。
やはり、ラインは便利だけれど面倒臭い。




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ランチは近くのファミレス。Hさんが雨天決行という時点で、当日のあさイチで席の予約を入れてくれていたらしい。
科学館同様、休日なので店内も混み合っていたが、席を確保出来ていた点で、スムーズにランチタイムも過ごすことが出来た。

子も、Dちゃんらと同じテーブルに座り、嬉しそうにピザを頬張っていた。
私はというと、4人掛けのテーブル席に、私以外の役員が座ったことで、あぶれてしまった。会長がすぐに気付き代わってくれようとしたが、そこは空気を読んで、空いている子供だけの席に座らせてもらうことにした。
正直、その方が気楽だった。 子ども達は、私の存在に好き勝手出来ないけむったさを感じたかもしれないが、子どもにまで気を遣う気力も残ってはいなかった。
黙々と、無言でドリアを頬張った。子ども達も、最初は遠慮がちに子供同士の会話をしていたが、最後の方では私の存在など忘れ、大騒ぎしていた。
疲れたが、2度目のイベントを終えて達成感。次は、大きなイベントに向けての準備。自治会も絡む夏祭りだ。




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雨天の憂鬱

ようやく季節外れの初夏の陽気から逃れ、梅雨入り。
じめじめと洗濯物の乾かない憂鬱はあるけれど、引きこもりにとっては落ち着く時期。
正々堂々と家の中にいられるからだ。
それなのに、こういう時期に限って外出の予定が盛沢山。その全てがプライベートではない、学校や子ども会関係の諸々だ。

今日は、子ども会のイベント。朝起きると、物凄いラインの未読数。
最終トークの時間は、驚くべきことに、午前回って1時だった。雨天の線が濃くなったことにより、予定変更の流れを私を除く他メンバーで確認していたらしい。
雨天の場合は、科学館。タイムスケジュールはだいぶ変わる。行き先が変われば、交通手段も変わる。
朝の時点で曇りであっても、雨天としてのスケジュールで決行となったらしい。

私も、遅ればせながら、「了解」スタンプを押した。誰からの返信も無かったが。




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梅雨時なのだから、最初からそれを考慮に入れて、科学館なりボウリングなり雨天でもOKのイベントにすれば良かったのでは?と後付けに思う。今更だが。
もっと早くに気付いていたら、提案出来ただろうか?いや、私の性格上、無理だ。予算がどうとかダメ出しされそうで、意見を出すことにも躊躇してしまう。
夫は午後休。昼には帰宅。なので、家もスッキリとさせてから出ないとならない。色々と面倒臭い。




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挨拶する価値もないってランク

近所のコンビニへ、夫に頼まれていた振込手続きをしに行った。
バッタリ、スネ夫ママと遭遇した。
何故だろう?先日会ったーというか、見掛けたばかりなのに。
出入り口付近で、自動ドアが開いた際、ぱっと目が合った。思い切り。
彼女の耳元に、大振りのタッセルが揺れていた。


「こ・・んにちは。」


1メートルにも満たない距離だったし、目が合った。それに、互いにどこの誰かは認識している。園時代からの顔見知りなのだから。
挨拶したはずの声は、実際は蚊の鳴く様な声。その声は、私の背後にいる工事現場の男性集団の笑い声に掻き消された。
そしてスネ夫ママは、こちらを見たはずなのに、能面のような顔でさっさと私の前を通り過ぎた。勿論、挨拶も無い。
私は、空気になった。




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彼女が去った後、コンビニのレジにすぐ向かう気になれず、ぐるぐるとお菓子コーナーを行ったり来たりした。買うはずも無かったプリンアラモードをカゴに入れる。
298円の価格に冷静になり、そっと棚に戻す。頭はのぼせていたが、案外、冷静だった。
悔しかった。今更だけれど、一人の人間にあそこまで毛嫌いされること。こちらも無視をすればいいのに、挨拶することで自分は出来た人間なのだと優位に立ちたかったはずなのに。
負けた気がするのは、何故だろう?

向こうは、挨拶も出来ない親なのだ。私が恥じることはない。頭では分かっているはずなのに、心はもやついている。
彼女にとって、自分はランク外ーそれを認めたくない気持ちが、いまだ私の中にあるのだろうか。




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「一員」になれない

子ども会のライングループ。今度のイベントに向けて盛んになって来た。
ガラケーなので、PCからチェックすることもあり、タイムラグが生じる。そのチェックの度に、未読件数が数十件にも上る。
そのトークは、どれもこれも私に向けられたものではない・・・ような気がする。
トークになかなか乗れないうちに、皆の中で、私の存在が「排除」されたように感じてしまう。

ズバズバ系のHさんは良い意味で空気を読まないので、最初は警戒されたようだが今ではすっかりトークにガンガン参加している。時折、冗談も交えながら。
会長のSさんが仕切り屋なのは変わらないけれど、いつの間にか一致団結という感じ。1年生を迎えるイベントで、私も皆とうまくやれるかもしれないという兆しが見えたものの、それはまるで幻想だった。

週末の遠足は、熱中症対策なども考えて、水浴びが出来る大きな遊具がある公園で行うことになった。
なので、着替えなどの持ち物も発生する。そして、事故には気を付けなければならない。集会所の中で行うイベントと違い、野外で行うものはそれだけで責任重大。
電車も使うので、尚更。

当日のタイムスケジュールをTさんがノートに記載してくれていた。物凄く分かりやすい。
Mさんが、現地集合&解散も可としたらの提案をする。新1年生の中には、未就学の兄弟がいる子もいる。
1年生に限り、なるべく親同伴としているので、そうなるとマイカーで行き来した方が楽だろうという配慮だ。 そして、その提案が採用される。




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雨天の場合についても、前回の打ち合わせでは決めきれなかった事項をあれこれ意見し合う。
たまたまラインチェックをした時、まさにトークの真っ最中だったのだが、皆のレスポンスが早過ぎてついていけない。
あうんの呼吸というか、どうしたらいい?と会長が皆に問い掛ければ、かなりの速さで返信が付くのだ。
皆が、自分の存在をアピールするかのように。そして、頭の回転がのろくてコミュニケーションも下手な私は、瞬く間にトークから取り残されてしまう。

猶予が欲しい。
お題を与えてくれて、1時間後にまた返信を・・とくれば、熟考してそれなりの返信が打てる気もする。先日、このトークに焦って乗ろうとしたら、私の提案は皆にスルーされた。
よくよく読み返せば、私の提案だと要領が悪くしかもコストが掛かったのだ。それでも、まだダメ出しされた方が良かった。
スルーされる程、虚しいものはない。それがあってから、ますます自分の意見を出すことが出来なくなってしまったのだ。 「一員」になりたいのに、なれないもどかしさと戦っている。




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家族ないがしろの趣味

夫のバイクの傷に、メラミンスポンジを擦ろうとしたが、ネットで調べてからすることにした。。
すると、危ないところだった。艶が無くなるらしいのだ。しかも、やってしまったら手遅れ。
傷は、少しずつ歯磨き粉で擦ると良いらしい。布巾を固く絞って、まず擦る。それから様子を見ながら歯磨き粉を付けた布巾で擦る。
研磨剤が入っているので、ぶつけた際に付いたと思われる、自転車の塗料?が消えるらしい。
日中、幼稚園の送迎が終わった頃を見計らい、外に出た。エントランスへ向かう。
正午直前なだけあって、辺りは静まり返っている。
早速、夫のバイクの元へ駆け寄り、腰をかがめてスポンジを当てた。だが、傷は消えない。
続いて、濡れ雑巾で擦る。まったく薄くならない。
エレベーターが開く音がしたので、その場を離れる。知人ではないことにほっとし、再びバイクに戻り擦る。
そして、最後の望みー、歯磨き粉を雑巾に付ける。爽やかなミントの香りがふわっと漂う。
少しずつ、慎重に擦る。




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ヴォーンと、背後からバイクの近づく音。いちいち作業を邪魔される。そっとその場を離れてウロウロする。男性が、夫の近くにバイクを停めて去って行くのを確認し、再び戻る。
こうしてコソコソ傷を消していること。夫にもし見られたら、罵倒されるに違いない。素直にぶつけたことを白状した方がいいだろうか?
だが、その勇気はどうしても出なかった。

30分以上、歯磨き粉を付けては擦りを繰り返していたところ、当初に比べてだいぶ傷は薄くなっていた。ぱっと見たら、気付かない程だ。
そして、我に返る。
そもそも、もし傷が見つかったとして、その犯人が私だってバレることなどあるのか?シラを切ればいいだけだったのでは。
このバイクの価格を知れば、毎日毎日10円でも安い食材を、スーパーのチラシを見てははしごしている自分がバカバカしくなって来る。
まだ車ならば、家族も乗るので罪悪感はある。バイクなんて、家族をないがしろにした夫の勝手な趣味だ。
そう思い出したら、すっかり傷を消す作業に身が入らなくなった。




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  • 2019/06/05

捕らぬ狸の皮算用

久しぶりに、内職ライター用のフリーメールを覗いてみると、1件大口のクライアントからメッセージが届いていた。
日付が、1週間前。子ども会など、学校関係のあれこれで精神的に手一杯で、チェックを疎かにしていたのだ。
ライティングの依頼で、内容も、私が得意とする分野のライティング。しかも、好条件。
マメにチェックしなかったことが悔やまれる。このクライアントは、個人であり身元も分からない。だが、これまでも迅速且つ、誠意ある取引をしてくれている。
更に過去1か月分の受信履歴をチェックすると、そのクライアントから立て続けに何件も好条件の案件依頼メッセージが届いていたのだ。

全て、引き受けていたらー捕らぬ狸の皮算用をしてしまう。
集中して、毎晩夫が帰宅するまでの2時間余り、それに充てていたらー、5万には届いていただろう。
それ程に、美味しい案件だったのだ。




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今更だが、1週間前のメールに返信をした。もしまだライターを探しているのならの期待を込めて。
だが、返信は来なかった。嫌な胸騒ぎがした。このクライアントはいつでも、私がメールをすればすぐに返信を寄越してくれたのだ。
私も私で、相手からのメールを1週間スルーしたのだ。故意ではなく、仕方が無い理由があるにしても。
直接会うこともない、ただメールでやり取りするだけの関係性なので、言い訳する余地すらない。
これが、パートならば、欠勤する為に電話をしたり、また顔を合わせることでの謝罪なら、こちらの誠意も伝わりやすい。ネット上での取引は気楽な分、コミュニケーションは対面と比べればどうしても希薄になる。
取り敢えず、私が待たせた1週間だけ待って、それから後のことは考えよう。




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まずいことになった。
夫のバイクを傷付けてしまった。
隣に、私の自転車を停めていたのだ。そもそも、バイク置き場はエントランスの目の前にあり、自転車置き場は少し離れたところにある。
飲料と米という、重い買い物だったこともあり、一旦、荷物を自宅に置いてから、再度所定の自転車置き場に停めに行くつもりだったのだ。
自転車に戻ると、想定外の事態が起きていた。なぜそうなったのか分からないが、夫のバイクにもたれるような形で私の愛車が倒れていた。
風も強く吹いていない、ただ暑いだけの日だったのにも関わらず。
そして、ガッツリ傷が付いていた。バイクのマフラー部分に、金属で刷ったような跡だ。
夫は、予定のない休みの日には、バイクを磨くのが日課だ。

最近は、暑いのと仕事で疲れていることもあり、ツーリングの数は減ったけれど、バイク熱が冷めた訳ではないらしい。
関連雑誌や良く分からないバイク系のアクセサリーだか道具もどきをネット購入していたりもする。

この週末、バイクを磨きに行こうとする夫をなんとか引き留めた。取り敢えず、メラミンスポンジでこすってみるしかない。




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  • 2019/06/03

若作りにも程がある

子の服を買いにショッピングモールへ出掛けた。
去年から気に入りのティーン向けの店だ。ここの服は、安くて可愛い。
正確に言えば、花柄やフリルという可愛さではない。今流行りの、スポーティーでヒップホッパーが着用しているようなテイスト。
男の子が着ていても、違和感が無い。もう少し、女子要素を入れてもと思うが、そもそもセンスの無い母親から言われても、馬耳東風だろう。
試着室で子の着替えを待っていると、聞き覚えのある声がした。試着スペースは広く、10室はあるだろう。斜め向こうの背後からだったので、恐る恐る振り返ると、視線の先にスネ夫ママがいた。
上の娘と、服選びに来たのだろう。



「ちょっと待っててね~」


彼女の声。チラッと見れば、なんと娘の方が外にいる。では、試着室にいるのはスネ夫ママ!?
ここは、ティーン向けの店。そして、プチプラ。若作りをしていても、高級志向だと思っていたが、案外庶民派なのか?
とにかく、彼女に気付かれないうちにその場を離れたい。
カーテン越しに、子を急かす。




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「ちょっと緩い。もう一つ下のサイズ持って来て。」


それに応える余裕など無い。スネ夫ママとこんな所で鉢合わせしたくはなかった。
いや、あちらの方が、この状況では明らかに気まずいだろうが、それでも体は拒否反応を示していた。


「この服、このサイズしか無かった。ごめん、ママお腹痛いからトイレ行く。服を返したら、本屋に行ってて。」


そう言い残し、店を出た。
トイレへは行かず、そのまま本屋へ。気が動転していたのか、目の前は、男性雑誌コーナーだった。
焦ってその場から離れ、漫画コーナーへ行くと、子が訝し気な目を向けつつ、こちらに歩いてやって来た。取り敢えず、謝ったところで1冊好きな漫画を買ってやり、ご機嫌取りをした。
レジで支払いをしながらホッとしたところで、スネ夫ママは一体どんな服を買ったのか、ようやく気になりだした。




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重要学年

学校から、封筒に入った便りが届いた。
開封すると、給食費諸々の費用の引き落としが出来なかったというもの。
毎月夫から貰っている額で事足りるはずーそう思っていたのだが、どうやら卒業関係や修学旅行費など、積立金が引き落としされることになっていたようだ。
6年になってから配布されたプリントを、遡って調べてみると、学年だよりの隅っこにサラリとそれが記載されていた。
運動会が終わり、今度は修学旅行に向けての準備が学校の中で始められているらしい。





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子は、6年で出来た友達と楽しくやっているようだ。以前のように、S奈ちゃん達のような馴染めないグループに背伸びして入っているような苦しさが無い。
チラッと見たが、交換漫画のようなこともしているらしい。 子の交友関係は、前々から気にしているが、特に6年のクラスは重要だ。修学旅行もあるしアルバム撮影もある。最高学年だからこそのイベントも盛りだくさん。
一番、記憶だけではなく形に残る学年だからこそ、無理なく自分らしさを出すことが出来るクラスにいて欲しいと思うのだ。
このまま、平穏無事に過ごせますように。自分のことより、我が子の過ごす日々が輝くことを切に願うのは、どこの親だって同じはず。




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