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選択の不自由の安堵

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「OOも、ダンスの日、変えたい。」


予想していた子の台詞。正直それをすれば、まいこちゃんママに負けた気がしてならない。そもそも彼女と同じ土俵になど立ってはいないのだが、それでも負けた気がしてならないのは、率直に、彼女のことが嫌いだからだ。
彼女に、親子共々「金魚のフン」のように扱われるのが嫌だった。ちっぽけなプライド。
しかし、子ががっくりと肩を落としているのを目にすれば、そんなプライドもたちまち消えた。
その日、教室に電話で問い合わせてみた。


「すみません・・・生憎その曜日はもう既に定員一杯なんですよ。」


毎年2回程行われる発表会、それが終わってひと段落の頃に、新規メンバー募集が掛かるのだが、そのタイミングで既存の生徒は日程を変更することが出来る。
しかし、子がまいこちゃんらの変更を知ったのは、その時期からだいぶ経った後で、既に募集も締め切っていたのだ。
やはり、まいこちゃんママの意地悪としか思えなかった。

駄目だったことを子に伝えると、子の表情は途端に曇る。元々ダンスは好きだったものの、ここまで続けられたのは、友達がいたからだ。しかし、そんな仲間を急に取り上げられて、子も動揺を隠せないようだった。




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「仕方ないよ。でも、他に話せる子、いるでしょう?」


「・・・あんまり。まいこちゃんが、他の子としゃべったら駄目って言ってたから、皆、他の子とは仲良くしなかったし。」


衝撃の事実。しかし、あの親の子供だと思えば、分からないでも無かった。言いそうなことだ。


「まいこちゃんは、リーダーだから。」


それを聞き、最初は仲間を引き裂かれる子に同情こそしたものの、そんなリーダーがいるようなグループなんて、こちらから願い下げだと思えた。


「そうなんだ。でも、もう決まったことだし仕方ないよ。」


子は、カレンダーを確認し、あと何回でまいこちゃん達とのダンスレッスンが終わるのかを数えてから、大きくため息をついた。
その姿に心が揺れたが、しかし私の力ではどうしようもない現実に、案外助けられているようにも感じたのだ。選択の自由が認められたとして、今の私ではどちらにするか決めるのは難儀だからだ。




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