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読めない感情

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「ダンス、辞める。」


この言葉を聞いた時、正直言えば、安堵感が大きかった。高い月謝を払ってこれまでさせて来た習い事を、そんな理由で辞めさせるのはどうかしていると普通の親なら思うのだろうが、生憎、私は普通の親では無い。
孤独感や疎外感なら痛い程経験して来た、引きこもりママだ。仲間外れにされたーしかも子供間では無い、その親からだーそんな仕打ちを受けた子の訴えを、ないがしろになど出来る訳が無かった。
過保護かもしれないが、友達がいなくても続けたいーそれくらいの熱意があってこその習い事だとも思っている。それが無くなった今ー、いや、初めから無かったのかもしれないけれど、もう潮時だったのかもしれない。
しかし、夫のリアクションが怖かった。変な所で、彼特有の「教育論」を振りかざして来る。普段、子に対しては激アマな夫だが、今回のことで何と言ってくるかは予想だに出来なかった。


「OOがね、ダンス辞めたいって。」


「何で?」


「友達が、曜日を変えちゃって・・詰まらなくなったみたい。」


「そうかー。」


夕刊から目を離さずに答える夫は、どこか疲れているようだった。YESなのかNOなのかも読み取れない無機質な表情の中、疲労感だけは感じ取れる。仕事で何かあったのか?
長年同じ屋根の下で暮らしていれば、妻としての「勘」のようなものが働くのかもしれない。




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「いいんじゃない?それなら、テニスでもやらせれば?前にやりたいって言ってただろう?」


すんなり受け入れた上で、代替案まで出して来たのは意外だった。こんな時、男親は頼りになるーと思う私は、現金な女なのかもしれなかった。
反対される場合のシミュレーションまで考えていたが、無駄だった。しかしそれで損した気は起きなかった。

翌日、すぐに子に伝えた。


「パパ、辞めていいって。で、今度はテニスをしてみたら?」


子が喜ぶだろう顔を想像しながら声を掛けたが、


「テニス?いいや。何もしなくて。」


子は、想定外の答えを返して来た。そして、そんな場合のシミュレーションなどしていなかった私は、うろたえてしまった。
無気力な空気が、彼女の周囲をまとっているようだった。DSをする丸まった背中を見ていたら、居ても立ってもいられなくなった。




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