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マネキンおばさん

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激安スーパーでいつもの買い物。
珍しくキャベツが100円代と安かったので、迷わず2つ購入。今夜は久しぶりにロールキャベツでも作ろうか。

店内をふらふら周り、いつものようにもやしと豆腐、それに20円もしないそばもかごに入れる。一人の時のランチでもいいし、子と二人きりの土曜のランチにでもいい。
立ち食いソバ屋で人気だという冷凍ポテトを付け合わせにすれば、子も喜ぶだろう。


「お姉さん、これ食べてみて。」


ウインナーの試食販売。ちらっと見ると、夫と買い物すれば必ずかごに入れられるあのウインナー。特売でも300円はするし、普段100円代のウインナーしか買っていないのでそのままスル―しようと思ったが、人の良さそうなマネキンおばさんを無視することが出来ず、つい手が伸びる。
いや、本当はお腹が空いていたのだ。丁度正午前、周囲はざわついていたが、確実に私の腹は鳴っていた。
一口頬張ると、ぷりっとした皮が口の中で弾け、続いて肉汁がじゅわっと広がり更に食欲が刺激される。いつものウインナーとは全然違う。このメーカーのウインナーは、夫がかごに入れたとしても、その殆どをあっという間に食べられてしまう。
朝食だったり、夜のつまみだったり。勿論子にも与えるので、私が食べる隙が無いのだ。
値段が値段なだけあり、本当に美味しい。




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「こんな味付けにしても美味しいのよ。」


キャベツとピーマンとで炒めたそれも渡され、言われるがままに口に放り込む。もうご飯が欲しくなってしまう。このままここで昼飯を済ませたい気分になってしまった。
おばさんは暇なのか、更にもう1品作っていた小さなフライパン上にある炒め物をこれまた小さな銀色のトレイに乗せ、器用な手付きでつまようじと共に私の掌に乗せた。
もう、買わない訳にはいかないーいや、初めからここに立ち止まったら、買わずに立ち去ることなど小心者の私には出来るはずもなかったのだ。


「じゃあ、これ買います。」


ぱぁっとおばさんは笑顔になる。その笑顔で、ついもう一袋かごに入れてしまった。決して押し付けられたわけでもない、ただその人から買いたくなったのだ。
この人は、点々と色々なスーパーを回っているのだろう。既に馴染んでいる店内の従業員に混じって、物怖じせず、「マネキン」という役を演じ切るのだ。
私には到底出来ない仕事だ。このおばさんも普通に夫と子供がおり、卒なくご近所付き合いや親戚付き合いをしているのだろうか?仕事だから威勢の良いおばさんを演じているのだろうか? だとしたら、本当に凄いなと思う。勿論、素のままだとしたら、もう雲の上の存在だ。





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