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ご報告

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早い物で、もう師走。
日が暮れるのも、随分と早くなった。周囲はクリスマスやら忘年会、また勤労者ならボーナス支給という時期で、街全体もどこか浮足立っているように見える。
お馴染みの激安スーパーでも、レジ係はサンタの帽子をかぶり、また店内も至る所に百均仕様ではあるが、クリスマスを盛り立てるようなキラキラとした装飾が施されている。
そんな中、私のところにも浮かれ話が舞い込んで来た。

突然連絡があったのは3日前のことで、久しぶりで嬉しいのと何か重大な話があるというので昨日はある人物と会ってきた。
私にとって、数少ない友人の一人ー、某宗教の信者である学生時代の友人だ。
今年に入り、本社に戻って来たらしく、しばらくは忙しくしていたらしいのだが、年末になりやっと仕事も落ち着いて来たらしかった。
すっかり海外とこっちを行ったり来たりしているかと思っていたのだが、ずっと国内にいたらしく、また彼女の職場は私の住まいから、わずか30分圏内の都心であることも判明した。
子が6時間授業で余裕のある曜日が丁度彼女にとっても都合が良く、とんとん拍子に会う予定が決まったのだった。

待ち合わせは、ある駅の改札前カフェ。私の方が少し早かったらしく、ちょっと贅沢気分でカフェラテを頼む。カウンター席しか空いておらず、仕方なく荷物を膝に乗せ、熱いそれを啜っていたところ、背後から声を掛けられた。


「ごめん!待った?」


久しぶりに会う友人は、だいぶ髪が伸びており、アクティブな印象からどこかエレガンスな印象に変わっていた。メイクもどことなくふわっとしており、いつもの彼女の派手な顔立ちを更に際立たせるような濃いものではなく柔らかなものだった。 しかし、綺麗になったなーというのが最初の印象だ。
私がカフェラテを注文したばかりだということを目で確認すると、彼女もすぐに飲み物を頼みに行き、再びマグカップをトレイに載せて私の隣に腰掛ける。


「いやー、突然だから無理かと思ったけど、会えて良かった!」


ゆるやかなパーマを掛けた栗色の髪を肩の下まで伸ばしており、無造作にハーフアップしているが良く似合っている。大振りのファーとコットンパールのピアスに、ネイビーのダウンベストの下にはダンガリーシャツ、ロングスカートはチャコールグレイ。
ラフだがお洒落、綺麗系ファッション誌によくある、「年末30day-オフの日」という感じ。
ファー素材のクラッチバッグを私と同様膝の上に置き、ハフハフ言いながらコーヒーを啜る彼女を目に、そういえば昔から猫舌だったなと思い出す。大抵の記憶は、そのドアを叩かれない限り眠り続けたままなのだ。


「実はね、結婚決まったの!!」


「え!噓!?本当に?おめでとう!!」




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てっきりまた宗教関連のお願いだと思っていたところの「ご報告」だったので、心底驚いた。そして、後から嬉しい気持ちがじんわり湧いた。そして、よくよく話を聞き、少しだけ不安になった。
半年前に友達の紹介で知り合った人が相手だと言う。それは良いのだが、イベント関連で契約社員らしく、給料は彼女の方が断然多いらしい。


「でね、結婚式するんだけど、勿論来てくれるよね!?」


ノーと言えるはずがなかった。私の結婚式に来てくれたのだ。断れる訳が無い。
しかし彼女も予算と相手側との人数調整の関係上、誰それ構わず招待をすることが出来ず、どうやら私と彼女の共通の友人は一人も呼ばないということが判明した。 その殆どが、某宗教関連の知人らしく、それを聞いて気分が沈む。式場で勧誘されたりしないだろうかーと不安まで過る。
相手側が殆ど人を呼ばない上に、金も無いので費用の全てを彼女が払うらしい。しかし、彼女は「自分の勝手で式を挙げるのだから仕方がない」と自分に言い聞かせているようにも見えた。 友人として私を招待してくれるのは、純粋に嬉しかった。一方通行の繋がりではなかったのだということに安堵もした。

それでも、心のどこかで「面倒」だと思ってしまう私は悪なのか?ご祝儀も、以前私が包んだ金額より年齢のことを考えれば多く渡さなければならない。その金はへそくりから出すしかないだろう。 いやー、そういう時のへそくりだ。それはいい。
ただ、見ず知らずの中で、私はどう振舞えば良いのか頭を悩ませる。
ウェディングドレスや、ブーケのデザイン、また彼とののろけ話やちょっとした笑える喧嘩話に相槌を打ちながら、頭はそのことで一杯だった。
100%、この喜ばしい報告を受け入れられない自分の器の小ささを情けなく思い、そんな人間に心を許している彼女に、心底申し訳ない気持ちが湧いた。





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