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酔った勢い

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雨の休日、暇を持て余す子。相変わらずDSをしている背中に一言言いたくなる気持ちをぐっと抑え、


「ランチはピザにでもしよっか。」


小言の代わりに提案をした。
ピザが好きな子はすぐに飛びつく。冷凍コーナーで半額だった賞味期限まじかのピザ。具が殆ど乗っていないそれに、冷蔵庫に半端に残っているウインナーやコーンなどを乗せる。
私は、それとなく学校生活のあれこれを聞く。


「うん、別に普通。」


普通という曖昧な答えにがっかりする。早くも反抗期だろうか?いや、反抗期なら並んでピザのトッピングなんてしやしない。それでも、女の子を持つ母は、「娘との会話」が楽しくなる時期だというのに・・とネットで見聞きした情報を鵜呑みにする私は思う。
オーブンからチーズの焼けた香ばしい匂いがし始めると、何となく戸棚の奥にしまってある買い置きワインに手が伸びた。昼間からーと思う気持ちと、休日なのだからという甘えた気持ちがせめぎ合う。
意思の弱い私は、それでも子に夫が仕事中の真昼間からワインを飲んでいるとは知られたくなく、透明ではない湯呑茶碗にそれを注ぎ、なんともない顔をするのだ。
子の目を盗み、ちょいちょい湯呑にワインを注ぎ、5杯目くらいいったところで子に絡む自分がいた。


「クラスで仲良しとかいないの?休み時間は何しているの?」


「・・・・」


「ママ、OOがどんな風に学校生活送ってるか知りたいの。楽しいのか楽しくないのか。普通って答えじゃなくって。」


「ママは、学校にあまり来ない癖に、OOのこと知りたいの?」


一気に酔いが覚めたーそんな感覚だった。核心をズバッと突かれたからだった。黙々とピザを口に運ぶ子の顔がかすんだ。気が付くと、涙を流していたのだ。
子が何気なくこちらを見て、驚きの表情を見せた。


「え?ママ、泣いてる?」


顔を隠すより先に、子に気付かれてしまった。


「OOは、ママに何も話してくれなくなって寂しいよ。ゲームばっかで友達ばっかで、ママの目を見てあんまり話してくれない。」


まるで、子供だった。いやー、冷たい恋人にすがる女のようだった。しかし、子は母の涙に罪悪感をおぼえたのか、ぽつりぽつりと自分の今を語り始めた。




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