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恋心

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「今夜、飲んでくるから。」


珍しく、朝から夕飯は要らないと伝える夫。カレンダーを目にし、今日がバレンタインなのだと気付く。
鼻歌交じりに新聞を読み、コーヒーを啜る。子が、


「なんかパパ、楽しそう。」


「ん?」


わずかだが、夫の表情に焦りが見えたー、そんな気がした。食事を済ませ、夫が席を立ちトイレに行く。何気なく玄関に置いてある夫の仕事鞄の横に、見慣れないショッパーがあるのを目にした。 少しの隙間から、明らかに女性用だと思われるプレゼントのラッピング。心が鉛のように重くなった。


ーバレンタインなのに?いやー、最近のバレンタインは男性から女性にプレゼントをすると聞いたことがある・・・


疑惑はどんどん膨らむ。そして、今夜は飲み。果たして飲みなのか?どうなのか?動悸がして、息の吸い方吐き方を忘れそうになる。


「ママ?」




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子が背後から私を呼んだことで我に返り、子の髪を結いに洗面台に向かった。これまでもー、夫が職場の女性にあり得ない金額のホワイトデーのプレゼントを渡したりの疑惑はあった。
しかし、値段の高い安いではなく彼女に向けてのプレゼントだと思うと、居てもたってもいられなくなる。
ただの同僚ーだとしても、体の関係が無いプラトニックだとしても、それでも私は惨めな気分だった。
二人を見送り、洗濯物を干す。夫の丸まった下着を伸ばす。こんな私達でも、新婚の時、彼の汚れものを洗い干すことに幸福を感じたものだった。それが今ではー ふつふつと怒りが湧く、そして言いようのない悲しみ。
夫にしばらく抱かれていないことは、妻としての弱みだった。それ無しで、彼女と同じ土俵に立とうとも勝ち目など無いに等しかった。世の中で言う不倫は、不貞関係があってのもの。確証も得られず、ただの妄想だと言い切れるのが「心の浮気」だ。
コントロール不可能な感情、心は自分のものですらないのだ。私がジタバタした時点で、何がどう変わることも無い。ただ、みっともない醜態を晒すだけ。残るのは、更に大きなわだかまりと後悔なのかもしれない。
しかしこんな時、自分の感情をヒステリックに夫にぶつけられる妻になれたらと思う。ため込まず、すべてをぶつけられる人間は、結局のところ自分に自信があるのかもしれない。どんなに取り乱しても、荒れ狂っても、愛され続けるという自信。
悶々としながら、久々にライター内職をした。新規案件を探す。そこに、チャットレディーというものがあり、何となく中身を見てみた。すぐにサイトを閉じたが、いつの間に出会い系サイトや掲示板を眺めていた。こういうサイトにはまる人間をどこか馬鹿にしているふしがあったが、今は何となく分かる。ギラギラした派手で下品な広告は、様々な悲しみや孤独な感情を吸い込むのだろうか。
この苦しさから逃れるには、夫に執着し過ぎないことだ。
元彼の顔が浮かんだ。
彼は、奥さんとうまくいっているのだろうか?もし、うまくいってなかったとしたら?私のことを、今私がそうであるように思い出してくれているかもしれない・・懐かしさの感情の先を求めたくなる。

弱さは罪だ。
そして、私は元彼の奥さんのブログを検索した。




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