にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 専業主婦へ
にほんブログ村 子育てブログ 一人っ子へ

「誰のママと話してたの?」

スポンサーリンク





「ねぇ、ママは誰のママと話してたの?」


保護者会から帰宅し、留守番していた子が放った第一声の言葉だ。
まさか、誰とも話していないなどと言えるはずもなく、


「うん。色々・・」


曖昧な答えを返してその場をやり過ごした。


昨日は丸一日寝込んで過ごした。子は給食も始まり、下校は午後だったこともありそれが出来た。神経を使い過ぎてどっと疲れ果てたのだ。
早過ぎも遅過ぎもしない時間を狙って教室に出向くと、既に半数以上の保護者が廊下で各々輪になっているのが目に入った。真っ先に視界に入ったのはスネ夫ママだ。ボスママともう一人、見たことの無い母親と会話に花を咲かしている。 他にも3~4人組の輪が既に廊下に出来上がっていた。私のようなぽつんは、恐らく母親が仕事で来られないのか父親だけ。
私の後に、一人また二人と教室前に到着する。私はじっと掲示物を眺める。ゆっくりとそれらを見ながら背中全体ではスネ夫ママらを意識していた。
Eちゃんママの姿がちらっと見えた瞬間ー、相変わらずクールビューティーな彼女らしい無表情な、しかし彫りの深さで化粧映えする垢抜けた雰囲気が一人でも全く頼りなさを感じない。 しかし、数人のママの群れに挨拶され、彼女の表情もぱぁっと華やぎ、そしてその輪にすぐに馴染む。
私は、誰からも挨拶されないし、また誰一人と視線すら合わないーいや、訂正。スネ夫ママとだけは一瞬目が合った。しかし、その瞳の奥にせせら笑うような感情を垣間見た時、弱い私はすぐに視線を反らしてしまった。




スポンサーリンク



担任が到着し、中に入るよう勧められた。そして、各自自分の子供が座っている席に着席するよう促された。そして、その席は最悪なことに、隣がスネ夫ママだった。隣といってもがっつり席が繋がっている隣ではない、同じ列ではない反対側の隣。本当の隣は保護者会欠席なのか空席だった。 スネ夫ママの隣はEちゃんママで、素敵ママ介してもう知った仲なので和やかな雰囲気。私の前方も後方もそれぞれ挨拶し合い雰囲気が良い。
スネ夫ママの斜め前はボスママ。その隣も知った顔ぶれなのだろう、担任が保護者に配布するプリントを自席で確認している間にも、ひそひそ何か言い合い笑っている。何が可笑しいのか。女子学生でもあるまいし・・
他の席も、というか私以外は皆誰かと雑談しているように見えた。父親を除いては。楽しそうな母親らを横目に、ひどく自分が惨めに思えて気分は落ち込んだ。もう何度も味わっているこの気持ちだが、いまだにそれと親密になれずにいる。しかし、気を強く持って、頑張ろうと思い直した。
引き合いに出すのもおこがましいし、笑ってしまうけれど、私が今回嫌で嫌で仕方が無かったこの会に出席した理由は、浅田真央ちゃんの記者会見を観たからだ。燃え尽きるまで戦った彼女。頂点の段階で引退する選択だって出来ただろうに、自分の限界まで頑張りぬいたその姿勢にとても感動した。 何度観ても、あのソチでのフリー演技は涙してしまう。そして、私も母として逃げてはならないと思ったのだ。
学校に行く1時間前から腹痛で、何度も何度もトイレに行き苦しんだ。まるで登校拒否児のように、学校の校門や教室を思い浮かべるだけで吐き気がした。それでも、絶対出席しようと心に決めていた。後は、子の母であるという気力だけが私の背中を押した。
担任がプリントを配布し自己紹介が始まると、途端に教室内は静まり返った。




スポンサーリンク



trackback

copyright (c) 隣の芝生 all rights reserved.

プロフィール

selinee

Author:selinee
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR