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父、母、そして私への連鎖

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実母から電話があった。一瞬、父に何かあったのかと思い不安になったが、受話器から聞こえる妙に調子の良い声でそうではないと確信し安堵する。
なんてことはない、叔父が入院したことを伝える電話。
とはいっても、その叔父とは普段親交があるわけでもない、どちらかと言えば目の上のたん瘤のような存在で、母は特に彼を嫌っている。勿論、父方の親戚だ。


「お見舞いとか・・行った方がいいかな?」


行かなくてもいいと言われることを前提で、一応形だけ尋ねる。予想通りの答えが返って来る。そして、結局それは電話を掛ける為の口実だったのだと気付く。
父の病気は快方に向かっているが、しかしずっと寝たり起きたりの生活だったこともありますます覇気が無くなって来たとのこと。一緒にいると滅入るのだと言う。


「私はね、行動的だから。あの人みたいにじっと家に引きこもってるなんて無理。体がいうこときくなら日本中あちこち飛び回っていたいわよ。」


口だけー私からしたら、父も母も変わらない。母の言う行動力とは、近くのスーパーに徒歩30分掛けて行くことくらいなのだ。しかし、父が体調を崩してからは車の運転も出来なくなってしまい、いよいよ宅配に頼るようになってしまった。割高の宅配ー、そこでまた国産だとかこだわりの食材をあれこれ買い過ぎては冷蔵庫に入れっぱなしで腐らせ捨てる。 勿体無いーと思っても口には出さない。


「あんたに援助して貰ってるわけでもないから。」




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そう突っぱねられる。たまに渡す5000円~1万程度の金は、「援助」ではない、娘として親に渡す当たり前の「小遣い」なのだ。
父と母に気の置けない友人がいたらと思う。自治会にも入っていない。面倒の一辺倒だ。なので、地域のサークルにも入っていなければご近所との交流も無い。
そして、愕然とする。私を産んだ親なのだ、そりゃあそうだろうと。
連鎖する生き様にどんよりする。そしてそれは我が子にも伝染して行くものなのかと思うと、それは違うと思い直す。夫側の義両親は楽しそうじゃないか。金もそれなりにあるし、義母にいたっては娘らと仲も良く友達も多い。毎日のように出歩いており、そんな義母を前に私は劣等感に駆られるが、それでもこちらが心配する隙が無いくらい日々を充実させていることはある意味有難い。 親孝行が、幸せになることならば、子孝行だって同じ。両親が幸せならばこちらも安泰なのだ。
日々を仏頂面で生きているのかと思うと、その原因が自分にないにしても欝々としてしまう。そして、血の濃さを思う。


「何食べても美味しくないし、もう死ぬだけよ。いつ死んでもいいわよ。はぁー、全くね、詰まらない人。孤独が好きなんでしょ。」


父に向けられているその台詞は、娘に対してもーそして母自身にも向けられている台詞だ。そして普段は信心でも無い私は神に願う。


ーどうか、父と母に生き甲斐を与えて下さい。家庭だけではない「居場所」を与えて下さい。ささやかでも日々笑い合えるような、そんな仲間を与えて下さい。


もう、金の問題では無いのだ。残りの人生笑って過ごすには、他人の力が必要だ。人との関わりが必要なのだ。それは、子供でも大人でも老人でも、人間ならば皆ー。




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