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バブルSNS

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同窓会の話があってから、出席しそうなメンバーのSNSを盗み見するようになった。
事前準備ーではないが、もう何十年も会っていないクラスメイトとどう接したら良いのか分からず、やはり欠席すると電話で伝えようかと思い悩む。
クラスの中心的存在だった女子らのSNSは、セレブのような暮らしだったり、私と同じような生活水準だと思われる暮らしだったりと様々。
人生の逆転は、女であれば最後の砦は結婚相手ーそんな時代はとうに過ぎたと思っていたが、それでもそういった名残を感じるのは私だけだろうか?
かおりは、唯一の私の友人。彼女がいなければ、同窓会にすらお呼びは掛からなかっただろう。今となっては、友人でなければこんな煩わしい思いをせずに済んだのにとまで思う私は、やはり非情な人間だ。

セレブ生活をしているクラスメイトMとは、学生時代1度も話したことは無い。あの頃から始まっていた、スクールカースト。上位グループの中でも中心人物の彼女は、派手な仲間らしかクラスメイトと認めていないーそんな雰囲気があった。 下駄箱で会っても、私のことなど眼中に無いようでスルーした。目が合っても、だ。あの頃から、私はそうやって自尊心を傷付けられて来たのだ。
彼女のSNSを、見たくはないのにスクロールしながらだいぶ過去まで遡ってしまう。随分派手な生活をしているが、子供はいないようだった。毎日のように、外食しており、そのどれもが高級料理。カウンターのすし屋だったり、お洒落なフレンチだったり。仕事も勿論しているが、アフター5を楽しむような投稿がいくつもあり、仕事よりも日々の生活や趣味に重きを置いているようだった。 どの投稿を見ても、彼女は笑顔だ。自撮りが殆どだけれど、それでも誰かに撮ってもらっているのか全身写真もちらほら。
そして、常に多くの人に囲まれて楽しそうな彼女の笑顔。つい最近だったと思われる誕生日には、お洒落なデザートプレートの盛り合わせ。プレートにはチョコレートで名前も入れてある。ミニケーキにはろうそくも。 夫から、数多い友人から、そして職場から。誕生日当日だけでは間に合わず。ほぼ1週間、彼女の誕生日パーティーのようなイベントが開催されていた。
下駄箱で私を見下すような、あの冷たい視線の彼女はどこにもなかった。 私は、自分を保つ為に、携帯写真の待ち受け画像をじっと見つめた。そこには、子の笑顔。数年前のものだ。それを、つい最近撮った写真とすり替えた。それをお守りのように両手で包み込む。


ーこの10年間には、勝てないでしょう?




泡のように消えて行く、忙しくも充実した日々は、果たして何を残してくれるのだと画面の向こう側の笑顔に問う。学生時代、くすぶり続けて来た彼女への黒い気持ちが、どうしてもそうさせるのだ。





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