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夫に選ばれた理由

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お盆休みは、義実家へ。
気が進まないけれど、嫁としての義務だ。
義姉達は、好き勝手なことを言いながら酒を飲む。それを、愛想笑いを浮かべて聞き続けることは、正直荷が重い。

雨降りからスタートの休み。本当なら、子と二人でプールに行く約束をしていたらしいけれど、それが無くなりほっとする夫。
基本、自分の好きなことに対しての時間は惜しみなく使うけれど、そうでないことに対しては面倒を隠せないのだ。
なので、その日は家族だけで過ごす予定ー、本来なら、夫と子はプールで私は家で昼ご飯の準備ーだったのが、急遽、義実家訪問の流れになったのだ。
元々、夫が盆休み期間中に訪問する予定日はそのまま流れることはないらしく、なので、余分にもう一日増えただけ。何となく損したような気になってしまう。
しかし、子は姪っ子らと会えるのを楽しみにしている。兄弟が無く、友達と夏を過ごすことも無い子にとって、従姉妹と遊べる夏休みは貴重だ。それを思えば、我慢も出来る。
その日は、義実家に来ていたのは次女家族だけだった。長女は沖縄旅行らしく、三女は仕事。人数が少ないことにほっとしつつ、しかし夫と次女の仲の良さを思うとやはり居心地は悪かった。 甥っ子ー次女の一人息子は、どうやら期待の星らしい。スポーツも万能、それに地頭も良いらしく、親に言われなくても、図鑑や地図を一日中眺めていると言う。まだ、幼いのにだ。


「あと10年もしたらあの子に彼女が出来ると思うと、なんか鬱だわ。」


今から、毒親的発言をしている。




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それから、彼女の中の理想を語り始めた。それは、まるで「私」と正反対のタイプの女性だった。


「明るい子がいいな。裏表の無い、はっきりした性格。ギャルでもこの際いいわ。とにかく陰気なのは嫌。それと、自立した子。男に依存っての今の時代ちょっとね・・素直で愛嬌があれば何とかうまくやれる気がする。」


「嫁になると、また別だけどね。勿論、素直で明るいってのは当たり前の条件で、それに気が利くこととこっちから言わなくてもちょこちょこ孫を見せに来てくれるような子がいいな。」


彼女は息子の理想の彼女、嫁像を並べているだけなのに、私の回りの空気はどんどん薄くなって行くようだった。遠回しに、駄目出しをされている気分だった。


「あんたは、何でOOさんが良かったの?」


突然、次女が夫に尋ねた。話の流れからその質問をするなんて・・
ますます居心地が悪くなり、夫がそれに答える前に席を立ち、トイレへ逃げた。トイレで用を足している振りをしていると、義姉のけたたましい笑い声と、それに何かを言い返す夫のくぐもった声、そして、いつの間に話の輪に入ったのか、それまでキッチンで料理をしていた義母の笑い声まで聞こえて来た。
一体、夫は何と答えたのだろう?怖いけれど、聞きたい気持ちがある。しかし、あの笑い声は、どこか私を笑いものにしているーそんな色を感じるものだった。
その後も、夫の答えを気にしつつ、悶々としながら時が過ぎるのを待った。すっかり酔っぱらった夫を連れて、電車での帰り道。真っ赤な顔をしうたた寝で座席に腰を下ろしている夫に、心の中で尋ねる。


ー何故、あなたは私を選んだのですか?


当たり前だが、それに対しての返答は無かった。





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