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再び義実家へ訪れたのは、夏休みも終了間際。
長女は、ハワイ土産を配りつつも、免税店で購入したバッグやジュエリーなどを自慢した後、妹達にねだられていたらしい土産を渡す。


「これこれ!欲しかったやつ!!」


三女が、欲しがっていたらしいバッグを手に手放しで喜んだ後、ため息をついて言う。


「お姉ちゃんみたいに条件いい旦那、見つかりそうもないよー。」


長らくお付き合いしていた彼とはいつの間に別れていたらしく、絶賛恋人募集中らしい。


「こないだの、婚活パーティーは最悪だった。女の子は皆綺麗揃いなんだけどさ。マジ、男が最悪。」


「えー、今回のテーマは?」


「えっとね、週末釣りを楽しむ会。なんか、マニアックな話ばっかでよく分からないし、そもそも私、魚とか素手で触れないし、駄目だったわ。」


ここのところ、週末には婚活パーティーに通い詰めているらしい彼女。1回参加につきいくらか支払い、目についたテーマの会に顔を出しているらしい。


「あんた、もうちょっと的絞りなさいよ。」


「だって、元彼、仕事仕事だったし。それが原因で別れたから、今度は趣味とか自分の時間を持っている人がいいなって。」


「もう若くないんだから。割り切った方がいいよ。」


姉達がしきりにアドバイスをする中、ワインボトルは1本あっという間に空いた。私は、薄笑いを浮かべて彼女らの話に耳を傾ける。居心地が悪い。いつものことだけれど、針の進まない時計ばかりを眺めてしまう。


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三女も、今年42になった。仕事は順調らしいが、理想ばかり追い求めているうちに年ばかり取ってしまったのだ。
会話の殆どは、三女の婚活についてー。子供達は子供達用のテーブルで和気あいあいとご馳走を食べている。夫を含む男連中は、ビール缶片手に庭先で焼いた肉を突っついていた。


「OOちゃんは、別に無理して結婚することないわよ。この家にずっといていいんだからね。」


義母が、三女をフォローする。しかし、私はそれを聞いて悶々とする。この家の長男は、夫だ。この家にこのまま三女が居座ることになれば、一体私達の行く末はどうなるのか?賃貸暮らしも10年以上経ち、しかし夫は家を購入する気配も見せない。 いずれー、義両親と同居するのだろうと、ぼんやりだが覚悟を決めている私にとって、三女がどこかに嫁ぐ嫁がないは大問題だ。彼女と私は真逆ー水と油。そんな小姑と顔を突き合わせ、晩年過ごすことなど想像だに出来ない。


「え、この家、私が貰っていいの?」


三女がストレートに義母に尋ねた。ちらっと私に視線を向けながら。微妙な空気が、三女と私以外気付かないところで流れた。
義母は、曖昧な笑みを浮かべながら、多少は私に気遣ってか話題を変えた。


「あ、お酒が無くなってるわよ。次はどうする?」


長女に聞く。長女がハワイ土産に買って来たワインを出すことになったようだ。
全く酔えない私は、先のことを思うと、ますます醒めて行くのだった。


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