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私のタイムカプセル

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嫁入り道具、なんて大層なものは無かったけれど、結婚する時に処分し切れず、持って来たものを入れている箱がある。
勿論、いざ夫に見られたとしても大丈夫なもので、きっと、私以外の人間がそれを見たら、ただのガラクタとしか思わないだろう。

何年ぶりに、その箱を開けた。
映画の半券や、古いプリクラ、旧姓の印鑑、聴く為の本体が無いMDカセット。

MDカセットには、当時好きだった曲の題名が記載されていた。ふと聴きたくなり、PCを開けて動画を探した。
この曲の、「イマというほうき星」のフレーズが頭から離れず、この時期になると聴きたくなる曲。




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懐かしいそれは、あっという間に私をあの時代に連れ出してくれる。
仕事からの帰り道、ひしめき合う電車の中の匂い、用も無いのにそのまま真っすぐ帰宅するのが嫌で、駅ビルの中をふらふら彷徨っていた。

若かったな、と思う。
地味で目立たない、リア充でも無い、判で押したような同じ日々を過ごしながらも、20代という若さは圧倒的に今と違って活き活きとしていた。
勿論、先の将来を見据えれば常に不安は付きまとっていたけれど、何というか、根拠の無い「一発逆転」を夢見る余裕があった。

MDの他に、昔、退職した時に貰ったメッセージカードがあった。辞めてから一切連絡を取っていない年上の女性。
こんな私でも、同じ職場に数年勤めていれば、仕事を教える立場だったこともある。パートとして入った彼女は、既に子供が大学生で年齢もアラフィフだった。
気の良い、明るいおばさんだった彼女は、しかし物覚えが悪く上司からは煙たがられていた。サービス残業までして彼女の仕事に付き合ったことが何度もあった。
いつしか、彼女は私を頼るようになった。私は、素直に嬉しかった。自分の仕事がそれで進まなくても、必要とされることはこの上もない喜びだったのだ。
そんな彼女から、別れの時に貰ったカード。花束に添えられていたそれを捨てられず、大事に取っておいたのだ。


「あなたのような、暖かい人に出会えて良かったです。次のステージでも、そのお人柄はきっと多くの人々を幸せにしてくれることと思います。」


私の存在を有難く思ってくれる他人ー、そんな人にこの先出会えるのだろうか。




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