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新たな義務

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素敵ママの子、R君が数人で虐めていたであろう男の子に遭遇した。1人、とぼとぼと歩いているところを、団地内のポストに夫から頼まれている郵便物を入れに行った際、見掛けたのだ。
そろそろ下校時刻ーそして、もうすぐ子も帰宅する。
彼の後方には集団で下校する子供達が見える。名前を知るチャンスだった。
男の子に気付かれないよう、手に携帯を持ちそれを眺めるふりで近づく。ランドセルの横に下げている巾着袋に名前が付けてあるのが見えたからだ。
追い抜く寸前に、その名前を目に焼き付けた。

それから、子が帰宅しその子のことを聞こうかどうか迷い、しかしやめた。
何かしらの形で、子から私がその子のことを聞いていたことが外部に漏れた場合、疑われるのが怖かったからだ。そう、学校にその件について連絡する気満々だった。勿論、匿名で。
一晩寝てからーと思いつつ、あの子の寂し気な後ろ姿を思い出すと胸が締め付けられた。誰かが、訴えなければならない。見て見ぬふりも同罪だ。気にし出したら止まらない、気持ちが急く。
匿名は、卑怯な気がしたが仕方が無い。それしか方法は無かった。




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子が一息ついてから、お遣いを頼んだ。近くのコンビニでおやつを買いに行くよう300円程持たせた。
その間、15分足らずだが、学校の番号をプッシュする。呼び出し音が鳴るにつれ、動悸は高まったが、しかし匿名なのだからと気はいくらか大きくなった。
年配の女性が応答し、そして予めメモをしていた言葉を読み上げる。しかし、興奮もあってかメモ以外の言葉で喋っていた。何かが乗り移ったかのようだった。
いくらか憤りの含んだ、冷静では無い私。まるで、我が子が虐められているような、まるでその子の母親のような・・・
学校側は、「事実確認」という言葉を何度も用いて、しかし対策はしてくれるようだった。受話器を置き、一仕事終えた気分になりソファーに倒れ込んだ。
そのタイミングで、子が帰宅した。手にはコンビニで買ったというシュークリーム。


「ママの分、いる?」


「うん・・」


しかし、しばらくそれに手を付ける気分にはなれなかった。
後戻り出来ないー、この一本の電話は、果たして正しかったのか?
女の子しか育てたことのない私。男の子なら、あれくらい普通のことだったのでは?
ただのじゃれ合いーそれを大きな揉め事にしてはいないか?
何より、私のこの行動が、あの子の立場を余計に悪くしたのではないか?

もう、何が正しくて何が間違っているかなんて分からなかった。
ひとつ、言えること。それは、あの子を助けたかった。この思いは本物だ。しかし、全ては結果がものを言う。関わってしまった以上。私はそれを、陰ながら静観し続けなければならない。新たな義務だ。




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