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挨拶の出来ない子に育ててしまったな、と最近思う。
私が思い描く子供像から、だいぶ掛け離れてしまった。
それまでは、まだ幼いから挨拶の重要性を感じていないーだとか、シャイな子だからーだとかで誤魔化して来たけれど、もう10歳。
成人の半分の年になったこともあり、やはりきちんとそこはしつけて行かねばと思い始めている。
野球や格闘技などの習い事をしていると、挨拶が身に付くとも聞く。子はそういった機会が無いので、親が逐一言い続ける必要がある。
子と買い物先で素敵ママに出会った。


「あら、こんにちは~」


弾けんばかりの笑顔で素敵ママは私達に挨拶をしてくれたが、子はそっぽを向いたまま。私は笑顔で返すが、結局最後まで子の声を聞くことは出来なかった。それに追い打ちを掛けるように、


「コンニチハ!!」


素敵ママの下の子ー、もう来年は幼稚園に上がるSちゃんが、元気に私達に向かって挨拶をして来たのだから、さすがの子もばつの悪そうな顔をした。
自宅に戻り、「挨拶をしよう」と約束をした。子は、テレビを観ながらだが相槌を打った。しかし、それから後に、何度もそういった機会に出くわすが、やはり挨拶の声は聞こえない。
団地の清掃をいつもしてくれている男性が私達に向かって挨拶をしてくれた時も、お隣さんにエントランスで出くわした時も。
決して、私の声が子の声を掻き消している訳ではない。その都度、子に何故挨拶を返さなかったのか聞くが、


「次はする!」


と強く言う。それを信じて、その時はそれ以上咎めずに次の機会を待つ。そして、何度もそれを繰り返すうちに、私の方でも焦りが出て来た。


ーこのまま一生挨拶の出来ない子になったらどうしようー


また、私の言うことを適当に受け流しているだけなのかとも思えた。
反抗期もあり、母としての私を軽んじているのかとも。そう思うと今度は怒りが湧いて来た。
二人で出掛け際、


「もし、誰かに会ったら、ちゃんと挨拶してね。」


「分かった、分かった。」


その答え方が、なんだか適当な気がしたけれど、きっとしてくれると信じて外に出た。エントランス横で団地の清掃をする男性が見えた。小声で、


「いい?してよ。」


「・・・」


「こんにちは。」


男性は、愛想の良い人。以前担当だった強面の人ならば、私だってそこまで強要しない。しかも、あちらから挨拶をしてくれた。


「こんにちは。」


「・・・」


「寒いですね。今日は、娘さんと?学校はもう終わったのかな?」


なんと、男性は子に向かって愛想よく話し掛けて来てくれた。しかし、子はそれに答えないし、振り向いて見てみるとふてぶてしい表情だった。決して恥ずかしがっているようには見えない。
なんだかかったるそうなー、面倒臭そうな顔。内心、そうではないのかもしれないけれど、母から見てそう見えるのだから、他人からしたらもっと無愛想に見えると思った。


男性は、応答の無い子に少し戸惑った笑顔を向けつつ、私に向き直り、再度会釈をしてくれた。私も、心は凍り付いていたが、精一杯の笑顔で会釈し返した。
そのまま近くの酒屋へ行ったのだけれど、牛乳と卵を買い、その帰り道もずっと互いに口を利かないままだった。失望と怒りが混ぜこぜになったような、そんな感情の高ぶりを必死で抑えつつ自宅に戻った。





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