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反抗期

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子を𠮟りつけ、その日はそのまま口を利かずに就寝した。
嫌な気分だ。
朝になり、気持ちを切り替えて普段通り接するが、子は私に視線を合わせようとしない。夫とばかり会話している。


「はい、これ飲んで。」


「はい、今日は寒いからこれ着て。」


「髪がはねてるから、ちょっとおいで。」


つい、子のご機嫌伺い的な行動を取ってしまう。子は、私が話し掛けると素直にそれに応えるが、しかし、いつものように自発的に話し掛けては来ない。 気まずい沈黙。


「行ってらっしゃい。」


二人を見送る。
そして、そんな私達の様子にさっぱり気が付かない夫は、家のことに無関心だと言うことだ。明らかに子の様子がおかしかったというのに、私にも子にも何も聞いては来なかったのだ。
母と娘とのいざこざに、父が中和剤として活躍することは、我が家では今もこの先もあり得ないことなのかもしれなかった。



朝はバタバタする。寝室兼、子の部屋を片付ける。文具やノートが相変わらず散らばっている。ため息をつきながらそれらを片付けた。一冊のカラフルなリボンが表紙になっているノートを手に取ると、なんとなく胸騒ぎがしてそれを開く。 自由帳だ。
パラパラめくると、少女漫画風に描かれた女の子や四コマ漫画、それにすごろく?のようなものが書かれている。


ーまだ、幼いな。


そう思い、次のページを捲った時、心臓が凍り付いた。


「ウルサイババア!!」


筆圧の濃い殴り書き。ドクドクとどこからか音が聞こえたが、その正体が自身の心臓音だと気付いた時、我に返った。


ーなんだこれ?私のこと?いつ書いたもの?そもそも子が書いたもの?


頭の中はパニックだった。こんな汚い言葉を、子の口から聞いたことが無かったからだ。そして、その汚い言葉が私のことを指している可能性を考えると、途端に具合が悪くなった。
我が子のことが分からなくなった。そして、親子といっても、私と実母がそうであるように、相容れないものがあるのだと気付き愕然とした。




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