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気まずい宴席

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義実家宅のインターフォンを押す。
しかし、なかなか中から人が出て来ない。恐らく、既に酒を飲んでどんちゃん騒ぎなのだろう。
夫の携帯を鳴らすーが、応答が無い。玄関前で右往左往していると、背後に人の気配。振り向くと、高校生の姪っ子が突っ立っていた。
派手な顔立ちにメイク、今風の女子高生。私が彼女と同じ年で、同じクラスだったとしたら、きっと違う世界の子。妙に堂々としており叔母の私の方が萎縮してしまう。


「あ、こんにちは。」


「明けましておめでとうございます・・」


大人である私の方が、まともに挨拶することが出来ず、彼女の方から新年の挨拶をされて戸惑う。彼女は、インターフォンではなくドアを思い切り叩いて大声を出した。すると、すぐに義姉が出て来た。 まともに義実家さえ訪問出来ない自分が不甲斐なかった。
おずおずと彼女の後ろに続いて部屋に入り、挨拶をする。騒いでいた一同がこちらに視線をうつす。姪っ子は若干かったるそうに席に着く。すぐに、スマホをいじり出した。 私も席につき、仕切り直しで宴会が始まる。


「遅かったわね。」


チクリと義姉にそう言われ、小さくなる。ぎくしゃくとした笑顔で返す。何万もするのであろう、豪華なお節にローストビーフやエビやカニや寿司。
しかし私はなかなかそういったものに手を付けることが出来ず、自分の席の近くにある煮豆やサラダ、つくだ煮などにしか手を伸ばせない。自ら身を乗り出して、寿司桶に手を伸ばすことが、出来ない。


「はい、飲むでしょ。」


末の義姉にビールを注がれ、飲みたくもないそれに口を付ける。ここではいくら酒を飲んでも美味しいとは思えない。そして、酔ってしまえば楽なのだが、後々のことを思えばそんなことは出来ない。
隣でふてぶてしい様で座り、スマホを見ながらいくらやとろまぐろにしか手を付けない姪っ子が大物に見える。居たたまれなくなり、用もないのに子を呼ぶが、久しぶりに会う従兄弟達とDS対戦をしているようでこちらの声に気が付かない。
そもそも、私が来たことさえ気が付いていないようだった。

右に座る末の義姉は、その隣と向かいの次女とその旦那と酒を酌み交わし盛り上がっている。長女は、夫と義父母と長女の旦那と何か内輪の話をしているようだ。
私と女子高生の姪っ子だけがその輪から外れ、本来なら叔母の私が彼女にあれこれ話し掛けるべきなのだろうが、会話の糸口を見つけられずにいた。




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