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PTAランチ

役員会。
この時期、どこの学校もここまで忙しいのだろうか?
まるで、週何日かのパートをしている気分だ。
仕事だからと、欠席続きの一匹ママが羨ましい。
久しぶりに出席した柔らかママが、申し訳無さそうな風を装って、私に話し掛けて来た。


「どうも、お久しぶりで。色々して貰って、すみません。」


「いえ、全然大丈夫ですよ。」


内心、苛々しつつも顔には出さない。ヘラヘラと愛想笑いを返すだけだ。
だから、私は舐められるのかもしれない。
打ち合わせは長引き、流れでそのままファミレスランチになった。間近に迫った大きなイベントに向けて、午後も作業をすることになったからだ。
気を遣うメンバーと金を払ってのランチなら、自宅に戻り、お茶漬けでも食べてからまた出直したいのが本音。
しかし、それでは協調性の無い変な女だと、更にマイナスのレッテルが貼られるだけ。
ファミレスに入り、長いテーブル席二つ分を陣取る。座る場所は、いつでも端っこ。皆が着席したのを見計らい、空いている席に座るのが常。
しかし、ものの見事にど真ん中が空いてしまった。
そわそわしつつ、空席を埋める。斜め向かいにスネ夫ママがいるのも嫌だった。ただ隣が委員長だったことに救われた。彼女は、常識ある人だ。




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皆が楽しそうに雑談する。奥の席にいる、身動きが取りにくい人の分のドリンクバーを、委員長が代わりに取りに行く。こういうきめ細やかな心遣いの出来る人が、リーダーに相応しいのだと思う。
スネ夫ママは、身内とワイワイ好き勝手やっている。顔が広ければそれだけで、多少非常識でも許されるのだと思う。
黙々と、一番安いドリアのセットを口に運ぶ。委員長の会話に、何となく入れて貰う。愛想笑いで相槌を打つ程度だが、彼女は隣の私にも視線を向けて話してくれるのだ。
柔らかママや伊達メガネママが、パート先の愚痴を言う。他愛の無い会話だが、柔らかママも、私の存在を覚えているかのように、視線をしばしば向けて話してくれた。
ただそれだけで、疎外感を感じずに済んだ。
ランチトークの輪は、委員長ら私達と、スネママグループの二つにきっぱり分かれた。だから、私も多少は気楽だった。時折、対角線上にいるスネ夫ママの意地悪な視線を感じつつも、敢えて気付かない振りをした。


「じゃあ、そろそろ学校に戻ろうか。お会計は、別々で~」


委員長が皆に声を掛け、ランチタイムは終了となった。


「あ!どうしよう~」


背後で、柔らかママの声。


「お財布、忘れちゃった。」


思わず振り向くと、柔らかママの隣にいた伊達眼鏡ママが、自分の財布の中を見る。


「ごめん!手持ちが無い~」


助けを求めるかのように、二人は私を見る。その視線に押され、財布の中を見る。生活費として、二千円が入っていた。貸せるけど、貸したら帰りに買い物が出来ない。
そもそも予定外のランチ代として、自分の分も、一旦、生活費から借りる形になるのだ。


「ありがとうございます!今度の打ち合わせの時にお返ししますね!」


結局、柔らかママに千円を貸すことになった。担当も同じだし、会う機会も多いからという理由で。
人に金を貸すーしかも、大して仲良くもない人間に貸すという行為は、あまり気持ちの良いものではない。性格上、借りるよりはマシだけれど。
午後まで作業が伸び、買い物も、一度自宅に戻ってからまた出直すことになり、なんだか損した気分になった。




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