にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 専業主婦へ
にほんブログ村 子育てブログ 一人っ子へ

2対1

体調が悪い中、なんとか頑張って作った夕飯。それにケチを付けられた。
夫ではなく、子にだ。


「これ、昨日給食だったんだけど。」


筑前煮を指して言う。だから?と言い返したい気持ちを抑え、しかしゆっくりと諭す。


「給食は、肉じゃがだったよね?これは、筑前煮。具材が違うよ。」


「でも、味付けは同じじゃん。」


「文句言うなら、食べなくていいから。」


さすがにカチンと来た。最近の子は、こだわりを見せる。まるで、夫のよう。日に日に似てくるその性格に嫌気が差す。
まだ、私に懐いてくれていたら許せるものを、頼る時だけ甘えて頼り、そうでない時はまるで用済みと言わんばかりの態度を取る。
その日のメニューは、筑前煮と味噌汁、それに小松菜のお浸しと秋刀魚に冷奴や漬物だった。確かに、子の好物が無いのも可哀想かと思い、ついコーンバターとウインナーもメニューに出したら、ものの見事にそれだけをおかずに、筑前煮には手を付けずだった。


「バランス良く食べないと、背が伸びないよ。」


子のコンプレックスを刺激したのが悪かったのか、子は、秋刀魚さえ半分残し、シンクに食器を片付ける。つい、苛々とし、子の背中に向かい小言を言う。


「聞こえないの?返事くらいしなさいよ!その態度は何!?」


子は、振り向くと鬼の形相で、


「はいはい、分かりましたよ。食べればいいんでしょ!」


そう言うと食卓に戻り、立ったままで筑前煮を口一杯に放り込む。そして、味わうこともなく、よく噛みもせずに麦茶でそれを流し込んだ。


「これでいい!?」




スポンサーリンク





流石に、私も堪忍袋の緒が切れた。


「いい加減にしなさい!!!もういい!!食べなくていい!!」


そう叫び、子から箸を取り上げ、ボキッと折った。


「勝手にしな!!」


子は、突然切れた私に驚き、一瞬怯んだ。しかし、昔のように泣いたりすることはなく、舌打ちするかのような表情を見せ、風呂場へ行ってしまった。
今朝になり、箸の無い子は、朝食の時にこれ見よがしにフォークとスプーンでご飯と味噌汁、それにハムエッグを食べた。それを見た夫が、


「箸は?」


そう聞かれるのを待ってましたと言わんばかりに、


「昨日、折られた。」


そう言って、夫に同情を求める。夫は、


「あなた、何やってるの?子供相手にヒステリックになってるんじゃないよ!」


冗談じゃない。何もかも嫌になり逃げ出したい衝動を堪えながら、ただ夫の声が耳に届かないふりをするのに精一杯だった。




スポンサーリンク





copyright (c) 隣の芝生 all rights reserved.

プロフィール

selinee

Author:selinee
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR