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責任の所在

「あんた、お父さん、ボケたかもしれないわよ。」


朝から酷い頭痛で、夫と子を送り出し、なんとか最低限の家事をしてからほっと一息コーヒーを淹れた瞬間、家電が鳴った。
こんな時間ー学校からだろうか?焦って受話器を取ると、慌ただしい声の母からだった。
父が入院してからというもの、頻繁に鳴る電話。あれ程強気だった母だが、心細さがそうさせているのだろうか?


「あんた、長女なんだから何とかしなさいよ。私は他人だから。あんたは血が繋がってるんだから。」




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「私は、知らないわよ!」


お決まりの台詞。弟は、両親の介護どころか自分自身で手一杯だ。なので、いくら嫁いだとしても私。
父がもしも介護が必要になったら、「娘である私」が面倒を看るのが当たり前ー子供の頃から言い聞かされていたこと。
釈然としない思いで、母の話を聞く。母本人の立場、「妻である私」は、一体どこへ行ったのか?今だって、現に父と生計を共にしているのは母のはずなのに。
言い返したい気持ちを、ぐっと堪える。
私にとって、父も母も、血の繋がりのある両親。そして、弟も。その事実は変わらない。
誰が、どれだけのポテンシャルを持っているだとか、分担の損得だとか、そんなことは関係ない。
自分がその時、出来ることを出来る限りすること、ただそれだけなのだ。
受話器を置くと、カップに淹れたはずのコーヒーは、もうすっかり冷たくなっていた。




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