ママ友が欲しい
ママ友が多いタイプには、ある種の共通点があるように思える。
その1つは、雑談力ー
これが優れている人は、群れの中心人物になれるかもしくはその相方として不動の位置を築くことに成功しているように思う。
雑談ー、役員会に顔を出すようになって、尚更その力のなさを実感する。
ボスママは、やはり「雑談力」に長けている。
ワイドショーネタから健康ネタ、噂ネタに生活の知恵ネタ、主婦向けの人気雑誌の見出し欄に書いてあることは全て彼女の頭に網羅されているのではないかと思う程。
そういった雑談力があるのは、ある種の才能なのではないかと思う。
私はママ友がいないから、よく「ママ友がいなくて悩んでいます」的な掲示板を時々閲覧するのだけれど、悩み主の中にも「雑談が苦手というかくだらない話が続かないし、つまらない」などとぼやいていたりする人もいる。
ネットだから気が大きくなるのか、ちょっと上から目線的な感じ。
中身がないくだらない話ーすら出来ない自分はどうなのか?と私ならば思ってしまうのだけれど。
また、ふわふわママのような「人懐っこさ」を兼ね備えているタイプもママ友が多い。
「知り合い」から「友人」へ移行するハードルが低いのだ。
気が合うと感じたら、良い意味で相手のココロの裏を探ったりせずにずかずか入る。しかし土足ではなく、きちんとスリッパを履いて。
きちんと見るところでは人を見ているのだ。
自ら友人だと認定するハードルを高くするのは、実は臆病だから。
こちら側が友達だと思っていても、相手からすればただの知り合いーそう知った時の罰の悪さに耐えられないから。
プライドが高い私は、引越し前そんな風に自分をがんじがらめにして来た。
心を許せるのは数人のママ友ー他にもきっとママ友らしき人はいたのだけれど、勝手に自分から予防線を張っていた。
で、そういう性格が災いしてか、今の環境ではポツンである。
楽しそうに集まる母親の群れー子供同士を遊ばせながらその時間を持て余さないように集まる彼女達。少しでもその不毛な時間を盛り上げようと甲高い声をあげて、あの独特なトーンでくるくる変わる話題についていこうとする彼女達。
そして、そういったくだらなく中身がないと思われがちな話題提供を、次から次へと発信出来るボスママのような人って実はすごい才能の持ち主なのではないかと思う。
今は専業主婦だけれど、そういった才能は何かの仕事で発揮出来るはずだ。
例えば営業だってー、最初から売込みを意識して押せ押せモードだと相手は引くし、圧倒されてしまう。
しかし、相手の心を読み取り引きつけるような話題提供をし、楽しませリラックスした後であればどうだろう。
結果は明らかだ。
ボスママの雑談を聞きながら、先日はそんなことを考えていた。
くだらない中身のない話ー、特に当たり障りのない話を、さも面白おかしく膨らませて会話に繋げることは実はとても難しいこと。
それにとびきりの笑顔と会話のテンポも加えたら、最強の話し家だ。
話術に長けている人ー羨ましいけれど私はきっとどう努力してもそういった人間にはなれそうもない。そしてそれをしようとすると空回り挙動不審になることは知れている。
だから、私はせめても「聞き役」として自分の立ち位置を確保出来たらー、そう思うのだ。
「今週、暇な日ある?」
昨夜届いた一通のメール、まいこちゃんママからである。
先日モールで会った時は、敬語だった彼女。メールはまたタメ口に戻っていて混乱する。
夏休み以来、殆ど話していなかった彼女から何故そんなメールが来たのか分からず、どう返そうか悩んでいる。
会うことを悩んでいるのではなく、彼女に引かれたり嫌われたりしないような、軽くて感じのよい返信をどう打ったらよいのかと悩んでいるのだ。
やっぱりママ友が欲しいー
しおれかかっていた欲望が頭をもたげる。
飛び上がって喜びたい衝動を抑えながら、慎重に一文字一文字メールを打つ。
何度も読み返してから送信ボタンを押すと、それまでがんじがらめだったもう1人の自分までもが電波と共に解放されたようだった。
その1つは、雑談力ー
これが優れている人は、群れの中心人物になれるかもしくはその相方として不動の位置を築くことに成功しているように思う。
雑談ー、役員会に顔を出すようになって、尚更その力のなさを実感する。
ボスママは、やはり「雑談力」に長けている。
ワイドショーネタから健康ネタ、噂ネタに生活の知恵ネタ、主婦向けの人気雑誌の見出し欄に書いてあることは全て彼女の頭に網羅されているのではないかと思う程。
そういった雑談力があるのは、ある種の才能なのではないかと思う。
私はママ友がいないから、よく「ママ友がいなくて悩んでいます」的な掲示板を時々閲覧するのだけれど、悩み主の中にも「雑談が苦手というかくだらない話が続かないし、つまらない」などとぼやいていたりする人もいる。
ネットだから気が大きくなるのか、ちょっと上から目線的な感じ。
中身がないくだらない話ーすら出来ない自分はどうなのか?と私ならば思ってしまうのだけれど。
また、ふわふわママのような「人懐っこさ」を兼ね備えているタイプもママ友が多い。
「知り合い」から「友人」へ移行するハードルが低いのだ。
気が合うと感じたら、良い意味で相手のココロの裏を探ったりせずにずかずか入る。しかし土足ではなく、きちんとスリッパを履いて。
きちんと見るところでは人を見ているのだ。
自ら友人だと認定するハードルを高くするのは、実は臆病だから。
こちら側が友達だと思っていても、相手からすればただの知り合いーそう知った時の罰の悪さに耐えられないから。
プライドが高い私は、引越し前そんな風に自分をがんじがらめにして来た。
心を許せるのは数人のママ友ー他にもきっとママ友らしき人はいたのだけれど、勝手に自分から予防線を張っていた。
で、そういう性格が災いしてか、今の環境ではポツンである。
楽しそうに集まる母親の群れー子供同士を遊ばせながらその時間を持て余さないように集まる彼女達。少しでもその不毛な時間を盛り上げようと甲高い声をあげて、あの独特なトーンでくるくる変わる話題についていこうとする彼女達。
そして、そういったくだらなく中身がないと思われがちな話題提供を、次から次へと発信出来るボスママのような人って実はすごい才能の持ち主なのではないかと思う。
今は専業主婦だけれど、そういった才能は何かの仕事で発揮出来るはずだ。
例えば営業だってー、最初から売込みを意識して押せ押せモードだと相手は引くし、圧倒されてしまう。
しかし、相手の心を読み取り引きつけるような話題提供をし、楽しませリラックスした後であればどうだろう。
結果は明らかだ。
ボスママの雑談を聞きながら、先日はそんなことを考えていた。
くだらない中身のない話ー、特に当たり障りのない話を、さも面白おかしく膨らませて会話に繋げることは実はとても難しいこと。
それにとびきりの笑顔と会話のテンポも加えたら、最強の話し家だ。
話術に長けている人ー羨ましいけれど私はきっとどう努力してもそういった人間にはなれそうもない。そしてそれをしようとすると空回り挙動不審になることは知れている。
だから、私はせめても「聞き役」として自分の立ち位置を確保出来たらー、そう思うのだ。
「今週、暇な日ある?」
昨夜届いた一通のメール、まいこちゃんママからである。
先日モールで会った時は、敬語だった彼女。メールはまたタメ口に戻っていて混乱する。
夏休み以来、殆ど話していなかった彼女から何故そんなメールが来たのか分からず、どう返そうか悩んでいる。
会うことを悩んでいるのではなく、彼女に引かれたり嫌われたりしないような、軽くて感じのよい返信をどう打ったらよいのかと悩んでいるのだ。
やっぱりママ友が欲しいー
しおれかかっていた欲望が頭をもたげる。
飛び上がって喜びたい衝動を抑えながら、慎重に一文字一文字メールを打つ。
何度も読み返してから送信ボタンを押すと、それまでがんじがらめだったもう1人の自分までもが電波と共に解放されたようだった。
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- 2013/10/07