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我が家のカタチ

結局昨日は、嫌がる子を無理矢理引っ張り出し、家族で花見に出掛けた。
あんなに私が誘っても、気乗りしなかった子。それなのに、夫が少々強めに誘っただけで、あっさり折れた。
それでも、低学年の頃のように、心の底から家族のお出掛けを楽しむようなテンションではなく、まさに、親の為。
土曜の寒さも一転、春の陽気の日曜。酒を飲む夫の為、電車で少しだけ遠出した。
それでも、妻が免許を持っていないことに夫はチクチク嫌味を言う。


「酒を飲んだ帰りに、また電車と徒歩かと思うと面倒だな。」


ー少しは運動しろよ。


乱暴な台詞を心の中で呟く。昔は割とスリムだった夫だが、結婚して暴飲暴食、深夜の飲みを繰り返して、もうすっかり良い体格を通り越してメタボの標本だ。
ベルトに乗っかっている突き出た腹ー、少し歩いただけで、額に汗を滲ませるその姿に嫌悪感を抱く。
花見会場は、既に人が一杯。家族だけではない、学生や仕事仲間、中年男女のグループや大家族、ーそれに、子どもだけのグループもいる。
適当な所に腰を降ろすと、弁当や飲み物を広げる。
唐揚げに卵焼き、アスパラベーコンにウインナー、頑張ってエビフライも作った。それに、おにぎり2種と稲荷寿司。
今年が最後かもー、そう思うと、まるで運動会弁当のような豪華で品数の多い弁当になった。
夫も子も、黙々と箸を付ける。こうしてみると、やはり親子。その表情に同じ血を感じる。
子も昔は、大袈裟なくらいに手を叩いて大喜びをしたりはしゃいだりしていたのに、いつからか、感情を表に出さなくなってしまった。




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「来週が、満開だろうな。」


ポツリと夫が呟く。無表情だが、ビールの進みを見れば一目瞭然。空き缶が次から次へと増えて行く。機嫌の良い証拠だ。


「お菓子もあるからね。」


何となく子を気にし、そんな言葉を掛ける。静かに頷く子は、キョロキョロと辺りを見回していた。釣られて私も見回すと、私達家族だけ別空間にいるかのようだった。
周囲は、飲んで騒いで楽しそうにしている。大人同士で話が盛り上がっていたり、小さな子供連れで落ち着かなかったりと忙しなくも動きがある。
我が家はまさに、「静」だった。だが、桜をしみじみと楽しんでいるわけでもなく、夫はビール片手にスマホ。時々おかずに箸を付ける。
家での食事と変わらない。子と私も、会話が続かない。私ばかりが気を遣っての話題提供だが、まるで一問一答で盛り上がらない。
夫と独身時代、デートをした時を思い出してしまった。あの時も、私ばかりが彼の気を遣い、沈黙を恐れるかのようにあれこれ話題を探していた。

少しでも楽しい気分に浸りたく、そこまで飲むつもりでもなかったが、ついついチューハイに手が伸びた。3缶目を開けた頃には、居心地の悪さはすっかり無くなり、純粋に桜の下で過ごしている空気感を楽しめた。
顔を上げれば、ピンクと青のコントラストに心奪われた。会話が無くても、同じ時間、同じ空間にいる。それが私達「家族のカタチ」でも、いいじゃないかと思えた。




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