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小さな親切、小さな損

今日の広告の品。
いちごが1パック198円。しかも、山盛り。
限られた予算の中で、育ち盛りの子に旬のものを食べさせてやりたい。だが、フルーツはついつい後回しになる。
肉1パックの価格とさほど変わらないそれは、心は満たしても腹は満たさないからだ。

いちご2パックと、他にも安くなっている肉や野菜をたんまりとカゴに入れる。これで何日かは持つ。
春キャベツや新じゃがも、98円。都内でこの価格で新鮮な野菜が手に入るこの店は、遠方からも客が多い。

唯一の難点は、レジの奥にあるサッカー台が狭いことだ。3人も使えば、一杯になってしまう。だから、支払いを終えてもウロウロと袋詰め先客がどくのを待つしかないのだ。
この日も、昼時で買い物客が多く、袋詰め渋滞が発生していた。待っていられず、立ったまま袋詰めをする人もいれば、苛々しながらも順番待ちをする人もいる。
私の前で、目立つ程のスローペースで品物を入れるお婆さんがいた。目が悪いのか、何度も袋から品物を落としたり拾ったりと、見ていてもどかしい。
すると、今度は小銭が落ちた。10円玉がコロコロ転がって、私の足元で止まった。思わずそれを拾い上げ、しゃがんで探すお婆さんに渡す。 お婆さんは、にっこり笑ってお礼を言う。背後から、苛々した視線を感じ、それはお婆さんだけではなく私にまで向けられているような錯覚を覚え、つい焦ってしまう。


「お手伝い、します。」




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お婆さんの買い物かごから品物を取り出し、すばやく袋に詰め替える。全部で2袋になったそれを、今度はシルバーカーに乗せた。
お婆さんは、まるで神様を見上げるような視線を私に向けて、何度もありがとうとお礼を言う。
そこで終わるかと思っていたが、今度は私が袋詰めをする番になっても、その場から離れない。にこにこ微笑を湛えて、サッカー台の傍にいる。
出入り口付近なので、正直、邪魔だ。舌打ちをしながら、どこかの男性がお婆さんを避けて店を出た。
ベビーカーが、店に入れず困った表情の母親が見える。
私が出なければ、お婆さんもこの店を出ないと思い、バタバタと袋詰めをして一緒に店を出た。


「本当に、ありがとうございます。」


「いえいえ、それじゃあ。」


お婆さんの視線を感じつつ、自転車にまたがりその場を後にした。少しだけ、爽快感。他人への親切は、自らの余裕があってこそ。
自宅に戻り、袋から食品を取り出して冷蔵庫に入れる。なんだかおかしい。気付いた時は、遅かった。
つぶれるからと、別の小さなレジ袋に入れたいちご2パックを店に置いて来てしまったのだ。すっかり疲れ果て、だがまた店に戻り、あるかどうかも分からないいちごを取りに行く気力など残っていなかった。
親切は仇にはならなかったが、損にはなった。いや、本当の親切心から動いた訳ではなかったから、小さな罰が当たったのかもしれない。
周囲の目を気にした結果の行動だったから。
もっと、堂々とすればいいのだ。私には、それが圧倒的に足りないし、そこを改めなければならないのだろう。




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