にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 専業主婦へ
にほんブログ村 子育てブログ 一人っ子へ

オセロ

まいこちゃんのお宅にお邪魔した。
予想通り、それは素敵なお宅だった。
子は大喜びではしゃぎ回り、出窓に飾られている高価そうなキャンドルだとかオブジェだとかに触ろうとするので壊してはしまわないかとヒヤヒヤした。
手土産はとても喜ばれた。正解だったのだーそう思い安堵した。

リビングはとても広く、家具も高価で雑貨も素敵で、まるでインテリア雑誌の1ページを眺めているような感じ。
ダイニングの壁はペールグリーン、子供部屋はピンク色の壁とカラフルで明るいお宅だった。
家具はおそらくヴィンテージだろう。素敵だと褒めると、なんとパソコン机は英国の医療台を改造しているとのことだった。
雑貨も可愛らしく、さすが女の子2人がいるお宅という雰囲気なのに、そこに子供っぽさや乱雑な感じはなく統一感があり、絵本の収納も表紙を見せる収納でまるでお洒落なカフェのよう。

子供達にと、お菓子が配膳されたのだが、そのトレイは動物柄の可愛らしいメラミン素材のもので北欧アーティストデザインのものだと聞いた。
はりねずみやりんご、ライオンなどぱっきりとした愛嬌のあるお皿にお菓子は載せられ、子もしきりに「可愛い!可愛い!」と大喜びだった。


私に出されたお茶も、インテリアブログで何度か目にしたことのある葉っぱが絵付けされたカップアンドソーサーに淹れられており、アールグレーの風味が抜群に美味しかった。



雑談はスムーズに進んだ。
酵素サプリを続けて2ヶ月で3キロ痩せたことにお礼を言われたりしたことについては、ボスママの例の一件がありもやっとした気持ちになったが、棚にある可愛らしい瓶に酵素サプリが補充されているのを目にしたら、本当に定期購買にして彼女自身が購入した分を分け与えたのだと思い、彼女に対する不信感が払拭された。
雑談は楽しく、私も久しぶりに声を上げて笑った。

まいこちゃんと子も秋のダンスコンクールの踊りの振り付けを、音楽をかけながら何度も何度も練習したりアイカツカードで遊んだりしているようだった。
和やかなムードが流れ、ああ、やっぱり人とこうして話すのっていいなと思っていた。


すると、彼女がボスママ宅でのホームパーティーに参加した時の話をし出した。
それまでの高かったトーンが少し下がり、次第にこれはグチなのか?と思える内容のあれこれを私にぶちまける。
彼女の家で持ち寄りパーティーをした時、1品だけでポテトサラダとかでいいよと言われ、実際行ってみたらメンバー全てがメインとサブのおかずを持って来ていたーだとか。
周囲はスペアリブやら煮込みやら手作りパンやラザニアだとかの1品とマリネ系サラダだったり手作りデザートを持って来ていて、ポテトサラダだけだった自分はみじめだったこと。
そしてそのポテトサラダに箸をつけるものは殆どなく、自分ばかりが箸を運んで嫌な気持ちになったこと。
何て答えたらよいのか分からず、ただふんふん聞いているだけしかなかったが、あの輪で楽しそうにしていると思っていた彼女は実際そうでもないことが分かり、それで私をはけ口にしているのだと知ると途端に残念な気持ちになった。


嫌なら抜けて一緒にいようー


もし私がランドセルを背負っていた頃ならばそう告げただろう。
しかしそんなことを言う勇気もなく、


「気にし過ぎだと思いますよ。小さい子がいるし準備も大変だと気遣われたのかもしれないし。」

と当たり障りのない返答をした。
釈然としない表情の彼女は、夏休みは彼女らとキャンプに行き疲れたーだとか、ランチも定例になって欠席しずらい雰囲気ーだとか、きっとボスママやスネオママがこの事を知ったら途端にはぶられるだろう内容を私に吐き出す。


全て吐き出した後ですっきりした表情の彼女は、

「また時間ある時話聞いてね。」

とすっかり信頼しきったような顔で笑顔を作った。
私はただ聞くだけだったけれど、なんだか心の奥に引っかかるものを感じた。
とても良い人ーそう思っていただけにいつも一緒に楽しそうにしているメンバーのグチを他人に話せるという神経も疑うところがあったし、そしてその対象が私というのも私が人間スピーカーでもなく、またそれを流せるママ友もいないということを知ってのことだ、そう思うとなんだか虚しくなった。
彼女にとって、私の存在は「王様の耳はロバの耳」と言えるツボなのだ。

彼女はオセロで、私は彼女の黒も白も知ってしまった今ーなんだかひどく消耗しているのだった。
























trackback

copyright (c) 隣の芝生 all rights reserved.

プロフィール

selinee

Author:selinee
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR