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物欲とブラックな気持ち

物欲が湧くのは健康な証拠だ。
何事にも無関心になる時、それは精神的に病んでいる時。
そして、今私は物欲に苛まれている。


子のダンスも本番に向けてブラッシュアップしているところ。
役員仕事のついでにちらっと教室に寄ると、子供達の練習風景を見ることが出来た。
こういう時、面倒な役を引き受けている特典が与えられたように思えて嬉しい。
廊下でこっそり練習を見ていたら、まいこちゃんママと遭遇した。お互い一人だったこともあり、気安い感じで挨拶して来る彼女。
正直先日のもやもやはまだ抜けない思いだったが、ここは大人の対応をすべきところ、笑顔で挨拶し返した。


「まいこがクレヨンの赤が切れたって言うもんだから。買いに来たの。今日は役員?」


「ええ。今日は配布資料作成の打ち合わせで。これ、宿題。」


ワードを何とか使えることで少しは役員仕事に貢献出来ている。雛形とメモが書かれた用紙の入ったファイルを彼女に見せた。


「すごいね。私PC全然だから。尊敬するー。」


「いや、全然すごくないです。雛形のファイルをちょいちょいって加工するだけだから。毎年中身のスケジュールを書き換えて、内容自体は同じだから。」


「それでもすごいよ。ファイルって意味も良く分かんないし。フォルダの事?ごめんね、本当機械音痴で。」


そう言ってはにかむ彼女は、決して悪い風には見えなかった。
素直で感じが良くてー、それでいてとっつき易い。


しばらく二人で子供達の練習風景を眺めていた。
すると、


「いきなりこんな質問って何だけど、OOさんって服とかどこで買ってるの?」


「え?あー、殆ど通販です。」


その日は先日お気に入り通販で購入したワイン色のゆったりニットを着用していた。
肌寒くなって来た時期、ゆるっと着れて暖かく、案外ざぶざぶ洗濯しても大丈夫で重宝している。
ボトムは普通のスキニーパンツだ。
ニットは洗濯ネットに入れれば普通洗いをしても大丈夫なので使い勝手も良い。


「そのニット、可愛いね。」



そう褒められて驚いた。
何の変哲もない、シンプルなニットだというのに。むしろ彼女が身につけているデニム生地のワンピとグレーのツイード柄ダウンベストの方が素敵だ。素直にそう褒めると、途端に彼女の顔が曇った。



「このジャケット、無印O品で買ったんだけどね、N君ママに真似されちゃった。」


「・・・・・」


「あの人、私が持ってるものいつも素敵ーとか言いながらどこで買ったか聞いて来るんだけどね。数日経つと同じもの着て来るの。困るんだよね。なんか気持ち悪い。」


N君ママとはボスママの事だ。
そういえばー、この日の役員集まりで、ボスママはこのダウンジャケットを着ていたような気がする。色合いは茶系だったような気がしないでもないけれど、確かに同じようなものだった。


「私、ブランド物があまり好きじゃないから、ジャーナルとかアローズで小物とか買うんだけどね、それもこれまでに真似されたの。正直引くよね。ブランドだったらかぶっても仕方ないと思うけど、このトートもいずれ真似されるよ。今朝どこで買ったか聞かれたもん。」


そう言って、ハラコ素材の一部分がレオパード柄になったトートを私に見せた。
確かに素敵なバッグで、私もいいなと思ったがそれを真似したいとまでは思わなかった。



「他のママ達も薄々気がついてても何も言ってくれないし。しかも私の方が真似してるって思われてるかも。だって二人きりの時に色々聞いて来るんだよね、ちょっと嫌らしくない?」


同意を求められたが、曖昧に笑い返すことしか出来ずにいた。
丁度そこでお昼のチャイムが鳴り、買い物に行かないとと言い彼女と別れた。
まだ話し足りないような表情の彼女だったが、それでも笑顔を作って手を振ってくれた。


しかし、同日のお迎えでは目も合わせてはくれなかった。
そして、彼女はいつものように群れの中で楽しそうに笑っていたが、今朝着ていたダウンベストはブラックウォッチのストールに変更されていたのだ。
ボスママはしっかりあの色違いのダウンベストを着用しているのを見た。


彼女には悪いが、少し笑えた。

どうせなら、仲良く同じ格好で同じ群れの中楽しくやればいいじゃないの。
意地悪な私はそんなことを思った。



しかし、彼女にニットを褒められた事で、妙に気持ちが高揚してもっとセンスの良い格好をしたいと思うようになった。
物欲がそうしてフツフツと湧くと、その日はずっとネットサーフィンでアウターや冬小物を色々と見て回った。
買い物かごに入れ、また出してを繰り返す一人遊び。


結局購入までに至らなかったが、その日は妙に愉快な気持ちだった。




















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