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家族レジャー

暑い、とにかく暑い。
夫が代休の日、家族でプールへ出掛けることになった。夫が知人から無料チケットを貰ったからだ。
しかし、高学年女子の子どもとその両親3人ーというのは、こうも盛り上がらないものなのか。
周りは幼い子供達ばかり。子と同じくらいの年頃の子は、兄弟がいたりまた友達と来ていた。
私の水着は古臭く、市民プールで泳ぐ際の競泳用水着なので、恥ずかしかった。皆、まるで洋服のような水着。
しかしたったこの1度きりの為に、数千円出して新調するとまた夫にグチグチ言われる。それは避けたかったので、競泳用水着の上に、普通のTシャツをかぶることで周囲と同化しようと試みた。

当日、急な提案だったこともあり、冷蔵庫は空っぽ。なので、あり合わせのものであれこれ弁当を作った。
お握りと卵焼き、それに魚肉ソーセージ。明らかに足りなかったので、ポテトも挙げた。お握りは全部で7つも作った。
汗水垂らしながら、作ったお握りをアルミホイルにくるんだり、揚げたポテトをジップロックに入れていたら、


「買えばいいよ。」


面倒臭そうな顔で言う夫。普段、節約を強いる癖に、気まぐれなのか度々金遣いが荒くなるのだ。
文句を言われながらも、保冷バッグに弁当を入れて行った。
プールの中は、生ぬるかった。夫も子も、気持ちよさそうに流れるプールの流れに逆らうことなくぷかぷか浮いており、私も同じく。
昔買った浮き輪は、子にはもう小さ過ぎる気がしたけれど、だからといってレンタルする気にはなれなかった。
ただ、回りの家族が始終はしゃいだ声で和気あいあいと流されているのに対し、私達は個別にそれぞれ離れたところで浮かんでいた。家族ーだとは、誰もが思わないだろう距離感で。
せめてーと、子に近づこうとすると、すぐに離れてしまうのだ。
少し寂しい気もしたが、それでも家族水入らずで夏のレジャーをしているという実感は、私を満足させるのに十分な材料だった。
昼になり、夫と子の前で持参して来た弁当を出す。隣の家族は買ったのだろう、ラーメンやらカレーのいい匂い。この暑いのに・・と思ったが、子がポツリと口にする。


「ラーメン、美味しそう。」




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聞こえない振りで、お握りを一つ手渡す。もう一方の家族も、プール屋内の店舗で購入したハンバーガーやポテトにかぶりついている。
ジップロックのポテトを夫に渡したら、


「なんだ、これ?」


ジップロックに入ったポテトはすっかりしなびて小さくなっており、みすぼらしくなっていた。揚げたてで入れた時は、袋一杯になっていたはずなのに、しょんぼりしてカサがかなり減っている。
夫はポテトを手に取らず、子に渡す。子も、中身を見て手を付けずに私に返す。仕方なく私が食べる羽目になったポテトは、確かに冷たくぼそぼそして美味しくなかった。
300円払って、揚げたてを買うべきだったのかもしれない。
魚肉ソーセージを頬張りながら、


「これじゃあ足りないだろう。」


苛々とした足取りで、子と共にフードコーナーへ行ってしまった。しばらくして、ハンバーガーとポテトに炭酸ジュースを手にした二人が戻って来た。
一応、夫なりの優しさ?なのか、私にも要るかと聞いて来たけれど、こちらも意地になり拒否した。
夫と子は、ホカホカのハンバーガーと揚げたてのポテトに食らいつき、私は冷たいお握り2つと魚肉ソーセージとポテトを口に運んだ。家族なのに、別なものを口にしている夫と子を、どこか他人を見ているかのような気持ちで眺める。 余ったお握りは、仕方なしに捨てることになった。
午後は、波のプールへ。私は波打ち際で彼らが浮かぶのを眺めていた。今度は、私から彼らと距離を取った。水に浸かる足先が、太陽の光に反射してキラキラ輝いていた。




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