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夫の隣で

先週末の祭りは、約束通り夫と二人で行った。
夫は、自転車で行くことなど頭にないらしく、電車を使う。ビールを飲むので車は却下。
子は、友達と行ったので、会場で鉢合わせするかもしれないと思った。

電車の中から、予想以上の混雑に恐れおののく。夫とはぐれないよう、目で背中を追い続ける。
会場に到着し、既に夕暮れ。祭りばやしや人の騒ぐ音に、夏の夕暮れの切なさをおぼえる。
感傷に浸る私をよそに、夫はずんずん屋台へ歩き、ビールを買い、ぐいっと一気に喉に流し込む。


「あー!うめぇ!腹減ったな。焼きそば食いたい。」


「買ってくるね。」




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夫の要望に応えるべく、焼きそばの屋台へ。列が長くうんざりする。屋台の並びの奥は、ちょっとした芝生になっているのでそこでレジャーシートを敷いて屋台で買ったものを飲み食いしている人々が多い。
ぼーっとそちらの方を眺めていると、孤高の人がいた。それに、ボスママ・・
焼きそばの列に紛れるように身を隠しながら、もう一度そちらの方を見る。スネ夫ママはどうやらいない。何となく見知った同学年の親が数人。何繋がりだろう?
幼稚園でもなさそうだし、習い事か何かだろうか?5人くらいの母親で楽しそうに飲み食いしていた。そこに、子ども達の姿は無い。
土日の家族水入らずの時間、家族よりも楽しい集まりということなのだろうか?私には理解出来ないけれど、どこか羨ましい気持ちもあった。
ママ友ーではなく、もう友達なのだなと。

焼きそばを二つ買い、自分の分に飲み物も買った。本当はビールを買いたかったのだが、夫の手前なんだか遠慮してしまう。
すごすご夫の元に戻ると、夫は手に二つビールを持っていた。


「飲むだろう?」


買ってしまった冷たいペットボトルを鞄に入れて、夫からビールを受け取る。普段、飲むことなど殆どない生ビール。クリーミーな泡を口に含むと、尖っていた心が丸くなる。
相変わらず、外でも夫との会話は皆無だったけれど、浴衣姿で行き交う人々を眺めながら食べる焼きそばは格別だった。
脇に寄せられた紅しょうが。孤高の人を思い出す。彼女のように自分を持つ人。私は、焼きそばにもなれなければ紅しょうがにもなれない。
何者にもなれない。ただ、隣にいる腹の出た横柄な夫の妻であり、子の母である。でも、それでいいのだ。酔いが回れば、そんな風に自分自身を納得させることが出来た。




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  • category:

  • 2019/08/14
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