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潤う虎の子

「これ、処分しておいて。」


夫から、断捨離するように言われた古着の山。
増税前ということで、ほぼ毎日のようにどでかい段ボールが届く。その大半は、趣味の物や新しい服や靴。
さすがにクローゼットもパンパンなのだろう。まるで、女のように衣装持ち。整理しきれなくなれば、こうして私の仕事が増える。


「いい小遣いになるだろ。」


そう言いながら、ニヤリとした顔に唾を吐きたくなる。こんな古着、一体いくらで売れるというのか?
メルカリをするようになってから、ブランドなどの相場が大体分かって来たのだ。
いくら有名なブランドの服であっても、型落ちだったり汚れや毛羽立ちなどあれば、途端に価格は下がるのだ。


「1万超えるようだったら、言えよ。」


こういうところがケチ臭い。小遣いだと言っておきながら、微妙な一言。




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内心、ざっと見たところ、1000円にでもなれば御の字だ。その前に、メルカリでも価格チェックをする。最近、気忙しくてなかなか手を付けられないでいたのだ。
価格を決める際のチェック作業に1時間。写真を撮ったりコメントを書く作業に更に1時間。そして、その後はちょこちょこメッセージは来てないかの確認。
そして取引まで進んだところで、梱包だとか発送手続きに更に1時間。計、3時間。即決しなければ1週間掛かるかもしれないし1か月掛かるかもしれない。
送料も考えて、1000円前後の価格が付けられないものは、まとめて近くのリサイクルショップに持ち込みと決めている。

服は、全部で20枚程あった。だが、汚過ぎた。劣化しているのだ。ブランド的には高価格が付きそうだけれど、これは洗濯して綺麗になるレベルでは無い。
ほつれだとか黄ばみ、それに毛玉などが酷過ぎた。

何気なく、ズボンのポケットを探る。レシートが数枚出て来たのと共に、なんと万札が出て来た。これにはビックリ。
つい、他の服のポケットを隈なく探る。だが、金が出て来たのはその服だけにとどまった。
それでも、1万はでかい。夫に報告する気は無い。捨てられる服-、つまり、捨てられる金だったのだから。

早速、へそくりを入れている箱に万札を入れた。さっきまでの面倒臭い気持ちはどこかへ飛んで行った。
最近、底をつきはじめていた虎の子に、命が吹き込まれたようだった。




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