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抜き打ち検査

珍しく、事前に夕飯不要のメールを送って来た夫。それを鵜呑みにした私が馬鹿だった。
体調不良からの無気力が相変わらず続いており、それでも最低限の家事は頑張っていたのだが、とうとう電池切れ。
家の中にある適当なもので済ますことにした。包丁すら握りたくない、そんな気分。子に食べたいものを聞くと、嬉しいことに「麺類がいい。」との答え。
冷蔵庫に焼きそば麺はあったのだが、作る気力が出ない。子は、焼きそばを食べたがったが、震災用ストックのカップ麺を勧めた。


「やった!食べたかったんだよね~」


普段、カップ麺を与えてないので、喜ぶ子。やかんでお湯だけ沸かすと、自分でやると喜々としながら準備をし始めた。
私もストックからシーフードのカップラーメンを選ぶ。これだけだと流石に罪悪感があり、子にサラダでも作ろうかと聞くが、首を振る。


「要らない。カップラーメンだけでいい。」


その言葉に甘え、テレビを点けたリビングで二人揃って麺を啜っていた。すると、玄関から音が聞こえた。突然、夫が帰宅したのだ。
その時、私は間違いなく青ざめた顔をしていたと思う。ドアを開け、ズカズカとリビングへ入って来た彼は、ローテーブルの上にある私達の夕飯を目にすると、信じられないという表情をした。


「は?これ、何?」


眉間にしわを寄せ、嫌悪感丸出しで私を見つめると、


「あり得ないだろう。俺がいないといつもこうなの?」


青ざめた顔が、今度は赤く染まる。最悪だ。言い訳をしようと頭の中では言葉がぐるぐる回るけれど、声に出ない。




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「私が食べたいって言ったの。たまにはいいじゃん。」


子が、突然口を挟む。夫は虚を突かれた顔をした後、一瞬困ったようなだが父親としての威厳を保たねばと思ったのだろう、


「あー、疲れた。飯、無い?何も食ってないんだよ。」


ー飲み会は?と聞き返そうとし、言葉を飲んだ。余計な一言でまた夫の機嫌を損ねるのは馬鹿らしい。


大急ぎで冷蔵庫の中身と相談し、味噌汁を作り、鮭を焼き、厚揚げと小松菜で煮浸しを作り、だし巻き卵を作った。
テーブルに並べると、


「朝飯みたいだな。」


文句を言いながらも、全て平らげた夫。ローテーブルの上のラーメンは、すっかり伸びて冷え切っていた。
夕飯を食べ損ねた私は、夫が風呂に入っている間、魚肉ソーセージに食らいついた。


「ママ、もっとパパに言いたいこと言えば?」


呆れたように子に言われ、はっとする。痛いところを突かれ、何とも言えない気分になりながらも、子は私の味方なのだと頼もしい気持ちにもなった。




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  • 2019/11/19
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