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腫れ物

久しぶりの子ども会。
集会所の扉が、いつもより重く感じるのは気のせいだけではないはず。
既に、一人先に入室しており、それはMさんだった。


「おはよう!久しぶり!」


「おはようございます。」


「皆、待ってたよ。心配もしてた。体調、大丈夫?」


「えぇ、まぁ・・はい。」


ドヤドヤと玄関から音が聞こえて来たのと同時に、会長やHさんが部屋に入って来た。


「OOちゃん!大丈夫だった?」


「OOさん、体調は!?」


怖かったHさんも、心底心配そうな表情で躊躇なく私に話し掛けてくれた。なんだか申し訳ない気持ちにすらなる。
Tさんは、お子さんが胃腸炎の為、来られず。この時期だから仕方が無い。
Mさんが給湯室でお茶を淹れてくれ、Hさんや会長が持ってきた茶菓子を出す。Hさんがこういうものを持参してくるのは初めてではないだろうか?


「良かったら、食べて。」


そのタイミングで、用意していた詫びのりんごを渡す。




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「うわー!ありがとう!!」


会長が、わざとらしい程満面の笑みでそれを受け取る。Mさんも、そしてHさんまで。Hさんについては、少しぎくしゃくした間があったけれど、それでもあのクッキーの時とはまったく違う対応だった。
そして、皆が私に対してまるで腫れ物に触るかのように接していることに気付く。まるで、病人扱いーしかも、精神的な。
何かあったら困るとでも言わんばかりだ。私の作成して来た書類にですら、


「口頭でいいのに!こんな丁寧にワードで作ってくるなんて!さっすが!」


Mさんが大袈裟に褒める。もっともっとすごい書類をHさんはこれまで作成して来ていた。その時は、こんな褒め言葉など誰もが口にしなかった。


「すごいね!体調悪いのに、こんな丁寧に仕上げてくれて。もうこの案でいいよ!」


会長が私の企画案を押す。Hさんは、流石に正直者なのだろう。微妙な表情をしていた。
その他、他の人達も自分の考えて来た意見を出し合い、うまく融合させたものを今度のイベントで行うことに決まった。自宅に戻り、冷静になった頭で考えてみると、結局太枠はHさんの考えて来た案に沿っていた。
皆に気を遣わせてしまったことに、後ろめたさと居心地の悪さをおぼえた。




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