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紅一点

下校した子に、学校での出来事を聞くこと。
普通なら、なんてことないこと。
だが、我が家のように、こじらせている子どもに聞くのは、並大抵のことではないのだ。

私自身も、疲れていた。
合唱練習は、だだっ広い体育館。委員なので、そう何度もサボれない。何回かに1回は参加する。それが、億劫。
練習前と練習後の雑談タイムやちょっとした空き時間に、身の置き場を探し出せず茫然とする。風景と化した周囲に馴染めず、ただただ時間が過ぎ去るのを待つのみなのだ。
おやつを出して、予め点けられたワイドショーをBGMに、話し掛けた。


「今日、グループワークあったでしょう?」


ー何かあった?なんてオブラートに包み込んだようなまどろっこしい聞き方はやめにした。




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「なんで知ってるの?」


「だって、合唱練習あったから。担任の先生に廊下で会った時に聞いたよ。」


母の特権で、嘘も付く。これは、必要な嘘だ。


「疲れたでしょう?」


子は、表情が崩れないよう必死になるのを隠しつつ、ココアを飲む。顔の半分をマグで覆い、一呼吸付いた。
グループワークは、あるテーマが決められ、それに沿ってプレゼンをするとのこと。
先生も、学校生活最後だからーということで、好きな者同士で組ませることがプレゼントになると信じて疑わなかったのだろう。
それが、生徒によっては最悪のプレゼントになるという僅かな想像力すら生まれなかったのが信じられないところだけれど。
余りもの同士ーというか、子は、女子のグループに入れなかったようだ。数人ずつのグループで、男女混ざっているところもあれば、男子だけや女子だけのグループもある。
それなのに・・・
担任の鈍感さに腹も立つが、クラスメイトのー特に、それまで仲良しだったあの子達の底意地の悪さにうんざりする。地味だから良い子ーなんて図式は成立しないのだ。
子は、辛そうだが泣きはしなかった。というか、諦めたような表情だった。


「そっか、あと1か月だよ。そんな最低なクラス。」


そんな言葉を掛けるしか出来なかった。




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