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小さな来客

最近子の口から特定の名前が出るようになった。
登下校を共にしているDちゃんだ。
Dちゃんは例のお菓子を全て取られた時のグループにもいたはずで、子が楽しそうにその子の話をするのでどんな子なのか内心では警戒していた。
親の見送りがなくなってからというもの、子供達同士のやりとりは子の口から聞くしかなく、クラス内ではまだ特定のお友達がいるのかいないのか分からない状態で不安だったこともあり、近所でも同じ小学校の新しい女の子の名前が出るようになったことは嬉しかった。
登下校メンバーは、最初の頃は素敵ママの息子R君ら男子も混じっていたのだが、段々男女二つに分かれ、連休明けには子の話だと女の子のみで行動しているとのことだった。
女の子は、AちゃんにBちゃん、DちゃんにEちゃんの4人で、子意外は同じ幼稚園だということもありなかなか打ち解けずにいたようだったのだが、最近ではDちゃんが子のことを気に入ってくれたのだろう、Dちゃん通して輪に入れるようになったらしい。
Dちゃんは妹2人の長女で面倒見がいいのかもしれない。あのお菓子を取られた一件から、大人気ないが彼女達に対して嫌悪感を抱いていたはずなのに、すっかりDちゃんだけの印象は良くなってしまった。


「今度お家に遊びに連れておいで。」

なんとなく気軽に子に言った翌日の放課後ー子は即刻約束して来たようだった。
子供同士の約束だし、来るか来ないか分からずだったのだけれど、公園で待ち合わせしてからDちゃんを連れて来るとのことで、だったら私もと一緒に待ち合わせ場所まで付いて行った。
するとDちゃんと思わしき女の子が自転車にまたがり公園脇でキョロキョロしているのが見えた。
子は嬉しそうに満面の笑みで駆け寄り、そして私もそれを追い掛けた。


「こんにちは、おばさんはお家に来てもらって構わないんだけれど、Dちゃんのお母さんはいいって言ってたかな?」


質問すると、お菓子が入った袋を渡され、その中に小さなメモが入っていた。
そこには名前とメアド、それから電話番号、そして、「今日はお誘いいただきありがとうございます。門限は4時までなので、時間になったらお声掛けよろしくお願いします」というような内容が綴られていた。
その小さなメモの中に人柄が凝縮されているようで、常識のあるきちんとした方なのだろうと一安心。
数日間の送り迎えの時に、誰がどの子の親なのか最後まであやふやだったので少々不安だったのだ。

Dちゃんは玄関に入ると、お邪魔しますの挨拶と共にきちんと靴を揃えてからあがり、それから私が誘導するまでリビングに入らない律儀さがあった。
子がおいでおいでと子ども部屋兼和室に連れて行き、その前に手洗いしないとと言って自ら洗面所に出向いたのも感心するところだった。
おそらく人の家に行き慣れているのだろうと思った。
我が子は私がいないところでここまで出来るだろうかと思うと、答えはノーだ。
経験値も少なければ、やはりあれこれ手や口を出してしまう。反省しなくては。

Dちゃん宅からいただいた菓子を我が家にある菓子と混ぜておやつとして出し、それからジュースを持って子ども部屋まで行くと、2人共楽しそうに遊んでいる様子が見て取れる。
園にいた頃のような明るい子の笑い声が聞こえ、私の心も踊る。
この調子で仲良しになって貰えたらークラスは違ってもやはり近所に仲良しが出来れば心の拠り所も出来るだろうし、また先日入会してしまった子供会でも居場所が出来るはずだ。
祈るような気持ちで、二人の楽しそうな声を聞きながら夕飯の下拵えや乾いた洗濯物を畳んでいた。
どんなBGMよりも子供達の笑い声は家事がはかどるような気がする。

はっと気がつくと既に4時になるところで、慌てて二人に声を掛けDちゃんを送る。
自宅まで送ると申し出たのだが、Dちゃんは一人で帰れるを連発し、自転車だったこともあり私達が追いつけるはずもなくさーっと走って行ってしまった。
彼女の母親に電話をするも繋がらず、仕方なくメールでDちゃんが帰ってしまったこと、きちんと自宅まで送れなかったお詫びをメールすると、1時間後くらいに返信が帰って来た。

「今日はお招きいただきありがとうございました。DはOOちゃんのお家で遊べてとても楽しかったようです。今度はうちにも来て下さい。クラスは違うけれどご近所なのでよろしくお願いしますね。」


女の子だし、一人で帰してしまったことで母親を怒らせてはいないかと不安だったが、その返信を読みほっと胸をなで下ろした。
子はその日寝る前までずっと、部屋で何をして遊んで楽しかっただとかDちゃん大好きだとかとにかく興奮状態で、私自身もなぜか興奮状態だった。
このまま良い方向に友達関係が進んでくれますようにー久しぶりにこの日は朝までぐっすり眠れたのだった。



















































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