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祭りのあと

小学校の祭りイベントが終わった、一番の杞憂は、休憩時間をどうするかについてだった。
各ブースごとで順番を決めて各々休憩時間を取ることになっている。同じブースメンバーで共に休憩を取ることは出来ず、ひとりひとり係専用のブルーシートへ、お昼ご飯を持って出て行く形だ。誰と一緒になるか分からない。
同じ持ち場のYさんらとだったら、確実に一緒にお昼を食べられるのにーくだらないことだが、イベント本来のことよりもこんなことでストレスの負荷が掛かるのは私くらいのものだろう。

祭りは盛況、近隣住民らも訪れ、ジュースも日中暖かかったこともありかなりの本数売れた。つり銭など渡す時には間違いのないよう緊張したが、それでもいつもなら出せない大声を上げて客引き出来たのは、Yさんらが一緒だったから。それ程、彼女らの存在は心強いものだった。
Hさんは、普段クールな感じがしたのに、大きな声を出してジュース販売をしており好感が持てた。着用が義務付けられているエプロンすら、お洒落で高価そうなもの。モノトーンだけれど地味ではない。「マリ○ッコ」という北欧ブランドのタグが見えた。どこにいても何をするでも、彼女に隙はない。


「OOさん、次休憩行っていいよ。」


取り仕切るYさんに言われ、丁度自分の販売している種類のジュースが売り切れになったこともあり、抜けることになった。事前販売され配布されていた、小さなお弁当とお茶を持って。
ブルーシートの方を見ると、知らない顔ぶればかりが輪を作って食べている。輪といっても、一番大きな輪で8人程、後は2~3人程の輪がまばらにある程度だったのだが、私のようなひとりきりはいなかった。
おずおずと靴を脱ぎ、2~3人の輪と輪の間にちょこんと座る。一件、彼女らの輪に入っているように見えてしまう密着度だったが、空いているところはそこしかなかった。
祭り中、子は見当たらずで誰と回っているのか心配になった。クラスに未だ仲良しはいないようで、特定の名前も出て来ない。Dちゃんらと一緒だと思いたいが、DちゃんはAちゃんらといてその中に子はいなかった。

黙々と、携帯を片手に食べる弁当ー、行儀悪いがただひとり弁当を食べるのもどこに目線を合わせたら良いのか分からず、自意識過剰かもしれないが、隣の輪の話を盗み聞きしていると思われるのも嫌だったからこうするしかなかった。

ー私は今、携帯の向こう側の人間と会話しているのですー

と、誰に向かってでもないが周囲に向かってアピールする。向こう側には友達がいるのだーと。
ふと携帯から目を外し、前方を見ると我が子がいた。ひとりきりだ。
胸の奥がズキンとし、手にしていた携帯を置いて子の様子をじっと見る。子の視線の先には見知らぬ女の子が2人。誰だろうか?同じクラスの子だろうか?
その2人に近づいては離れを繰り返している。
少しすると、その2人のうちの1人が子の方に寄って行って何か話している。もう1人が他の子と話している時だ。子は晴れやかな顔になる。互いに祭りで取ったヨーヨーをして遊ぶ。
少しすると、離れていた1人が戻り、その子はまた子から離れてしまう。子は2人の後を追う。どうして良いのか分からず、オロオロと。
弁当を食べる気がわかず、こんな時親はどうしてやったらいいのだろうと考えた。傍に行き、ぎゅっと抱きしめるのは幼稚園まで。じっと見守るしかないのだ。
そして、元気付けるしかー

子を目で追いながら昼食を取っていたら、あっという間に30分経っており、持ち場に戻らなくてはならなくなった。自分の寂しさは既に消えていて、気が付くと子の元に駆け寄り声を掛けた。


「OO!」

「ママ・・」

子は、なんだかホッとしたような、それでいて物悲しそうな表情をした後、


「ママ、今日はお手伝いなんだよね?」


と聞いてきた。


「うん、これからまたジュース売るよ!ママ、頑張るから近くで見てる?」

「うん!見たい!」


子を持ち場に連れて行くと、Yさんらは笑顔で子に接してくれた。

「お手伝いしてくれるの?ありがとう!」

子は、ビニールプールの中で冷えているジュースを取り出し、布巾で水滴を拭く仕事をすることになった。役割を与えたことで、先程までの悲しさは一旦忘れたように見えた。
子も私も頑張ってジュース売りをしていると、通りすがりにDちゃんやAちゃんが子を見つけ声を掛けて来た。子供達は若干羨ましそうにしたので、子はまんざらでもないようだった。
その日、夫は休みだったので、片づけに入る頃を見計らって子を迎えに来て貰い、先に帰宅するよう促した。

子の小さな小さな心に何か抱えているものがあるのだとしたら、親として一刻も早く取り除いてやりたいが、しかし先々自分でどうにかしていかなければならない壁はやって来る。力は自ら付けていかなくてはならない。親は見守り、話を聞くこと。それくらいしか出来ないのだ。

その夜、子と風呂に入りながらそれとなく友達関係のことを聞いてみた。
私の予想はなんとなく当たっていて、仲良くなった友達の友達とは仲良くなれない、話し掛けても無視されるとのことだった。
女3人の難しさは小学1年生から発生するのだ。どうすればもう1人と仲良くなれるか?それは私にも分からない。ただ、仲良くなったお友達も真ん中に立って困っているのかもしれない。もう1人の無視する子も、それまで自分だけのお友達だった子が、我が子に取られそうになって焦っているのかもしれない。

ふとした拍子にー、3人仲良くなれればな。子供だから何かそういったきっかけさえあれば、案外すんなり仲良し3人組になれたりするのに。今はそれを静かに願うことしか出来ないでいる。

































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