にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 専業主婦へ
にほんブログ村 子育てブログ 一人っ子へ

社会と手を繋ぐ、ということ

にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村










いつものように、フリーペーパーなどを吟味し持ち帰る為に区役所へ行った。
冬の匂いがツンとする晴れた空、清々しいお天気。前向きになったり後ろ向きになったりと忙しい私のようだ。

日中、家族を送り出した後、リビングはたちまち機械音だけになる。
テレビの音、洗濯機が回る音、ストーブの上に置かれているやかんのお湯がわく音。そして窓1枚を隔てた外から聞こえる自然の音ーカラスの泣き声、風に揺られて落ちる木の葉の音。
天気が良いと、家に引きこもっていることが悪いことのように思えて、やはりどうしても身支度をし外出の準備をしてしまう。園時代の送迎癖がまだ抜けないのかもしれない。

区役所に到着し、入口付近にあるイベントコーナーに立ち寄った。イベントとはいっても展示物があるだけ。NPO団体が催ししている、障害を持った方々が手掛けた工作や絵画などだ。色とりどりの作品は力強く、そして繊細。中でも、自閉症の方が描いたひとつの作品に心奪われた。
展示物を進むと、その一角でパンや焼き菓子を販売しており、知的障害者と思われる女の子がにこにこ笑いながら一生懸命袋にパンを詰めているのがいじらしく、そして可愛らしかった。
何気なく、その女の子のフォローをしていると思われるスタッフと目が合い、驚いた。

「OOさん、こんにちは。」


敬語ママだった。誰とでも分け隔てなく接する人、私にも進んで礼儀正しく挨拶をし声を掛けてくれる人、誰かとべったりということはないにしても、役員関係と密に繋がっているーそんなポジションを持った人だ。この間まで、同じく学校ボランティアで顔を合わせて以来ー、プライベートで会うのは初めてだった。


「こちらで働いているんですか?」


「ええ、まあ働いているというかお手伝いです。」


黄色いエプロンと三角巾をつけた彼女は、やはり礼儀正しく学校でもプライベートの場であっても姿勢を崩さず自分のやるべきことを見つけて行動を起こしているようだった。


「良かったら、このあんぱん美味しいんですよ。」


敬語ママに勧められるまま、本当はあんこは得意ではないのだが、家族分あんぱんを購入した。その場にいた女の子は嬉しそうに3つのあんぱんを袋詰めし、レジは敬語ママが打った。ただでさえ忙しそうな彼女ー、下の子もようやく小学校に上がり楽になったとはいえ、上のお子さんは野球か何かをしているのでその手伝いだとか、また習い事の送迎、それに加えて小学校のボランティアや役員の掛け持ち、そして子供を介してではないプライベートでもこうして社会と繋がっている。
彼女の感じ良さや深みは、生まれ持ったものではなくこうした生き方で作られているものなのだと思った。


「ありがとうございました、これ、良かったら今度イベントやるので来て下さいね。」


彼女から貰ったチラシ、それには12月にあるクリスマスコンサートと題された催し物の日程が書かれていた。私の後ろに人が並んだこともあり、そこで挨拶をし別れたが、振り返ると区役所関係の人や同団体と思われる人達と何か立ち話をして笑っている彼女が見えた。
その笑顔は、学校で見せる「お母さん」としてではなく「ひとりの女性」として輝く笑顔に見えて眩しかった。賃金を貰って働くばかりが社会との繋がりではない、誰かの為にー自己満足であってもその行動が何かに繋がると信じることが、人にとっての生きがいになるのだと思う。

人は人でしか元気になれない、一人では笑うことは出来ないー

人は弱っている時、誰かからの笑顔や言葉、思いやりを貰いエネルギーにする。そしてまたそのエネルギーが他の誰かを元気づける。いつか貰った優しさを思い出し、恩返しする。違う誰かにーそれが回り回ってまた自分に還ってくる。そうしてやっぱり人は人によって循環し、立ち直り、歩き続けることが出来るのかもしれない。






































trackback

copyright (c) 隣の芝生 all rights reserved.

プロフィール

selinee

Author:selinee
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR