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出しそびれた年賀状

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今年、私宛に来た年賀状は全部で10枚ー、ある意味キリが良すぎて笑ってしまった。そのうち子と連盟のものを省けば、個人宛に来たのはたったの4枚。学生時代や社会人時代の友人達ー
彼女らは、必ず一言直筆でメッセージをくれる。それはとても簡単なものだけれど、それでもそれを書く瞬間はあの時共に笑い合い共有していた時間を思い出してくれているのではないかと思い嬉しくなる。
この年になり、大体子持ちの友人は下の子が小学生になり働き出したようで、その充実ぶりが1枚の年賀状から伝わって来る。


「専業主婦10年のブランクを経て久しぶりに社会復帰しました!毎日仕事に育児に大変だけど頑張ってます。」

「パン屋で働いてるからパンのように太って来ました、これぞ中年太り?」

「子育ても落ち着いたので、フルートをまた習い始めました。今度市民ホールで演奏会があるので機会があれば是非。」


そんな中で、私と同じ一人っ子持ち、しかも同性同級生の子で専業主婦だった友人ー、ご主人の仕事の関係で東北に滞在しているのだが、そんな彼女から三が日も過ぎたある日のポストに年賀はがきが届いていた。
私からは、彼女の元へ元旦に届くよう年賀状を出したのだが、どういうわけだか宛先不明で戻ってしまい、また転居したのかと思いながらもいつかの連絡を待っていたのだ。
差出人住所を見てみると、今度は福岡に引っ越したらしい。転勤族の彼女は3年に1度のペースで住まいが変わる。もし近くに住んでいたら、同じ境遇の者同士、親子ぐるみで仲良く出来ただろうに。
しかし、私は住所を確認するよりも先に、差出人名に連なる4つの名前に目が釘付けになった。
表を見ると、写真館で撮ったと思われるお宮参り衣装を着た赤ちゃんと七五三衣装を着た娘さん、それに友人とご主人が写っている家族写真がデカデカとはがき一面に印刷されており、余白に小さくメッセージがあった。


「去年は出産と引越しとでバタバタでした!福岡に遊びに来ることがあったら家に寄ってね。」


彼女が妊娠したことすら知らず、また引っ越したことも。
お祝いしなければという気持ちよりも、年賀状でそのことを知る関係性は既に終わっているものなのかもしれないと思う。もう何年も電話でさえ彼女の声を聞いていないーいや、結婚し、出産してからは会っていない。それでも毎年の年賀状で同じタイミングで結婚し、出産したというだけで、なんだか分からないが固い絆で結ばれているような気がしていたのだ。それはもう勝手な思い込みで。

三が日過ぎたといっても、すぐに返信することが出来た年賀状。しかし、私の中にその気力はもう残っていなかった。なんとなく出し抜かれたーというか先を越されたというか。言葉がうまく見つからないが、とにかく自分の中で彼女との距離を再確認させられた出来事だった。

宛先不明で戻った年賀状ー、それにはまだその事実を知らされていなかった私の文字が虚しく滲む。


「元気ですか?お互い子供も小学生になって身軽になったことだし、今年は中間地点で会いませんか?」


そしてそのメッセージは、彼女の元へは永久に届くことなく、私の中で消化するしかないのだった。




























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