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スクラッチ

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駅前を通りかかり、目に入った宝くじ売り場。
普段なら見向きもしないその場に、なぜか足が止まった。
学生の頃、宝くじを買うのが習慣だったことがある。単なる運試しー、当たるかもしれないし当たらないかもしれない。いや、当たらない可能性の方が断然大きいのだが、この世の主人公はいつだって自分、日陰にいても自分であって、その可能性はよりいっそう大きくなったものだ。


買ってみようかー

財布の中は1000円もなかった。その日の夕飯の買い物をすればなくなる程だったというのに、何故か足は売り場へと向かっていた。
本当なら、スクラッチ1枚、200円の物を買う予定だった。しかし、前列の人が20枚買っていて、なんとなく恥ずかしくなって3枚も買ってしまった。後ろにも人が並んでいてサンドウィッチ状態だったので、引くに引けなくなってしまったのだ。
こんな場所でも見栄を張る自分ー、本当に馬鹿な私。


カップルが、買ったその場で削っている。その様子は楽しげだ。
私は自宅に戻り、ゆっくり削りたい。例えば、買い物をしてこういった形のくじを貰った時もそうだ。店員の前で外れた時の何とも言えない気まずさが苦手なのだ。全く相手はそんなことを気にしていないだろうが、自意識過剰な私は、人の前で素直に喜んだり落胆するのが気恥ずかしいのだ。下らないプライドだ。


購入したスクラッチ3枚、自宅に戻り削る手を止めた。そうだー、子に削らしてやろう。きっと喜ぶ。学校から子が帰宅するのを今か今かと待ち構える。
ピンポンが鳴り、子が帰宅すると、早速喜ぶと思いスクラッチを見せた。しかし、思ったよりも反応が薄く、すぐにランドセルを置くとDちゃんらと公園で遊ぶと言い宿題もそこそこに出掛けてしまった。
肩透かしをくらったのと置いてきぼりにされた気分だったが、気を取り直し、一人黙々とスクラッチを削った。
思いを込めてー
久しぶりにドキドキしながら。
同じ絵が2個揃うー、一気に削れば良いのに勿体ぶり、他のもう1枚を削る。また同じ絵が揃う、そこでまた他の1枚を手に取る。
そこまでして、コーヒーを啜った。久しぶりの高揚感。わくわくする気持ち。しかしどこまでも小心な私は、1等が当たる想像ではなく3等の5万円が当たる想像をする。5万ー、子の歯科矯正の貯金にもなるし、また自分にも何か買おう。家族でファミレスではない少しいい所で外食をするのもいい。
嬉しい想像が膨らむ、もうこれだけで600円分の幸せを買ったようなもの。買わなければ絶対当たらない、買えば当たるかもしれない、それが宝くじだ。

目をつぶり、削る。
一昔前、受験した学校の合格発表を見る感覚に似ている。
そーっと目を開けた、そしてやはり3等該当の絵は2つ続いただけで最後のますは違う絵が出た。
もう1枚、5等該当の絵の続きを削る。端が見えたところで胸が鳴った。同じ絵が出たのだ。
嬉しくて、一人誰もいないリビングで小躍りしてしまった。誰にも見られていないから、思う存分喜べた。500円、よくよく考えれば、100円の損失なのだがそれでも当たったことは嬉しかった。

100円で楽しめたー
もうそれだけで、十分過ぎる一人レジャーを楽しめたのだ。
今年の運勢は可もなく不可もないー、2015年、私の運試しはこうして静かに幕を閉じた。









































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