にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 専業主婦へ
にほんブログ村 子育てブログ 一人っ子へ

マラソン大会

にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村









子のマラソン大会。
こういった行事が少ないのも小学校の特徴。幼稚園では月に何度もカメラを携え行かなければならないイベントがあったが、今となってはあっさりしたもので、最近は折角購入した一眼レフの出番も少ない。
また、仕事をしている母親は不参加なのだろう、来られる保護者だけの応援だったが、それでも全学年でのイベントだったのでそれなりに校庭には人がたむろしていた。


「こんにちは!!」


門をくぐり抜けるところで、Yさんが後ろから私に声を掛けてくれた。途端に胸が弾み、世間話をしながら校庭へと進む。あわよくば、このまま共に子供のマラソンを応援出来るかもしれないー、ポツンにならなくて済むという下心がわく。
視線の先には、スネオママとその取り巻き、ボスママやまいこちゃんママなど、相変わらず園時代のメンバーで固まっているのが見え、また孤高の人は、見知らぬ誰彼と楽しそうにしゃべっている。その後ろ姿には抱っこひものベルトが見えた。彼女も二児の母なんだな、と頭の片隅で思う。
Yさんと喋りながらも、私の人間観察は続く。折角話しかけてくれている彼女を前に、視線は忙しなく動く。生返事をしながら、しかし、横に人がいてくれる安心感は私を守ってくれる。
敬語ママは会長らと一緒、そして新たにPTA関係の人達も混合して大きな輪が出来ている。バレーママらもいる。素敵ママは、Dちゃんママやその他、近所以外で私の知らない人達の輪の中心におり、やはり目立つ存在感を放っていた。


「おっはよ!」

「これ頼まれてたやつー」


数人の母親達がYさんに話し掛けて来た。私の心臓はビクンと波立つ。隣でYさんは彼女らとわいわい話し出す。途端に、その輪から弾かれたように自分の居場所を失う。
Yさんは、すっかりそれまで私と話していたことを忘れたように、楽しそうにケラケラ笑う。私は何でもない風を装って、持っていた一眼レフのファインダーを覗く。
いつでもそうだ。引越し前のママ友がいた時の私もそう。
仲の良い友達と話していて、そこに知らない誰かが入って来ると、まるで自分は最初からそこにいなかったように存在を消してしまう。割って入ることが出来ないのは当たり前だが、また、入って来られても自分がお邪魔虫のような気がして、その場を離れるという選択をしてしまうのだ。
気を取り直し、覗いた先に見える我が子を撮るが、どうも集中出来ないでいるカメラワークは上手くいく訳もなく、何度シャッターを押してもぶれたりピントが合わなかったり。
そんなこんなで子供達はスタートしてしまった。
全学年といっても、距離はそれぞれ学年別なので、1年生が走り終わるのは一番始め。子は私を見つけると、その前を通り過ぎる時だけ張り切って2~3人抜いては抜かされるを繰り返していた。

最近忘れていたこの感覚ー

子供を見に来ているのに違うものを見てしまう、この嫌な感覚。
そして、子の写真は結局うまく撮れず、また子の走りも集中して見てやることが出来ず、ただただその場を立ち去る際、一言Yさんに挨拶をした方が良いか、そればかり考えていた。


そして、Yさんと私の間に出来たわずかな隙間に、誰かの父親が入ったところで、私の選択は固まった。
何も言わず、その場を幽霊のように去ったのだ。勿論、Yさんから呼び止められることもなかった。彼女は私を探してくれただろうか?いや、きっと私と一緒にいたことすら忘れてしまっただろう。誰からも好かれる太陽を前にすると、時に眩しすぎて目を逸らすしか出来ない時があるのだ。




























trackback

copyright (c) 隣の芝生 all rights reserved.

プロフィール

selinee

Author:selinee
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR