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セカンドフール








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嘘つきの私には、エープリルフールなんてあってないようなもの。1年に1回の嘘なんて狼少年の私に足りる訳もない。夫に昨夜は馬鹿にされ、またありもしないことを口にした。
夫は私を無能な女だと思っている。実際そうかもしれないけれど、一番近い人間にそう思われることのストレスを彼は知る由もない。日々私に向けられる言動は、私の一番柔らかい部分に爪を立て、少しずつ引っかき傷を作る。その傷は知らぬ間に深くなり、消えない跡となる。
また、ツーリング仲間のあの女性ー、彼女と比較されるのも辛い。同じ土俵に立つことすら許されない。夫にとって、彼女はスーパーウーマンなのだから。
夫が私に与えるストレスー、折角作った弁当に手を付けず持ち帰ることも、晩御飯不要の電話をして来ないことも、給料明細を見せてくれないことも、私に無関心なことも、全ては何をやっても逃げはしない無能な家政婦を養っているーという事実に彼があぐらをかいているからだろう。



「世間が狭すぎるんだよ。それしか感想はないの?」


職場で嫌なことがあると、たまにする私へのあてつけ。政治経済のニュースに対しての感想を私に求め、しどろもどろに答える私を小馬鹿にする遊び。彼のストレス解消法。


「アホなコメンテーターの受け売りなんじゃないの?もっと自分の意見とかないの?」


昨夜の夫はしつこかった。馬鹿な嫁を持つ恥ずかしさーそれを吐き出すかのようなわざとらしい大きな溜息。実際、夫以上に知的会話を満たす嫁だったのなら、たちまち夫のエベレストより高い鼻っ柱は折られてプライドはガタガタだというのにー。
普段早帰りした夫は、くだらないバラエティ番組を観たりするのだが、機嫌が悪い時は大概ニュースだ。そして、チャンネルがそれに変わると、夫の食べた後の食器を洗いながらも、私の背中は緊張感でピリッとする。彼の悪趣味な遊びが始まるからだ。そして彼の思う通り、私はうまく答えられず的外れなことを言ってしまったり・・ちんぷんかんぷんで何も発言出来ないことさえある。
そして、冒頭の台詞を頭から投げ付けられる。ー無能な専業主婦。閉鎖的で、温室の中でぬくぬくしているだけのー。夫は私がその温室の中でもがいていることなど知らない。好きでそうしていると信じて疑わないのだ。


「前に勤めていた職場から、人が足りないからまた働かないかって言われた。」


そして嘘を付いた。夫の反応が見たかった、焦る顔をひと目見れば、それだけで満足出来ると思った。


「え?前の?いつ!?」


「先週ー反対されると思ったから言わなかったけど・・」


「反対?なんで?」


「だって、OOが小さいうちは家にいてくれって言ってたじゃない。」


夫は驚いた顔をしつつ、それから私が想像だにしていなかった言葉を発した。


「すごいじゃん!まだ間に合う、断ったの訂正しろよ。」


体が硬直する。まさかの反応だった。夫は私に働いて欲しいのだ。


「でもー、OOはまだ小さいし、何かあったら・・」


「学童だってあるだろう?っていうかさ、小さいってもう2年生だろう?赤ん坊でもあるまいし。しかも前に勤めてたとこなら融通も効くだろう?俺はいいと思うよ。40からだと最就職も難しいって言うし。まさかこのまま一生家にいるわけでもないだろう?」



「・・・分かった。間に合うか分からないけど・・明日電話で聞いてみる。」


勿論これも嘘だ。そもそも誘いの電話なんてないのだから。虚しく嘘に重ねた嘘の言葉がリビングに響きわたる。私が外で働かない理由ーそれは、「夫が反対している」という免罪符があったから。それがなくなった今、そろそろ外に出る準備をしなくてはならないのかもしれない。
それは思い掛けず、割と早い時期に来たのだ。
嘘をつくと、回りまわってしっぺ返しが来る。学習能力のない私は、いまだその過ちを繰り返している。



























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